忘我だけが真実だ
我を忘れなければ
秒速120メートルで考えられない
我で考えていると
せいぜい歩く程度の速さにしかならない
他人のことなら
秒速120メートル ...
3月9日・19時51分
新幹線の待合室のましろい空間
いくつか穴の開いた空席に
吸い寄せられるように、一人・・・二人と座る
一人・・・二人と、すくっと立っては
待合室を出て ...
知っていますか
あなたが長い黒髪をなびかせたとき
真昼の純粋で無垢な輝きを消し去ってしまうこと
知っていますか
あなたが落ち着いた声で語るとき
街中のにぎやかな喧騒を消し去ってしまう ...
新しい、新しい、と未来ばかりに手を伸ばし
追えば追うほど、幸いの虹は逃げてゆく
{ルビ古=いにしえ}の魂の形象を宿すものこそ
今・ここに新しい
古の魂をそっと胸に納め
自ら ...
人の芯ある言葉を聴く
心の軌跡を垣間見る
言葉を選んで口にする
思慮深さというヴェールで覆った素直さは
時に己の偽りを見抜き苦しめる
芯ある言葉は
その人自身の生きざまを
赤裸々 ...
君に捧げた花束が枯れた頃
約束した季節の巡りがやって来る頃
君の筆跡が薄れてくる頃
僕の影ばかりが遠くに伸びて
ぼんやりとした輪郭のままに生きてゆく
もう一度問い ...
コスモスがささやくコスコスサインサイン
トーラスなドーナツ揚げる霾る日
筍で円、放物線、双曲線
曲水の宴メビウスの帯締めて
死者互入生者の輪の中盆踊り
吊るし雛アルキメデスの立体で
...
無限ホテル並みにつめろと朝のラッシュ
オイラーの定理ってえっとどれのこと
正規分布の端っこのほうを生きてゆく
ロジスティック曲線地圏に六十億
ラプラスの悪魔パンドラの箱の中
二進法指 ...
ビーフシチューのネジが外れた
あっけなくばらばらになった
あんなに美味しかったのに
いろいろなパーツに分かれて
味もわからなくなってしまった
大切なものはいつか壊れる、なんて
...
何時の日にか
消えるさだめの光を追って
星巡りの旅に出る
闇に 近く潮騒の端が
足許を濡らして
凍てつく 夜気をはらんだまま
かじかむ指の先にある
...
ゲームについて語るスレッドです。
今遊んでるゲームやら思い出話やらテキトーに。
ふらふらやります(謎)。
そんな小さな違いで
僕らの絆は揺らぐの?
あの山は
僕らが生まれるずっと前から
どんなことが起こっても
動じずに
そびえ立っているのに
僕ときたら
君との違いを
許せ ...
尿こそここへ
苦、苦、苦
わたしの青い顔
飲み過ぎた翌日に
痛みます
そよ風吹くだけで
苦、苦、苦
足の親指の
付け根が
死ぬほど痛みます
どうぞ引かないで
このままずっ ...
真夜中のコンビニの中
街は冷たい雨が降っている
どこかへ行くあての無い二人が
仕事を終えて会う約束の場所
外はどこも冷たい雨が降り
二人の居場所はどこにも無い
ただ暗闇の中にぼぉー ...
ぞうさんのあしあと おおきいね
まんまる まぁるく おおきくて
ありさんたちの プールみたい
ありさんのあしあと ちいさいね
てんてん てんてん つながって
マイマイみたいな かたちにな ...
「ゆとり世代」と言われて
僕は随分、バカにされてきました
「在日朝鮮人」と言われて
僕は随分バカにされてきました
「ニート」などと言われて
僕は随分バカにされてきました
「所詮、フリーター ...
夜が短すぎて
そしてそれよりも短い
人間の命が
残酷すぎて薬ではもうどうにも
誰か鼠になって
僕と暗いところで暮らさないかい静かに
そんな夜の話がとても
リノリウムの床を滑っていく
...
数十キロの彼方から
この家の扉に向かって
一台の軽トラックが走ってくるのを
わたしの右の瞳が
静かに予感している
その車は
晴れた陽を窓に映 ...
ママの手は
てんごくのにおいがすると
五つの子が
うっとりとして
わたしの手を離さない
てんごくも
じごくも
絵本のなかに
出てきたね
てんごくに
匂いがあるなんて
知ら ...
好きな人との夢は
潰えさったけど
その直前に
生まれて初めて
女友達ができた
彼女はブルガリア人だ
どこが気に入ったのか知らないけど
とても親切にしてくれる
...
