したい何かを数えていくほど
したい何かが見えなくなる
まるで
皮を剥ぐように
剥いで剥い ...
ゆっくりとした花の先端から
二人で汽船に乗る
生き物の物真似をして過ごす
生きていて良かった、と時々思い
絵葉書の側で時々笑う
小さくて
狭くったって
いいじゃない
カッコ悪くて
何が悪いの?
力の限り優しくなろう
電車の中で目の前に座っている見知らぬ他人の幸福を願う
元気でありますように
心穏やかでありますように
家庭が平和でありますようにと
インフルエンザとか伝染された ...
両手いっぱいに
摘んだ花
丘には輝く太陽
押し寄せる波のしぶき
唇にふれた砂
転がり落ちた車輪は
赤く朽ちてゆく
僕はあなたの乾いた瞳をなめて
夕日が暮れるのを ...
時間はスロウモーションのようにゆるく
春の陽射しは暖かく降り注いでいた
用事もなくただ布団を転がりながら
一人で過ごしている寂しさを紛らわせて
何かに気付いたように ...
硬直は誠実ではない。丸い玉の中をハムスターが走り続ける。同
じことばかり繰り返しているとバカになる。しかし同じことを黙々
と繰り返す熟練した職人はバカではない。悩ましいことは決して
有意なことで ...
120229
ぐちゃぐちゃな画面をワイプするようにバスの轍が汚れた雪を掻き集めては押し広げて長靴の歩行者を呼び集めては轢き倒すスニー ...
(水)
あ
うえ
おいくか
こけきく゛け
こ゛すさこそせしす
てつとせたちつてとのな〇のにぬねのひほへふはほまもみむめもゆよえや●いう
れおるらりる
りろわえい
...
風が強かった
雪が降っていた
さした傘にすぐ雪が積もった
歩くたびヌルッとした
べちゃべちゃとした雪
足裏も表も
駅に着く頃にはじんじんとしていた
手袋を忘れたから
指がうごかなくな ...
おねがいだから
君のそのかわいい声に
さわらせておくれ
君のその長い髪を
風に
さらわさせておくれ
悲しくって
腕も脚もちぎれる夜には
思い出させておくれ
君の瞳に映った僕の瞳
...
強い部分と
弱い部分を
同じ人みたいに
みせる
ほんとうのぼく
という人
へったくそな歌
うたって
やけにいいこと
言っちゃったりして
だまされない
きみを
ゆるが ...
君達は知らないんだよ
十七歳で
まともなSEXも知らずに
死んでいった
筋ジストロフィーの
少年のこと
SEX SEXと
しょっちゅう言っていたっけ
俺は本気で保母さん達が
...
慟哭はどこから来たか?
慟哭は胃の腑の裏のあたり
身体の奥の奥の方から
何度も何度もやって来て
何度も横隔膜を突き上げた
決して心なんかじゃなかった
慟哭はなにゆえ来たか?
それは父 ...
チェーンステッチで
四つ葉のクローバーを
刺繍した
クリイム色のやわらかなフェルトに
ひとさし
ひとさし
鎖をつなぐ
祖母へ
眼鏡入れとして
プレゼントした
祖母は
...
真実の森を彷徨っていると公言しているが、その実 森の木が枯れているのか繁っているのか覚束無い足取りで、たくさんの人間に地図を提供している。
お前の地図は誰が書いたのか?己自身に問いか ...
ならべならべ
はみださぬように
きれいにならべ
くちずさみながら君が
ならべるパンを買う
それが夢
お茶漬けのあと
ふたつならんだおちゃわん
ころんだお箸をそっとまっすぐに置く
古い友達から
手紙が届いた
郵便事情の遅れで
32年ぶりに届いたのだ
郵便屋さんが
汚れた手で
すまなそうに制帽のつばを下げた
ひらいてみると
まるで読めなかった
ハングルは雪の ...
針を数えたか、と
父が言う
裁縫は針を数えることから始まって
針を数えて終わるんだと
わかったようなことを言う
自分では
ボタンひとつかがらないくせに
もしも
針がどこかに落っこち ...
きみは僕に問う
僕が不条理を否定するようなことを言ったとね
僕は答える
ああ言ったよ
不条理はひとを幸せにしないってね。
じゃあときみは訊ねる
ペケットの“ゴドーを待ちながら”を
...
大丈夫だろうか
大丈夫ではないのだろうか
つながりたいのだろうか、つながりたくないのだろうか
つながらないでひとりで強がっていたいのだろうか
つよがっていれば何者かであるような気がするのだ ...
