庭にも
屋根にも
雪が残っていて
まだ寒いね

こんな日は
ストーブを点けて
こたつにもぐって
寝転ぶ
平和な日曜にすべきで

テレヴィジョンは
がれきしか映さないので
...
ちくしょう…


と 呟いて

見上げた 闇は

紅く染まって


でも

星は綺麗で



ちくしょう……

呟いた

その言葉さえ飲み込まれて
さようならが
一斉に羽ばたく音がする

また会おうね
また連絡するね
笑顔で手を振るけれど
きっと果たされないことを
本当は
知ってる

さようならが
一斉に羽ばたく音がする ...
きっさてんに
いこうと
いう
めーるを
うって
きょひされた
よくじつに
カフェなうと
かいていて
これは
きっと
Rさんが
みすてたと
みすてられた
ひととして

で ...
冬の終わりです
雪です

女を埋もらせています
深さ九十センチ
春ともなると
シャベルがやってきて
雪を掻いたり
女を掻いたり
シャベルも
女も
シャベルも
女も

みんな ...
月のような陽が
雨の奥から見つめ返す
白へ白へ
流れ込む青


冬は冬を巻き
隙間はまたたき
足首の渦 山への径
白く踊る日々


悲しい嘘が
空に咲いて ...
a book

僕は古書店の隅 いつまでも売れ残っている一冊の本
誰かに買われるのを いつまでも待ち続けている
声には出さずとも 喋りつづけているのだ
時には歌うように そして時には叫ぶよう ...
なにごともなく
あさがくる

なにごともなく
ひるがきて

なにごともなく
サイレンがなる

またおなじあさが
やってくる

おなじひが
どこまでもつづく

...
この秋のあまりの美しさに 歩みを止めてしまった友よ

色づいたけやきの葉を透かして やさしい光が
おまえの大きなからだをつつみ
少し眉を寄せて 落ち葉に埋まった足先を見つめながら
一人思いを ...
 
 
兄さんが虹を見ている
祈るべき神を持たない僕らの祈りは
それでも決して無力ではないはずだ
兄さんの肩にオウムが止まる
救急車が静かに横切って行く
 
 
俺は言葉の中に一つの使命を

一つの運命を見つけた

この世は見放された過去だ

火星からも随分遠く離れている

俺の運命は

この一本のペンに培われている

君の行手を遮るも ...
六分咲きの梅をゆく

見つめる訳でもなく

香りのなかを歩いてゆく

ちいさくなって

盆栽を歩いてゆくようだ


つぎの休みまで待てなかった

人込みはまだ

春ほどではなくて生を隠している

お茶 ...
私は夢の裏側にいる
私には夢が見えない
夢も私が見えない

いま
夢はあなたを見ている
夢が見ているのはあなただけ

夢は朽ちて落ちるひとひらの葉を拾う
夢がなければ、朽ちて、落ちて ...
舞台
晴れやか
うなぎ晴れやか
はがねもうららか
研いだしせんに
切断されずに
ひらひら、ひらひら、
だぶるおだやか
みゃーはなごやか
からりとこけるこうせんは
宇宙からも知覚から ...
手を合わせて
想う気持ちは皆同じ
それは神だとか仏だとかではなく
旅立っていった
愛する人への祈り
今日もありがとうとか
頑張れますようにとか
差し伸ばした手を
握ってほしいだけ
物 ...
2011年3月11日

16年間生きてきた中で
いちばん
自分の無力さと自然の恐ろしさを感じた1日でした

大きな揺れに
悲鳴をあげることしかできず

広い街が
建物が
...
  耳をすますときは
  手と足が
  とまる


  だれにしたって表情が凝固して
  仮面になる
  手配写真のようにだ


  音がするほうに
  むける
  ...
この眩しい青空と比較してみる
かもめを探す
敢えて口にしない哀しみ

沖に流されては潮/騒
に引き戻され
わたしには縺れあう術がない
風またつよく、 荒い波
そして、
一 ...
{引用=
その珈琲豆は挽かないほうがいいです その鉄のにおい
そのままでいてとてもわるい

この身には
どろみず色の牛乳紅茶が
湧きつづけていてとてもわるい

ひしめく指と指の間から
...
しあわせって
怠惰なものだと思う

ぼくらは勤勉にがんばるだろうけど
それは退屈な平和を
手に入れるためなんだ

そのことを忘れないようにしよう
でないと
本末転倒になってしまう ...
ねぇ君は
私のこと好き?

