月を{ルビ齧=かじ}る
空に凍てつく月光を
画鋲を摘み取るように
指の合間にひょいと挟んで
口の中に含む
すると世界が暗くなり
おまえの喉は冷たく燃える
噛み砕いた光は 食道を這い下 ...
みなす・もるぐるの副官
後素潜
かんじひょうきすると
つよそう
後素潜
きゃべつに
しおを
かけて
たべる
ことで
いきる
くるしみの
うめあわせを
して
それから ...
よぞらのなかに
じぶんをさがした
みつけたのは
ひとりたくましくひかる
いっとうせいばかり
まるでわたしみたいに
つよがっている
このよぞらのなかに
すばるとい ...
水没した水族館
海を塞き止める巨大な梁
深淵の揺らぐ魚
停電
深海ケーブル
もういいよ
ぜんぜんよくないくせにさ
もういいよ
終わらせようとする
それってなんなの
理由はあるけど
いいたくないの
いえないの
子供だからじゃない
大人だから ...
sekai-kan
おっさんの射精みたいに
希釈された
sekai-ken
ワイシャツの首絞める、
感触
世の中はきれいごとだ、っていう了解に
意味もわからず袖を通す
...
映画が終わり、点灯されず
また最初から、始まった
つまりここは、昭和かどこかだろう
母がよく話してた、一日じゅう映画がみれる場所
父さんは何度も見るのが苦手なひとでね、
黙ってさきに出て ...
息子と向き合って生きていくこと
誰にも頼らずずっとやってきた
知らないうちに様々な人の思いやりを受けているとも
気がつかずに
ただひとりきりで育てていると思っていた
息子は私がひとりで育 ...
わたしたち
同じ目的を持つもの同志
名前を偽ってでも
こうしてみんな
集まったね
小さな情熱を
灯しあい
ぽつり、ぽつりとだけど
飽きることなく
話をしたね
ひとりひと ...
ええ声は 微炭酸
ええ声は 不如帰
出れば ハスキー 御好きに だすきんかける世に
きれいな廊下に ええ声は 高く 廊下を這い渡る
住所不明のええ声は 海を渡った ターザ ...
なんだろう
のどにつまるような
苦しさ
涙を通り越した
悲しみ
前にもあったんじゃない?
ううん
今までのとは違う
苦しい
悲しい…
なにかが
違 ...
はるはだれにも
ひとしくおとずれる
きってもきれない
はるのきずな
いつかとおりすがりの
だれかとかわした
はるのかいわ
またどこかから
きこえてくる
あ ...
狭い廊下の両側に
小さく仕切られた病室が
葡萄の房にようにしがみついている
病室は 使い古された機械たちで埋まり
その中に 忘れられた老人たちが 横たわっている
薄い ...
(朝の森)
トンネルを抜けると森に熱気球
十月の地に繋がれた熱気球
熱気球巨大坊主が起き上がる
熱気球深海クラゲの傘の色
熱気球プカリと浮かぶ朝 ...
量産された緑は
あの角屋の先に立つ貴婦人の頭飾り。
刈り入れ不要とはいかない花(鼻)の出所。
隊長(体調or体長)命令に背くようなことは
出鼻をくじく嫌いがあった。
拡張されすぎ ...
その粒、
手にする
流れぬように
逃れるように
すくいあげ
繋げた手のひら
躊躇いも
哀しさも
同じ場所に還そうよ。
僕たちの居る
まあ ...
待合室を浮遊する粒子
そして、その沈殿
順番に名が呼ばれ、人は減っていく
女の子が母親と手遊びをしている
ひそひそと西日が射し込む
普段 当たり前だと
想っていることが
じつは本当の幸福
だから青い鳥の物語は
童話ではないノンフィクション
メーテルリンクはそれを喝破した
偉大なるベルギーの詩人で ...
人類にサヨナラを
人間にサヨナラを
世紀末も随分と過ぎて
今や、新たな世紀の初頭
無理して持っている物は
やがて捨てなければならないという定理によって
全ての希望は ...
もう会えないあなたへ
最近
とてもあなたに会いたい
また
その笑顔を見たいと
心から思う
あなたはいつも笑顔でした
だから
頭に浮かぶあなたの顔は
いつも満開 ...
理不尽よ
瓦礫のなかに誘われて
ぼくらは死者と対面する
あらゆる執着を
与えて奪い去った
理不尽よ
あなたはぼくらを全否定した
そこを真面目にさ迷った
...
