久しぶりに触る鍵盤
升目のような 音の間に
重たい身を沈めよう

きっと
誰にでも
この譜面のように運命が
用意されているのだし、

それを辿って 生きれば
キモチ ...
嫁の尻に
赤味噌仕込み
一昼夜
明日の朝には
いい按配に





カロリーを
気にする僕は
敢えて言う
バター使うの
犬だけにして
きみの手を引いて
日がしずむ方へと川べりを下っていくんだ
すごいだろ
すてきだろ
たえまないせせらぎが聞こえて
ずっと向うのカーブから
潮のかおりを連れた風が吹いてくる
...
耳って鍵穴で
君がするりと入ってくる
なんにも言わずに
直に心にふれるから
こわくて
うれしくて
きっとだから泣くの

声って光りみたいな
音ってつかめない鎖
離れたら
もう思い ...
 無数の車が海になだれ込んでいた
 カプチーノの氾濫
 暴走した都会
 エス、ケープとカレーション


・涅槃・・


ちりちりと水位が増す
いつか髪は乾かないときがきて
それで ...
二日目のパジャマに 流行の柔軟剤が負けてゆく

水を足しすぎた絵の具のように

生身の柑橘の香りを手に残しながら

髪をとく 水彩画に映る自画像の鏡

 床に就く 忘れ去られた ラベン ...
磨かれた空に足跡つけていくいたずら小僧のような雲たち

なんにでもなれる人がやわらかく五月の樹々の若葉となって

この指をアンテナとして建てました心のスイッチ押して下さい

まなこから鱗は ...
あとは
お任せいたします、

上手にもたれて
サボりましょ



問うも問わぬも自由なら
いずれも選ばぬ
すべもある



お口の悪いひとがいて
腰の重たいひとが ...
けれど
明るいほうから暗いほうをみたのだった
逆からよくみえるということに気づきながら
ぼくたちは暗いほうを暗いねと言い
明るいほうから笑いながらみつめていたのだ
赤いひかりだけが1つ2つ3 ...
母へ

あなたに何がわかるんですか

強いあなたには必要のない行為かもしれない

言い返せるあなたには必要のない行為かもしれない

私は
あなたに感謝していないからこういうこ ...
雨を洗う
プラチナの雨
光漬けになってゆくスリジエ
小さく開いた
指を結んで


単純な日々の曲線を
なぞった軌跡
映し出される度に
周りをやわらかくする


ロ ...
 
 
はがれていく。
ブランコに乗る。
千枚通しの先端が怖い。
パジャマ、
家族の。
さわやかな朝、
という一人きりの先制。
専制君主。
ルイ十四世。
掃除をする。
はがれて ...
ソフトS
痛くするのは
好きじゃない
辱めたい
それだけなのよ





海に向け
開けた窓から薫る風
うつらうつらの
きみに口づけ
彼らは死に慣れてしまった。だが
校庭で炊いた焚火に身体を当て、燃え上がる
湿った潮風が鼻を擽る中で心が揺れた時、死そのものが、
何故生きているのか問い掛けてくる。彼らは死に祈りを捧げた、

...
川の向こうに石を投げ
それが水面に反響するのを静かに見つめている
川の向こうには小学生くらいのちっちゃな女の子がいて
手を振ってやはりこちらを見ている
僕はその子まで届かせようと石を投げ続ける ...
おおげさな音をたててトラックは右へと曲がる
小さなおさげの女の子が道を渡ろうとしているのを見て私は焦る
だめよ
まだ止まっていて
けれど女の子はとてもうまく道を渡って
てくてくと去 ...
舌を出す 可愛い笑顔 誘われて
透明扉 ウィーン 開ければ

ヴァイオリンの 奏 響きて
甘い香りが 花 染める

ケーキの上に チョコレート
バラの形に バラの色

そんな人生 ...
映画見て感じたままを受け入れる探してた答え見つかりそうだ

「卒業」の言葉の中に秘められた小さな花は大きく育つ

空見上げ季節が巡る音がする恋占いが妙に気になる

人通り少ない都会の ...
君が おしえてあげて
君が 得た点から天を
   手あてが必要なあの子に

君が おしえてあげて
君が 転がしたあたたかい心の在りかを
   痛々しく素直が眠るあの子に

君が おしえ ...
    
