何度も何度も
すべり降りた
体育館の屋根の上
つばめの弟
やってきて
もう帰ろうか
額をつけた
横断する春の粒子
ずっと眺めていたけれど
探しにいこうか
遠い昔に流された
小さな ...
かっ、火事だ!俺のことはいい、君は早く逃げんだ!
だからあ、俺も引っ付いてるんだって・・・・。
※ まぁそういうこともあっていいじゃないか。
無数の蝶々のはためきの方がかもめの鳴き声よりずっと気になるじゃないか、と誰かが言ってでも誰もその間違いを指摘しない。間違いとは根本的にそういうもので ...
私が、
虫になりたいと言ったら?
彼ほど大きくなくていい、
気のまま葉っぱを食む小さな毛虫になりたい
成長して蛾になるのもいやだ。
蝶はもっといやだ。
毛虫はさなぎになって、
硬い殻 ...
うまれると
もれなくしが
やくそくされる
しはなんだろう
うまれるとは
いきるとは
なんだろう
わたしはいま
はるをまっている
りゆうもなく
まっている
...
君を想ったら
涙が溢れたよ
声にならないくらい
泣いて
泣いて
泣いたよ
君はわかってるのかな
ごめんね
泣き虫で
ごめんね
だめな彼女で
君に迷惑かけて ...
ついに
はくさいになりました
そのしろい
ねんれいになるまで
どれほどのたんじょうとしが
くりかえされたことだろう
わたしもいつか
はくさいになれるかしら
...
赤茶けた数艘の漁船が
死んだように泊まっている
コンクリートでできた堅い半島は
港と呼ばれる寂しい場所だ
秋の空の蒼い果てで
透明な名も無き巨人が
白雲 ...
息を吐きながら目をつぶり
そして「さよなら」と言って君の顔を見つめる
簡単なことさ
10秒もかからない
でもその10秒間を僕はずっと
きっと忘れられないだろう
だからせめて「もう愛 ...
幸せが逃げていく速さと
不幸が追いかけてくる速さの
どちらが速いのかが
長く生きてきたのに
幸も不幸も味わってきたのに
いまもって
私にはま ...
川をみると
カラダの中に川があるように思い
海をみると
以前に海にいたように思う
古い教科書のような山は
常にそこにあり
捨てようとしても捨てられない
どこからきて
どこへかえ ...
何かが{ルビ蠢=うごめ}くのを背中で感じた
後ろを振り返れば
モゾモゾと動きまわる
何一つ微動だにしない筈の
心の虫は笑いながら蠢く
痒さは手では届かず
イライラで集中できない
...
はじめての電話口での溜め息は
恥じらいながら憧れの色
「何色か聴いてみたいなきみの声」
「歌った声に似ているみたい」
話す声は低いのに不思議だよね
愛(かな)しがる声は高くな ...
夜に心があったなら
きっと淋しい心でしょう
闇夜になるのが
淋しくて
誰かを想わずにはいられない
星に心があったなら
きっと淋しい心でしょう
たったひとりで
何億光年旅をして
誰 ...
誰か知らないか
人工衛星しか登場しない
SF短編小説を
その作品を見い出したSF作家は
それを書いたSF作家が残すに価する作品は
その一編だけだと評していた
でも確かにそのSF短編 ...
森の奥深く
たった一滴の水を源流として
川が生まれた
水のゆく
みちすじが川となり
やがて河となる
高いところから
低いところへ
流れていく
河が長い旅を続けるのに
パスポ ...
東所沢で待ち合わせて関越にのる
風は冷たいが僕のラパンは軽快に跳ねる
彼女はETCをATMといいまちがえるような良い詩人だ
三芳PAで彼女持参の昨日の残りのおでんと塩オニギリ ...
現代音楽のようでいて
懐かしい旋律も現れたりする
シマノフスキーにはそんなピアノ曲が多い
冬の夜に近い朝
外灯は暗い空に圧されるように
地に貼りついていた
柔らかな天地の香り
宇宙から与 ...
ぼくが来た道に横断歩道はあっただろうか
君はちゃんとぼくを渡れただろうか
傘を畳みながら
石段を踏みしめる
雨の日に投函した手紙は晴れの日に届くだろうか
花束に深く沈んでいった君
曇り ...
今を頑張るための
エネルギーに変わるキモチとは
何なのだろう
褒められる喜び
理不尽な世への怒り
空っぽの哀しみ
週末の楽しみ
あの人への愛や
失敗への恐れ
過去の ...
