一粒の私を
順番に潰していく
一粒の私は
潰れるたびにまた現れる
一粒の私は
いつまでも一粒の私でいるつもりらしい
あの日
真っ逆さまに落ちていく景色の中で
...
僕の中にはいつも見えているのかもしれない
この街のならず者であるという事実が
曇りがちな この街の空に きっと
僕の 人ではないという 真実が
トンネルの途中でせんせいが朝が来たよと言った
どこに来たのかなんてこわくて訊けなかったよ
それよりもiPodの電池が切れそうでおそろしいのです
地上のあの子の爆発がおさまるまでもつだろう ...
ゲームに勝って
一年ぶんの
時間をもらい
一年
すごしてみるが
はたしてそれが
どういうことなのか
勝つということは
何なのか
浮遊する時間は
ほかの
「時間」
と
...
手のひらに
つかむと
すこし音がしたが
死骸が
おそろしく
にぎったまま
眠ってしまった
おきると
部屋じゅうに
重たい光が
あふれている
死ぬ時はひとり
病床で死に向け衰弱して行く
ひとり剥がされて行く
それは寂しいことだ
あらゆる愛着を諦めさせられ
消えて無くなるのを
是認させられるだけの日々
世界に別れを告げ
明日に ...
なにも
見えなくなったとき
おどらされるのは
ごめんだから
自分の眼で見て
自分の脳で考え鍛えよう
鍛えたすえに
自分の脳さえ
信じられなくなったら
きっとそれが ...
私は何もわからない
あやふやに崩される心だけ
過ぎ去っても
消えず残っている
想いを話して楽になるのも
むずかしいもの
話したい時につごうよく
誰かいるとも決まっていない
さびしい ...
桜の木は
こっそりとばんざいをしている
みなが不安がる空いっぱいに
枝を伸ばして
切り裂いて くうを
咲いてやる
桜はきっと
その命を燃やすのだろう
私はまたすきになる
桜の花を ...
{引用=テーマ/創世記の作意を疑ってみる}
ここ100年間、基礎科学、応用科学とも各分野の発展はめざましい。10年タームで加速度が増している感がある。
それでも一般庶民が享受するのは、さしあた ...
ごく原始的な略奪にあっている
私たちの身体から今も 今も
奪われていくのは 熱
とても単純な それでいて残酷な
侵略者の名は 寒さ
巷にあふれる簒奪者におびえ
...
目を覚ますと、とある住宅街の狭い路地、これを抜けた先の、猫の通るような路地に出ました。ここはまるで知らない場所でしたので、道ゆく人々を目配せして捕まえ、わたしはこう ...
小学生の弟が
怒って泣きながら帰ってきた
友達と喧嘩して
自分のものを壊されたらしい
そんなことで…
って呆れた顔で彼を見ていたけど
そういえば
私は最近
泣くほど ...
確定申告の書類を出しに、
税務署まで行った。
確定申告なんて、したことなかったけれど、
マンションを買うのに、
親からお金をもらったので、
贈与税の非課税なんとかのために、
確定申告をしな ...
ちょっといい歌詞のうたをきく
サビの部分だけ
なぐさめられればそれでいいの
覚える気なんかないの
だれかのためとか
優しさとか
生きる意味だとか
そんなの関係ないだとか
そんな現実 ...
パスポートももたず
いこくへたびだっていく
それがわたりどりの
とっけんだ
かわらない
くらしのために
がんかにみえる
ひとのまちなどめもくれず
つぎのくら ...
賢治は今も、救霊している――
僕は、言葉を信じたい
暗闇に射す光のように
震える魂を再生する、詩の言葉を・・・
今・ここに集う僕等は
数えるほどの人かもしれない
で ...
120312
ありのままの人生を
赤裸々に語る初老の男
これ以上嘘を付きたくないのではなくて
ありのままを語ることに優越感を覚えたように
笑顔混じりにい ...
12色のビー玉が入った瓶を
逆さに持って
机にこん、と落ちた一つは金色の
きらり、と光る玉でした
もし、空の上に
あなたを主役にした作家がいるなら
筋書きの無い物語を
...
今僕は、東京へと走る列車に乗っている
結婚前の妻と出逢ってからの数年間
毎日顔を見ない日はなかったが
今日から三日間
我が家を離れ、旅に出る
今僕は、妻と幼い周から
どんど ...
ひとごろしと
...
