おきぬけに
大事なことを思いだし
顔をあらって
みつめようとするけれども
それはもうそこにはなく
かわりに
まずい水を
飲み干さなければならない
遮断された屋根の下の世界で
ぽつりと暗めの灯りの下
空想する突き抜ける雲
あなたは知っているだろうか
あの深い山々の向こう側を
固いビル郡の谷間はひしめき合いキンコンカン
風が吹い ...
エンドマーク
{引用=
片付かないページを見て
父親たちは 溜息をつき
母親たちは 腹を痛めた
子供たちは 首を切り
土くれを 青紫に染めた
毒を喰らう
毒を喰らう ...
春すぎて夏もすぎれば職もなく
蛍雪にかわる光かモニターよ
俗世からひと足先に飛び降りる
廃棄喰い己が身分の足るを知る
白米に蛆のおもかげ見ゆるかな
蓮茶飲み誰か故郷を思は ...
{引用=
Femme fairytale}
死に際の蝉は毎日発情期(「「「死に際だから許されるのよ?」」」)
五反田の渋滞待ちのトロイカがスマートフォンのシャッターまみれ ...
x月x日
東海道を歩ききってみせるときみは意気込んで名古屋の自宅を出発した。
東京方面に向かうのか、大阪方面に向かうのか、誰も聞いてないという。
x月x日
空から大きな落石。隕石か ...
檻の向こう
キリンが草を食んでる
睫毛は揺れず
咀嚼の震えもない
食んでいる一瞬の向こう
悲しげな目が合う
指先が悴むのは
怯えの躊躇
爪先をなぞって
伸ばした指先が
ぴたりと光沢 ...
あれから一年が経つ
ニュージーランドでの地震から
一年が経つのだ
その17日後が東日本大震災
そのあいだに
京大カンニング事件なんてものもあった
東日本大震災の ...
半年ぶりにかえった家はおどろくほど暖かく(ガス・ストーブをいれたの、と母)、慣れない匂いがした。住人が減り、それとちょうど反比例するように増えていく飾られる写真。
ウエディング・ドレスを着る。い ...
行く行く梅は今日も行く
桜ほどにも騒がれず
梅は行くのだ今日も行く
雲がくらあく光ってる
灰色の
冬にちかあい春の匂い
行く行く梅は今日も行く
桜ほど ...
...
ぼくはそのエレベーターにひとりで乗り込む
高度3万6000キロあたりで
ぼくは人類一小さな男になるのだ
ひとりでならなれる
あなたのクリトリスぐらいの大きさに
ひとりでな ...
どんなに大きい雨の粒が頬を打とうとも
...
ぼくはいつも
あおい国を探している
仕事場へ向かう朝の舗道で
灰色の敷石の
一つ一つの継ぎ目から
あおが立ち昇る
草原の朝露たちが集まって
小川になり大河になって溶けて行く
...
なにもしなくて
いいんだ
どうすればいいか
わからないんだもの
わからなくて
いいんだ
だって
しらないんだもの
しらなくたって
いいんだ
すべてをしっ ...
何度かした笑い話であるが、子供がアップル社のノートブックに、アップルジュースをこぼしてしまって、アップルストアにその旨を話したら、そのユーモアをたいへん評価されたのであるが、修理する金額で ...
ふと、目をやる
視線の先には 木蓮
ここ数日
一けた数字の寒さの日
もこもこに着込み
大判マフラーの間から
景色を見ていた
ベージュに近い2センチほどのつぼみ
...
きみは官能を嫌う
ぼくは官能を好む
きみは自叙伝を読む
ぼくは自叙伝を厭う
きみは武術を好む
ぼくは球技を好む
きみは楽観主義
ぼくは悲観主義
きみは太陽の下
ぼくは ...
わたし まくら もうふ
わたし まくら もうふ
三層に連なる眠りに寒さはおりて久しく
外気に触れた右人差し指は人肌を求めて冷たく
わたし まくら もうふ
わたし まくら もうふ
わたし
...
雨上がりの金属に
陽ざしが降り注ぐ
澄んでいく歩道橋の上で
ブルゾンは人の形
人が着るから
着なければならないから
産まれてくる、ということに
ここにいる、ということ ...
静かな言葉のように
沈黙のように君が降り立つ時
一つの花が開く
世界は灰色だ
それを色付けるのは君
いつでも世界は言葉を待って
君を美しく輝かせてくれる
きみを思い出したくて
右手でキツネを作り
コンコンしてみる
貰った絵本を
改めて
まじまじと見てみる
宝物の絵を
眺めながら
プカプカ煙草を
吸ってみる
真夜中にベラン ...