見つかることのない場所で
隠れてるんだって信じてる
そしたら僕が生きてる証拠は
いつか消え去って
シュレディンガーの僕は
世界の因果から切り離されて自由になるんだ
遠くの高速道路か ...
ドと
ミと
ファが
雪と一緒に降り出した
見上げた頬に
ドが落ちて
懐かしい匂いがする
ふるさとの無人駅で貰った
ミルク味の飴玉
柔らかくて甘い
右手を差し出すと
ミ ...
いつも私を見ているくらげは
どうしてそんなに嘘をついてばかりいるのかと
鈍く光る
私の中の嘘を全て吐き出してしまったら
なにが残るのだろうか
うすうす気づいてはいるのだけ ...
いつも あるのは
ない 何も
信じている それを
何もないということだけ
そこに
「悩み」という荷物を
背負えば
世界にひとりであるように
ずしりと肩に、喰い込む。
高層ビルの39階から
ビルの足元を見下ろせば
無数の蟻の人々が
うようよしている。
...
紙の命が燃えていく
きみは手をのばす
霙が灰になっていく
ふと立ち止まり仰いだ夜空に
一瞬、星は流れ
願いごとを言う間もなく
黒い幕の裏側へ
しゅぅ・・・と消えた
もし、あの一瞬の光が
無限の宇宙に含まれた
一人ひとりの一生なら ...
「ううん、きてくれてありがとう」
そういって僕は紅茶を注いだ。
「熱いから気をつけて」
「ありがとう」
再び静寂が訪れて、紅茶の香りが強くなる。
風の音がきこえる。カタカタと揺れる窓 ...
元素周期表を寝るまえに眺める
素粒子の大爆発のあと
なぜ最初が水素原子だったのかを考える
宇宙誕生の38万年後水素原子は誕生した
そして宇宙誕生の4億年後
水素原子どうしが核融合してヘリウム ...
かがやく咳に
照らされる塔
海とまぼろし
跡のない浜
灯を燈しゆく
城の住人
波を見るたび
灯の数を忘れる
鏡と原
かたち無く
落ちては拾わ ...
日付順文書リスト
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カテゴリ
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日付
方舟
日野
自由詩
6*
12/2/10 21:16
写真を見てひとことvol.32
花形新次
携帯写真+...
0
12/2/10 20:57
うみねこが待ってる。
ブロッコリー...
自由詩
1*
12/2/10 20:42
ヘルベチカ
〃
自由詩
1*
12/2/10 20:26
約束
小川 葉
自由詩
4
12/2/10 20:13
ごめんね
ジュリエット
自由詩
1
12/2/10 20:03
白歳
小川 葉
自由詩
1
12/2/10 19:58
港
草野春心
自由詩
8*
12/2/10 17:43
Time Over
文字綴り屋 ...
自由詩
0*
12/2/10 15:31
速さ
HAL
自由詩
2
12/2/10 13:14
青い風
朧月
自由詩
4
12/2/10 13:13
心の虫
subaru...
自由詩
20*
12/2/10 12:00
色と声
たちばなまこ...
短歌
13
12/2/10 10:30
星月夜
そらの珊瑚
自由詩
18*
12/2/10 10:29
隊列
HAL
自由詩
4
12/2/10 10:24
ボーダーレス
そらの珊瑚
自由詩
5*
12/2/10 8:46
玉川温泉♨
梅昆布茶
自由詩
9+
12/2/10 7:28
シマノフスキーの調べ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
6
12/2/10 7:25
余韻との対話
空丸ゆらぎ
自由詩
13
12/2/10 4:15
エネルギー
次元☆★
自由詩
5*
12/2/10 3:40
春に海月
竜門勇気
自由詩
2
12/2/10 2:37
ファ
かぐ
自由詩
2
12/2/10 2:15
そんなくらげ
灰泥軽茶
自由詩
8*
12/2/10 1:41
あまり読まれるべきではない人に詩は
番田
自由詩
1
12/2/10 1:32
遠近法
服部 剛
自由詩
4
12/2/9 23:59
mizore
mizuno...
自由詩
0
12/2/9 23:56
流れ星
服部 剛
自由詩
3
12/2/9 23:43
pendius
mizuno...
自由詩
0+
12/2/9 23:38
原因しかないのだ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0
12/2/9 23:33
降り来る言葉 LVIII
木立 悟
自由詩
4
12/2/9 23:31
3135
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3169
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3171
3172
3173
3174
3175
加筆訂正:
心の虫
/
subaru★
[12/2/10 16:58]
最後の方を修正しました。
4.96sec.