丸くて小さい
カラフルなチョコレート
1つ1つ食べる度
これは?と訪ねる小さな子供
赤だよ
あか?
黄色だよ
きいろ?
橙だよ
だいだい?
...
あなたのこと
なんにも知らないの
待ち合わせはいつも
小高い丘の上の
大きな木の下で
空はどこまでも高く
きっと私のことなんて
忘れられてしまう予感
あなたは風に吹かれ
...
あの世に朝陽があるのならば
俺はそいつを見てみたい
例えこの眼を失っても
俺はそいつを見てみたい
俺はこの世には十分飽いた
もう何一つやりたくはない
人々の愚痴は聞き飽きたし
俺の口 ...
何もかもを失った
夕べの酒ほど旨いものはない
その日、月は煌々と輝き
僕の酒に反射する
何もかもを失った
夕べの酒ほど旨いものはない
サラリーマンが傍らを通り過ぎていく中で
僕は一人旨い ...
ぼくは沸騰するスープである
ジャガイモが崩れていく
ぼくは真っ赤に茹で上がる毛蟹である
苦しさに前脚を伸ばして泡を吹く
底から熱せられていて
二重の蓋がかぶさる
重くてもちあがらないで ...
あしたひらくドア、そして窓雪のごとこころに積もる言葉はありや
思い出すなつかしいうた冬の日のふいに飛び立つ鳥の似すがた
赤い実を痛みを噛んだくちびるを指でなぞれば遠い夕陽を
...
人魚
海の底にいるみたい ならば私が見上げている光は
ただ海面に映った ニセモノの月の光なんだろうか
靴をなくした踊り子 気付いたら私は裸足で
真っ暗なステージに 浮かぶように立っていた
...
堪えきれなくて
上の奥歯を三本抜いた
ピーひょろろ
小鳥の鳴き声になって
(あなた だあれ?
わき水を飲んだら
鼻からこぼれて
時計の針が鼓膜に穴を空けた
しばら ...
すきをひとさじほおばると
苦味が走るのはなぜ
甘い香りがするのに
君の言葉がいつか
カラダじゅうにまわって
まるで毒のように私を
狂わせてゆく
いけないと知ってて
道を間違えて ...
さよならと
手をふる時は
指と指の間を
すこし開けて
すきまを作る
かなしみが
そこから
上手に
逃げていくように
美しい水を
手にためる時は
指と指の間を
ぴたりと閉 ...
新聞を旅して
自分に出会う
出られない領域は
私の住まい
悲しみ
前向き
ドラマはあって
私の今をまた照らす
私の後ろで待ちかまえている
私の後ろでこちらを見ている
声をかけてくることもなく、
馴れ馴れしく触ることもなく、
私の後ろでこちらを見ている
わたしの後ろで座って見ている
...
賑やかな風景が今も見えてきそうだ
昭和のレジャーは大移動
小さなゲレンデ一つに
休みともなれば
がやがや人が集まり
きちんと並んで
リフトに揺られ
ゆっくり滑っていく
帰りの電車も ...
●中二病。
ナイフに憧れた中学時代 刺したい奴は一人だけだった
●今は逆をよくやる。
変の字を何度となく書き損ずる 憂鬱なため息おもいにきび
横たわる男のひげは春を待つ
閉じられた青白いまぶたの奥で
なにを夢にみるのだろうか
弥 ...
君に言うべきだった言葉が
僕の病的な恐怖心の中に消えていく
お寒うございます
お元気でしょうか
でもわたしはあなたより
もっと寒さを感じています
息もできません
私は鰓呼吸はできませんので
それと云うのも
あなたが私を冬の海に
...
胸の中央の縫合痕から
たらたらと零れるなまぬるい銀の水
銀色のバケツにそれを掬いだして
部屋中に並べたら 足の踏み場もなくなった。
音もなく流れ続ける温い銀の水
部屋中に並べられた純銀バ ...
たむろする自意識に飲まれ自暴自棄自爆寸前
シラナイシラナイアンタナンテシラナイ
シラナイシラナイアンタナンテシラナイ
ついついトリガー弾いちゃって
腐乱する死体にさっそく虫が湧 ...
忘れた夢の方角へ
偽りの指を 手のひらを置く
のりしろ 空白
潮の熱さ
ふかみどり
喉の奥の
ふかみどり
車輪の行方
消えてゆく影
象亀から 布に落ち ...
斜陽のひと
小さな名前を繰り返す
夏の日が
あんなにも眩しい
真剣な寝顔へ
薬指の紅を
つうっと撫でる
暖かさは直ぐ其処
着地だけは任せて
まるで死刑台
こぼれちまえば良かったんだ
叶わぬ 夢なんて
紫煙と 共に 湧き上がる 私怨
昇ったままで 立ち消えること 知らず
かき集めた 思い 胸に
無念だね なんて
何て 上手いこと 言っ ...
