彼らのことを
かわいそうだと
心の中で思う青年は
センエツである

彼らのことを
社会的弱者などと
呼称するインテリゲンチャは
酷薄である

〈―名づけることは
権力ではないのか ...
逆境のとき

いつも傍にいて

慰めてくれるのが

猫だ

名前すら付けて貰えない

猫だ

おい 猫よ

おまえは

すぐ忘れ去られるのに ...
家を出る時に
ちらほらと
降り出した雪が
そう時間をおかないうちに
吹雪いてきた

三月もなかばだというのに

フロントガラスに
積もってゆく雪を
ワイパーでどける

ラジオか ...
もう充分だと言うのは
きっと身勝手なんでしょうね

でもその気持ちが消えないんです
良くないことだとは分かっていますが

やはりこうして日々を
何とかうっちゃっていると

いつも最初 ...
昨年の大震災以降の、日本における「共有化」というのか、共有観というのか、そういうものがちょっと異常になってきているように感じる。

あの日わたしは関西にいて、テレビがどのチャンネルもばたばたと ...
ブラックバード

真っ白な羽を持つ鳥 地味な自分の色を嫌った
そして綺麗な色に出会う為 長い旅に出た





透き通る青は空の色 誰もが託す未来への願い
旅立ちの朝は それはそれ ...
静かな部屋の片隅 君はまだ泣いている
そんな怯えた顔で 何を見ているの
希望も映らない 暗い瞳で
あかりも灯らない 砕けた瞳で
見つめていたって何も叶わないのに


枯れてしまった海の中 ...
眠れない夜に
じっと
目を閉じて
君を待つときめきを
思い出してみる

電話を握りしめて
キョロキョロと回りを見回し
通りすぎる人の波の中に
君の姿を探す

何も言わずに ...
何か新しいことに向かうときは

できるだけ心を空っぽにして飛び込む

幼い頃

良くソフビの人形を

お風呂の底に沈めて

手をはなすと

勢いよく飛び出した

あの感覚
...
余りにも早くゴールに辿り着く者は

そう遠くまで行けないだろう

自ら目標を生み出し乗り越える事こそ

この長い人生にふさわしい

答えを出そうとして焦るよりは

まずは問題をじっ ...
 
わたしのからだは
とても正直なのです
 
 
わたしの頭。
低気圧が近付くと偏頭痛を起こして知らせてくれます
 
わたしの目。
寝不足だったり体調が悪いと二重になります
ちなみ ...
溶けるほど深い
キスがしたいと思った

もっと近くで
視線を絡ませたいと思った

混ざり合うほど
側にいたいと思った

叶わなかった
過去の愛は
どこに行くんだろう

...
この思いはいつも
続いていく 河口の向こうに そして 立つだろう
僕だけは ああ だけど
この遊歩道を歩いていく時 どこに待っているのだろう
僕を受け入れてくれる 女の子が
穴が開いたコップは
そのままでは使えません

ところが
その事実を告げると
大抵のガラスは大いに憤慨し、嘆き、喚き散らすのです
そして
綿くずだの
粘土だの
ビニールテープだの
と ...
目覚めても まだ何も感じない
ストロボを焚いたように 視界は真っ白なまま

君は起き上がる ベッドの上で部屋を見回す
昨日見た 夢の欠片を吐き出すと
耳につくのは 壁掛け時計の呟き
締め忘 ...
〇さっき
甲板でその花は無理やり咲いていた、それを、わたしはみていて、本当に生きていたいのだなあ、と、潮風やしぶきや嵐にさらされても、ひとりぼっちでも、咲くんだなあ、それを、わたしはみつけることがで ...
――宇宙売春要素、エピキュリアン
青灰色の髪を咬む黒髪の青年
座標に跨がって卑しく腰を揺らし
衣服のように人をまとって
名前を上書きする 季節
コンソールに散らばった
虹の粉はいつ ...
短針はしづかに回る

