うまれそうで
うまれない
言葉たちが息づく
まっている時間は
永遠のようにながい
水たまりを手で
かきまわすように
冷たい波紋をよびたくなくて
また無口になる
刃のような言葉 ...
雨上がりの夜道に
コロッケの香りがする
青黒く湿った夜道に
外灯ほどの幸せが停まっている
津波や原発に
ぼくらはいまだに傷ついている
自然をコントロールするため ...
今日の夜ヒマ、今晩は
今日ね気づいた、この部屋外から丸見えやった
この部屋外から丸見えやった
だってそれじゃあいやいや
散らかったパジャマやティッシュやゴムや
揺れる後髪 ...
こんな盲滅法な拙作にすら評価頂いてたんですね。
いつも申し訳ない。
...
ふろに
はいることが
ひとしごと
さらを
あらう
ことが
ひとしごと
あした
おきる
ことが
ひとしごと
いきを
することは
かろうじて
しごとでなくて
...
きみの影が伸びてつくる
長い坂を
鬼たちが追いかける
失速する黒は
兎と亀で言うところの兎と亀。
両極端は、つまるところ一介(一塊)のもの。
片目(硬め・肩め)の両生類の歌声。
密林よりは砂漠
さらには
砂漠よりも荒地が好みな生命体のよう ...
生業にfortune-tellerを選んだ男が
明日滅びると知る街で
子供たちに幸せな未来を語る
紙芝居のカードをめくる
朝食のクッキーを食べながら
ライフセーバーハウスに行くと
私の ...
潤して
私の喉を
満たして
私の欲望を
禁断の果実で
喉を潤せば
次から次に
欲が涌く
潤して
私の喉を
満たして
私の欲望を
欲して
私を
吐 ...
身体障害者と付き合うのを考えた時
楽しいから付き合いたいと思った。
しかし現実問題を考えると大変だ。
毎日介護して家事をして料理をして
相手を幸せにしたいと思った。
でも自分は不幸せになって ...
生きていて一番うれしかったこと
「友人」と言われたこと
生きていて一番かなしかったこと
「友人」と言われたこと
澄み渡った世界の気配がする
赤い朝顔を買ってきたはずなのに
青い花が咲いた月曜日
今日はたしか
君の誕生日だったと思う
風の吹き抜ける交差点で
あなたは待つ
約束は必ず果たされると信じて
ひたすら待つ
待ち続ける
そして見上げれば雲
春の雲
おぼろげで奥ゆかしくありながら
したたかさ ...
なみのり
うみどり
あめあがり
そんでもって
ちょっとして
さってった
なみまに
ちらばる
ひのひかり
陽のひかり朝つゆ流るる半夏生
青い鳥 空・海・夜に 惑いけり
惑いけり、の表現は
可笑しくないだろうか
などと 思いながら
思い付いたのだから、と
タイプする 今も、夜。
青意外の背景の中でなら
容易く(?) ...
愛は海のよう
深く深く
潜っていくほど
嫉妬という水圧に押し潰されそうになる
愛に溺れて
苦しくなって
水面へ上がれば
不安という高波が襲いかかる
想えば想 ...
すっかり きれいな
さっぱり わかれた
そのかお わたしは
みずべで ねそべり
きーんと きこえる
はてのね ふれたい
むりなの わかった
みんなが ないてて
わたしは わらった
し ...
月一回の古新聞の回収に向けて、必要なものをより分けてそれ以外を束にして収集所に出す作業に追われていた。どうにも捨てにくいのが、週一回配達される英語学習用の英字紙(※1)だ。英語そのものにずっと関心が ...
誰かのいいわすれたことが
潮風の強い晩に
白い光となって残り
ああ、これは人間ではないな、と思った
街灯のしたで未練がましく
とどまるものは
人間の心のうちからはみでた
恨みがましい ...
彼岸花
山の奥には残雪が
今日の風はやけに冷たく
ここにひとり
港
大型客船が停泊している
遠くには高層ホテル
約束の時刻
最後だ ...
日々の聖句(22)悪い人にも愛を与えなさい
三月五日日
「9 しかし[イエス]は,自分は義にかなっているのだと
自負し,ほかの人たちを取るに足りない者と考え
るある人々にも次の例えを話された。 ...
寒気のする空気を切り裂く
垂直のシルクスクリーンの像
空間と平面の狭間に
ポツンと取り残された縁
アブダビの呪文に囚われた
寒冷砂漠の隊商の
砂の丘から望む
深い藍色の地溝に
蠢いてい ...
