東京にだけは、暮らしたくないんだ。 四拍子をきざむ
うしろのチャイニーズに
聞いてみると
ほがらかな林くんは
鼻腔のおくで裸になった
君の汗、額から、
とがった顎まで垂れた、
あんていするために
球体になった、
た ...
一睡もせず朝四時半、始発で鎌倉へ。まだ暗いうちに円覚寺の門をくぐる。暗い中に人が少し。お堂へ歩いていく。わけもわからずわたしはついていく。靴を脱ぐ。お堂へはいる。広くて寒い。座布団一つと小さな二つの座 ...  ワンルームのドアをノックする音が聞こえた。
 濡れた髪をタオルで拭いていた昌は、動作を止めて、反射的に壁の時計を見た。夜の十一時だった。
 ドアスコープの向こう側に、白いフェイクファーを纏った見 ...
緩やかなカーブ
輪郭をなぞる時間
永遠ならいいのに
愛してるの代わりに
きみの輪郭をなぞる
 頭痛


倦怠が成層圏から降ってきた


うっすらと頭痛呑み込むパスタかな


氷床の軋む音する頭痛かな


頭痛飛び地球を巡り海に墜つ


 雨


生まれ ...
ある夜の夢の中で 
誰かの拳が 
木のドアをノックする 
乾いた音が部屋に響く 

テーブルの向かいに座った 
瞳の澄んだその人は 
(私はいつも共にいる・・・) 
と言ってすぅっと、 ...
岬の灯台を思い出す

なんて寂しくて
綺麗な姿なんだろうか

ここら辺ぐらいから
眺めると
すっぽりと
体が灯台に隠れて
私は白いのっぽな灯台だ

私は心の灯りをボッと
あかあ ...
心には



『なるべき俺』がいつも居て












そいつは ...
秋風にさらわれ僕も遠くへと
飛んで行けたら楽になるかな

吐く息の白さがやけに切なくて
とける氷の儚さ重ねる

いつからか夢より君を描いてた
氷点下の夜 僕は弱くて


ーーあれほ ...
早起きしトコトコ山を登り
見晴らしの良い場所で
うんと息を吸うと
朝の新鮮な空気に
満たされたような気がして

ぼぉうと吐きだすと
昨日までの
凝り固まったしこりまで
山の空気に流さ ...
少年たち
そんなに早くから
自分について
絶望する必要はない
そのうち分かる時が来るから
ロクデモナイってことがね

少年たち
それほど急いで
自分について
悲嘆する必要はない
...
俺のオヤジは酒乱だったので
中学の頃までは
毎晩
いつかぶち殺してやろうと思っていた

でもよく考えたら
そんな奴のために(尊属)殺人犯になって
自分の一生をボーにふるのはアホらしい
...
如月の雪の日

雪の日のうどん屋にいて味噌煮込み食べむとしては来るを待つ間に

如月の雪解けしるき路たどり夕暮の刻三人行きけり

神様の選民たらむとして吾らエホバの証人奉仕の日々よ
朝日のうえには宇宙

朝日のしたには地球

朝日のなかには明日

今日なのに明日

今なのに今日

行く先だけが今

朝日のなかには明日

朝日のしたには地球

朝日の ...
オリーブの高い枝に取り残した実に
真冬の鳥たちが 激しい羽音をたてて

秋の収穫期の黒い実に 鳥たちは関心がなかった
寒さで 苦味が和らいでいるのか

銀白色のオリーブの葉影に 鳥たちが集 ...
目をあけたら白い朝
ぼんやりした頭
カーテンはゆらゆらと
金魚みたいね

鳴らない電話に
突きはなされた気がして
わたし毛布から出られない明日からどこへゆこう

コーヒーはもう要 ...
私はね
相手のいる人を
愛したことがあるんだ

あの頃の私はなにか間違ってたんだ

私は
すごく遠くて
顔の見えない人を愛した

毎日
毎日
もっと早く出会えていれば… ...
どうしてきみの猫は笑うのだ?
私の猫は笑わないのに
どうしてきみのカレーは肉が多いのだ?

