先月エアコンが壊れた
次の日炊飯器が壊れた
次の次の日Macが壊れた
次の次の次の日掃除機が壊れた
次の次の次の次の日冷蔵庫が壊れた
でもね
いちばん最初に壊れたのは
ぼくだったんだ ...
食パンのみみが
初めて出会う言葉は
まだ星空が出ている時間から
働き始めるパン屋のおじさんの
「上出来だ」の嬉しい言葉だろう
スライスされる前は
全身が みみなので
工房の全ての音が ...
残雪が疎らになった道から顔を上げると
紅い紅葉が目に飛び込んで来た
オヤと思って目を転ずると
空色の空を背景に橙色の橙が大きく実っている
通勤客の群れが通り過ぎて行く
皆同じような黒いコ ...
空より吊された揺り篭
引き寄せられるのは
夜道に迷いし蝶か
光を求める蛾か
向かう先から見つめる僕には羽がない
白い光は横たわる意識を見下ろし
佇む木々より静かな息遣いを 明らか ...
叶わない
あなたには敵わない
ゆるぎないモノ?
なぁにそれ?
雲みたいに幼く移ろう日々
少女は問う
雲みたいに流れない、ものだよ
かすかな記憶に響く声 ...
血を求めるひとを死刑にしたい
血を顧みぬひとを殺したい
血を厭わぬひとを縊りたい
罪などどこにもない
私たちは神に許されて
罪と罰を作り出したと考えている
罪などどこにもないのに
...
子供はきっと大人になろうとしているのではない。
その頃
仕事の成績を上げることに必死だった男と
その頃
産声を上げることに必死だった少女
子供を産むために愛情を交わす必要条件が
物欲と性欲を満たすために交わされた交換条件の下出会う昼下 ...
この海岸に来るのは久しぶり
君は言う
砕けた貝殻が打ち寄せられてできた海岸は
真っ白で清潔で一枚の絵のようで
だからこそ居心地が悪くて
けれどそんなところを君は気に入っている ...
昭和5年の夏、関西のとある町にて
縁側に横たわり昼寝する
少年が目覚めた頃、母親は
まっ赤に濡れた{ルビ西瓜=すいか}を
お盆に乗せて、持ってきた
庭に立つ一輪の{ルビ向日葵= ...
家猫だからさ
出られないって言ったら
弱虫だって笑うんだ
やせているくせに
そと猫だからさ
うちにいられないって言ったら
こわがりだって笑うんだ
なんにも知らないくせに
猫の見分けもつ ...
「位置について、用意」
乾いた鉄砲が空に鳴ったら
時を忘れて
自らの存在が溶け去る迄
只、走り続けよ
脳内から分泌される
あどれなりんの快楽が
体内を巡り
魂の ...
こしかけていたひとが
もういないので
そのいすに
こしかけてみる
いなくなったひとと
おなじくうかんに
ねぇ こっち向いてよ
誰としゃべっているの
ねぇ こっち向いてよ
何を考えているの
嫉妬の始まりはみんなこう
恋人でも 友達でも 両親でも
さみしい って気持ち
愛されたい ...
心の中に 好きな人がたくさんいるというのは
とても幸せなことだと思うのです
誰かを好きだと思うと
ぽっ ぽっ と
花が咲く
誰かを愛しいと思うと
ぽっ ぽっ と
明りが灯る
...
傷になったと言えば少しは心が楽になるのか
忘れたと思えばいくらか気が晴れるのか
どれも嘘で
どれもが本音
君との出逢いは奇跡
君との別れは悪夢
廻り廻る白昼夢のファンタジー
...
空き缶がある
中に一匹の蝿がいて
ぶんぶんと旋回している
わたしの耳に聞こえている
耳にだけ聞こえている
蝿は蝿を欠いている
蝿は蝿を欠いている
...
ひらりひらりと舞い飛ぶ運命
ふらりふらりと舞い遊ぶ夢
決意をするときはいつも一人
夕焼けに包まれた川べり
ザーザーと雨の降りつける高架下
オリオン座の輝くマンションのベランダ
...
眠たいのに眠れない夜
死なない程度にリスカ
目をそむけてうえを見つめる
蛍光灯ほどの明るさで
天使がばらばらと降りてくる
風が吹いている
真夜中を駆け抜ける
...
日曜日のスーパーできみに会って
問題はヒゲを剃ってこなかったことと、それに服がださいことと
まあ色々あるけどとりあえずあわててエチケットカミソリを買ってトイレで剃ったら
すげー痛くて「血が出てる ...
逆立ちをして血が上り続けてしまったことを悔やんでいた男たちは鉄錆になく
暮れとも明けともつかない空は鈍色だ。鉄骨の喉元を明け透けにして、鉛筆の芯みたいにうらやましい胚内をうらんで、せせこましくも ...
