左手のつくしを君に「はい、あげる。」
一嵐去って開けり花供養
なつかしき匂いのするは春の雨
雨も降りしかし咲かぬは恋の花
世の中
それは自分が見聞きできる
とても狭い世界のこと
私が知る世の中
お金が一番を決める世界
貧乏な彼は頭がよかった
頭が誰よりもよかったから
お金持ちになった
貧乏な彼は野球が ...
通りの角に猫がいる
数歩のところで逃げていく
しばらく見てると振り返る
お互いどうでもいいけれど
二度目は公園に
三度目は商店街に
同じ顔した猫がいる
毎度近くを過ぎようとすれば
...
不安なときは誰でも
誰かに頼りたくなる
誰もいなくて悲しんで
助けがきたと思ったら
思うようにいかなくて
傷つけてしまう
我慢の限界は
...
君が好きだ
だから僕は 自分のことが好きではなかった
僕の心は夢を見ていた
一人でいるほうが ずっと楽しいのに
遠くに揺れる木々の色に見とれている
何を企んでいるのだろう
潰れ ...
{引用=ぼくのこと、しってるの?
おぼえてて、くれてるの?
◇
ありがとうとごめんねのあいだのやさしさ。
◆
たいしたことなくても、ほ ...
気づいたらそこにいた
海みたいに大きくて
針の穴みたいに小さくて
往々にしてなくてはならなくて
こにくたらしいグリーンから
未練がましいシルバーまで
大好きだし大嫌いなもの
なーんだ ...
僕が生きているのは
君に
「大好き」って言うため
君と
手を繋ぐため
君に
ぎゅっとくっつくため
君と
いっぱい
いっぱい
笑うため
このつらさも ...
八重桜
そこで枯れていくのか
{ルビ雪洞=ぼんぼり}もとうにないその公園で
休日には光の姿態に花を挿し
寝そべる背中に猫でも乗せて
二三冊の本にマスタードをたっぷり塗って
後ろ向きに釣り糸でも垂らしてみようか
古い音楽ばかりが飛行船となる場所で
とりとめのな ...
ゆるゆると解凍されて泳ぎ出す初夏のひざしに冷凍金魚
てのひらに埋め込まれた鉛筆の種 いつまで待っても芽が出ませんが
捨てました古い日記も捨てましたあとかたもなくみじん切りして
虎猫と ...
あなたと私は全くの別人
思考も言語も感性も違う
それだけの理由で排除するわけじゃないのよ
感性が違うの
価値観が違うの
ごめんね、私はテレパスじゃない
欠点だらけの女なの
あなた ...
目で感じるものは全部
手で感じるものは全部
本当に感じたいものじゃなかった
サンタクロースが来て
プレゼントを置いてって
嬉しかったのはプレゼントじゃなかった
貧しい人間だ
...
水浸しの灰色街路地
跳ね音聞いて雨宿り
老い猫がにゃあと鳴いて
酷い雨だと目を細める
妙に優雅な流線形
横目でこっそり撫でた
ごろごろ音がして
雷も気持ち良さそうに
ああ誰 ...
親と子が切り離せない存在なら
苦しみも悲しみも同じなのでしょうか
それとも しょせん「他人」だから
別のものになるのでしょうか
父と母がいがみ合っている
子供は見ている 聞いている
お ...
わたしは日々報道されている
あなたの目や耳の中で
再生可能なものとして
記憶されていく
ご飯の食べ方が汚いですか
歩き方がおかしいですか
そこにうつるわたしによって
わたしが形成される
...
休みの日ぐらいしか洗濯が出来ない
いやまぁやろうと思えば今だって出来る ...
きみの唾
2滴落とした
カクテルを
飲んで酔いたい
きみに酔いたい
女体盛り
最高なのは
とろろ飯
ぬめりに
かゆみ
ビジュアルもいい
クンクンクンクン
クンクンしてたいねえ
君のニオイ
クンクンしてたいねえ
舐めたくないねえ
君のニオイだけ
クンクンしてたいねえ
クンクンクンクン
...
心臓の中で
春が笑っている
笑っている春の中で
一面のチューリップが笑っている
笑っているチューリップの中で
少年が笑っている
少年の無邪気さが
チューリップを{ルビ ...
湿度計の硝子戸
夜を待つ樫材の少年
深海からの蔦漆
穢れない銀の霧吹き
この島の
タルタロスの迷宮
漁船を奪い
流れ着く11人と半神
稜線を重ねた指が
すこしずつ離れていく
外に出て
溺れそうになったとき
つかんだ手
親子みたいに
恋人みたいに
いつかいなくなるんだね
きみも
チクタク
重いか軽いか
大きいか小さいか
しあわせをはかる
唐突に知りたい
手にとって確かめたい
欲求が
波のようにおそってきて
わたしを混乱させる
(
混乱しているから
...