ぼくは悲しみと
向き合おうと想う
ぼくは苦しみと
向き合おうと想う
ぼくは淋しさと
向き合おうと想う
ぼくは虚しさと
向き合おうと想う
ぼくは不条理と
向き合おうと想 ...
磨り硝子を差して40Wの淡い灯りが漏れてくる
丸テーブルの端、薄く影を二分する未熟さ
それは、艶光りを放つ滑らかな感触
(一瞬)柿だと思った
柿ではなかった
この時期 ...
A
テクスチャの、繋ぎ目を剥き出しにした、実態のない部屋の、ディスプレイの顔の、スノーノイズの、手術台の上の、水性マシン、固形深海、投棄されたインスタント酸素チップ、女は処刑装置に閉じ込められ、黒い ...
彼は私の苦しみそのもの
彼に関して用いられる、
言葉
色彩
音律
それらすべてが
彼と
彼の愛のために。
自己表現なんて、無いのです。
世界観なんて、必要ありません。
口ずさま ...
色とりどりの砂嵐
水に潜ったまま
わらう男に脳味噌を掴まれる……。
一粒の私を
順番に潰していく
一粒の私は
潰れるたびにまた現れる
一粒の私は
いつまでも一粒の私でいるつもりらしい
あの日
真っ逆さまに落ちていく景色の中で
...
僕の中にはいつも見えているのかもしれない
この街のならず者であるという事実が
曇りがちな この街の空に きっと
僕の 人ではないという 真実が
トンネルの途中でせんせいが朝が来たよと言った
どこに来たのかなんてこわくて訊けなかったよ
それよりもiPodの電池が切れそうでおそろしいのです
地上のあの子の爆発がおさまるまでもつだろう ...
ゲームに勝って
一年ぶんの
時間をもらい
一年
すごしてみるが
はたしてそれが
どういうことなのか
勝つということは
何なのか
浮遊する時間は
ほかの
「時間」
と
...
手のひらに
つかむと
すこし音がしたが
死骸が
おそろしく
にぎったまま
眠ってしまった
おきると
部屋じゅうに
重たい光が
あふれている
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
忘我への決意
吉岡ペペロ
自由詩
2
12/3/14 21:05
東京駅にて
服部 剛
自由詩
2
12/3/14 20:49
知っていますか
乱太郎
自由詩
16*
12/3/14 20:40
虹のありか
服部 剛
自由詩
4*
12/3/14 20:40
履歴書
広川夏海
自由詩
5*
12/3/14 20:28
今日の記憶
梅昆布茶
自由詩
9
12/3/14 20:21
数学俳句
小池房枝
俳句
5
12/3/14 19:59
数学川柳
〃
川柳
2
12/3/14 19:59
age21
たもつ
自由詩
9
12/3/14 19:50
祈
李伍 翔
自由詩
0
12/3/14 19:36
ゲームスレ
会議室
12/3/14 19:34
山のように
ジュリエット
自由詩
1
12/3/14 18:37
わたしの青い顔
花形新次
自由詩
2
12/3/14 18:22
冷たい雨
……とある蛙
自由詩
10*
12/3/14 17:47
あしあと
広川夏海
自由詩
4*
12/3/14 17:38
遠景の湖
yamada...
自由詩
2
12/3/14 14:15
shizumu
sanat
自由詩
0
12/3/14 12:28
レッスン
草野春心
自由詩
5
12/3/14 10:36
てんごく
そらの珊瑚
自由詩
26*
12/3/14 8:07
女友達はブルガリア人
ジム・プリマ...
自由詩
4*
12/3/14 7:12
対峙
HAL
自由詩
3*
12/3/14 6:11
/TOMATO/
アラガイs
自由詩
4*
12/3/14 4:37
エンベロープフィッシュ
魚屋スイソ
自由詩
2*
12/3/14 3:49
擬態する虚無
青土よし
自由詩
0+*
12/3/14 3:20
本日たいへんお日柄も好く
〃
自由詩
2*
12/3/14 3:08
一粒の私
健
自由詩
5*
12/3/14 3:01
御徒町から歩いてきた
番田
自由詩
0
12/3/14 1:37
ミラーボール
佐伯黒子
自由詩
4
12/3/14 0:45
とっくに
はるな
自由詩
1
12/3/14 0:39
夜光虫
〃
自由詩
7
12/3/14 0:34
3109
3110
3111
3112
3113
3114
3115
3116
3117
3118
3119
3120
3121
3122
3123
3124
3125
3126
3127
3128
3129
3130
3131
3132
3133
3134
3135
3136
3137
3138
3139
3140
3141
3142
3143
3144
3145
3146
3147
3148
3149
4.96sec.