花一の一年坊を山科で
絞めて2日後


伏見で火花













...
切り開きの中身は迷い道。
具合の悪い右手のサドル。

適温のしがらみに泣く夜は
胸くそ悪い街灯よりも
夢うつつ、月光、仮面
そして舞踏会。

「座」席を失ったオペラの怪人。
最初で最 ...
届かない
あんたに触れたい指先は
夜に搦め捕られる


張り付く空気には微かな花の香
見遣った窓には真ん丸には足りない上弦の月が浮かぶ


あんたは今、誰と愛でているんだろう?
誰 ...
あなたがいる事が奇跡だと


(いまひとつぴんとこない)




あなたがいてくれてよかった



(確かにそうなのだが、にしても恐れ多い)



あなたがほし ...
引っ越しのため、
冷蔵庫や、
洗濯機を処分し、
泣く泣く100冊以上の本を、
ブックオフに二束三文で売り払い、
レコードも、
妻になんどもやり直しさせられて、
150枚ほど、
売る ...
君の
「好きだよ」が
僕にどれだけパワーを与えてるか
君はきっと知らないよね

どんより曇った空模様も
どしゃ降りの雨も

君のその一言で
雲ひとつない青空に晴れ渡るんだ

...
森”ローリング”光子と
泉”ウィークエンダー”ピン子に
囲まれて
静かに眠る
はし、はし、橋田壽賀子

山岡久乃が待っている
藤岡琢也も待っている
はし、はし、橋田壽賀子

きっと ...
まるく束ねられた電線が
冬を冬のままためらわせている
雪が雪の輪をのぞきこみ
空の後ろの花を見つめる


月のかたまり
中庭の砂
花のあること 無いことを知らせに
夜 ...
どうして見えないのか!

早咲きの桜の下に
噴水の飛沫の先に

賑やかに降り積もっているのは
詩ではないのか?

どうして拾わないのか!

膨らみ続ける蕾の上で
ベンチで踊る ...
1945年3月10日は
東京大空襲の日

その計画にアメリカ軍が利用したのは
関東大震災で何処がもっとも
火災を起こしたかのデータ・マップ

そこを狙って数え切れない焼夷弾を
B29か ...
波うちぎわをみていた
よせてかえす、
よせてはかえす波のふち
足をあらい
かぼそい時を分断し
つまらぬ生きものを
生かしていた

視線をあげて
ふと見た
あかるくあおい
水平線
...
そうしてできた境界線が
ぼくを守った

いのちは 擦りきれる
曖昧な毎日
確かな真実ひとつ

ああ あなたが触れてくれたら
願い事で 水は枯れない
それならいっそ

溺れて
誰もいないうみで
ぼ ...
                        120319



プーブカ鳴るラッパの音で目を覚ます
漁獲規制の銅鑼が鳴り
天ぷら長屋で眼を覚ます
騒がしい朝の訪れに
着流し ...
愛し合うことで
この世界を美しく{ルビ汚=けが}そう
互いの内なる罪の昏さに
惹かれ合った二人だから

二人がいろいろなかたちで
抱き合うそのたびごとに
幾重にも罪は深く響き合う
二人 ...
曇天である 世界の空は



いずれの国
いずれの人
いずれの罪にも
均しく

寂しさが降り注いでいる


重々しく
曇天からは寂しさが降り注いでいる



宇宙で最 ...


必要と頷いても
近くにあっては困るらしい

それは遠くにあって
必要なときにだけお世話になる

ありがとうございました

添えたお礼と深く折り曲げた腰を上げてしまえば
あと ...
意味もなく
きみの匂いを嗅いでいる
そこには
しあわせだとかふしあわせだとか
そういう類のものは
感じられない

春先のつめたい空気の中
アイスをほおばる
その口元
きすをするのに ...
特に書くこともないが、何もやることもほかにないので書き始めている。書くことのないのは幸せだ。書くことは、書くことがあるのは幸せなわけがない。恨みつらみを持った人は書くことが ... ふっくらと 光線を 中に吸い取りながら
梅が ごつごつとした 枝先に 咲いた
厳しく けなげな そのさまに なぜか
ある夏に訪れた 遠い島のことを思った 

出雲の孤島の海岸には無数 ...
真紅の壁を
真っ白に塗り潰すような時間の中で
喉の渇きを覚え、だが
ページをめくる指を止めることはなく
幾つか咳をして
唇を舐める
昨日より冷える気温と
昨日より
...
 
