冬の終わりです
雪です
女を埋もらせています
深さ九十センチ
春ともなると
シャベルがやってきて
雪を掻いたり
女を掻いたり
シャベルも
女も
シャベルも
女も
みんな ...
月のような陽が
雨の奥から見つめ返す
白へ白へ
流れ込む青
冬は冬を巻き
隙間はまたたき
足首の渦 山への径
白く踊る日々
悲しい嘘が
空に咲いて ...
a book
僕は古書店の隅 いつまでも売れ残っている一冊の本
誰かに買われるのを いつまでも待ち続けている
声には出さずとも 喋りつづけているのだ
時には歌うように そして時には叫ぶよう ...
なにごともなく
あさがくる
なにごともなく
ひるがきて
なにごともなく
サイレンがなる
またおなじあさが
やってくる
おなじひが
どこまでもつづく
...
この秋のあまりの美しさに 歩みを止めてしまった友よ
色づいたけやきの葉を透かして やさしい光が
おまえの大きなからだをつつみ
少し眉を寄せて 落ち葉に埋まった足先を見つめながら
一人思いを ...
兄さんが虹を見ている
祈るべき神を持たない僕らの祈りは
それでも決して無力ではないはずだ
兄さんの肩にオウムが止まる
救急車が静かに横切って行く
俺は言葉の中に一つの使命を
一つの運命を見つけた
この世は見放された過去だ
火星からも随分遠く離れている
俺の運命は
この一本のペンに培われている
君の行手を遮るも ...
六分咲きの梅をゆく
見つめる訳でもなく
香りのなかを歩いてゆく
ちいさくなって
盆栽を歩いてゆくようだ
つぎの休みまで待てなかった
人込みはまだ
春ほどではなくて生を隠している
お茶 ...
私は夢の裏側にいる
私には夢が見えない
夢も私が見えない
いま
夢はあなたを見ている
夢が見ているのはあなただけ
夢は朽ちて落ちるひとひらの葉を拾う
夢がなければ、朽ちて、落ちて ...
舞台
晴れやか
うなぎ晴れやか
はがねもうららか
研いだしせんに
切断されずに
ひらひら、ひらひら、
だぶるおだやか
みゃーはなごやか
からりとこけるこうせんは
宇宙からも知覚から ...
手を合わせて
想う気持ちは皆同じ
それは神だとか仏だとかではなく
旅立っていった
愛する人への祈り
今日もありがとうとか
頑張れますようにとか
差し伸ばした手を
握ってほしいだけ
物 ...
2011年3月11日
16年間生きてきた中で
いちばん
自分の無力さと自然の恐ろしさを感じた1日でした
大きな揺れに
悲鳴をあげることしかできず
広い街が
建物が
...
耳をすますときは
手と足が
とまる
だれにしたって表情が凝固して
仮面になる
手配写真のようにだ
音がするほうに
むける
...
この眩しい青空と比較してみる
かもめを探す
敢えて口にしない哀しみ
沖に流されては潮/騒
に引き戻され
わたしには縺れあう術がない
風またつよく、 荒い波
そして、
一 ...
{引用=
その珈琲豆は挽かないほうがいいです その鉄のにおい
そのままでいてとてもわるい
この身には
どろみず色の牛乳紅茶が
湧きつづけていてとてもわるい
ひしめく指と指の間から
...
しあわせって
怠惰なものだと思う
ぼくらは勤勉にがんばるだろうけど
それは退屈な平和を
手に入れるためなんだ
そのことを忘れないようにしよう
でないと
本末転倒になってしまう ...
ねぇ君は
私のこと好き?
私を失うことが怖い?
そうやって
ひとりでいるとき
誰を想っているの?
ひとりで考え出したらきりがなくて
どんどん心は曇っていって
すぐに ...
あのとき祈ったとおりになった
だから生きている
世界は
ぼくにだけ語りかけている
あなたにだけ語りかけている
それが生きているということ
電話番号も
メールアドレスも
指輪も写真も
前に進む為に処分した
1年前
この落書きだけは
捨てられなかった
飾りはしないけど
箱から出して
たまに広げる
今日は、あの地震から
ちょうど1年が経 ...
烏も死なない平和な日本で脳髄から腐っていくよ
ソラタは無職だった。
もう26になる。夢だったパティシエという職業は、なんだかんだで諦めて、今ジュンコのアパートでひきこもり生活をしている ...
