昼下がりの美術館で
まったり
はったり
ほっこり

コーヒー片手に
本を読む
陽の光
水槽の泡

フサカ
貝ミジンコ
ザリガニ
ウシガエル
彼岸桜優しげに咲く此岸かな

野に遊ぶさも値段高そうな猫

イヌノフグリ閉じてぽろんと今日でおしまい
 
産卵を済ませて二度寝のヒキガエル

コーヒーの記憶 取っ手のとれたミル
 
...
桜が咲いた
地上の星となり
桃色に輝いた
風に舞う花びらは
流れ星になる
おしつけがましい
きぼうが
わたしのみらいを
とかしていく

せまいへやでいいの
あたたかいひのひかりを
すこしだけください
そうしたら
それだけでいきていけるの

あめのひの
...
 
 
ケイコは献血に行く
ケイコは血圧が低い
血糖値は正常の範囲内で
血色は良く
健康的に見える
ケイコは毛が生えているが
蹴鞠のイメージはない
ケイコはケーキが好きだ
けれどケ ...
窓の外に、まだ芯の冷たそうなピンクの桜がみえた。にちようの朝。無痛麻酔のピストルにうちぬかれて、やさしい気分になってしまう。

単純な手続きのセックスばかり、繰り返して ...
モールの画材屋で
ホルベインの水彩セットを買った
施設に行くと
祖母は食堂のテーブルで
ニンニクの皮を剥いていた
お誕生日おめでとう
リボンをつけた木箱を渡すと
高かったでしょう?10万 ...
水の流れる壁に
透けて見えるのは
彼らが存在していないからだ
ネコの耳をした少女が
暗闇の中を近づいてくる
いつも裏目に裏目に
出る

よく来たわね
オートマータが怖かったでしょう? ...
お父さん背負って 母さん歩く
私ら足の下
裸足の足の裏には
日に焼けもせず白い肌

サクサクと 音がする
甘さひかえめビスケット
よく振って お飲みください
沈殿することばなど

...
知らないふりをするあの娘
本当のことなど 知らない いらない
感情なんかのさざ波が
ポツンと当たって弾けて広がる
くるくる回って落ちてく音階
あの娘がくるくる くるくる落ちてく
サンダルの ...
おきあがり こぶしだと 思ってたんだ

起き上がり 小法師 だったんだねぇ
子奉仕でも 胞子でも なかったんだ

拳 とか 辛夷とか 思い浮かべて
握る握力の強さを 感じながら
転んで痛 ...
ああ、かみさま


かみさま、どうか


わたしにそのときがきたら


いつかこんなわたしにも


きたるべきときがきたなら。



あまく やさしく

...
休日になると見えるようになる世界で
人々は自分の身体を機械化していった
もっと生きられるように
もっと自由でいられるように
意識を電脳に移し、命を共有して、
孤絶した

生者の世界の生者 ...
俺が狂っているなんて
どの口が言いやがるんだ
俺が一番まともじゃねえか
誰に聞いたって
そうに決まってんだろ
おまえの腐れ眼は
チンポコ突っ込む価値もねえのか

死にかけのゴキブリの糞 ...
キチガイと勘違いされ
空き缶を投げられた
親父狩りならぬ年増狩りよ

確かに私は烏と飢えた子供と暮らしている
ごみを漁り
誰かの落とした銭を広い
汚ならしい身なりをしている

だが心 ...
げっそりと白豚になれ四月馬鹿

入学にいくらかかるの払えない

シクラメン泪を落とす場所がない

治聾酒が心の穴から漏れている

若草をサンドウェッジで根こそぎ

朝きても生きる意 ...
あなたを写した線や形や色を見つめる

あなたの記憶とぶつかりながら

あなたの名を叫びながら白濁を飛ばす


名を叫んでしまうと

こころたちはまた

苦しんでしまうのではないか ...
数日前退院をして

足を引きずり引きずり

日常をおんぶしながら歩いている

病室よりも冷たい風を

春と感じて

ふたたび光線のなかにいる

それにまだ慣れないで照れている
...
さて今日も朝からユウウツなスタート
具体的には寝坊に遅刻に忘れ物
もっと言うとおかんとケンカ、というか一方的な罵声のシャワー
運悪くお天道様もご機嫌斜めっつかほぼ直角
気づけば両足にゃガム ...
赤ちゃんで死ななければならなかった

