低気圧にやられてしまった
ランドリーとカントリーのはざまで
祖母は
おぼつかない
見当もつかない
階段が重たく見えるのだろう
すべての輪郭があいまいなリアルにあって
雲が重たくぶ ...
楽園を捨てて生命を買った
楽園を捨てて祈りを買った
時間が動き出した
楽園を捨ててケガレを買った
楽園を捨ててお金を買った
減り続ける自分自身
無限が嫌になって吐き出してもらったんだ
...
桜は散ったけど
想い出は消えない
痛い記憶も甘い記憶も
抱えこんだまま
季節が過ぎていく
夏の葉桜の下で汗をかき
蝉の声に耳をすませ
誰かの視線を感じつつ
愛をやり直し
仕事もやり直 ...
うららかな春の日は
たおやかに花も咲く
吹く風に窓辺はふくらみ
まどろみをさます冷ややかさ
夢見るような空気の揺らぎ
闇をもはらむ光にあふれる
沈黙が
しなやかに這うようで
...
桜の最前列は
そろそろ 奥の細道へと趣く
遊牧民族のカルマを受け継いだ 彼女は
初めての転校生は 杜の都だった
縦長の豊かな6県は
そろそろ 桜の最前列に手招きする
...
からだのどこかでおぼえてる。
きみのこと、いくつかのこと。
ひとにはいえないような、
ひとのことはいえないはなしをしよう。
青信号であしたはすすみ、
赤信号できのうはとまる。
きょ ...
春
虎はその幕の奥深くに身を委ね静かに眠りを始める
兎がその上に立ち
電球のフィラメントでバイオリンを奏でると
そこ一帯は輝いて
学生達の駆る自転車の前輪と後輪が
まるで男女のように踊 ...
もう、いいよ。
もう、踊らなくていい。もう、話さなくていいよ。もう、考えなくていい。もう、叫ばなくていいよ。
もう、息をしなくていい。もう、端から端まで数えなくていいよ。もう、殺さなくていい。 ...
散歩道で見上げた空に
何かが吸い込まれる気がした
夜釣りに行った防波堤で
何かに吸い込まれたくなった
近所の鍾乳洞で
私はとうとう吸い込まれた
現実の中にある非現実に近い場所
灯りと ...
新学期はドキドキする
隣の席にはどんな子が座るんだろう
先生はどうやって席決めするのかな
出席番号順なら名前が近い人だろう
意地が悪い子ならいやだな
可愛い女の子なら学校に行くのが楽しみ ...
上り坂が続く
坂道が
「ごめんね、坂道で」
という
ギアなんてついてない
ママチャリですので
傾斜が上がるたびに
スピードが落ちていく
ペダルが
どんどん重くなる
後悔が
...
空、きみの上に雨が降る
ちんぽの先のがまん汁が
指について糸を引く
ねちっこい雨が
きみの上にかかる
きみの悲しみは
不意に犬のウンコを踏んだとき
それとも不意に踏まれた犬のウンコ
...
笑ったり
泣いたり
怒ったり
誰かを好きになったり
嫌いになったり
妬んだり
悔いたり
スポンジのように
生きている
疲れ過ぎてしまった時は
ぎゅっと
ねじれて
小さく ...
5時半にうちを出て朝一の新幹線で東京にゆく
坂道の向こうでは日が顔を出しているのだろう
まだ見えない太陽で外が明るかった
この時間三ヶ月まえまだ会社にゆく道は夜だった
そしてあの頃ぼくはまだ純 ...
どこまでも拡がる宇宙の果てから
針のその先のずっと奥までが見通せる眼がほしい
火や水や風
どんな重力にも耐えてゆける変わらない筋肉と骨
未知の細菌には負けない内臓器官
見えない放射 ...
ある日ふっと気づいた
言わなくなった言葉がある
忘れてしまった言葉がある
『おはよう』
『いってきます』
『ただいま』
『いただきます』
『ごちそうさま』
『おやすみなさい』
...
気負わずに書こう、と
青い液晶を前にして今日を想う
一日をどんな風に費やしたか
人の為になることは為さず
ともすればなんと無駄な休日
ペンをキィボードに
キィボードをギター ...
僕は今日何を得たのだろう
言葉の一つでも覚えられたら 幸せだ
働いてばかりいた
それは 寂しい
日本人ではなかったら
もう少し楽しくいきられただろうけれど
男たちに
愛していると言うと
とたんにやせ細ってしまい
女たちに
愛していると囁けば
とたんに膨れ上がる
鏡にむかって
愛しているとつぶやいて見たら
鏡は粉々にわれてしまっ ...
誰も助けられないから
誰も悪くないことにする。
お金が欲しいから
需要を要求する。
視聴率にならないことは
テレビで話しちゃならない。
...