長針は{ルビ狂狂=くるくる}まわる

まるで

足の長さがちがうみたい。
夢見ることが

ちょっと億劫なのです


ピアノをポロんと弾くように

言葉がこぼれます


僕を待っているものがなんであろうと

きっと仲良くなれます


暦の明日に色 ...
小学生のとき突然女の子にキスされた

ぼくはそれを肩で拭いた

家に帰り口をゆすいで鏡を見た

それから叔母さんにあったことを伝えた


女と和食のお店に入った

ランチのコース ...
ゴルフ焼けしたいい親父になった
今では大阪の営業所長さんだ

―僕らの音楽を理解してくれる人は
 この広島に一人か二人ってところだ
 だけど これだけは確実に言える
 僕らは凄いことを ...
てのひらをぱっと開いたら

ああ、なんだか少しさびしくなったみたいだ


たくさんのかわいいものや

泣けるくらいのおいしいもの


ああ、これらのものを
今でもきっと想ってるん ...
雨乞い儀式の横丁。
ワイパーに滲み出す背徳感。

--ここは外面洗車場。
--仕上がりは、異常なほどに
--自然でございます。

大きな(ビッグ)デトックスには
小さなリスクはつきもの ...
神による操り人形
何一つ自分の思い通りに
行かない

偶然と必然と言うが
全ては必然
選択肢はない

死に向かってもがいている
神様はせせら笑っている
バカな奴と笑っている。

...
愛と言う名の水もなく
ただひたすら歩き続ける
味方は誰もいない
頼りはコンパスのみ

乾ききった心
夢も希望もない
ジャーキーで
命をつなぐ

何も考えない
だだ生きるだけ
夜 ...
 
 
ベジタリアンの君が
冷たい手すりにつかまっている
たった一人、チルドレンの僕は
探偵のようにネクタイを直して
今日も玩具の銃で頭を撃ち抜く
 
 
{ルビ生命=いのち}の重みに
触れた{ルビ瞬間=とき}

今 ここに在る
ただ それだけで
繋がってきた奇跡の連続

なんてちょっと大袈裟に
身震いなんてしてみたりして

私も
...
子供から甲状腺を奪う
放射能なんていらない
男女共に不妊になる
放射能なんていらない

ガンを誘発する
放射能なんていらない
火力発電だけで良い。
人口が多すぎる。

海をよごす
...
何かが叶うことを
素朴に夢見て
人間は生きている
   一日一日を

地味に踏みしめてね

たった二百年も
生きれない人間なんて
太陽からみたら
それは ちっぽけだ

なんてね ...
人は白をみていて、白をみていない
青をみている
消えた悲しみの青を

人は白をみていて、白をみていない
赤をみている
亡くした赤子の熱病の赤を

人は白をみていて、白をみていない
緑 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
憐憫浩一自由詩312/3/13 9:38
救世主杉菜 晃自由詩8*12/3/13 9:24
春の雪そらの珊瑚自由詩1612/3/13 8:33
巡礼HAL自由詩6*12/3/13 6:50
消えた電池のことはるな散文(批評...512/3/13 4:01
ブラックバードitukam...自由詩112/3/13 3:04
横嶋 奈都葵自由詩112/3/13 2:38
君を待つときめきジュリエット自由詩012/3/13 2:03
沈めてソフビ灰泥軽茶自由詩7*12/3/13 1:40
ゴールの速度yamada...自由詩112/3/13 1:31
わたしのからだ次元☆★自由詩4*12/3/13 1:29
祈りジュリエット自由詩0*12/3/13 1:28
横浜のボードウォークに番田 自由詩2*12/3/13 1:06
欠陥伊織自由詩6*12/3/12 23:31
ストロボまーつん自由詩612/3/12 23:24
甲板の花佐伯黒子自由詩4+*12/3/12 23:01
青の軌跡ayano自由詩4*12/3/12 22:44
時代高原漣自由詩012/3/12 22:24
中途半端な夜に梅昆布茶自由詩1312/3/12 22:17
曇り日吉岡ペペロ自由詩212/3/12 21:54
友人壮佑自由詩17*12/3/12 20:57
三月寿自由詩8*12/3/12 20:36
兆しの数分yuugao自由詩012/3/12 20:29
操り人形ペポパンプ自由詩5*12/3/12 20:25
孤独の砂漠自由詩7*12/3/12 20:24
age19たもつ自由詩512/3/12 20:18
Be広川夏海自由詩7*12/3/12 20:14
原発なんていらないペポパンプ自由詩3*12/3/12 20:08
淡いsubaru...自由詩21*12/3/12 20:08
白という色について灘 修二自由詩3*12/3/12 20:06

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