{画像=120222143926.jpg}
恋はトキメクし 愛は燃えあがる
恋は落ちるというし 愛は溺れるという
恋は病いだし 愛は執着だと思う
恋は形態であって 愛は本質だろう
...
フロイトもユングも読んだことないけど
長いあいだ自分自身と付き合ってきたので
ある程度なら自己分析ができる
どうやら
私の中には大まかに
三人の人格が存在するようだ
{引用=Aの人 ...
「むかえにいくよ」と、
男が言う。
「きっと、むかえにいくから」
そう、いつも私に言うので、
「いつむかえにきてくれるの?」と、
訊けば、
「ロトシックスが当たったら!」
大真面目に男が ...
“昨日は確かにあった僕の可能性が
今日にはなくなってしまっているのは何故か“
そんな疑問に辿りついた時、僕は30を超えていた
おそらく優に超えている楽観は
今や脅威の何ものでもないこと ...
2
120222
すべての動物は静物園からやって来たのだと二人の男が決めつけた
男は一人いれば充分なのだから
一人は男のふりした紛い物であ ...
日々の聖句(十七)憂いに沈んだ魂を慰めなさい
二月十九日
「義に飢え渇いている人たちは幸いです。その人たち
は満たされるからです。」
―マタイ五章六節―
正しきこと願う心の裏腹に悪い自 ...
1、むしゃくしゃしてやった
2、大恐竜展の破壊の思い出
3、あの娘はトラック
4、踊り場にて
5、職安通りコンチネンタル
6、GoJapanese
7、ゆめのある人
8、あの娘はトップブ ...
7年前の皐月の深夜だった
寝返りが打てないと眼が醒めた
左半身がまったく動かない
何かがおかしいと
右半身で左半身を転がし
ベッドから転げ落ちる
電話まで這っていきながら
救急車 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
まずい水
はるな
自由詩
6
12/2/23 0:37
遮断された屋根の下で
たけしいたけ
自由詩
1
12/2/22 23:58
2011+リライト
ブルーベリー
自由詩
2*
12/2/22 23:48
青草句集
高原漣
俳句
0+*
12/2/22 23:26
フェイム・フェアリーテイル
ピッピ
短歌
5
12/2/22 23:07
ダイアリー
haniwa
自由詩
1
12/2/22 23:02
静物園
ブルーベリー
自由詩
3*
12/2/22 22:58
あれから
吉岡ペペロ
自由詩
3
12/2/22 22:22
ガス・ストーブのこと
はるな
散文(批評...
4
12/2/22 21:56
梅は行くのだ今日も行く
吉岡ペペロ
自由詩
3
12/2/22 21:44
いよいよ終わってんな…
TAT
短歌
2*
12/2/22 21:35
ひとりでならなれる
吉岡ペペロ
自由詩
2
12/2/22 21:33
どんなに大きい雨の粒が
TAT
自由詩
3
12/2/22 21:26
あおい国
壮佑
自由詩
23+*
12/2/22 21:04
だもの
一 二
自由詩
7
12/2/22 20:46
詩のスタイルについて
小川 葉
散文(批評...
3+
12/2/22 20:09
つぼみ
森の猫
自由詩
13*
12/2/22 19:59
平行線
HAL
自由詩
7
12/2/22 19:35
もうふ
凛々椿
自由詩
10+
12/2/22 19:22
ブルゾン
たもつ
自由詩
9+
12/2/22 19:12
詩人へ
yamada...
自由詩
2
12/2/22 18:56
みつめる
こころゆくま...
自由詩
4
12/2/22 17:32
【 Love&Love 】
泡沫恋歌
自由詩
11*
12/2/22 14:36
【自己分析 】
〃
自由詩
10*
12/2/22 14:29
【 むかえにいくよ 】
〃
自由詩
9*
12/2/22 14:20
僕らの昨日の可能性
中山 マキ
自由詩
1+*
12/2/22 13:49
2
あおば
自由詩
6*
12/2/22 13:31
日々の聖句(17)憂いに沈んだ魂を慰めなさい
生田 稔
短歌
1
12/2/22 12:11
222
馬野ミキ
自由詩
10
12/2/22 11:27
谺
HAL
自由詩
6+
12/2/22 11:10
3120
3121
3122
3123
3124
3125
3126
3127
3128
3129
3130
3131
3132
3133
3134
3135
3136
3137
3138
3139
3140
3141
3142
3143
3144
3145
3146
3147
3148
3149
3150
3151
3152
3153
3154
3155
3156
3157
3158
3159
3160
5.33sec.