嗚呼 やさしい日々よ
夢のように 幸せな毎日よ
どうか 崩れないまま
私も共に連れていっておくれよ
現の世に もはや何も望まぬ
身動きのとれぬ私のからだ
嗚呼 やさしい日々よ
...
飽きずに また立ち上がってくる
慄然たる毎日に
立ちむかうための{ルビ剣=ツルギー}が欲しいんだ
青くさい青くさい?なんて 言われてもわからないんだ
わからないわからない ...
毒のない棘
蜜のない花
種のない実
は
罪ですか
咎のない嘘
咎がない故
咎でない
のは
悪なのか
情状酌量
情状酌量
情を量るにゃ
何が要る
...
煮つめられた、ような
まよなかのにおいを
くたびれた寝床で嗅ぐ、遠いこめかみの痛み、ディスプレイの照明を、受けとめ続けたせい
おとなしい雨の日の
波打ちぎわみたいな間隔で ...
割り切っている
良くも悪くも割り切るのが早い
僕は
公式なんかすっ飛ばし
一か八かの
答えだけ弾き出す
便利な簡易計算機です
愛してました
哀しみました
落ち込みました
...
東京にいた頃から中華料理を頻繁に食べていたのは、割と安めの定食があるから、と、一人で入っても気兼ねのあまりしない店が中華料理屋に多かったからで、今日も、むーすーろーを食べた。
きのうは春巻 ...
両の窓から見えるものはみな不確かで
ぼんやりと光に融け出しているようだ
心は焦げ付いた鍋のように
そのまま冷たく放置されていた
杖をついて
時が行き来する
昭和 ...
たとえば塵のように
グラスの中で
わたしの怒りの澱が
舞っては沈む
気泡の中にそれぞれの
口に出しかけてやめた言葉を
閉じ込めているのが
足の速い風味に伝わる
ガラスのように澄 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
カラフルなチョコレート
次元☆★
自由詩
4
12/3/15 19:13
ずっと待ち合わせ
RT
自由詩
0
12/3/15 18:44
あの世の朝陽
yamada...
自由詩
1
12/3/15 18:27
旨い酒
〃
自由詩
5
12/3/15 18:18
二重蓋の圧力鍋
殿岡秀秋
自由詩
9
12/3/15 17:43
あした
石瀬琳々
短歌
6*
12/3/15 13:55
人魚
itukam...
自由詩
0
12/3/15 12:23
耐芯鳥
アラガイs
自由詩
13*
12/3/15 11:56
違法な薬
朧月
自由詩
3
12/3/15 10:19
手のかたち
そらの珊瑚
自由詩
14*
12/3/15 10:11
紙面の旅
朧月
自由詩
4
12/3/15 8:08
終わり始まり
さいらと
自由詩
1
12/3/15 4:14
スキー場跡
灰泥軽茶
自由詩
9*
12/3/15 2:47
[中学生]
東雲 李葉
短歌
0
12/3/15 2:27
春とひげ
石田とわ
自由詩
6*
12/3/15 2:23
ホワイトデーの朝
番田
自由詩
1
12/3/15 1:59
寒中お見舞い
HAL
自由詩
4*
12/3/15 1:57
銀色の時
つむ
自由詩
1*
12/3/15 1:52
delete
ボトルシップ
自由詩
1
12/3/15 1:40
7月、8月、9月(黒)
木立 悟
自由詩
3
12/3/15 0:36
薄皮
杳
自由詩
1
12/3/15 0:28
最初で 最後の ラヴソング
藤鈴呼
自由詩
1*
12/3/15 0:26
ゆめとまぼろし
露
自由詩
1
12/3/15 0:22
バカノウワゴト/歌詞
高原漣
自由詩
0
12/3/14 23:42
またまたそんな、ご冗談を。
faik
自由詩
10*
12/3/14 23:35
1/2 A Loaf
ホロウ・シカ...
自由詩
7*
12/3/14 23:23
散、割ることの、誤
faik
自由詩
13*
12/3/14 23:00
順逆 二十五門あり
6
自由詩
1
12/3/14 22:41
春の悲哀
ただのみきや
自由詩
13*
12/3/14 22:30
食器を片付ける
瀬崎 虎彦
自由詩
3*
12/3/14 22:08
3091
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3093
3094
3095
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3098
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3100
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3113
3114
3115
3116
3117
3118
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3126
3127
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3129
3130
3131
4.29sec.