{画像=120311104015.jpg}
{引用=※ 写真は宮城県南三陸町の防災対策庁舎跡
12メートルを超える巨大な津波が庁舎を襲い、
41人の方々の尊い命が犠牲なりました。}
...
悪魔の森から
ギターがきこえる
お前は
言葉を
やめたほうがいいと
あの時間は写真のなか
あの声は誰かのもの
朝露が
葉先でゆれる
あなたに
出逢えて良かったと
別れを惜しむように
きらきら
ゆれている
またいつか、は
ないけれど
またいつか、と
ほほえんで
さいごの
さいごに ...
鍋に水入れて
レンジにかけ
沸騰させます
袋開けて
麺とスープ
出しておきます
もうすぐ昼ですね
ラーメン作りませんか
ラーメンだけ食べたって
栄養が偏るから
キャベツでも ...
あなたの
骨に
刻む
エピグラフ
八丁湖に近い里山の中
築130年の古民家をマスターが再生させたという
彼は光の彫刻家漂泊の魂
彼のミュージアムで光の芸術を見せてもらう
暗やみのなか中心となるオーロラ様の赤 ...
詩の中で書きたいことが書けないのは何故だろう。それを表現とする人を、心の奥底で笑った。この現象は、一体、何故なのだろう。ペンを取る時、迷いの中で、書こうとすることだけが、私の主張をもみ消していく。
衰弱した 花に 無数の歌声が
生かされた 僕は 君に 何度でも
導かれた 息をのむ 一瞬に
君は海 ぼくは ただ溺れている
喜びに 射抜かれて
解放への 糸口 ...
不自然な月の夜、
一体何人が「月が綺麗ですね」という語を発したのだろう。
そしてそのうちの一体何人が
そこにI LOVE YOU.の意味を込めたのだろう。
しめやかに行われた月見の席、
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
春近く
オイタル
自由詩
7*
12/3/11 21:05
降る日 降る日
木立 悟
自由詩
6
12/3/11 20:52
a book
itukam...
自由詩
1*
12/3/11 20:18
同じ日
小川 葉
自由詩
3
12/3/11 20:16
友よ
いねむり猫
自由詩
5*
12/3/11 19:40
age18
たもつ
自由詩
3
12/3/11 19:00
君の出現
yamada...
自由詩
0
12/3/11 18:35
梅をゆく
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
12/3/11 18:28
復興
灘 修二
自由詩
2*
12/3/11 16:34
三月
理来
自由詩
9*
12/3/11 15:47
生、命。
そらの とこ
自由詩
4*
12/3/11 15:26
3月11日
ジュリエット
自由詩
2
12/3/11 15:22
たまの春
石川敬大
自由詩
27*
12/3/11 13:41
忘日
アラガイs
自由詩
20*
12/3/11 13:24
春の温床
佐藤真夏
自由詩
8*
12/3/11 12:58
日常
シャドウ ウ...
自由詩
2+*
12/3/11 12:55
君の世界
ジュリエット
自由詩
0
12/3/11 12:46
3月11日午後2時46分
吉岡ペペロ
自由詩
8
12/3/11 12:12
電話
ちゃんこ
携帯写真+...
2
12/3/11 12:10
烏も死なない平和な日本で脳髄から腐っていくよ
田園
散文(批評...
2
12/3/11 11:52
【 祈り 】
泡沫恋歌
自由詩
10*
12/3/11 10:35
deala
mizuno...
自由詩
2
12/3/11 10:18
終わる旅
〃
自由詩
0
12/3/11 10:12
さよならのかわりに
そらの珊瑚
自由詩
10
12/3/11 9:45
サッポロ一番 〜しょうゆ味編〜
花形新次
自由詩
2
12/3/11 9:32
無銘
高原漣
自由詩
3*
12/3/11 2:44
光の彫刻館
梅昆布茶
自由詩
6*
12/3/11 1:52
深夜の躁鬱
番田
自由詩
2
12/3/11 1:41
水を得た花
nia
自由詩
2
12/3/11 0:45
月蝕
青土よし
自由詩
2
12/3/11 0:26
3112
3113
3114
3115
3116
3117
3118
3119
3120
3121
3122
3123
3124
3125
3126
3127
3128
3129
3130
3131
3132
3133
3134
3135
3136
3137
3138
3139
3140
3141
3142
3143
3144
3145
3146
3147
3148
3149
3150
3151
3152
5.36sec.