あっさりが
人気の昨今
だけれども
あまりに薄い
俺のスペルマ
全体を
見ないと
物足りないので
モニターしながら
セックスしよう
アナルにも
...
さようなら
大切な思い出たち
さようなら
私の心
風がさらっていく
心をさらっていく
まるで蝶のように
羽ばたきながら
その姿はとても綺麗なのに
残る想いのはかな ...
調子が悪いと
皆が優しく
してくれる
愛情がある
泣きたくなる
泣けない
自分の与えられた使命を果たす。
声をかけられる。
自分の数々の罪を悔いる
神様助けて下さい。
憐れ ...
年を取るにつれて
楽しみより苦しみが
多くなる
悪行の数々による
罪の意識
重くのしかかる
外も歩けず
食べる事ばかり
水泳でもしよう
心身ともに鍛えよう
そういうわけで
首が引っ込んだまま
ぼくは浜に出た
蟹が当たり前のように
前の方に向かって歩いていた
体の奥から見ていると
蟹はやがて視線に気付いて
慌てて横歩きを始めた
...
太く短くは誰にでもできる
ようは細く長く
少しの休養があっても
いいではないか
資格をとる
哲学を勉強する
聖書を読む時間が欲しい。
がむしゃらに働いた
もう年なんだ無理が効か ...
くよくよしない犬がいる
主人がくるのを待っている
声をかけると
たらりとしっぽでこたえた
なでてもいいよと
いったのか
待つことだけを
している
くよくよしない犬
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「春だね」
榊 慧
俳句
1
12/4/30 10:33
価値
marux2
自由詩
3*
12/4/30 7:22
寂しい、ただそれだけ
〃
自由詩
7*
12/4/30 6:58
涙
凱
自由詩
0
12/4/30 6:09
缶ビールを飲むときは
番田
自由詩
3
12/4/30 2:01
やさしいきみのなか
ゆうと
自由詩
3*
12/4/30 1:13
このあまりにもちっぽけで果てしなく陳腐で死にたくなるほどクソ ...
mm
自由詩
3
12/4/30 1:07
僕が生きているのは
ジュリエット
自由詩
1
12/4/30 0:14
八重桜
殿上 童
自由詩
20*
12/4/29 23:46
HOLIDAY
ただのみきや
自由詩
25*
12/4/29 23:37
ウワバミの中の象
そらの珊瑚
短歌
9*
12/4/29 23:04
異質
無限上昇のカ...
自由詩
1
12/4/29 22:57
亀の鉱物
竜門勇気
自由詩
3*
12/4/29 22:43
LOVE,is like a rain.
mm
自由詩
4
12/4/29 22:13
親子だから
eris
自由詩
2*
12/4/29 22:02
たわしの作り方
中川達矢
自由詩
9*
12/4/29 21:56
って、何の話だよ…
TAT
自由詩
3
12/4/29 21:34
変態短歌26
花形新次
短歌
0
12/4/29 21:31
クンクン
藪木二郎
自由詩
1*
12/4/29 21:17
春 鬱
塔野夏子
自由詩
9*
12/4/29 21:04
citadel
mizuno...
自由詩
1
12/4/29 20:50
芦
〃
自由詩
1
12/4/29 20:13
しあわせをはかる
百瀬朝子
自由詩
1
12/4/29 19:52
変態短歌25
花形新次
短歌
0
12/4/29 19:42
さようなら
桜 歩美
自由詩
3*
12/4/29 19:40
懺悔
ペポパンプ
自由詩
5*
12/4/29 19:21
水泳をしよう
〃
自由詩
3*
12/4/29 19:03
首男(二)
たもつ
自由詩
4
12/4/29 17:48
ロートル
ペポパンプ
自由詩
4*
12/4/29 16:48
店先の犬
朧月
自由詩
3
12/4/29 16:20
3106
3107
3108
3109
3110
3111
3112
3113
3114
3115
3116
3117
3118
3119
3120
3121
3122
3123
3124
3125
3126
3127
3128
3129
3130
3131
3132
3133
3134
3135
3136
3137
3138
3139
3140
3141
3142
3143
3144
3145
3146
加筆訂正:
変態短歌25
/
花形新次
[12/4/29 20:13]
一首追加
5.53sec.