薄汚い五日市街道沿いの喫茶店
張り付きの所在を確かめるように
室外と室内の温度差をなぞる
生き甲斐を忘れてしまうと
途端に人は年齢差を失うもので
将棋について熱く語り合う ...
振動はごく小刻みなもので
そう、
ぷっちんとお皿に落としたばかりの
おもちゃみたいなプリンに似ている
大きな曲線は、ない
そういえばしばらく見ていない
時々、雨が降る
洗 ...
死んでいる人と
眠っている人は
よく似ています
だから
不安になって
あなたの口もとに
耳を寄せてみるのです
かすかな
寝息がきこえると
ああ、生きていると
安らかに生きて ...
ひきょうもの
独り言だなんて言い訳はやめてくれ
発した以上は責任を…
雨がふっている
大雪だから早めにゆくと
君からのメールがきたばかり
雨がふっている
濡れるのがいやで
...
全て
焼きつくされたそのあとは
ただ
黒焦げて
すすまみれの野原になった
あの子たちは
炎から
うまく逃げおおせただろうか
若草が
芽吹いたら
戻っておいで
ふたたび
命が ...
「これは自殺予告ではないのか 」
遺産相続人が消えてから二年が過ぎた
人生を生きるにもさまざまなレシピがあって
たとえば、やけに背中の丸い女性が線路を行ったり来たりしてる
...
花よ
祈れ
花よ
癒せ
花よ
鎮めよ
花よ
救え
魂に
手向けられた
花よ
悲しみを
汝等が背負え
手向けられた
花よ
生き残ったものの
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
おかえり
朧月
自由詩
3
12/3/5 22:56
雨上がりの夜道に
吉岡ペペロ
自由詩
8
12/3/5 22:04
恥裸り
di.di.
自由詩
1
12/3/5 22:03
ことわざ絵本
TAT
自由詩
1*
12/3/5 21:42
グリムマール
6
自由詩
5
12/3/5 21:41
梢
mizuno...
自由詩
0
12/3/5 20:45
リトルグレイの肩幅
yuugao
自由詩
1
12/3/5 20:33
運命のフォーチューン、幸せのフォーチューン
mizuno...
自由詩
1
12/3/5 20:24
喉
りり
自由詩
1*
12/3/5 20:16
身障者をおもいて
ペポパンプ
散文(批評...
5*
12/3/5 19:41
生きていて
心海の旅人
自由詩
1
12/3/5 19:32
age12
たもつ
自由詩
9
12/3/5 19:24
Crosswind/Crossroad(契りのひと)
恋月 ぴの
自由詩
29+*
12/3/5 19:02
うみどり
心海の旅人
自由詩
1
12/3/5 18:55
涙
〃
川柳
0
12/3/5 18:05
惑いけり
藤鈴呼
自由詩
1*
12/3/5 17:33
愛の海
ジュリエット
自由詩
6
12/3/5 17:18
だだだだ
佐伯黒子
自由詩
20*
12/3/5 15:38
言葉との戯れ−英語学習のこと−
深水遊脚
散文(批評...
4*
12/3/5 15:19
思い
瀬崎 虎彦
自由詩
3
12/3/5 14:01
白い観覧車
乱太郎
自由詩
11*
12/3/5 13:54
日々の聖句(22)悪しき人にも愛を与えなさい
生田 稔
短歌
2
12/3/5 11:12
砂漠
……とある蛙
自由詩
6*
12/3/5 10:40
きっと私は一生報われない場所で生きて行く
中山 マキ
自由詩
3
12/3/5 10:33
凪
あ。
自由詩
8
12/3/5 10:00
まるめろ
そらの珊瑚
自由詩
20*
12/3/5 9:09
部屋に忘れられたもの
朧月
自由詩
1
12/3/5 8:32
野焼き
そらの珊瑚
自由詩
4
12/3/5 8:25
しんちゃん自暴自棄?する
アラガイs
自由詩
4*
12/3/5 6:21
花よ
HAL
自由詩
7*
12/3/5 5:12
3105
3106
3107
3108
3109
3110
3111
3112
3113
3114
3115
3116
3117
3118
3119
3120
3121
3122
3123
3124
3125
3126
3127
3128
3129
3130
3131
3132
3133
3134
3135
3136
3137
3138
3139
3140
3141
3142
3143
3144
3145
加筆訂正:
深海魚は固いベッドで横になる
/
ただのみきや
[12/3/5 20:29]
一連目の2〜3行目、修正しました。
4.43sec.