 
ベッドからどこにも行けない
そんな入道雲だった
繁茂する植物から
こぼれる光を集めて
キャラメル色の砂利道で
肩幅の狭いピアノの調律師が
子供と週末の相談をしている
何が幸せ ...
君が僕を傷つけた分だけ僕が君を傷つけよう

きっと君は夢にも思わないだろう

天秤は傾いた、君への罪悪感が僕を襲う
 詩には詩の体裁があり形式がある。散文詩など例外もあるが、詩とは行分けの韻文であり、韻律を重んじるリズム感や音感をもつ文体のことである。広辞苑で〈詩〉の項をみると「風景、人事など一切の事物について起こ ... ガルルルルルルゥ
ガルルルルルルゥ

鄙びた街の昼下がり
枯薄の群れに
一本のサボテン

ん?サ、サボテン?

 ―これは実話である
  しかも週間実話である
  決して週間大衆 ...
「ありがとう」言えずに時は過ぎていく闇を飲み干す車の光

悪夢から目覚めた僕は闇の中後悔よりも重い絶望

わくわくを原動力に生きる日々後ろ向きでは回転悪い

「嘘つき」と言葉に出して ...
 地震が来て、

 そして、ぼくたちは、変わらなかった

 ぼくはぼくのまま、きみはきみのまま
 小さく区切られた、せかいのなかを生きる

 ぼくたちは助けあうなんてしなかった
  ...
人類は
核を
手にしないほうが
よかったのだろう


核の強大な力に
触れてしまった現在
核とどう付き合っていくのか


自分たちは常に正しく立派だから
何をしてもよいのだとい ...
高層ビルから見渡すと月曜朝のビル群はとても礼儀正しい
きちんと整列して太陽先生の訓話を聞いている

向こうの背の高い男の子たちは揃いの制服
近くの背の低い女の子たちは色とりどりの私服

み ...
別れの時は
いつか来る
出会ったこと
その全ての先に
別れがある

ほんとうに
うれしい時は
泣いてもいいけど
ほんとうに
かなしい時は
笑っていたい

泣いて笑って
人生 ...
金持ちも
貧乏人も
健康な人も
病んでいる人も
希望に燃えている人も
絶望の淵に座り込んでいる人も
お気楽な人も
深刻な人も
白い人も
黒い人も
満たされた人も
飢えた人も
か ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
花一輪(※1)TAT短歌212/3/19 22:48
樹液(受益)の幹目yuugao自由詩112/3/19 22:43
上弦の月涼深自由詩712/3/19 22:29
考えた結果自由詩5*12/3/19 21:43
忘れてしまった女はだいろ自由詩412/3/19 21:31
「好きだよ」ジュリエット自由詩112/3/19 20:25
橋田壽賀子花形新次自由詩212/3/19 20:17
淵を巡る木立 悟自由詩412/3/19 20:14
詩っ!nonya自由詩22*12/3/19 20:13
ある一面HAL自由詩2*12/3/19 20:10
望遠つむ自由詩6*12/3/19 20:08
回ることなく 在ること瑠音携帯写真+...112/3/19 20:00
ジャ〜んあおば自由詩6*12/3/19 19:52
ユートピア塔野夏子自由詩4*12/3/19 19:52
宇宙で最も無為なごみくず鈴木陽一レモ...自由詩112/3/19 19:37
望むひと恋月 ぴの自由詩2812/3/19 19:21
春の、匂いかんな自由詩9+*12/3/19 19:19
カイダンリンネ自由詩312/3/19 18:56
出雲より 雲出づるるりら携帯写真+...9*12/3/19 18:41
欠伸ホロウ・シカ...自由詩3*12/3/19 18:27
age26たもつ自由詩312/3/19 18:21
天秤は傾いた智之自由詩012/3/19 17:58
辺見庸『眼の海』を読む石川敬大散文(批評...11*12/3/19 16:28
肛門の狼花形新次自由詩012/3/19 16:23
「ありがとう」夏川ゆう短歌112/3/19 12:23
ゆらゆらOhatu自由詩012/3/19 11:48
この国に生きる一員として眠り羊自由詩112/3/19 10:39
朝日のビル群たにい自由詩612/3/19 9:57
Wonderful daysそらの珊瑚自由詩5*12/3/19 9:41
星のこども自由詩8*12/3/19 9:29

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