それはなんだろうね

いつくしみも愛も過ぎ去ってゆくね


きみをそっとおく

愛をそっとおく


あたらしいものはちょっとめんどうで

でもねいつも変わってゆくのだね

...
あなたの選ぶ人がなぜ私じゃないんだろう。

あなたに出逢うと分かっていれば
私誰も愛したりしない。
誰とも抱き合ったりなんてしない。

息をする事さえ忘れてしまいそう。

私が選ばれな ...
言葉の中で退屈な思いを積み重ねている
人生の浪費されていく松屋の中で
これが俺の望んだ人生なのか
わからないけれど


どこに行っても変わらないだろう
繰り返されるのは人間との死んだ ...
鏡の前でポーズをとる双子の弟
の背中を手鏡ごしに見つめる双子の兄
その兄の姿を鏡に映す双子の妹
を鏡ごしに見つめる双子の姉
それらを外からカーブミラー越しに観察しながら
どの子とババ抜きをし ...
 
ねえ、生まれてきた意味って 考えたことある?
 
ああ、あるね。
考えたってわかるもんでもないけどさ。
 
わからないことはわかってて、考えるんだよね。
多分さ、人は自分に価値がない ...
私は小学生の高学年頃
毎日日記をつけていた
それは思い出や覚え書きを残すためではなく
日記をつけ続けることに固執していたからである
そして書いていることは
何かの情景描写や感情表現では全くな ...
無限に逃げ続けられるだろうか

螺旋階段を下る夢
最下層で光を浴びる誰かを
必死で呼んでいた

君が泣いていた日
「心に空いた穴が塞がらない。」


僕は左手で
君にネジを押 ...
握る拳のひとつ
力を
力を
みなぎらせ

踏出す脚の一歩
遠くへ
遠くへ
つながらせ

ささやきを叫びにして
この存在を
主張するのもおこがましい

さみしさを晒け出し ...
車庫へ還らぬバスは
停留所にも停まらない
ただ辻々で
わずかな客を乗せて行く
代金は要らない
誰もが代償を払っているから

今日は五人だけ乗っている
眼鏡を失くした男と
手紙を置いて ...
はじめに
ことばはなかった

からだひとつで
うまれてきた

わたしたちは
いつしかことば
そのものとなり

やがてことばとともに
きえていく
真夜中に


営業用の



プリウスに







押し込んで後


...
もし充足な自由というものを経験していたのなら、私は詩に鮮やかさを感じたりはしない。分裂分析{ルビ=スキゾアナリーズ}はいかなる命名をも拒絶する。たとえば分析家のメラニー クラインが患者のリチャードの画 ... 夜とは本来暗いものであったということを
思い出す頃には
すっかりと目は闇になれ
波の形のいくつかをくっきりと認識できるようにはなっていた

釣りとは本来寂しいものであったということを
思い ...
チョコレートケーキを
たべて
くれる
ように
メールを
メールで
ぜんぶ
めーるで
すませる
たいだな
こころが

肉が
ころもをつけて
あげてあるのと
そばと
ごはん ...
どこか静かなところへ行きたくて
あなたは本を開く
ぼくはすでに
本当に苦しい時にしか飲んではいけない薬を使い果たしていた

時は残酷ではなく むしろ紳士的な優しさで
少しずつあなたを 分解 ...
美しい模様が核を遠ざけて貪る無駄、憐憫を描く隙間に安らかな寝息が空を裂く、不明確な時間間隔の夢が笑うビルの中で、手のひらがあった、温かい
1000人が死んでもニュースにならない国があって、あなたはそ ...
真っすぐに投げ入れられた測錘――
それが判断であるなら
縦であろうと横であろうと
無方向でも
その力積が真っすぐでありさえすれば
縦となり緯は定まる
驚嘆すべきほどの前判断がその位置を得て ...
気にいった言葉だけを
大事に胸であたためる
あかあか燃える火のように

