オカリナの吹く頃
丘に 咲いて欲しいな チューリップ

四種類の 色が 見れる 筈なんだ
富山県産の球根 四粒

球根を 包んでいた紙に
書いてある

いずれも 一重咲
「いち ...
 
 
犬の耳を触る
どこか遠くで
冷たい信号機と
同じ匂いがしていて
生きていくことが
懐かしく思えた
今日、初めて
歌を作った
雲の下に捨てれた
鍵盤のないピアノに
腰掛け ...
  朝、目を覚ますと
  部屋の天井に
  吊革がずらりと並んでいて
  風もないのに
  微かに揺れていた



  隣家からはテレビの
  ごみごみした音声が響いてくる
...
打たれた杭も

ただの力不足だった

棘のないバラのような乙女は

ファンデーションの色を変え

肌に普通に合わせてゆく ふつうの色に


少しばかり上げた口角は

杭を打っ ...
ししゃが
ながれていく

ゆきしろの
かわをくろく
にごらせて

ゆきという
しろいかたちを
うしなって
ぶりの
めだまをたべた

ぶりだいこんに
はいっていた

アラだから
とつまがわらった

ぶりは
だいこんをみていた
窓を開ければ
東急田園都市線が見える
桜新町の駅が見える
(見えねえだろっ、地下鉄なんだから)
ノリスケ、ノリスケ
ノリスケおじさんが
私に色目を使ってる
ざわめく心よ
嫌悪感よ
変 ...
ぼくは訪れた
ヒロシマも
ナガサキも
アウシュビッツも
もう詩にはしない

それはそこで消えた
魂を穢すこと
そのものであるから

まるで言葉の
ハイエナにも
似てる気がするか ...
腐敗するモノの向こう側に
生命を見出したくて

窓際にずっと
リンゴを置いていた彼は

リンゴの腐敗と
それを肥しにして、生まれる
蛆虫を見て、それから、悔しそうに、死んだ

僕は ...
あなたからの連絡を待っているときが淋しい 
─窓を見つめる


電話がきておしゃべりしている時が淋しい 
─言葉がつづかない


三〇分話して切ったあとの余韻がさびしい 
─胸が震え ...
虹はいいな
たったの七色で人を幸せにする
虹の端と端を
想いでつなげたら
希望の円になって
七色にかがやく
地球になればいいな
日ごとに沈む陽をすい込むので
黄色になるのかしら
彼と彼女たちのやさしいくちづけの為に
そよと風は吹く
ふれあうように抱きしめ
愛をささやいて
微笑むの
いちめんの菜の ...
風の匂いがあなたの胸においてある(ヨリソウヨルハイツデモトオイ)
真夜中のこころのようにみうしなうやさしい夢になれていなくて
口づけをしたゆび先におわかれをいうまで春は檻だったのに
白菜 ...
 盲目なる野人
 陰湿なる大臣
 獰猛なる娼婦

血なまぐさい
人間臭い人間どもがはびこっている

パンをくれパンをくれと叫んでいる女の子は
首に首輪をつけられて
母親 ...
OPA6階のタワレコに 時間を踏みに行く

試聴器イヤホンを耳に刺し リズムをとる黒人

デジロックもラウドックも 若かりし しらけたに 転がり出す

 何か新しいアイディアを

あれ ...
あたたかい記憶
あたたかい身体
あたたかい希望
あたたかいごはん
あたたかい未来
あたたかい読書
あたたかい夕べ
蛇口を開けて
手の感覚がなくなるような
冷たい水で顔を洗う
流れによる
かすかな熱移動で
万年雪の下に
小さな水溜まりを作る
期待に応えようとして

どんな事でもプロセスの合間の笑いに生きた
(ナルシスと詩作についてのテクニック。)

少しだけ無理をして
(真面目過ぎると言われたり。)

純粋な気持ちで心から ...
お稲荷さんを歩いてたら

耳の千切れた猫が一匹

やぁやぁ久しぶりおやつをちょうだいなと

お前と会うのは初めてなんだがなぁと

仕方がないからリュックを下に降ろして
開けようとする ...
 
