1、むしゃくしゃしてやった
2、大恐竜展の破壊の思い出
3、あの娘はトラック
4、踊り場にて
5、職安通りコンチネンタル
6、GoJapanese
7、ゆめのある人
8、あの娘はトップブ ...
7年前の皐月の深夜だった
寝返りが打てないと眼が醒めた
左半身がまったく動かない
何かがおかしいと
右半身で左半身を転がし
ベッドから転げ落ちる
電話まで這っていきながら
救急車 ...
何をためらっているの
細胞が覚えているでしょう
心が脈打つ度に感じないの
いのちを抱きたいのでしょう
肌が泣くほどに抱き合えばいいよ
後付けの科学は興味深いけれど
あなたはあなたをもっと
...
きみに伝えたい想いが
きみに伝わらない想いが
心から溢れて
涙となって
瞳からこぼれ落ちる
きみを想って溢れた涙は
渇いた土に吸い込まれ
大地の小さな潤いとなる
き ...
自分が何者かを知りたかった
今はイザベルおばあさん愛用のひざ掛け と
呼ばれているのだが
もともとどこから来たのだろうと
人間たちの間で流行っている
自分探しというものを
し ...
ちくしょう!
畜生畜生ちくしょう!
と いう波 何度来ただろう
生きていて
どうして人は
他人の不幸やかなしみへ
軽く哀れみの言葉の一つでも投げてみれば
反応次第で
次から ...
にじのうらがわに
手を伸ばしたら、なにがつかめる?
{ルビ感覚質=クオリア}にとらえた{ルビ藍色=インディゴ}は
空色より哀しみに近く
ながく 長く尾を引いて叫びまわる。
...
言葉と涙を奪われて
不遇に嘆く子供がひとり
げに恐ろしきは何も憎まず
ただ仰ぐ空の青さに身を任せる事
そんな悲しみ方を
そんな小さな体で
あの声は誰に届くんだか
言葉にな ...
君を想って生まれた
名もなきうた
君と出会って変わった僕の世界が
全部つまったこのうた
君への僕の想いが
包み隠さず溢れたこのうた
君に聞いてほしい
このうた
...
JRから東武線への通路は朝から混雑し
僕はひたすらまっすぐ歩く作業着の僕を
高い窓の外から眺めている
通路の真ん中には真っ赤なテープが貼ってあるのに
右にも左にも進行方向を示す矢印がなくて
...
僕は存在した
一人であることのなくなった 僕は
無数の繁みの中に見えていた
確かな イメージの世界から 逃げ出した
フランスパンの上を滑るジャムが
すごく輝いて見えた朝だった。
泣いていたからではない。
太陽が特別キラキラしていたからだ。
未完成で中途半端な私を
...
台所の流しの前に突っ立ってひとり
母が黙々と八朔を食べている
手際よくむかれては口に運ばれる寸前を
遠慮なく横取りした 娘だった頃
母の顔はおいしそうでもうれしそうでもなかった
自 ...
いけんをいえと
あなたはいう
いけんはないと
わたしはいう
それでもいえと
あなたはいう
いわなければ
ころすとせまられる
わたしはあなたに
いけんととも ...
全身麻酔の胸がメスで開かれ
肋間がスペーサーで広げられる
心臓に手が差し入れられる
教授クラスの執刀の下に
横たわるのは天皇であれ
一人の小さな老人の体だ
陛下も年を取った
平成になって ...
古く錆びれた配管の中で
ライトを咥えて屈みこんでいる
作業服に目出し帽、ジーンズの尻は破れ
左手で右手を押さえている
くそったれな血め・・
鍋つかみだってなんだっていいからしておくべきだった ...
4月に、
生まれてくる女の子(らしい)、
ぼくの子供。
名前を考える。
妻の語感を甘やかしながら、
ぼくが整えてゆくことになるのだろう。
ばんび
って可愛いよね。
ざじ
...
パタゴニアに行って大土地所有をして暮らしたい 職業適性としては封建領主などが向いていると思う
こどものころ
やさしい
おばあさんがいた
となりのいえの
おばあさんだった
こしをまげて
わたしのあたまを
なでてくれた
おばあさんは
いつからか
いなくな ...
空は短く
銀の上に立ち
冬は冬をめがけ来る
次々と次々と突き刺さる
次々と次々と遠去かる
夕陽に押され
倒れる鉄骨
北の北を向いている
冬の指の
影だけが動く ...
夢の中で君に会った
すごく優しくて笑顔が素敵な
いつもの君だった
でも
今の君は私の連絡を無視するぐらい
それが悲しくて
寂しくて
不安で
泣いた夜もあったよ
...
一緒に食事をするときは
3つ離れたテーブルに座ります
電車はひとつ遅れます
あなたの姿の端っこが
見えてるくらいの所にいます
急に踏み込まれると
うろたえてしまうので
校庭か ...
