やわらかな月が水面にうつる
すくったらきっと絹ごしの豆腐みたいなんだわとひとりごちる
せわしない烏が塵を漁る
捕まえて焼いたらプラスチックがでてくるんだろう
妖怪じみた義母を介護する
...
出だしに余計なセリフを付け足したりすると
「俺の作品を侮辱しよって、オマエにはもう歌わせん!」
などと作者の怒りを買ってしまうことになりますので
決してしないようにお願いします
ってなこと ...
曇天に溶ける花びら 頬 目じり
花冷えに持ち寄る肌にふる夜よ
うち側に空を描いた傘、卯月
ぶらんこを揺らしてもなお遠のいて
自然はいつも私を通りすぎる
私の存在などないとでも言うように
時に淘汰されすりきれた人生も
愛した男に別れを告げられても
自然は本当に確かに
私をすりぬける
けれども思う
...
賞味記念日 6月31日
前半の締めくくりの この日に
得意技の 値段が清算される
凹むも上がるも
後半の12月32日に 響きわたる
凹んでられない
飛び ...
包丁の音
切られた胡瓜が並んで
汗ばむ肌に風そよぐ
*************************
実際は初夏にはまだ早い気もするのですが、初夏の気配を感じたので。
「幸福になる必要なんかありはしないと、自分を説き伏せることに成功したあの日から、幸福がぼくの中に棲みはじめた。」(『新しき糧』アンドレ・ジイド)
今、駅構内、ホームから階段を、足 ...
暗いビルの廃墟の間を
一人の男が歩いている・・・
彼は既に亡霊達に取り憑かれている
メロにルカにアンジェリーナ・・・
どれもこれも彼が愛し
そして殺した女達・・・
今宵、月は煌々と輝き
...
突然 私信が来た
それはぼくが詠んだ詩に
ついての批評ではなく
その詩を契機に
その人物の思想・信条を元に
ぼくの思想・信条を問うものだった
一通目は言葉は荒いが論理的に
皇室に ...
するすると滑る皮下にはとくとくと
詰まる水気の多い蜜の脈
悩むのを止める良くはならない違いなど
生まれた幹が違うのだから
寝た後に晴れる身なら良かったの
開いたまぶたに映る霧
...
音は空気を通過するだけで屈折する
光は水を通過するだけで屈折する
事実は脳髄を通過するだけで屈折する
視た
聴いた
嗅いだ
触った
経験という名の感覚の残滓は
時間を刻むことも ...
僕には見えない
遠くが 見える
そこで 生きていくことが
僕は 夢を 見ていた
そこで 一体 何を 見たのだろう
音楽を 夢で きいていたのかもしれない
心の底から遠ざかっていく
だけ ...
≪さいごの夜≫
自動改札機は水槽で
中に魚が住んでいる
という夢
をみている魚が居て
自動改札機の水槽を
...
火星人
火星人転んだ
火星人まろびつつ
火星人しりもちついた
火星人雷落ちた
火星人とんがった
火星人おとといきた
火星人二本足だった
火星人地面にたく ...
摘まれるのならあなたの指先で摘まれたいとささやく、
生まれたばかりの黄緑色の新芽は、ニンフの羽のよう
にやわらかいけれど、たちまち老化する残酷な御伽話
を内包して ...
屋根瓦は濡れ色で
雉の音と喧嘩する
遠く電光に溶ける頃
時折冷ややかに鐘の音が重なる
もうまもなく 沈んでしまうわ
月まで誘う鉄橋をご覧なさい
ほらごらんなさいよ
叙景 蠢き ...
この世にある真実のうち
死ぬまでに知ることができる
辿り付く事ができる真実は
いくつ用意されているのだろう
今あるものが実はないものだったとき
我々は生きていけるのだろう ...
クラシックを聴かせて育てると乳牛の乳の出が良くなり植物が生き生きするという
それは聴かせている人間の心こそが和らいで生き物に伝わるからだろう
人が優しく生き物に接すると生き物は喜んで元気になるとい ...
四月を追いかけて四月に転落する
「僕たち」は「僕たち」のままで歩き、
「僕たち」のままでいなくなる
冬がとけていく
春が春に春を春よ
濡れたアスファルトを引っ掻いていく自動車の群れ
時間が ...
私のついた嘘が
ひとり歩きして
本物と変わらない姿をして
私の前に現れる
そうしたらもうわからないじゃないか
嘘をついてすぐ嘘だよ
今の嘘だよと笑えるぐらいなら
いいのだけれど
...
