バックスペースで
だいじな文字から
消していく
逢いたいな
逢いたい
逢いた
逢い
逢
あ
跡形もなく
この世を去った
文字や
私のため息が
抜け殻の ...
あまりにも白々しい骨。
雪よりも小汚い、
血に肉が親和するように、
骨に音楽が融和する。
「種子を植えろ、荒野へ!」
砂、砂があるゆえに白い砂漠。
(水 なくて白く ...
鏡の裏に灯る鏡の
違わずに違うゆらめきたち
午後を夜にわたす道
満ちた花を踏みしめる道
窓のむこう
緑の雨
誰のためでもない
三重の檻
冬につらなり
...
夜の光は優しくて
まっくろな闇も四角ばった建物も
あれホットチョコレートみたいに
トロミを帯びてゆっくり流れているなと
暖かい気持ちがする寒い冬の舗道
何故だろうか歩く地 ...
掘り返せば死骸ばかりだ
蝉の脱け殻。皺ばんだ祖母の手
掘り返せば死骸ばかりだ
踏み躙られた残雪。子供のはしゃぎ声
掘り返せば死骸ばかりだ
必ずハッピーエンドで終わる物 ...
ぼくはアナウンサーがかっこいいと思うので、かっこいいアナウンサーになりたいです。
それでお母さんに、どうしたらアナウンサーになれるのかを聞いてみました。
すると、いっぱい勉強していい学校 ...
やがて再び北風の中
道端のネコヤナギの蕾のように
やさしい春の指先が頬を撫でようと
いつか一つの曲がり角の先
私を包み、光へ導くような
誰もが期待する運命が待っていようと
もうこれ以上一つ ...
あたしの部屋の窓から
みえる空は黒くて
たぶん曇っているはず
あなたはどうしているかな
青空の下にいたね
昼間のあなたは
届いたメールに添えられた
空はすきとおった青だった
続 ...
手とか足とかはいつも見えるけど
目とか唇とかは見えないから存在感がない
ふと触ってみて思い出す頬の肉と
こめかみの吹き出物で出来た
私の欠片を繋ぎ合わせて
私の顔を作って欲しい
そ ...
死者を鎮めるものよ
死者を取り巻く 生きる者たちから
死者を解き放ち
残された者たちを死者から 開放する
それは 古い森の中で あのシャーマンたちが行っていた ...
空にうかんでいる きみは
風いろのヌードをまとい
ゆらゆら
ぷかぷか
空の波に遊んで
手足をう〜ん、と伸ばして
流すのは 涙?
すき透った過去なんて知らないわ
過去と未来がぶつ ...
君がリリアン編んで
見上げた空は花と同じ色で
ぜんぶ、ぜんぶ春だった
ゆびさきで、光源をたどる
なくしたもののかたちは
思い出せないけれど
なくしたものから芽ぶいたのは
街でいちばん ...
樹木
山桃の実のぶつぶつの舌触り
葛のつる川土手の樹を緊縛す
炎天や犬の尿に樹木立つ
昼の樹の葉叢の奥の星の夜
窓を叩き梢が夜を連れてきた
...
赤い首輪つけて
飼ってほしい
あなたの飼い猫になれたらよかったのに
餌をくれなきゃ死んじゃうよ
他の誰でもない
あなたがくれなきゃ
生きていけないの
こういう考えを
あなた ...
38度の熱が出て、楽しみだった
僕の出版記念朗読会が、中止になった。
数々の再会の場面が夢になり・・・
僕は今、ふとんに足を入れて
ランプの灯を頼りに、この詩を綴っている ...
結婚前の嫁さんを僕は(きれいだなぁ)
と、うっとり見ていた
結婚後にいつも一緒の嫁さんは、時折
いもに見えることがある
高熱にうなされ
布団からふらふら身を起こした僕に
...
君を想う僕の気持ちは
もう君だけを想う気持ちじゃないよ
苦しい日も
君を想い続ける僕を応援してくれるあの人に
向けた気持ちでもあるんだ
君を想う気持ちが
あの人 ...
真白にとかれた耳飾り……
それは冬の名残です
寒い日にはてんてんとあとをつけていくもの
温かくなり、晴れた日には水上から流れくだってくるもの
かつてそうした世界の眼差しを愛していました
愛と ...
山砂はもうない
海砂ばかりが浚われ
洗われ
遠く運ばれ
混ぜられる
ごくありふれた砂粒に時折混ざる
貝の欠片の白い顔
ガラスの名残の澄んだ瞳
際立つ別嬪な粒子たち
僅かに
微かに ...
ゆらゆら路地裏に消えていく猫の尻尾
日曜日の午前9時
空がある
雲はない
宇宙がどのようになっているか いつの日か科学は突きとめるだろう
宇宙が何故在るのか 誰も永遠に分からないだろう
テ ...