私を失うことが怖い?

そうやって
ひとりでいるとき
誰を想っているの?

ひとりで考え出したらきりがなくて
どんどん心は曇っていって
すぐに ...
あのとき祈ったとおりになった

だから生きている

世界は

ぼくにだけ語りかけている

あなたにだけ語りかけている

それが生きているということ
電話番号も
メールアドレスも
指輪も写真も
前に進む為に処分した
1年前

この落書きだけは
捨てられなかった

飾りはしないけど
箱から出して
たまに広げる

今日は、あの地震から
ちょうど1年が経 ...
烏も死なない平和な日本で脳髄から腐っていくよ


ソラタは無職だった。
もう26になる。夢だったパティシエという職業は、なんだかんだで諦めて、今ジュンコのアパートでひきこもり生活をしている ...
{画像=120311104015.jpg}
{引用=※ 写真は宮城県南三陸町の防災対策庁舎跡 
 12メートルを超える巨大な津波が庁舎を襲い、
 41人の方々の尊い命が犠牲なりました。}

...
悪魔の森から
ギターがきこえる
お前は
言葉を
やめたほうがいいと
あの時間は写真のなか
あの声は誰かのもの
朝露が
葉先でゆれる

あなたに
出逢えて良かったと
別れを惜しむように
きらきら
ゆれている

またいつか、は
ないけれど
またいつか、と
ほほえんで
さいごの
さいごに ...
鍋に水入れて
レンジにかけ
沸騰させます
袋開けて
麺とスープ
出しておきます

もうすぐ昼ですね
ラーメン作りませんか

ラーメンだけ食べたって
栄養が偏るから
キャベツでも ...
あなたの
骨に
刻む
エピグラフ
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
生存戦略宣言ブルーベリー自由詩2*12/3/11 22:23
あの日見た 星空を 忘れない李伍 翔自由詩112/3/11 22:09
卒業RT自由詩212/3/11 21:48
Rさん6自由詩112/3/11 21:48
春近くオイタル自由詩7*12/3/11 21:05
降る日 降る日木立 悟自由詩612/3/11 20:52
a bookitukam...自由詩1*12/3/11 20:18
同じ日小川 葉自由詩312/3/11 20:16
友よいねむり猫自由詩5*12/3/11 19:40
age18たもつ自由詩312/3/11 19:00
君の出現yamada...自由詩012/3/11 18:35
梅をゆく吉岡ペペロ携帯写真+...512/3/11 18:28
復興灘 修二自由詩2*12/3/11 16:34
三月理来自由詩9*12/3/11 15:47
生、命。そらの とこ自由詩4*12/3/11 15:26
3月11日ジュリエット自由詩212/3/11 15:22
たまの春石川敬大自由詩27*12/3/11 13:41
忘日アラガイs自由詩20*12/3/11 13:24
春の温床佐藤真夏自由詩8*12/3/11 12:58
日常シャドウ ウ...自由詩2+*12/3/11 12:55
君の世界ジュリエット自由詩012/3/11 12:46
3月11日午後2時46分吉岡ペペロ自由詩812/3/11 12:12
電話ちゃんこ携帯写真+...212/3/11 12:10
烏も死なない平和な日本で脳髄から腐っていくよ田園散文(批評...212/3/11 11:52
【 祈り 】泡沫恋歌自由詩10*12/3/11 10:35
dealamizuno...自由詩212/3/11 10:18
終わる旅自由詩012/3/11 10:12
さよならのかわりにそらの珊瑚自由詩1012/3/11 9:45
サッポロ一番 〜しょうゆ味編〜花形新次自由詩212/3/11 9:32
無銘高原漣自由詩3*12/3/11 2:44

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