昔の夜に捨てちゃったよ
酒代の代わりにしちゃったよ
影なんてさ
思い出にしまっちゃったよ
鍵をかけて放り出しちゃったよ
影なんてさ
長い夢見すぎて疲れちゃったよ
何にも残っている ...
うつを抱えながら、日々がんばっている彼が
汗だくで机をぴかぴかにした後
休憩室で青い顔してのびていた
あんまり一生懸命だったので
(無理すんな)とは言えずにいたが
ぐったりして ...
春の音がする
表通りを過ぎる車の音
自転車のベル
子どもの笑い声
前景の音が滲んで柔らかく
遠くの音がよく聞こえる
カシャーン、カシャーン
どこかで鉄骨を打つ重機
パタパタパタ…
小 ...
あるひめざめたら
さびしいにんげんが
さびしいにんげんのあしを
ひっぱっていた
高級なこどくが秤にのって
じぶんの重さをはかっていた
うしろすがたをみるとかみさまだった
あるひめ ...
新聞紙の同じページに
震災への追悼が行われた事と
つい先日 襲撃された
日本大使館などの記事がのっている
犯人グループ 36人の死による鎮圧
犠牲者 11人 中に 民間人も含むらしい
...
時の鏡に映る
その愛の名は
水銀
こうしたら平気でいられる
こうしたら前向きでいられる
こうしたらこうしたらこうしたら
見てみないふりの現実を
あとなんど味わえば
ぼくは飛び降りてしまえるのだろう
...
いのちを一つください
袋も一枚お願いします
かさかさと
すれ違う子供の心
歩道橋のてっぺんで遊ぶ
右の子は右を向いて
左の子は左を向いて
目を閉じたままでお話してる
雨が降ったから ...
ぼくらの練習問題は
なんのための練習問題なのか
練習問題の解き方は
みんな教えてくれるのに
なんのための練習問題なのかは
だれも教えてくれない
花びらが散ってし ...
真っ白い雪
降りたてのやわらかい絨毯
靴の底
磨り減るほど磨いても
素足になっても
足を入れれば汚れてしまう
あれは幼い日
唇を舌でなぞっては
はみ出した
北風に吹かれて
鼻の ...
日付順文書リスト
タイトル
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日付
プロムナード
はたらくくる...
自由詩
0*
12/4/18 18:22
楽園
terada...
自由詩
3
12/4/18 18:19
いつか桜は散る
〃
自由詩
1
12/4/18 18:03
春
シホ.N
自由詩
4
12/4/18 17:12
杜の都の桜の候
朝焼彩茜色
自由詩
2*
12/4/18 16:14
交通安全教室
ゆうと
自由詩
3
12/4/18 16:13
30wの春
瑠王
自由詩
5
12/4/18 16:11
世界の理
杉原詠二(黒...
自由詩
1*
12/4/18 15:27
現実
marux2
自由詩
3*
12/4/18 13:32
出席番号
たにい
自由詩
3
12/4/18 12:37
自転車でいこう!
そらの珊瑚
自由詩
23*
12/4/18 11:46
空、きみの上に雨が降る
花形新次
自由詩
0
12/4/18 9:00
スポンジ
そらの珊瑚
自由詩
7
12/4/18 8:42
純粋
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
12/4/18 6:42
プロムナードⅡ(新しい血)
アラガイs
自由詩
10*
12/4/18 6:03
忘れ言葉
HAL
自由詩
10*
12/4/18 4:21
2012/4/18
鎖骨
自由詩
3
12/4/18 2:26
_
番田
自由詩
0
12/4/18 2:23
鏡
はるな
自由詩
6
12/4/18 1:56
こんなにも悲しい
晝
自由詩
4
12/4/18 1:49
影
春仙
自由詩
2*
12/4/18 0:24
ぴかぴかの机
服部 剛
自由詩
2*
12/4/17 23:57
感覚記憶
salco
自由詩
9*
12/4/17 23:38
うたのはずれのうた
梅昆布茶
自由詩
15
12/4/17 23:33
おやすみなさいな よき夢を
砂木
自由詩
11*
12/4/17 23:20
ミリバール
高原漣
自由詩
0
12/4/17 23:12
こうしたら
吉岡ペペロ
自由詩
1
12/4/17 22:52
レジ袋
かぐ
自由詩
2
12/4/17 22:47
だれも教えてくれない
吉岡ペペロ
自由詩
3
12/4/17 22:45
真っ白い雪
百瀬朝子
自由詩
4
12/4/17 22:35
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3161
加筆訂正:
鳥
/
るるりら
[12/4/18 8:17]
追記を加筆しました。
5.44sec.