明日は大雪になると
天気予報がゆってたから
四十%オフの長靴と合羽セットを買ったのに
風邪を引 ...
ストーブの前で暖まる猫と一緒に

冷えた体を暖めて

「ああ、学校行きたくないな・・・」と思ったことがある

世の中にはサラリーマン・学生と

どうして「通勤者」で一杯なのだろう?と
...
隣で時間が流れている。

テレビは女子バスケットの様子を中継しているが、ここは読書の空間。そして、小説の時間が流れている。
妻は夫の浮気を知りながらもそれを直接は口に出さず、書いた手紙を机に置い ...
雪景色
木にはつぼみの
綿帽子
最初に見上げた時に見えた
生白い顔を曝け出した満月は
何度目の化粧を施したのか
もはやわからないくらい
ぼくの頭上を通り過ぎてた
その透き通った悲しい光の下を
ぼくは歩いている
最初に定 ...
サボテン が 言えなくて

ほうれん草 が 頭の中でまわってた

あのほうれん草 どうなった

ほうれん草 まだ生きてるか

ああ サボテンだよ

サボテン

が ほうれん草っ ...
日々の聖句(16)清くありなさい
 二月一六日
「盗む者はもう盗んではなりません。むしろ,骨折って
 働き,自分の手で良い業を行ない,窮乏している人に
 分け与えることができるようにしなさい。 ...
他に何も考えず
君を想うだけ
それでいい

退屈な僕の生きがい
寝てるときも
食べてるときも
散歩してるときも

君を想うだけ
それだけでいいんだ

そうすれば
退屈 ...
スタバの外で寒風にやられながら

さっき買った煙草

ビルディングの中

おとなのひとが突き刺さってゆく


貰ったものは捨てられないのに

なぜなんだろう

撮ったものなら捨てられるのは


スタバ ...
 右耳の膨れ上がる曇り空
 足跡に花、折れて音符
 歩き出し走り出しては 落葉の舞う
 鉄骨の綾取りを鼠は さ迷い
 幽霊の端をかじり駈けゆく

 車輪のにごり絵、渦巻 ...
取るに足らない枯木に
カシミア混の古いコートを着せて
目抜き通りのほとりで
タクシーを拾おうとしていた

通り過ぎていくのは
回送の名札を得意気につけた
ハイブリッドな北風ばかり
...
人さし指を 探しています

誰かを指さして
不幸を笑う人さし指ではなくて
指と指の先を
そっと合わせれば
心のバッテリーが静かに充電されていくような
そんな
人さし指を探しています
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
_番田 自由詩012/2/19 1:09
ズー自由詩1*12/2/19 1:02
鎌倉のこと渡邉建志散文(批評...4*12/2/19 0:30
美香「Y」散文(批評...4*12/2/19 0:20
柔らかな、ムダ自由詩312/2/19 0:16
俳句・習作 1壮佑俳句9*12/2/19 0:01
夢の部屋  服部 剛自由詩312/2/18 23:59
岬の灯台灰泥軽茶自由詩112/2/18 23:49
ピカレスク(悪漢小説)TAT短歌0+12/2/18 23:14
上京AquAri...短歌112/2/18 22:17
光の糸灰泥軽茶自由詩4*12/2/18 22:06
少年たち浩一自由詩112/2/18 22:01
昭和の悲劇自由詩212/2/18 21:54
如月の雪の日生田 稔短歌112/2/18 21:47
形がさわれた吉岡ペペロ携帯写真+...312/2/18 21:28
冬のオリーブいねむり猫自由詩812/2/18 19:42
金魚とメランコリー青井とり自由詩212/2/18 19:32
あの恋ジュリエット自由詩012/2/18 18:38
週末mizuno...自由詩112/2/18 18:34
猫の瞳yamada...自由詩012/2/18 18:14
無題(メモ書き)中川達矢自由詩512/2/18 15:34
_プル式川柳3*12/2/18 14:58
ぼくの足跡寒雪自由詩512/2/18 14:28
毎日おもしろい蒼木りん自由詩012/2/18 14:27
日々の聖句(16)清くありなさい生田 稔短歌112/2/18 14:18
退屈な僕ジュリエット自由詩112/2/18 11:50
朝駆けの空のした吉岡ペペロ携帯写真+...312/2/18 10:37
ヨルノテガム自由詩312/2/18 10:35
春のタクシーnonya自由詩20*12/2/18 10:27
充電器そらの珊瑚自由詩20*12/2/18 9:37

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