雪でかこまれていても
風はさえぎられるんだね

白い景色だから
いやな心みえないよ
吐く息はだれのも白い
無 ...
人混みでぶつかる肩々目だけが合わない


添え木して 何とか立ってる やじろべえ


蝋燭が削れる音がずっと、ずっと


眠る前バイバイと言う私の子


焦点の端でものを売る本 ...
月曜日

私は歩けるようになった

姿勢が良いかどうかは
分からない

火曜日

私は走れるようになった

速いかどうかは
分からない

水曜日

私はジャンプできるよ ...
もし、知性が裸になったなら 
目は目として 
歯は歯として 
足は足として 
一つの人格を持ち 
僕等に口を開くだろう 

からだの数え切れない 
それぞれの部分を 
一度ばらばらに ...
あじさいの花びらがもうどんな雨がやって来ても
救いようもないほど傷んでしまう7月にもなると
電線に無数の皺が浮き出して
これも手のつけようのないくらいに撚(よ)れて撚れて
ほんとうの姿が剥き出 ...
あなたに贈りものがあります
送り主のなまえのない
誰に宛てたか 相手のなまえも書かれていない
不思議なプレゼント でもそれは
たしかにあ ...
迷い道はトンネルの出口近くに似ている

出口から射してくる光を見ているだけなのに

トンネルから出たような気になってしまうところなんかがだ

ぼくらは保守的に出来ている

トンネルの外へはなるべく出た ...
自らの意思に反して 
もう一人の私が 
何処か遠くへ歩いてゆき 
おーい、と呼んでも聞こえない 

永遠に列車の来ない 
線路の上を歩いていたら 
地に伸びる私の影が、口を開き 
耳傾 ...
              120211





手が汚れては本が読めない
という愁訴にお悩みとのことで
念のために両手を画像診断したところ
左側の画像は正常で
右側が異常の場合 ...
今はもう忘れてしまったけれど
たったひとつ、
おぼえているものがあるとするなら
朝の理科室で
フラスコに入れた無色透明な液体 ...
乾かない靴はカラスにあげました


西のどこかへ


行くんだってさ


* * * *


一日が


終わる支度を


する時の


西日ってのは

...
ありったけの声で叫んだ二十四時右手で君の首を絞めてた

流星が流れる瞬間掴もうとしてる汚れた右手のままで

君はまだ知らなくていい今触れた右手に角が生えてる事を

利き手なら左手ですが泣き ...
あなたから『終わりにしよう』その言葉待っているのに雨は止まない

飲み残しのコーヒーみたいにさっきまで貴方の座った席が冷めてく

『泣く時は誰かの前で泣くように』知っていたのに気付けば独り
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
あたらしいもの梅昆布茶自由詩312/2/12 3:46
そっと優しく永乃ゆち自由詩4*12/2/12 2:12
ニッポンの、風景番田 自由詩112/2/12 1:06
双子かいぶつ自由詩212/2/12 0:56
生意次元☆★自由詩212/2/12 0:21
日記を捨てる灰泥軽茶自由詩10*12/2/12 0:18
エスケープこういった自由詩212/2/12 0:05
尖鋭シホ.N自由詩512/2/12 0:03
salco自由詩31*12/2/11 23:56
言葉小川 葉自由詩512/2/11 23:56
生きろ翼が生えてんならなTAT短歌2*12/2/11 23:33
器官なき身体の覚書イリヤ散文(批評...3*12/2/11 23:15
日周運動と年周運動北村 守通自由詩312/2/11 23:12
ベッサラビア割譲6自由詩212/2/11 23:08
読むあなたただのみきや自由詩9*12/2/11 23:07
即興詩 2.11相田 九龍自由詩312/2/11 22:56
測錘(おもり)が投げ入れられたならばN.K.自由詩9*12/2/11 22:55
燃える想い朧月自由詩112/2/11 22:51
雨の下やや川柳6*12/2/11 22:40
私の一週間永乃ゆち自由詩4*12/2/11 22:21
きせきの人 服部 剛自由詩112/2/11 22:17
7月刑部憲暁自由詩312/2/11 22:15
プレゼント自由詩112/2/11 22:09
迷い道吉岡ペペロ携帯写真+...212/2/11 22:09
もう一人の私 服部 剛自由詩8*12/2/11 22:04
手が汚れては本が読めないあおば自由詩7*12/2/11 21:16
『枠のなか』あおい満月自由詩12*12/2/11 21:12
終わる支度永乃ゆち短歌1*12/2/11 19:06
天上の美しき右手短歌1*12/2/11 18:30
いつか恋する短歌1*12/2/11 18:20

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