目に見える光を求めて、
街を彷徨って居たら、
何時の間にか此処に来てしまったんだ。
左目隠した僕は、
街灯の下、君の影が伸びているのに気が付かなかった。
人形抱いた君の冷たい目が、
何か言 ...
春だから育て過ぎます 槍などが貫いているあいすべき塔
語り尽くせないけれど
日々の糧と健康で
働けることに感謝
こうしているだけで
心責してしまう
お湯を沸かして
お茶にしよう
忘れたりしない
主人公はいつもの脇役に戻り
四月初旬の苦味を噛締める
午前九時 窓の外 雨音はバスドラム
僕は憂鬱を声にしてただ吹き飛ばす
色彩などとうの昔に失ったという
無色透明の夢を ...
大震災が起こった
多くの日本人も世界各国も
被災者に被災地に心を寄せた
だが原発から放射線が大量に飛散した
その年の漢字は《絆》と云う文字が選ばれた
そして一年が ...
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やっとこ咲いた
桜の前で
人々は
デジカメやケータイの
シャッターを切るのに忙しい
かくして
ひとひらに宿る
いのちの姿は
小さなSDカ ...
生き物たちの銀河
モクレンの銀河
サクラの銀河
ハナミズキの銀河
ツツジの銀河
五月へ通う銀河
生き物たちの銀河
色彩や
香りや
水気や
...
君が足りなくて
僕は
からからで
すかすか
君が欲しくて
僕は
つらくて
頭が壊れる寸前
僕
を
君
で
いっぱいにしたい
苦しいぐらい
...
蝋燭のような
ハンカチが手品で固まる
ヨーロッパの香りがする
植物のような
モクレンはそんな生き物だ
木に花の咲くふしぎ
サクラよりはやく
オレに告げてく ...
俺は正直でありたいと願った時
嘘をつきたくないと思った時
君は「あなたの強さはある人を護るけれど違うある人を傷付ける。」と言った
そして悲しそうに微笑んで微かに首を横に振った
君のその言葉が俺 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
日常
田園
自由詩
4*
12/4/5 16:58
玉袋さん
花形新次
自由詩
2
12/4/5 14:44
ぶらんこ
はるな
俳句
2
12/4/5 14:35
自然
田園
自由詩
5*
12/4/5 13:40
賞味記念日
朝焼彩茜色
自由詩
1*
12/4/5 13:31
胡瓜の初夏
れもん
自由詩
2
12/4/5 12:20
ロディアA5ノート2011.6.2.木
榊 慧
散文(批評...
0
12/4/5 12:12
魔に魅入られた男
yamada...
自由詩
0
12/4/5 11:40
私信
HAL
自由詩
1
12/4/5 11:12
桃始笑
やや
短歌
4+*
12/4/5 11:07
無知
……とある蛙
自由詩
12*
12/4/5 10:05
_
番田
自由詩
1
12/4/5 9:32
みなそこ(X)
投稿者
自由詩
4+*
12/4/5 9:18
火星人
ジム・プリマ...
自由詩
3*
12/4/5 8:55
茶摘み
そらの珊瑚
自由詩
10*
12/4/5 7:57
ボンネット
しべ
自由詩
2
12/4/5 7:17
祈り
marux2
自由詩
5*
12/4/5 6:47
朝のお願い
たにい
自由詩
2
12/4/5 6:46
春へ
めー
自由詩
6
12/4/5 3:28
嘘と麦チョコ
灰泥軽茶
自由詩
11*
12/4/5 2:19
街灯
雅寛
自由詩
1
12/4/5 1:25
pisa
佐藤真夏
短歌
2*
12/4/5 0:23
挿絵
杳
自由詩
3
12/4/4 23:42
雨
Utatan...
自由詩
4
12/4/4 23:35
《絆》
HAL
自由詩
4+*
12/4/4 23:26
カード型記憶装置
そらの珊瑚
自由詩
19*
12/4/4 22:47
生き物たちの銀河
吉岡ペペロ
自由詩
4
12/4/4 22:29
君だけ
ジュリエット
自由詩
0*
12/4/4 22:22
モクレン
吉岡ペペロ
自由詩
6
12/4/4 21:55
Honesty
文字綴り屋 ...
自由詩
0+*
12/4/4 21:27
3138
3139
3140
3141
3142
3143
3144
3145
3146
3147
3148
3149
3150
3151
3152
3153
3154
3155
3156
3157
3158
3159
3160
3161
3162
3163
3164
3165
3166
3167
3168
3169
3170
3171
3172
3173
3174
3175
3176
3177
3178
4.78sec.