どこもかしこも豆板醤
爆竹弾けて踊る龍
そんなことなら豆板醤
炒めてしまえばうまくゆく
いつものところで豆板醤
温もり探して触れる指
ここぞとばかりに豆板醤
フレフレ鉄鍋揺れ ...
詩を書けばいいことではないか
悪口を表現してよ 君たちの 思う存分
ナイフやペンを 僕は持っている
そこは 自分でも邪魔することのできない場所なんだ
素敵な音楽を 僕は奏でている
...
二〇一二年の一雫が
左肩に落ちる
乾いた肩が ほら笑った
指で払った雫が
隣の肩にかかる
右肩の笑みが増す
隣の肩が羨ましげに
指をくわえる
余計でもない一雫が
転々と分 ...
ああ
ある日の夕暮れ
心の中のラックを激しく壊す鉛の球
失われた記憶の糸が結ばれる 今夜も
君を
その絹のような体を
ライスケーキのような唇を
小さな胸を ...
太陽を食べながら
冬晴れの冷気を泳いで行く
空に笑いかけて
わたしは噴水のように歌っている
土地っ子のヒヨドリも
旅行者のツグミも
わたしとともに歌っている
白樺も我を失うほどだ
...
{引用=根底から
ひかりがすべり落ちている
ぐるりと結わえたひとつなぎのくさりが
少しずつ希薄になってきている
そこが温かいと机に伏しておもう
おもう?
うなずく
好きな ...
1
白く熱い道を
白いカッターシャツの高校生が
自転車でくる
7年ぶりに会った息子、きのうのこと
美しく花開いたのっぽのあの子
その道を今日も彷徨えば
また出逢った有り難さ
足 ...
リズム、フレーズ、バイブレーション
メロディにスパイス
壊しながら構築する
リズム、フレーズ、バイブレーション
星が明るかった
夜が風が冷たかった
月だけが笑っ ...
この宙ぶらりんの、
したたかで弱い僕の情けなさを
知らないあなたは
幸せなのかも知れない
と、またも無重力の世界に身を埋める
どうしてもニコチンから抜け出せないのを
意志が ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
『知るということ』
あおい満月
自由詩
4*
12/2/29 21:04
age7
たもつ
自由詩
7
12/2/29 19:27
心って複雑
凪ぎ
短歌
0
12/2/29 19:26
今日分かった事
たにい
自由詩
2
12/2/29 17:43
両手いっぱいに
ミネ
自由詩
2*
12/2/29 17:36
天駆ける
Seia
自由詩
5
12/2/29 15:58
硬直は誠実ではない
within
自由詩
10*
12/2/29 15:47
グーチョキパー
あおば
自由詩
6*
12/2/29 13:12
終末
アラガイs
自由詩
6*
12/2/29 13:10
大蒜と石鹸
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4
12/2/29 12:53
Silly Love Song
浩一
自由詩
2
12/2/29 11:40
bero
ゆうと
自由詩
0
12/2/29 11:32
養護学校にて
浩一
自由詩
4+
12/2/29 11:25
昭和の悲劇 2
〃
自由詩
2
12/2/29 11:17
チェーンステッチ
そらの珊瑚
自由詩
5
12/2/29 10:18
先導者
……とある蛙
自由詩
8*
12/2/29 10:00
パン屋見習い
朧月
自由詩
2
12/2/29 9:59
ハングル
はだいろ
自由詩
4
12/2/29 8:58
さまよう針
そらの珊瑚
自由詩
7
12/2/29 8:36
僕的不条理
HAL
自由詩
4*
12/2/29 7:34
衒学
渡邉建志
自由詩
4
12/2/29 1:38
小さじ一杯豆板醤
灰泥軽茶
自由詩
8*
12/2/29 1:26
君の、言葉
番田
自由詩
2
12/2/29 1:20
余計でもない一雫
subaru...
自由詩
11*
12/2/29 0:39
Song dedicated to the fall
田無
自由詩
0
12/2/29 0:38
輝く日に
ただのみきや
自由詩
15*
12/2/29 0:10
教室
理来
自由詩
10*
12/2/28 23:28
道で出逢う
木原東子
自由詩
20*
12/2/28 23:17
星が明るかった
吉岡ペペロ
自由詩
4
12/2/28 23:11
ズルイ
AquAri...
自由詩
2
12/2/28 23:07
3112
3113
3114
3115
3116
3117
3118
3119
3120
3121
3122
3123
3124
3125
3126
3127
3128
3129
3130
3131
3132
3133
3134
3135
3136
3137
3138
3139
3140
3141
3142
3143
3144
3145
3146
3147
3148
3149
3150
3151
3152
加筆訂正:
教室
/
理来
[12/2/29 19:49]
後ろから四連目、二連目、最終連を訂正しました。
4.57sec.