サルビアの女よ 朱い唇を震わせ
何故なんだ 白い手で泥を掬う
指先から零れる同罪をある男と結び合わせてしまった頃
ああ 春雷は鳴りやまない
風呂場で雷光の白さに白昼夢を見ているその心臓 ...
ある時 独り暮らしの友人が
「孤独死友の会」を作るんだと
楽しそうに話していた
もしも そんな会を作ったら
「孤独死できないじゃん!」
と笑ったことがある
寂しいと呟く人の
孤独の意 ...
「い、一生分はあるぞ?」
「あの子ったらはりきってるみたいね。」
お母さんが笑いながら言うと、お父さんもしんぶんを
読みながらしきりに『い、一生分はあるぞ?』うなず
きます。
「 ...
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「おはよう」
春風が挨拶をする
足元のプランターに
...
星がいくつも連なり
風がごうと、びうと、あさまらに泣き
有限に、無限に
人が愚かであることを証明し続けるのだ
唄わない、ただ赤い目の澄んだ奥で
たゆらう心を舐めくだす
...
雪がとけはじめたので
家族に会いにいく
小径のうす紅の梅が春を さそっている
久しぶりに会う誰もが
笑顔でいるのに ほっとする
( もう 一年になるのですね )そう語りかける ...
ゆうてみて
あたしのどこがきつねなのか
そらぁ
お天気の日に雨はおっかしわなぁ
そんでもなぁ
この雨を降らしたんはあんたやで
しょぼくれた顔してうどん食べてたから
声かけたん ...
死の華
少女は塔から身を投げる
どこか見知らぬ高層マンションから
少女の死に親は激怒し
その非を全て学校に帰した
学校は「我々に責任はない」と言及し
同級生達は沈黙していた ...
海の底の
とある場所に
海亀の墓場があるという
大海原を
潮流にのって
悠々と回遊していく
海亀は
死期を悟ると
特別な流れをつかまえる
それに乗り
終焉を迎えるために
...
早朝四時に哲学をする。
窓の外はまだ暗い。
夜と朝の過渡の時間。
現在地。
哲学とは何ぞや。
らいおんがそんなことを考える、
(梢という言葉を初めて聞いた)
そんな話を小学生のとき読 ...
生前は
それは腕の立つ人であったそうだ
また 根っからの旅人であったという
世界を旅して
知らない土地で
知らないものを見るのが
彼の生きがいであったそうだ
今となっては
生前と言 ...
そこそこ空いてる車両に乗って
ドアの前に立っておっきいため息ついたら先生があぐらかいて出てきた
ぼんくらとヤってしもたらぼんくらがうつるんやで
愛のないSEXするときはお金もらわな
金だせ ...
詩を書き始めたのは何故だろう。多くは現実逃避が目的だった。人と、異世界に旅立ちたい。人としての言葉をかたることには成長させる意味などないのだと知っていたのだが。そうすることを許してくれたのは、気心 ...
当たり前のことなど
ひとつもない
健康も
思考も
人との関係も
自己自身も
当たり前のことなど
何もないから
生きていることの
稀有を
感じながら
僕は畏れる
当た ...
誰か止めればよかったのに
投石器に自分の箱庭みたいな心を乗っけて
あいつは遠くへに飛んで行ってしまった
ほらそこのベンチ 降り積もった火山灰
虚ろなカタパルトがじっとしている
誰か止めれ ...
人生は素晴らしい――
という言葉はいらない
洋鐙のらんぷの灯る名曲喫茶にて
物語の「 」だけが、真実です。
あの日鳴らなかったケータイは
その2週間後、
街を流れる雪解け水の小さな川に流されました
あの日買ったお気に入りのブランドの手袋は
4年の歳月を経て人差し指に穴が空き
ついに、その役割を ...
ビールを飲んだ僕のからだは
北国の暖炉みたいにほてっとあっだがぐなってくる。
心臓がどくりどくりと高鳴ってくる。
このボールペンを持つ手も、震えてくる。
しゃんそんっていいなぁ・・ ...
余計に見るからだめなのだ
だから
動けなくなってしまうのだ
考えるからだめなのだ
だから
帰れなくなってしまうのだ
すべてが既に
おまえより暗い
人が作った柱の上で
...
遠くに波の音が聞こえる・・・
悲しみは
瞳の奥が知っている
遥かの彼方に止まる喜びは
青
しじまの中に留まる
私たちの影は
白
あたたかい日差しに
揺らめくカモメを ...
かるかる さるさる
脳は脳の隅
帆をたたんで浮かんでござる
罠は黄色 傾けば白
お手玉しても
増えないいのち
...