うろおぼえの夜に
指を差し入れ
震えを聴いた
波に従い 従わぬ線
脚の動きを
讃えるまたたき
岩のはざまから
空を視る刃先
曇りと筆
曇り時計
器を ...
生姜パン男ネ☆
よっしゃぁ 覚えた!
あれぇ? アンタ
そんなんでぇ
大丈夫かい?
そんな 声が
響いて来るよ
♪で〜ぇじょ〜ぶだ〜ぁ〜♪
このフレーズが 分かる世代 ...
背景から浮かび上がるように
白い山の稜線の切れ味
日がもう暮れようとしているのだ
帰路を急がねばならない
生活はひとつひとつの単位を組み合わせて
前へ進んでいく
どのひと時も微分すれば ...
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それは
ほろ苦い
春の味
ふきのとうとタラの芽は天ぷらに
...
三月八日日々の聖句(23)あらゆる人のための福音
「また,悪魔は彼をとりわけ高い山に連れて行き,世のすべ
ての王国とその栄光とを見せた。」―マタイによる書四章八節―
高い地位莫大な富これらみ ...
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こちらの作品は「詩誌AVENUE」様に向けて創作した短詩です。
写真は写真素材 FREE PHOTO 1.0 emrank 様よりお借りしてます ...
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こちらの作品は「詩誌AVENUE」様に向けて創作した短詩です。
写真は写真素材 FREE PHOTO 1.0 earlycj5 様よりお借りして ...
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こちらの作品は「詩誌AVENUE」様に向けて創作した短詩です。
写真は写真素材 FREE PHOTO 1.0 seanmcgrath 様よりお借 ...
誰もが知ってることなのだろうか
あ行が持ってる すべてを包み込むような優しさを
か行が持ってる 力強い歯切れのよさを
さ行が持ってる すがすがしい風のような静けさを
誰もが知ってること ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
月をかじる男
まーつん
自由詩
9*
12/3/7 23:19
ゴスモグ
6
自由詩
1
12/3/7 22:54
すばる
小川 葉
自由詩
5
12/3/7 22:33
遭難
mizuno...
自由詩
0
12/3/7 22:26
もういいよ
朧月
自由詩
6
12/3/7 22:15
sekai-ken
めー
自由詩
3
12/3/7 22:08
cinema
mizuno...
自由詩
2
12/3/7 22:00
ひとり
桜 歩美
自由詩
3*
12/3/7 21:46
すばる
RT
自由詩
2
12/3/7 21:41
ええ声
八男(はちお...
自由詩
0
12/3/7 21:39
虚無
ジュリエット
自由詩
0
12/3/7 21:34
春の絆
小川 葉
自由詩
1
12/3/7 21:29
捧げられる命
いねむり猫
自由詩
3
12/3/7 21:23
熱気球試乗会 (俳句・習作3)
壮佑
俳句
11*
12/3/7 20:52
クローン名残り
yuugao
自由詩
0
12/3/7 20:28
粒 。
Sa;
自由詩
1
12/3/7 19:24
age14
たもつ
自由詩
8
12/3/7 19:22
L'Oiseau bleu
HAL
自由詩
3*
12/3/7 17:17
手の中の希望
yamada...
自由詩
2
12/3/7 16:55
桜のようなあなた
ジュリエット
自由詩
1
12/3/7 15:18
破壊の限りのそのよこで
吉岡ペペロ
自由詩
8
12/3/7 12:56
雨へ 雨へ
木立 悟
自由詩
8+
12/3/7 9:53
粘土男
藤鈴呼
自由詩
1*
12/3/7 9:31
木蓮
瀬崎 虎彦
自由詩
2
12/3/7 9:17
春の味
そらの珊瑚
自由詩
4
12/3/7 9:03
日々の聖句(23)あらゆる人のための福音
生田 稔
短歌
2
12/3/7 7:21
フォト短詩 【 Link 】
泡沫恋歌
自由詩
15*
12/3/7 7:15
フォト短詩 【 茜 】
〃
自由詩
1*
12/3/7 7:12
フォト短詩 【 押し花 】
〃
自由詩
5*
12/3/7 7:10
「ひびく、音」
ベンジャミン
自由詩
2
12/3/7 7:08
3120
3121
3122
3123
3124
3125
3126
3127
3128
3129
3130
3131
3132
3133
3134
3135
3136
3137
3138
3139
3140
3141
3142
3143
3144
3145
3146
3147
3148
3149
3150
3151
3152
3153
3154
3155
3156
3157
3158
3159
3160
加筆訂正:
美
/
subaru★
[12/3/7 12:38]
一部修正しました。
6sec.