あわ立てたミルク
窒息死
外れた戸から
ぬれたぜつぼうが
はいってくる
あたらしいかたちに明けた一日を 一日かけて同色に塗る
泥を舐め
「生活」の遠さに
かなしみを忘れる
拾い上げた空に
青い絵の具が
べったり
逃げてはいけない
戦ってもいけない
忘れても
いけない
そのなかで
見上げる空に ...
確かに統合失調症になったのは
私の人生において痛恨の出来事だ
しかしそんな運命にも
負けずに生きる
その姿をもって隣人を励ましたい
私はこのように戦ったと
皆に伝えて死にたい
そうだ ...
太陽にあざわらわれながら
街をゆく私。
散逸した書物を
一枚いちまいあつめて
一冊の本に綴じるのが
おれの人生だと
わかっているのだが、
認めたくなくて
...
私は
歌うのが好きです
楽しいときも
嬉しいときも
悲しいときも
つらいときも
怒ってるときだって
私は歌います
大きな声で
小さな声で
君へ届いてほしい想いも
...
チンパンジー
街が動き出す 今日もそれぞれに配役を与えて
そんな朝を もう何度も繰り返してきたんだ
「シーン20120310、よーい、スタート」
誰かの声が響いている それぞれの頭の中 ...
お昼まえのひかりが真白だった
じっとりと固く熱く股間が膨れていた
こんなに愛しい
前髪を撫でてあげながら
体をいじめることだけを考えていた
150もない女の子を泣かせていた
ふたりぼっち ...
おまえの住家の辺りを通過
おまえとおなじ雨粒見てる
おまえとおなじ灰色見てる
おまえとおなじ高さの曇天
おまえの住家の辺りを通過
そうだ、ぼくらは
他人のことな ...
こどもみたいに大好きだから
名前を呼んでみる
靴を履いたまま
おっぱいを吸ってみる
ヘルメットを被ったまま
ほくろに執着してみる
新しいガムを噛む
名前を呼ん ...
深海で気泡がひとつ
ゆらゆらと上昇してゆく
疑えばきりがないことばかりだ
海底に横たわる
屍が呟くから
ボクは
生まれてから今日までの
信じてきたものを
ひとつひとつ
数えてみる
布団からはがれない
重い身体
頭は鐘を被せられて叩かれているように
ごうんごうんと
鈍く痛みがはしる
肩は石のように凝っていて
腕は上がりそうにない
腰には縄で強く縛 ...
あいちゃんのおちゃわんは
ぷらすちっくでできています
あいちゃんは
とうとうみつからなかったけれど
このおちゃわんだけは
どろのなかから
みつかったと
おばあちゃんが
はなしてくれ ...
テーブルで遊ぶんだ
スケートボードを走らせて
端から端までテールノーズできたら
バイクに乗ってでかけよう
ヘルメットの中で
ささやいたら
ヘルメットが話してるみたいだ
庭をグルグ ...
甘いラムの香りに 誘われて
南の孤島 サトウキビ畑に 来てしまった
青い空は 深く澄み渡って
そのまま 星が瞬く暗い青へと 落下している
背丈よりはるかに高く ...
かつて収監されていた何故
どの小鳥の羽根をもぎとった罪なのか
それとも母を殺し身内の愛を根こそぎに
うりとばしてしまった哀しみのせいなのか
外への出口は自働ドアだ
ド ...
はるにうまれたやつは
ゆめみがちなやつがおおい
かぜはつめたいのに
ひざしがあたたかくて
ゆめをみるのにもってこいなんだ
だからか
はるにうまれたむしは
ひらひらおそらをとんでい ...
今のわたしは
あなたから離れ
誰もが疑うような
酷い暮らしをしています。
本当は繊細過ぎるだけの
何も持たないわたしですが
あなたへの愛は
今も涙が出るほ ...
1.
重力に逆らっていった言葉の
行く先はどこで
わたしの視線の廃棄場所が
どこにあるのか
なんて誰も教えてくれない
どうしてあの時、
という無意味な問いをできるほど
わたしは強く ...
もう何も考えずに
後先考えずに
泣き暮らしたい
溢れる涙を抑えることなく
孤独を心底感じたい
痛みを全身で受け止めたい
生きてるって
只、感じたい。
移り気な西日が照らす部屋の隅折れた線香ぼうと立ってる
想いがある。
そこに静かに燃えている。
この優しさは
あなたの為に。
この決意は
明日の為に。
それは揺るぎない
希望。
果てなき誓い。
...