融けつづける雪に
無数の目があり
そのすべてが
空の指揮者を見つめている
腕も顔もない指揮者を
見つめている
...
今、神保町の珈琲店・さぼうるで
赤煉瓦の壁の地下にある席で
珈琲をすする僕の目線の先の1階では
美川憲一・はるな愛・ノブシコブシの吉村さんが
おいしいナポリタンをフォークで
すくっ ...
つまり愛だ
どんなものへも
愛があればゆるせる
ゆるせないこともまた
愛だ
憎しみさえ
イキモノに大きい小さいもあるか
祖父の言葉が重く
私には
粗末という言葉を教えたの ...
{ルビ小説家=うそつき}に許された、最後の{ルビ矛=ぶき}。
ペン先からにじめ、樂園。
{ルビご武運を=グッドラック}。
{ルビ矢=ことば}は、放たれた。
君愛し
浸す月觀
満ち足りし渦
儚き望郷
払いのけては
不徳に興ずる
闇耽し
日傘の下
愛描の舌
妬かれては
募りし吐息
月が消え去った
その予兆はあったのに
みな新月の日だと想っていた
しかし 何日待っても
満月も
上弦の月も
下弦の月も
三日月も
夜空に現れなかった
月面の裏に存在したモノリ ...
つぶあんがびっしりつまった
皮がパリパリかつ
もちもちの
回転焼き
今川焼
一枚六 ...
スカイブルー・スカイ
去年の私は
もういない
テロメア
擦り減って
私は少し身軽になった
あなたのメール
まばらになって
私は
一歩踏み出す準備
愛してるって
転写し ...
報われない愛を僕にください
届かない手紙を僕に書いてください
安っぽい言葉でもいいからささやいてください
僕が必要だって言ってください
思い出します君の柔らかな薄紅色のマフ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
サルビアと春雷
マーブル
自由詩
3*
12/3/21 16:05
【 孤独死友の会 】
泡沫恋歌
自由詩
10+*
12/3/21 14:43
たかしくんの発表会
オノ
自由詩
5
12/3/21 14:32
【 春のカオ 】
泡沫恋歌
自由詩
10*
12/3/21 14:20
たまっころ
Ohatu
自由詩
1
12/3/21 14:03
動的平衡
月乃助
自由詩
13*
12/3/21 12:31
きつねうどん
たま
自由詩
39*
12/3/21 11:48
少女シリーズ (二編)
yamada...
自由詩
0
12/3/21 10:09
海亀の墓場
そらの珊瑚
自由詩
11*
12/3/21 7:18
[てつがくする]
東雲 李葉
自由詩
4*
12/3/21 5:37
生きている
水瀬游
自由詩
4
12/3/21 4:06
先生
カチキ
自由詩
4
12/3/21 2:29
失われたもの
番田
自由詩
1
12/3/21 2:12
当たり
シホ.N
自由詩
2
12/3/21 2:04
誰か止めればよかったのに
ただのみきや
自由詩
8*
12/3/21 0:15
らんぷの灯
服部 剛
自由詩
1
12/3/20 23:57
春 いつもの散歩道にて
浅香 葉菜
自由詩
2
12/3/20 23:55
ゲーテさんと晩酌
服部 剛
自由詩
4
12/3/20 23:43
ノート(夜と鴉)
木立 悟
自由詩
3
12/3/20 23:33
海から明日へ。
吉澤 未来
自由詩
1
12/3/20 23:33
ノート(49Y.3・19)
木立 悟
自由詩
5
12/3/20 23:31
ノート(49Y.3・14)
〃
自由詩
4
12/3/20 23:30
さそり座の女との遭遇
服部 剛
自由詩
4
12/3/20 23:30
その理由
朧月
自由詩
8
12/3/20 23:16
机上の楽園
高原漣
自由詩
2*
12/3/20 23:02
氷雨
杳
自由詩
1
12/3/20 22:48
訣別
HAL
自由詩
2*
12/3/20 22:38
今日、仕事場の有線でジャニス・ジョプリンの『メルセデス・ベン ...
TAT
自由詩
3+
12/3/20 22:34
スカイブルー・スカイ
uminek...
自由詩
20*
12/3/20 22:22
想春賦
梅昆布茶
自由詩
11
12/3/20 22:04
3100
3101
3102
3103
3104
3105
3106
3107
3108
3109
3110
3111
3112
3113
3114
3115
3116
3117
3118
3119
3120
3121
3122
3123
3124
3125
3126
3127
3128
3129
3130
3131
3132
3133
3134
3135
3136
3137
3138
3139
3140
4.88sec.