はじまりは喉笛で、下から上まで続く階段が蜷局を巻きながら地球を埋めているときに、経血間際どもの血みどろは表される。
よくわからない管の奥から送り込まれる液体の炎がじゅうじゅう鳴いていて、ちぎれそうな ...
野の兎
降る雪ものともせずに
跳ぶ
野兎にとって
視界のきく
晴れわたった銀世界は
好ましい環境とは言えない
狐や鷲、鼬といった
天敵の眼に自分の姿を曝してしまう ...
番台の玩具イジリ。
退屈はいつだって二乗傾向。
練り込まれた時間を、あざ笑うかのような
冷たくも温かくもないプラスチック片(変or辺)ども(どもっ!)
年季の入ったベニヤは
〇(マル ...
あなたの闘い続けた十三年に深い敬意を覚えます
妻と愛児を殺されるという
私には計り知れないほどの
かなしみと
ぜつぼうと
うらみと
にくしみの中で
司法という巨大な組織とも闘い続け
...
世界が美しい花のように開く時
人々は皆沈黙している
言葉がそれを讃え 音楽がそれを表す時
人の耳と目は沈黙している
君は
空が降ってきたかのように
目と耳を塞ぎ ...
今、私の目の前に存在するネジを巻いたら
昨日西永福の駅で私に舌打ちをした中年と
再び会えるのだろうか。
もしそれが叶うのであれば
私は迷うことなくネジを巻いて
その中 ...
超音速で舞い降りたガルーダの
尻尾の先にくっついたまま
世間を見てきた烏天狗の出来損ない
それが自分の姿で
嘴はもちろん黄色かった
そのまま部屋の中に入る
無音
嘴と眼をカッと見開く ...
うつくしい人の手はうつくしい形をしていて
やさしい人の声はやさしい響きで伝わって
かなしい人の瞳はかなしい色を浮かべ
さみしい人の吐息はさみしいあたたかさでした
冬の貧弱な太陽光だって ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
222
馬野ミキ
自由詩
10
12/2/22 11:27
谺
HAL
自由詩
6+
12/2/22 11:10
ためらい
たちばなまこ...
自由詩
15*
12/2/22 10:25
雨
ジュリエット
自由詩
2
12/2/22 9:42
ウールさん
そらの珊瑚
自由詩
9*
12/2/22 9:32
誰か
唐草フウ
自由詩
11*
12/2/22 7:46
seven colors
高原漣
自由詩
0
12/2/22 2:39
no more
汀
自由詩
0
12/2/22 1:45
名もなきうた
ジュリエット
自由詩
1
12/2/22 1:38
祈りの船/サイン・アウト
茶殻
自由詩
2*
12/2/22 1:35
_
番田
自由詩
2
12/2/22 1:19
いちごジャム
晝
自由詩
3
12/2/22 0:59
八朔
とろりす
自由詩
8
12/2/22 0:00
意見
小川 葉
自由詩
5
12/2/21 23:44
経過
salco
自由詩
7*
12/2/21 23:30
男が
mizuno...
自由詩
3
12/2/21 23:03
女の子の名前
はだいろ
自由詩
8+
12/2/21 21:48
ゲムチャー
6
自由詩
0
12/2/21 21:19
更地
小川 葉
自由詩
3
12/2/21 21:13
羅睺震芯
木立 悟
自由詩
4
12/2/21 20:52
君への愛
ジュリエット
自由詩
1
12/2/21 20:47
縷々
mizuno...
自由詩
1
12/2/21 20:32
蛸足都市
鯉
自由詩
2
12/2/21 19:16
野兎
杉菜 晃
自由詩
8*
12/2/21 17:10
人生欲場
yuugao
自由詩
2
12/2/21 17:00
祈りをこめて
そらの珊瑚
自由詩
4*
12/2/21 14:04
一艘の船
yamada...
自由詩
4
12/2/21 12:24
それは繰り返すことの美しさに似ていた
中山 マキ
自由詩
7*
12/2/21 11:35
チューニング2
……とある蛙
自由詩
10*
12/2/21 11:34
きみは来る、風と一緒に
あ。
自由詩
7*
12/2/21 9:33
3137
3138
3139
3140
3141
3142
3143
3144
3145
3146
3147
3148
3149
3150
3151
3152
3153
3154
3155
3156
3157
3158
3159
3160
3161
3162
3163
3164
3165
3166
3167
3168
3169
3170
3171
3172
3173
3174
3175
3176
3177
加筆訂正:
死んだ目をした警官に海
/
民次郎
[12/2/22 7:34]
2012、2,22 七時三三分 修正
木莓(モミジイチゴ)
/
Giton
[12/2/21 17:07]
12.02.21.最終行手入れ
6.31sec.