昨夜は隣の部屋に住んでる売春婦のヴィッキーがよほど景気が悪いのか自室にまで客を連れてきてあああんたのキャノンボールとてもステキなんてよく分からないことを言ってヨガるものだから俺ときたらえらい寝 ... 夢を見たのは僕で
明日を見たのは君だった

現実だって本当はわかってた。

はらはらり

粉雪が手の上で溶ける

それぐらいの時間で一番大事な何かが変わった気がした

粉雪みたい ...
ふいに巻き起こる北風に 
働くおばさんの手にした 
書類は飛ばされ 
ガードレールの下から 
川へと落ちそうなその時 

ほっ!と短い足が出て 
サラリーマンの
きらりと光る革靴から  ...
自由とは 
小さい両手を左右に開き 
仰向けのまま瞳を閉じる 
0歳のきみの姿 

両腕の翼を広げ 
きみは今 
夢の空を飛ぶ天使だ 

いつからだろう? 
僕等が大人になるにつれ ...
あなたは
黒いショールの隙間から
少しだけ
見せてくれた

嘘も真もなく
構えもせず
力を抜いて
雲間の月のように

鉄筆で深く
刻まれた詩
人生の一片一片
散りゆく時を知り ...
ぱらぱら降って
ころころ転がる
小さな白い粒々はあらあられ
掌すうっと冷たくて
口に傾け含んだら
なんだかお菓子のようで
甘くはないんだけれど
いつかの記憶がつまった氷菓子
淡くぼやけ ...
今夜を歩くひとはみな

まあるい月を見ているのだろうか

月のまわりには黄がにじんでいる

そこを小さな点滅が過ぎてゆく

何十年もまえに始まったことを

証明するかのようなまあるい月

ぼくらにはも ...
風をたべていた鳥は
夢をたべはじめるようになってから ずっと
お腹をすかせ
風は
その鳥をたべたせいで
空を吹けずに
地を這うようになった

たくさんの綻びた男たちと
肌をあわせてき ...
体が溶ける謎は説けぬ

君は去った街に残るのは

涙の水溜まり

途切れなく続いている毎日

心の端の方では落ち着くらしい

ほどけなくなった靴紐には

最終的にハサミの刃をあ ...
部屋にあった服のいくつかは      
わたしに合わないものでした

一番うえの兄のことを
二番目の兄が幾度も   
同じように語るのを
わたしたちは
雪の音をききながら
気にしました ...
世界は美しい

人はやさしい


その裏にある悲しみを

決して忘れない
心が泣いて身体が泣いた

だから私は涙を流した

そうして涙の行く先を

しっかりと見届けた


私は今でも

私のものだ
優しかった思い出や

それにまつわる様々な笑顔や話し声を

忘れたわけじゃなかった。


ただ時々蹴飛ばしたくなる。


散らかった洗濯物みたく。

転がった空き缶みたく。
...
自動ピアノは
ひとの手がなくても
自分で鳴れる

黒曜の黒鍵
白亜の白鍵
八十八音の音の鍵

自動ピアノは
ひとの手がなくても鳴れるけれど
弾かれたことがあるので
ひとの手を覚え ...
君の闇の中を
僕は走り続けてるんだ

寂しい
寂しいよ…

どこにいるの?

どんな遠くに行っちゃったの?

もう戻っては来ないの?

こんなに真っ暗な心なのに
お月 ...
365日幸せに笑って過ごせたら良いねと歌う男がいた
渋谷の緑色の電車の前でそう歌う男がいた
そんな世界があったら意地でも叩き潰してやると心の中で呟いた後に
半蔵門線に乗って九段下で降りて靖國神社 ...
脇の青い剃り残しを見て
涙が流れた
跡形もないよりも
何かがあったとわかるほうが
ひとは悲しい
生まれてきたから
生きている
死ぬ理由もないから
生き続けるだろう

過失や
嘲笑の恐怖に
おびえながら

ひとの顔や
ひとびとの声に
おののきながら

しかもなを
五感を ...
どちらへとひと言尋ねると
ちょっととひと言返ってくる
誰をとまたひと言尋ねると
ちょっととまたひと言返ってくる
返ってくるんだが
その後のひと言を持ち合わせない僕なのである

見あげれば ...
君のカタチを
いつまでも覚えている
私の躯は
過去と現実
半分づつで出来上がった金属

明日の蹄で
ノックすれば
カーンカーンと
音 響かせる

錆びてしまえば
捨てられるのに ...
残念だけれども
それじゃあ福祉は
成り立たないんだよ!