ときどき
なにかしずかによこぎる
そのあと
おきる
まっていたこと
まっていなかったこと
まんぱいになる
演奏の休憩のあいだ
テラスに出て風に当たった
永遠をものまねして
ぼくらには余念がなかった
それならそれでいいじゃないか
諦めがこだました
それならそれでいいじゃないか
意思が鳴っていた ...
夏にあいたひし形の穴から
海が溢れだす
きみは定規で水平線を引き直す
クジラが大きな口を開けて
ぼくの腹話術で、あー、と言う
風吹くな
心が寒い
風吹くな
手足が凍える
風吹くな
誰かを抱きたくなる
風邪引くな
寝込むことになる
わけてあげると
たわけたことを
のんきにみせてる
づきづき わらう
かなしばられないかおで
そようのないがしろな
ほのぼのやわに
ちゅあちゅあ こぜり
みくだし みくるい
...
差し出された濡れ衣を
貴方は静かに纏った
濡れ衣は貴方に張り付き
体軸を浮かび上がらせ
その様子を見て
貴方は静かに笑った
菊日和の空の下
貴方は濡れ衣を濡れ衣とせず
その場を後に ...
傘のさき
アスファルト滑らすみたいな
さびしさ
青い空の
すぐよこに黒灰色の雲の群れ
超電磁砲
追いつけば
広がるのは
明るい不穏
冷たい雨
...
日々の聖句(19)決して祈りを忘れてはなりません
二月二十五日
「したがって,わたしの愛する者たちよ,あなた方は
常に従ってきましたが,つまり,わたしのいる時だ
けでなく,わたしのいない今いよ ...
砂糖の角を削る
わたしはわたしに必要な分だけ
あなたからあなたを削る
2月も終わる
灰白色の曇り空
こころが痺れている
悲しくて
目や胸や膝が痺れている
青い空がある
それだって永遠じゃない
繰り返されている
だから生 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
バックスペース
uminek...
自由詩
6*
12/2/27 3:32
白の断章
高原漣
自由詩
2*
12/2/27 2:26
黒い道
木立 悟
自由詩
8
12/2/27 2:21
春の兆しはまだ早い
灰泥軽茶
自由詩
5*
12/2/27 1:36
記憶
ゆべし
自由詩
2*
12/2/27 1:10
はやくちちゃん
日雇いくん◆...
散文(批評...
2*
12/2/27 0:16
無理なお願い
salco
自由詩
14*
12/2/26 23:44
同じ空の下
朧月
自由詩
1
12/2/26 23:09
欠片
73
自由詩
1
12/2/26 23:00
死者を鎮めるものよ (諏訪敦 賛歌)
いねむり猫
自由詩
1
12/2/26 22:23
風いろ
草野大悟
自由詩
2*
12/2/26 22:14
春の記憶
あまね
自由詩
26
12/2/26 21:54
俳句・習作 2
壮佑
俳句
7*
12/2/26 21:43
ねえ、ご主人様
ゆず
自由詩
0
12/2/26 21:37
夢の朗読会
服部 剛
自由詩
1
12/2/26 21:17
いもと嫁さん
〃
自由詩
7+*
12/2/26 21:12
幸せは繋がってく
ジュリエット
自由詩
1
12/2/26 20:57
耳飾り
理来
自由詩
6*
12/2/26 20:53
一個の孤独
ただのみきや
自由詩
13*
12/2/26 20:30
散歩の途中で
空丸ゆらぎ
自由詩
14
12/2/26 20:28
甲子園球場
美砂
自由詩
2
12/2/26 19:10
意思が鳴っていた
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
12/2/26 19:09
age4
たもつ
自由詩
9
12/2/26 18:53
冬風
HAL
自由詩
3+*
12/2/26 18:47
のぞ そひ
砂木
自由詩
13*
12/2/26 16:14
濡れ衣
日野
自由詩
2*
12/2/26 15:06
オンリーマイレールガン
吉岡ペペロ
自由詩
6
12/2/26 14:53
日々の聖句(19)決して祈りを忘れてはなりません
生田 稔
短歌
2
12/2/26 14:13
絵具
mizuno...
自由詩
2
12/2/26 14:01
光が射してくる
吉岡ペペロ
自由詩
5*
12/2/26 12:50
3115
3116
3117
3118
3119
3120
3121
3122
3123
3124
3125
3126
3127
3128
3129
3130
3131
3132
3133
3134
3135
3136
3137
3138
3139
3140
3141
3142
3143
3144
3145
3146
3147
3148
3149
3150
3151
3152
3153
3154
3155
加筆訂正:
一個の孤独
/
ただのみきや
[12/2/26 20:53]
一部字の間違いを直しました。
4.25sec.