過ぎさった苦しみを
時々 舌の先で転がして
ピリッと刺すような
痛みを味わう

血の味は嫌いじゃないんです

この痛みが
私の静脈を流れていく
悲しみが青い血管に滴る
...
七人のこびとは元は八人で現在一人行方不明で

豆の木が大空高く伸びたけどただ伸びただけ雲乗れねぇし

あなただけ映していたいいつまでも私は鏡あなたの鏡

白鳥になったとはいえ醜さは変わ ...
たたみ一畳あれば
Iの字に寝そべれる
  
  ――静止

二畳あれば
大の字になって
寝返りもできる

  ――開放

半畳あれば
膝を抱えて
あなたのことを
想うことが ...
かいすいのなかのつぶは
ひとつとしておぼれてはいない



小さな子供が、星の矢に射られ、
浜辺の町の大人が、
空を向いて祈り始めた、

(その間にも子供の胸は砕かれ、
背 ...
 数時間前に死んだ呪術師の膚から
 化粧が剥がれ落ちて生ッ白い足が出てくる。と、
 おれはかの女が化粧だったのではないかと思っている

 毛細血管ごと飛び出して皮膜はすべて用済みのようにドブ川 ...
いくつもの
肥え太った想いが
出口に殺到して
立ち往生している

よこしまで
メタボリックな想いが
喉の奥でせめぎ合って
脂汗をかいている

バイパスを回り込んだ
耳障りの良 ...
広辞苑
エロい言葉に
ぶちあたり
自然と
右手パンツの中に





エロビデオ
お気に入りのやつでさえ
全編通して
見たことがない
通う眼差しに灯せない夜はない
瞑り日 損なわれた約束は
名を変えて ほどけつづける

折り返しみつめた指の先も
ひとつひとよ のばして重ねる
掌のまま さしだしても
届かないものに でも ...
壁と背中にあるわずかな隙間
それが自己満足の限界

窓の黒がやがて青になり
一時の橙の後に白くなる

カーテンの隙間から覗く世界
白い時間に安らぎはなく
また橙となるのを待つ
青から ...
綺麗事ばかりじゃ生きられない
絵空事ばかりじゃ食べられない

判っている

誰かの言葉で行動を決めて
誰かの行動で言葉を決めて

判っている

子供のままじゃ居られない
大人にな ...
お爺さんが訪ねてきた

孫に会いに私を訪ねてきた
しかしお爺ちゃんっ子だった
私の祖父はもうだいぶ前に死んでいる

今自分がどこに住んでいるかも伝えないなんて
随分ひどい話だなぁと
当 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
意固地なピアノマン御笠川マコト自由詩412/5/4 23:32
変態短歌36花形新次短歌012/5/4 23:07
フォーク・ソングホロウ・シカ...自由詩3*12/5/4 22:29
心の鍵穴朧月自由詩612/5/4 22:25
ウォーター、追憶するayano自由詩612/5/4 21:42
二日目のパジャマ朝焼彩茜色自由詩5*12/5/4 21:14
離岸流そらの珊瑚短歌712/5/4 21:09
トライアングル千波 一也自由詩4*12/5/4 20:33
おわかれnm6自由詩1012/5/4 20:14
自傷ジュリエット自由詩3*12/5/4 20:03
4月29日エスカルラー...自由詩7*12/5/4 19:24
はがれていく。たもつ自由詩212/5/4 19:15
変態短歌35花形新次短歌012/5/4 19:04
瞳に映る記憶長押 新自由詩8*12/5/4 19:03
長い昼休みyamada...自由詩312/5/4 18:27
子らよ田園自由詩3*12/5/4 17:51
ウィーンゴーランド藤鈴呼自由詩1*12/5/4 17:30
答え夏川ゆう短歌112/5/4 16:04
君が おしえてあげて朝焼彩茜色自由詩2*12/5/4 16:03
【 静脈 】泡沫恋歌自由詩11*12/5/4 15:39
童話短歌北大路京介短歌19*12/5/4 13:20
藺草仕様のフェルマータそらの珊瑚自由詩6*12/5/4 11:25
砂浜の奥で長押 新自由詩7*12/5/4 11:11
推定無罪自由詩212/5/4 10:58
おしゃべりnonya自由詩23*12/5/4 10:34
変態短歌34花形新次短歌012/5/4 10:19
咲きゆく砂木自由詩10*12/5/4 9:55
marux2自由詩2*12/5/4 5:45
ココロとカラダvi自由詩012/5/4 4:14
お爺さんはお爺さん灰泥軽茶自由詩8*12/5/4 3:26

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加筆訂正:
今は家族で一人だけ/ただのみきや[12/5/4 15:56]
習性を賜物に直しました。
遠く逆光を浴びた背中からは/ただのみきや[12/5/4 13:48]
タイトルに誤字があって、逆行を逆光に修正しました。
5.65sec.