少年で死ななければならなかった


だから青年で

蹉跌にまみれることができた

三十も半ばで

異性を好きになることができた

四十を ...
春は透明な足音を立てて
僕らの世界を包む
人々の足どりは濃やかで
赤ら顔の盗賊さえも
どこかその顔は呆けている・・・
春風は都市の中にも吹き
人々の襟をすくめさせる
僕はアーチ状の街をく ...
石を高温で焼き
それを鍋に放り込み
作る料理があると聞いて
心が痛む

そんなに
熱したら
石に住む
この子たちは
どうなるのだろう
かあさん、熱いよう、と
泣くんじゃないか
...
ニュース画面に映る満開の桜
その下で 賑わう人々
東京は お花見なのに

防寒着を着て かわかした軍手を持つ
白い雪が降り続けるので 消しに行く
桜より 広く白い

積み上げられた雪の ...
2012年04月08日(日)2 tweets

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社会というものはいくら入り込んでもいつの間にかすり抜けているというわけのわからないものでした、さて学校と ...
病院のベッドに三日間泊まった
聖なる牢獄に三日間も居たんだぜ
すごいことさ

可愛い看護師さんは小首を傾げて言った
何処に居たってあなたの生きる不安は同じでしょ
そう彼女はとても魅力的でセ ...
{画像=120408072250.jpg}


 春、春、春、桜吹雪

ひらりと花びら
僕の掌に 舞い落ちた
そっと 握りしめて
指の隙間に閉じ込める


 ―― 縛ることが愛だ ...
 結論から語ると、俺は今、死体を分解している。電灯の暖色を受けて朱く色づいたバスタブの上に、赤黒い血が流れ出る。通りの悪くなったナイフを、力任せに叩きつけると予想以上に大きな音がして、慌てて蛇口を捻る ... 銀の妖蛆を夜鷹が食み、
暗がりの中でわめき散らす。
呼応して単調な横笛の調べが、
盲唖の混沌を慰撫して鳴り止まぬ。
地響きが黒い森をゆらし、
強壮なる使者はまろび出た。
空き缶をやさしい顔で見つめてもあきらめているはつなつの道
ほつほつとからだに点るけだものを飼いならしつつ噛む左肩
さびしさの錆びつく夜も舌で捺されたそこはあなたのものよ
ふうせんが萎んだ後の寝室 ...
ぽっかりとあいた満月
掌をむけて撫でるように
まわしていくと

桜のつぼみが
勢いよく
ぽんぽん弾けて
噴く噴くよ

夜空にたくさん
打ち上げられた
桜の花びらは
凱旋を祝うパ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
池のほとりでペポパンプ自由詩3*12/4/8 19:44
三月のマーチ小池房枝俳句7*12/4/8 19:21
夏川ゆう自由詩412/4/8 19:21
生きたい森未自由詩9*12/4/8 19:15
ケイコの場合たもつ自由詩412/4/8 19:07
rapidねことら自由詩612/4/8 18:34
四水園mizuno...自由詩512/4/8 17:35
killing自由詩112/4/8 17:19
幸福家族こうだたけみ自由詩1*12/4/8 17:14
模範回答(1)自由詩3*12/4/8 16:22
こぞうこぶし藤鈴呼自由詩2*12/4/8 14:47
sweetestmm自由詩1*12/4/8 14:33
微熱mizuno...自由詩112/4/8 14:23
つまんねえとこうなるんだよ花形新次自由詩112/4/8 13:33
信仰田園自由詩112/4/8 13:28
春の闇北大路京介俳句20*12/4/8 12:22
あなたの名吉岡ペペロ自由詩412/4/8 11:31
照れ屋の退院自由詩412/4/8 11:21
イノチミジカシアイセヨジブンmm自由詩412/4/8 11:07
降誕の日に吉岡ペペロ自由詩412/4/8 10:52
花束yamada...自由詩512/4/8 9:52
ストーンチャイルドそらの珊瑚自由詩15*12/4/8 8:54
雪守り砂木自由詩18*12/4/8 8:39
twitter葉leaf自由詩212/4/8 7:52
自由或いは生きる意味梅昆布茶自由詩2212/4/8 7:34
【 花びら 】泡沫恋歌自由詩12*12/4/8 7:25
ゆっくりとうつりかわっていく季節影山影司散文(批評...012/4/8 5:04
高原漣自由詩012/4/8 4:36
捺印とろり短歌612/4/8 4:30
桜の蕾が噴く噴くよ灰泥軽茶自由詩8*12/4/8 3:23

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