ヨーロッパで転んだ
リヒテンシュタインの公園で
逆上がりの練習をした
ジロという名の猫が鳴いた
春まで残り三時間を切った
料理番組を見ていると
腹の減りが早いのはなぜだ
歴史はよく分からない
(玄界灘敏夫 談)
三択の女王が
人生の岐路に立たされた夜
処女を捨てた
庭で煮炊きをしていた
...
学生だったころ
国境がなければいいと思った
世界中から国境がなくなれば
戦争もなくなると
だがそれは
雲に乗りたいと言うようなものだと
今はわかる
どう話してもどうにもならない人 ...
今日妻夫木聡似の香川君から電話があった
クライアント風吹かせて
先月末の出張 ...
魔法が解ける言葉 ソツギョウ #poem24
惚れた女の夢占いは「アンタ卒業したら死ぬ」 #poem24
校長の悪趣味な桜の木を切った #poem24
おっぱいを卒 ...
いろがかわる。
いろがかわる、
何のいろが?
はだのいろが。
おとといからだわ
と、きいろい女が
椅子をたおし、
Tボーンステーキが
ばちゃばちゃの、あぶらのなかで溺れながら ...
切り立った崖の上で咲いている
スミレのために
俺は立ち上がった
国境で銃を構えて365日
誰も来ない
守るべきものは何一つなく
攻撃することばかり
はらわたの命令にしたがって
海だ ...
生きてゆくためには
微量の毒がひつようだ
なぜなら
多すぎると死んじまう。
だから という訳でもないが
おれは
禁煙する気は毛頭ない。
ちかごろでは
どこもかしこも禁煙で
息 ...
えいえんの空間のなかのこの場所
むげんの時間のなかのこの時
この時 この場所に
こうして二人でいるということは
なんという驚きだろう
ぼくたちふたり
格別話すこともないけれど
ぼ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
一粒の私
健
自由詩
5*
12/3/14 3:01
御徒町から歩いてきた
番田
自由詩
0
12/3/14 1:37
ミラーボール
佐伯黒子
自由詩
4
12/3/14 0:45
とっくに
はるな
自由詩
1
12/3/14 0:39
夜光虫
〃
自由詩
7
12/3/14 0:34
行方
salco
自由詩
7*
12/3/14 0:21
懐疑論
シホ.N
自由詩
4
12/3/13 23:55
今のすべて
加藤
自由詩
1
12/3/13 23:51
さくら咲くとき
朧月
自由詩
3
12/3/13 23:30
智慧の実スケープゴート説
salco
散文(批評...
3*
12/3/13 23:18
体温の簒奪者
高原漣
自由詩
1*
12/3/13 22:20
水ぶくれ
リンネ
自由詩
2
12/3/13 22:05
心の健康
ジュリエット
自由詩
7
12/3/13 21:40
プラス1の女
はだいろ
自由詩
3
12/3/13 21:38
音のないうた
朧月
自由詩
3
12/3/13 21:24
暮らし
小川 葉
自由詩
2
12/3/13 21:06
賢治のいのり
服部 剛
自由詩
2*
12/3/13 20:05
ずっと待ち合わせ
あおば
自由詩
6*
12/3/13 19:40
ひかりの風
服部 剛
自由詩
1
12/3/13 19:04
不思議な扉
〃
自由詩
2
12/3/13 18:52
捩り不動/尊属殺重罰規定
TAT
短歌
0
12/3/13 17:52
age20
たもつ
自由詩
2
12/3/13 17:10
テリヤキ
花形新次
自由詩
1
12/3/13 15:23
もしも…
眠り羊
自由詩
0
12/3/13 15:17
彼女はShe said
TAT
自由詩
1+*
12/3/13 15:03
#poem24 卒業
北大路京介
自由詩
20*
12/3/13 15:01
_
ズー
自由詩
2*
12/3/13 12:59
牢獄の中の自由
灘 修二
自由詩
2*
12/3/13 10:30
無題4
浩一
自由詩
2
12/3/13 9:56
Two Of Us
〃
自由詩
5
12/3/13 9:46
3093
3094
3095
3096
3097
3098
3099
3100
3101
3102
3103
3104
3105
3106
3107
3108
3109
3110
3111
3112
3113
3114
3115
3116
3117
3118
3119
3120
3121
3122
3123
3124
3125
3126
3127
3128
3129
3130
3131
3132
3133
4.55sec.