死者の世界をも包括しないと
現代に物語が成立することはない
といったのは誰だっけか
死者の世界とは
異形の世界であり
異能の世界でもある
リアルが
揺るぎないものとして
そこに ...
俺達もゾンビーズ
自分の脳を騙して
強くなっただとか
ありがたいだとか
そんなこと言って
君に近づいてゆく
俺達はゾンビーズ
自分の脳だけじゃ飽き足らない ...
目を刺す金色、完璧な夕方、漫画雑誌の白黒
まずそうな紙の上で女の子が笑ってる。明朝体でしゃべるのが逆に
ポップ。あらかじめ用意された運命がめぐる毎週、終わる前提の世
界で、それでも恋 ...
カッコウが火の鳥のまねをしている
帽子みたいに着せかえられれば
よかったのにね
夢中になりすぎて枝から落ちるキツツキの
ものすごい顔
僕に助けを求めて鳴く
カッコウ
富士山が爆発で
その姿かたちを変えてしまったら
あの容姿をもう
見つめることが出来なくなってしまったら
やはり過去なんだ
ぼくらは過去で出来ているんだ
過去とは原因のことではない
過去と ...
赤い糸切れて結んで春隣
鬼やらいリップクリーム貸したげる
早春や秘めた想いをチョコに載せ
まぶた閉じ2月の睫毛恋してる
菜の花忌司馬遼読んだことがない
春遠し十円ハ ...
.
なぜ真っ黒な爪を残そうとするのか
なぜこんな真っ黒な棘をおれたちの
臥床{ルビ=ふしど}の下に残そうとするのか
おれが寝返りをうつたびきみが頬杖をつくたび
おれたちの手を胸をちくちく ...
わたしが泣き出すと
姉は自分の手のひらにエノキさんを描いて
「もう泣きやみな」と言った
エノキさんは森の木こりだった
中学にあがったとき
両手にマニキュアを塗ってくれた
わたしは水色の ...
.
愛する気持ちが悲しいときは
ひとはどうすればよいのだろう
…まばらに生えた松の向こうで…
…水鳥 揺れる揺れる…
.
悲しいのに涙がでないときは
おれはどうすればよいのだろう ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
修理不能
HAL
自由詩
4
12/2/21 9:27
みみ
そらの珊瑚
自由詩
26*
12/2/21 9:27
自然それとも不自然
たにい
自由詩
2
12/2/21 8:39
鍵のない牢獄
四帰
自由詩
1*
12/2/21 2:47
_
優
自由詩
1
12/2/21 2:20
世界に愛されて
ブロッコリー...
自由詩
0*
12/2/21 1:55
_
番田
自由詩
1
12/2/21 0:56
ひずみ
Schr&a...
自由詩
2
12/2/21 0:20
ただ、ここに居る
kauzak
自由詩
3*
12/2/20 23:56
向日葵の夢
服部 剛
自由詩
4*
12/2/20 23:51
猫のいる庭
朧月
自由詩
4
12/2/20 23:43
スタートライン
服部 剛
自由詩
3*
12/2/20 23:31
空間
小川 葉
自由詩
4
12/2/20 23:30
愛の砂漠を行く
凪 ちひろ
自由詩
2
12/2/20 23:20
好きのエネルギー
〃
自由詩
5
12/2/20 23:15
∞
文字綴り屋 ...
自由詩
0
12/2/20 23:10
円柱
草野春心
自由詩
6*
12/2/20 23:09
君が何かを決める時
凪 ちひろ
自由詩
3
12/2/20 23:09
天使にふれたい
吉岡ペペロ
自由詩
8
12/2/20 22:46
10年だな
mizuno...
自由詩
5
12/2/20 22:27
灯火
鯉
自由詩
2
12/2/20 22:11
丹波哲郎物語
花形新次
自由詩
1
12/2/20 21:39
俺達はゾンビーズ
吉岡ペペロ
自由詩
2+
12/2/20 21:37
週刊少年
しもつき七
自由詩
8
12/2/20 21:34
キツツキと
mizuno...
自由詩
2+
12/2/20 21:19
タイムマシン
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2*
12/2/20 21:10
俳句2012 2月前半
北大路京介
俳句
14*
12/2/20 20:55
木莓(モミジイチゴ)
Giton
自由詩
2*
12/2/20 20:09
姉の魔法
mizuno...
自由詩
10
12/2/20 20:07
比叡の岸
Giton
自由詩
2*
12/2/20 19:21
3122
3123
3124
3125
3126
3127
3128
3129
3130
3131
3132
3133
3134
3135
3136
3137
3138
3139
3140
3141
3142
3143
3144
3145
3146
3147
3148
3149
3150
3151
3152
3153
3154
3155
3156
3157
3158
3159
3160
3161
3162
4.7sec.