君が言った、受け容れられない性格や
相性が合わないことを理由にして
園生の世話は
相性の合う人に任せるといい
って話だけど
...
デジタルは賢明なペシミストに対して
アナログは能力のおとるオプティミスト

デジタルは脆弱
アナログは強靭

デジタルは繊細
アナログは頑健

デジタルは弱虫
アナログは強者

...
失うものがなにもなかったなら

あなたとわたしは色でいられた。


あなたにもある。

わたしにもある。


子供なりにも事情がある。

大人にだって事情はある。
...
杉の林は等間隔に植えられている
不要な(人間にとって)
細い横枝は
ばっさり切り落とされて
そのまま
そこらに置いておかれる

君らは要らない枝なんだ
役にたたないものを
育てるなん ...
ぼくたちのチューブウェイは幻想の未来をつらぬく迷路なのだね

ぼくのすべての細胞が未来を志向しているわけではないのだよ

多くは懐古趣味でとてもノスタルジック


彼女はじぶんのいたみを ...
{引用=




 音を立てながら崩れていく我が身の
 なんと愛しいことか


 (耳、口、指、踵、その諸々から浮かんでは消えた
  その事実に「 」をそばだてて
 浴室の蒸れ ...
妬み、人を羨んで

時間は止まったまま

でもふとした時に還るんだ

で、悔しくなる

自分が惨めにもなるよ

なんにもできないんじゃないかって




今から目を逸らし ...
言葉はいつも確かだった
何もないということが
私には
雲が空を超えていく時
時が空間の中をさまよう
夜の
途絶えることのない迷いの中で
どこにいくのだろう
悲しいくらいに突き刺さる
鋭すぎる神経の先っぽ
丸みをおびて
いつでも笑っていたいのに


心が身震いする瞬間に
目に浮かぶのは同じ顔で
それだけでもう答えは出ているのに
別の答 ...
唇のほくろをただ一心に吸い続けていたい

ひとを受け入れてゆくこと

おなじ苦しみのなかで信じられる存在でいたい

自己をかさねてなにものかを畏れる

そのなにものかと約束しよう

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
売春婦のバギナには意外と詩が沁み込むホロウ・シカ...自由詩4+*12/2/9 0:40
ゆき自由詩312/2/9 0:16
正義の味方 服部 剛自由詩4*12/2/8 23:48
天使の羽 自由詩312/2/8 23:21
尊敬をこめてただのみきや自由詩12*12/2/8 23:07
あらあられ灰泥軽茶自由詩4*12/2/8 23:07
存在の永遠吉岡ペペロ携帯写真+...412/2/8 22:21
風の折れる音(「末路」改稿)草野大悟自由詩4*12/2/8 21:19
とりあえず全部なくすことにしたこめ自由詩1112/2/8 21:18
ノエルふるる自由詩8*12/2/8 21:11
世界の美しさ永乃ゆち自由詩1*12/2/8 20:21
涙の軌跡自由詩1*12/2/8 20:19
明日になったら自由詩2*12/2/8 20:15
ピアノフォルテ小池房枝自由詩8*12/2/8 19:53
孤独の闇を走るジュリエット自由詩112/2/8 19:35
パトカーと星条旗と太極旗と他にも色々燃やしてから眠る虹村 凌自由詩512/2/8 19:31
痕跡花形新次自由詩2*12/2/8 19:23
無題 3浩一自由詩112/2/8 17:12
後ろ姿自由詩512/2/8 17:00
形状記憶合金そらの珊瑚自由詩5*12/2/8 15:14
次郎先生のこと板谷みきょう自由詩2*12/2/8 14:01
対位HAL自由詩312/2/8 12:16
群青色の日自由詩312/2/8 9:58
杉林そらの珊瑚自由詩5*12/2/8 8:55
オーバードライブ梅昆布茶自由詩812/2/8 7:45
入浴賛歌山中 烏流自由詩2*12/2/8 6:35
自由詩112/2/8 3:42
詩を 書いた 夜番田 自由詩312/2/8 1:57
AquAri...自由詩212/2/8 1:46
唇のほくろ吉岡ペペロ自由詩112/2/8 0:31

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