森林公園のなかに
それはそれは
長いすべりだいがあった
ゆるい
傾斜のそれは
すべると
ローラーが
カラカラと音をたてて
人をすべらせていく
ゆっくりと
ゆっくりと
...
君は空を見つめて
この世界を呪っている
世界は虚空の中の澄んだ目に似ていて
何も伝えないが指示だけはする
君は空を見つめて
この世界を呪っている
海の波がまるで澄んだ牙のように
君を襲っ ...
外気が内気に
してくれていることをただ想え
外気と内気を融和する
それには受容が必要だ
受容とは感謝のことだ
外気が内気に
してくれていることをただ想え
...
春はふたたび
贋作者たちの水いろ
雨つぶたちの素直な旅路
生きにくさが心地好かった
朝のアスファルトが
黒くぬれていた
つめたい大気には
ヒッグス粒子がま ...
銀行から電話があった
母のお金がなくなっているのだという
私はフィリピンとブラジルの混血だ
母の国には行ったこともないし行く気もない
父はもういない
いないからだろうか
...
腕時計は 貴方にとって どんな存在?
と言う 問いに
どう応えるかの 心理テスト
インパクトが有るものは
覚えてるんだ
無くてはならないモノ
無くても良いモノ
各々が 好き ...
意味がない言葉ばかりが
自分の中に 転がっている
失業したばかりの 月曜日 思い出の場所を目指した
きっと そこは あまり遠くはないところ
レンタカーを借りて 旅に出た
飛行機の 薄 ...
やさしい言葉で裏切られるくらいなら
容赦ない言葉で殴り倒されたい
強くなれない
それは醜いから
弱くなりたい
それは儚いから
生きているのは
鈍感さの証し
感じやすい奴らは
みんなもう 逝ってしまった
無垢を着た少女が
新聞のように地図を広げて
前も見ずに歩いてくる
昨日の私が車の窓を開けて
煙草の匂いを消している
大学病院の屋上で
柵越しにこちらを見ている二人
コンクリー ...
水族館の水槽を見上げていると
星々が落ちてきた
魚たちは群れとなり
あるいは一人で泳いでいる
まるでそんなことは
ないかのよう
ねえ、これが星の海だとしたら
海の下はなんて呼べばいい ...
震災から1年の3・11に復興を願い
仙台で行われた朗読会の前
主宰者の南ダイケンさんは
「これ、心ばかりですが・・・」と言い
直筆で「謝礼」と書いた
白い封筒を、僕に手渡した。
...
{ルビ白虹=はっこう}日を貫く木曜日
燕が低く飛んだ。
古井戸のような女、ひとり
蒸し暑い道路を歩いていった。
宛名のない黒服を着て
「こんにちは」
「いい天気で」
「お元気ですか?」
世の人々の関わりは
シンプルな門答で成り立っている
妻や子との会話が
日々そうであるように
その(あたりまえ ...
夜半の犬よ
おまえは 闇にまぎれて 旅を続ける
人々が 自分を演じることに 疲れ
一人 目を見開いて
静寂の闇を 探っている時
蒼い星空と黒い山脈の境界から にじみ出すように
...
三つのものを持っていて
そのうちふたつは重たいもの
のこりのひとつは
夢
いろいろな進化を辿って
いつの間にか変わり果ててしまって
いちばんの星にはなれなかった ...
鳥は鳴く
誰も聞いていなくても
鳥は鳴く
木々の梢から
光あふれる 林冠の隙間から
まぶたの裏側に赤く滲む
陽光の温もり
鼻をくすぐる 芝草の匂い
シャツの下で身じろぐ 数匹の ...
冷蔵庫の中に
悲しい思い出をしまう
それを新鮮なまま
また手に取って 眺めるために
指先で掬って 口に運ぶために
人の経験の総ては
無意識の内に求めたものだと
語る言葉があった
恐 ...
ただ
胸が痛んだ
ただ
涙が零れた
すべてを拒絶される
なんて
考えたこともなかったけど
こんなに苦しいことなんだね
こんなにも胸が痛むんだね
つらくて
...
「太陽に向かって手を伸ばした」
立ち尽くしてる
長い間
胸の奥に埋まってて
時々痛い
...
昨年わたしが二十年ぶりに、故郷の秋田に帰ってきて感じた印象は、飲食店の接客も、人々の仕事への接し方も、いい意味で「いい加減」なのである。ちゃんと暮らしを成り立たせるための時間を守りながら働 ...