かくれんぼしよう
いち にい さん しい
ごお ろく しち はち
きゅう じゅう 数えて
もういいかい
かくれる場所は
暗くて密かで奥深い
安全地帯
遊びを忘れて
神かくしの ...
市の図書館は総合文化センターの一階にある
駐車場から入るとホールがあって催し物の案内や地域の特産品の紹介コーナーとかがあり
そこに地元出土品展の案内の女性が立って二階へと入館者を誘って ...
うしろが気になりますか
踏まれてしまった背中など、見ないでおきましょう
臨むところが何処であれ、たどり着く場所は悩ましげなものばかりです
そんなに怯えずとも
暗く独占された空でさえ、明日 ...
俺はストーカーよろしく
君にまとわりついているけど
全く振り向いてくれないんだな
言葉のメッキを塗りたくった
俺の虚像の裏側を
君はとっくに見抜いているんだろう
頭がいいからな
...
抗って始めて自我が確立する
そんな風に自分を作ってきたね
ご苦労様だったけど そんなもんだよ人になるって
それは無駄な苦労だったのかしら
そんなはずないって思いたい
全部が ...
壊れることが許されなければ再構築されることは永遠にない
、だろ、しってるだろ、わかるだろ
循環が進化だと云ったのは、きみだったね
そうか、結局はじめから、
引き留めておきたい気持ちも気持ち ...
ゆるいカーブが続いている
道はある 車の下
色はない
いろは なんのいろもない 四十分間だ
見ている 鳥 これは川だが
名前は黒川
橋をわたる
家にはいつも居ない ...
まるで自分が 他人みたいだ
マネキンみたいに 温もりがない四肢
片足でポーズをとり続けたせいか 右足首に亀裂が入っている
駅ビルの外向かいに面した デパートのショーウィンドーの中で
丸一日 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ミルク
はるな
自由詩
6
12/3/10 14:56
いちにち
〃
短歌
4
12/3/10 14:54
ぐちゃぐちゃ
〃
自由詩
3*
12/3/10 14:46
運命
渡辺亘
自由詩
3
12/3/10 14:16
ペイバック/ペイパーバック
高原漣
自由詩
1
12/3/10 13:59
私は歌います
ジュリエット
自由詩
0*
12/3/10 13:58
チンパンジー
itukam...
自由詩
0*
12/3/10 13:17
白昼夢
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
12/3/10 13:03
秒速120m
〃
自由詩
3
12/3/10 12:10
大好きだから
〃
自由詩
0
12/3/10 11:57
泡
村上 和
自由詩
7
12/3/10 11:26
愛の重さは…
ジュリエット
自由詩
4
12/3/10 11:02
あいちゃんのおちゃわん
そらの珊瑚
自由詩
20*
12/3/10 10:21
さーそら
竜門勇気
自由詩
0
12/3/10 9:59
甘いラムの香り
いねむり猫
自由詩
1*
12/3/10 8:46
ゆうべに釈放されて自由を想う
梅昆布茶
自由詩
10
12/3/10 3:51
はるうまれ
木屋 亞万
自由詩
6*
12/3/10 1:21
あなたと離れ。
永乃ゆち
自由詩
2*
12/3/10 1:12
春の海で眠りたい
AquAri...
自由詩
5*
12/3/10 0:59
泣き暮らしたい
れもん
自由詩
2*
12/3/10 0:57
寂しい日々
高原漣
短歌
0
12/3/10 0:50
愛がある(改訂)
永乃ゆち
自由詩
1*
12/3/10 0:49
かくれんぼ
シホ.N
自由詩
4
12/3/10 0:31
古代の器
梅昆布茶
自由詩
6+
12/3/10 0:26
もぬけの殻
四帰
自由詩
2
12/3/10 0:23
無様
まーつん
自由詩
4*
12/3/9 23:53
お休み
たにい
自由詩
1
12/3/9 23:51
だれかの高周波音
佐伯黒子
自由詩
4
12/3/9 23:51
湖
根岸 薫
自由詩
5*
12/3/9 23:33
気楽
まーつん
自由詩
5*
12/3/9 23:21
3114
3115
3116
3117
3118
3119
3120
3121
3122
3123
3124
3125
3126
3127
3128
3129
3130
3131
3132
3133
3134
3135
3136
3137
3138
3139
3140
3141
3142
3143
3144
3145
3146
3147
3148
3149
3150
3151
3152
3153
3154
4.48sec.