あなたはわたしの大切なものを奪っていきました
 
わたしの初恋です
 
黒い帽子にスーツ
銃の打ち方にぶっきらぼうな話し方
細長い体に低い声
時折見せる優しい目
 
あなたの全 ...
ティッシュ 血 生クリーム
爪 りんご ペントハウス
火ぶくれ 夜 バンドマン
泥船 シチュー 皿

前髪 くつ下 オイル漬け
タクシー会社 午後 螺鈿
うす緑 血 ポインター
ベ ...
Q.いま歩いているこの道は目的地まで続くのか

A.部分的にイエス(真逆に歩いてます)

Q.タクシーは使えますか?

A.部分的にノー(あなたは歩きたがっている)

Q.この女性はあ ...
われ願う

故に彼あり

あなたは

そこにいますか?
烏龍茶の泡が残っているグラスの中で
蛍光灯から降ってきた羽虫が一匹
玉乗りを披露する
懐中電灯のスポットライトを当ててやると
灯りめがけて飛んでいってサーカスは
終わってしまった

ノミ ...
東京は20℃だそうだ

今日は蕾が赤茶けて

さくら木は

粗雑に汚れて見えるだろう

さくら木に

花が咲いたらさくらだと?

そんな勝手な考えを

許してなんてやるもん ...
ずいぶん、
ものもかたづけて、
明日には何もなくなる部屋に、
デリの女を呼ぶ。
よく利用したお店に、
最後に、
感謝のきもちもあって、
電話をしたけれど、
いい子が今日はいなくて、
...
いいひとは愚痴を言う
隠れて愚痴を言う
それを知る私も
少しはいいひと

いいひとは悲しむ
わるいひとにからまれて
それを知る私も
少しはわるいひと

よのなかというものが
いい ...
長いこと
夜空を見上げることなど
無くなっていたから
見上げても
夜空に当て嵌める言葉は
浮かばなかった

街が煌めくのだから
夜空は暗闇にしか見えなかった
私には
煌めく街は だ ...
もうだめなんです
詩は書けないんです
なんて
誰も聞いちゃいないよ
そもそもなぜ
期待を前提に発言すること自体間違っている

あなたの詩は
誰も期待していない

だから胸を張って
...
まおまおと艶めき歩く猫や春
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
オカリナの丘藤鈴呼自由詩2*12/3/31 21:22
age38たもつ自由詩712/3/31 21:08
吊革草野春心自由詩6*12/3/31 20:46
普く華朝焼彩茜色自由詩112/3/31 20:42
雪代小川 葉自由詩312/3/31 19:58
ぶりの目玉自由詩012/3/31 19:32
ワカメのブルース    唄:あわや、ノリスケ!?花形新次自由詩112/3/31 19:01
もう編まないものHAL自由詩2+*12/3/31 18:16
mooring snowhhhma自由詩312/3/31 16:54
心恋図(しんれんず)佐和自由詩512/3/31 16:39
七色の地球朧月自由詩512/3/31 16:31
うたひめとろり自由詩312/3/31 16:01
風、ひゅうひゅう。短歌112/3/31 15:46
変革の前兆田園自由詩112/3/31 15:10
OPA6階のタワレコから朝焼彩茜色自由詩212/3/31 15:04
週末mizuno...自由詩112/3/31 14:43
電熱線自由詩212/3/31 14:30
老衰OZZY自由詩512/3/31 7:00
猫のしっぽ灰泥軽茶自由詩9*12/3/31 3:37
わたしも奪われた次元☆★自由詩8*12/3/31 0:56
今日はるな自由詩212/3/31 0:25
夜の散歩短角牛自由詩2*12/3/31 0:23
方法次説高原漣自由詩0*12/3/31 0:22
玉乗りこうだたけみ自由詩1*12/3/31 0:11
春の勝手吉岡ペペロ自由詩3*12/3/30 23:27
これからくる女はだいろ自由詩412/3/30 23:15
黒と白朧月自由詩112/3/30 22:56
「朧月(おぼろづき)」N.K.自由詩5*12/3/30 22:27
慰めますゆるこ自由詩2+12/3/30 22:19
つむじまがり俳句5*12/3/30 22:12

Home 戻る 最新へ 次へ
3143 3144 3145 3146 3147 3148 3149 3150 3151 3152 3153 3154 3155 3156 3157 3158 3159 3160 3161 3162 3163 3164 3165 3166 3167 3168 3169 3170 3171 3172 3173 3174 3175 3176 3177 3178 3179 3180 3181 3182 3183 
6.19sec.