赤い皮を剥いで染料をとる着物
地獄は怖いかとたずねてくる老婆
風車の駅の錆びた蝦蟇
割れたレコード
心配そうな顔
わたしはもう3回目の生まれ変わりなんだよ
死んでも現世は続いているんだ ...
必死に考えても、
結論なんてものはある程度決まっている
それは無力であり、重力でもある
こんにちは
そうやって
どうやっても人は生きていく
誰だって上手く笑ったり泣いたり出 ...
{画像=120317205808.jpg}
野に集えよ
きんぽうげ
小さき
いつつの
花弁ゆらし
...
バルセロナで象を拾う
春が来ると
いつも何かを諦める
諦めたくない何かのために
火薬庫の前で
遅いランチをとった
水道を行く黒船を見て
覚えたてのように笑う
迷子のような顔をして
歩いているおっさん
優しいひとがいる店へ
とんぼりゆくんだね
あれがとうさんなら
ちょっと許せるわ
あんなひといっぱいいるから
一緒にかえりたい
とうさん ...
かしこい子はすばらしいと
うたうおとなたちの心理を
わたしはすりつぶして粉に
したところにたまごを入れ
ホットケーキを作りました。
とても、あまそうな山です
つぶしてみたってなにも、
仕 ...
夢を 掴むまで
どの位 歩いたら 良いんだろう
弱い 私は
大きな 夢を 描いて
空を 見上げた
遠くまで 歩かなくっても良いんだよね って
気付ける日々の中で
穏やかに ...
一番星みつけた
紅の空の端っこを
指さして
嬉々としていた
あの頃の僕は
何処に行ってしまったんだろう
一番星みつけた
あの時、空の端っこで
輝いていたあの星は
今も輝いているん ...
心のある場所をさがす
頭じゃなさそう
顔じゃなさそう
体でもなさそう
でも体の外にもいない
どこだろ
頭の上かな
みえないから わからない
言葉にもいない
どこなの どこなの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
長いすべりだい
そらの珊瑚
自由詩
11*
12/3/18 11:28
世界を呪う日
yamada...
自由詩
2
12/3/18 10:57
融和
吉岡ペペロ
自由詩
4*
12/3/18 10:37
贋作者たちの水いろ
〃
自由詩
2*
12/3/18 9:55
希望
〃
自由詩
4*
12/3/18 9:40
インパクト&インスピレーション
藤鈴呼
自由詩
2*
12/3/18 4:03
誰かの部屋の、テーブルで
番田
自由詩
5
12/3/18 1:58
やさしさって何よ
れもん
自由詩
4
12/3/18 1:15
ある見方
まーつん
自由詩
5*
12/3/18 1:14
high-land
mizuno...
自由詩
3
12/3/18 0:13
星の海の底
〃
自由詩
4
12/3/17 23:51
言葉のゆげ
服部 剛
自由詩
5
12/3/17 23:43
予兆
高原漣
自由詩
3*
12/3/17 23:30
日々の言葉
服部 剛
自由詩
2
12/3/17 23:27
闇の語り手
いねむり猫
自由詩
5*
12/3/17 23:03
pillow
寿
自由詩
1*
12/3/17 22:56
鳥
まーつん
自由詩
2*
12/3/17 22:53
冷蔵庫
〃
自由詩
5*
12/3/17 22:28
傷
ジュリエット
自由詩
1
12/3/17 22:16
合わせ鏡
牛
自由詩
4*
12/3/17 22:07
意義のある人生のために
小川 葉
散文(批評...
6
12/3/17 21:14
手引き
mizuno...
自由詩
1
12/3/17 21:00
ひとしきり泣く
中山 マキ
自由詩
1
12/3/17 20:48
きんぽうげ
そらの珊瑚
自由詩
10*
12/3/17 20:45
age24
たもつ
自由詩
6
12/3/17 20:30
おっさんのせなか
朧月
自由詩
5
12/3/17 18:56
ホットケーキ
佐伯黒子
自由詩
6+
12/3/17 17:06
瑠璃色チック
藤鈴呼
自由詩
1*
12/3/17 17:03
一番星みつけた
ジム・プリマ...
自由詩
3*
12/3/17 16:47
はいっ
砂木
自由詩
11*
12/3/17 16:15
3088
3089
3090
3091
3092
3093
3094
3095
3096
3097
3098
3099
3100
3101
3102
3103
3104
3105
3106
3107
3108
3109
3110
3111
3112
3113
3114
3115
3116
3117
3118
3119
3120
3121
3122
3123
3124
3125
3126
3127
3128
加筆訂正:
pillow
/
寿
[12/3/17 23:00]
横で
4.51sec.