彼女と散歩した
散歩の後、お茶した
彼女が一緒にいてくれて嬉しかった
彼女が一緒に微笑んで嬉しかった
一人じゃないというのはいいことだ
暖かな陽だまりの中にいるような幸せ
ずっと探し求めて ...
昔、屠殺場に送られる牛を
トラックに積む前の牛舎で眺めていたとき
その牛は
あと何時間後かに死に
バラバラにされて
肉塊を急速冷凍され
お店に並び
食卓に並ぶというのに
交尾を ...
もみあげの
はしっこをつまんで
ちょりちょりならす
くしょんと晴れる
寒いんだか暖かいんだか
どっちなんだか
そろそろひょっこり
蕾がふっくら
はにかみはにかみ
耳たぶを ...
エッ
と思って アッ
と言う
インプット
と
アウト プット の 間には
70億人から一人選んだサンプルの
サンプルの一生のような道が
広がっている ...
玉葱を
両手の平に包み込む
しばらくして
光が洩れ
一瞬煙が立つ
永い時間が経ったのだ
うたた寝でそんな夢を見た
そんな風にして待っていればいいのかな
と思った
いつも死んでいるのだということが わからなかった
後悔ばかりだ
どうでもいいとされる 自分自身の価値について 理解したい
社会なんてものは 大嫌いだ
ま暗い部屋に時計の音がする
そのどれもが違う音だ
人生のあちこちから音がしている
間に合わないかも知れないけれど
ひとに尽くして生きてゆこう
もっと役に立てるはずだから
...
火を点けられると
わたしは蕩ける
点けられなければ
凛としていられるのに
そうあなたの
手や指や舌やもうひとりのあなたに
わたしは美しい死のように
柔らかく蕩ける
喘ぎ ...
まだ見ぬ私の旦那様
早く貴方に会いたいです 私の心は独りきり
冬の季節が終わっても
私の心は冬のまま
恋の種は芽吹かない
いつか心に温かい
風がふわりと吹いたならそれは貴方が来た合図
私 ...
「六等星でいいから、あなたのとなりに居たい」
私は私の綻びを
見つけ出しては一つひとつ
繕っているのです
右手で針を
左手で私を
握りしめているだけでは
もろもろとほぐれていくばかりで
揃わない縫い目など
気にしていられな ...
心の中では土足で暮らし
裸足で世界を歩き回る
ぼくは人間
月のように出たり隠れたり
雨になりまた雲になる
そんな人間
あなたもまた一個の太陽
少しずつ周りを温めながら
...
許されるような気がしていたのは
僕たちだけだった
足音の聞こえるものと
聞こえなかったものがいて
僕たちはたぶん後者だった
足音が聞こえるだろうか君には
夜のうえを歩き
昼の風を ...
こんなに気温が下がった日は
手袋をしていても指先
かじかんでいる
足早に歩いていく
肩を丸めて
我が家まで
あと半分のところ
自動販売機の光がポッと点っている
コインを投入 ...
夜は雨
どこからか雨
水を弾くタイヤの音
通りの向う
どこかで屋根を落ちる滴
私はここにいて
眠る人のことを思う
生き満たされぬ人を思う
又ここにいて
眠れぬ人のことを思う
燃 ...
愛、に背を向けていたのに。
不意打ちだった。
雲一つない青空の下で。
蓋のない空だった
懐かしいものは懐かしいまま
浮かんでいればよかった
ジュラ紀の喫茶店で
向かい合わせに座る
また会えたね、何億年ぶりだろう
むかし話せなかったことを
いくつ ...
あなたにはどうしても言えないことがある
この先もずっと言わないでいこうと思っている
炎が消えてしまう前に
私はきっと後悔するだろう
あ
ああ
次の世界で ...
もう消灯の時間だ
ぼくは個室だけれど消灯は絶対だった
暇だから携帯で詩のサイトばかりのぞいていた
自由だった
あの頃もそうだったか
ぼくは中学生のとき病室に住んでいた
がらんとした冷たい部 ...
七歳のみーちゃんが
やっと乗れるようになった
練習した甲斐があったね
ぼくは思うんだが
中高年の足腰の衰え防止に
一輪車はいいんじゃないか
イオンの売り場へ行って
人目を気に ...
一年生と合同で走った
スタート直後はなんと最下位
結果は三十九人中で三十番
「二年生なのに情けない」
パスタランチを食べながら
お母さんとお婆ちゃんが嘆く
「十人ぐらいぬいたよ」
...
今日は午後から息子を連れて、秋田県児童会館みらいあへ。館内全体が遊び場になっていて、息子もたいへん楽しそうだった。また来ようねと、汗だくになって笑った。
プラネタリウムも見てきた。平 ...
カーテン越しに白かった光が、いつのまにかに黄ばんでいる。
もういちど見やると、黄ばみはもう失せていて、こんどは青みがかった灰白色になっている。
そこにはオレンジやピンクが、影のように滲んでいる。
...
これからも幸福を忘れないように
時には私もとなりで笑うよ
いつも通りの町の景色は
少しずつ色を変えていくけれど
当たり前にそこにある笑顔が
遠い未来も笑っていてくれたらいいな
気づけなかっ ...
男であること
なよなよした言葉で
変装してみせる
中性の安全地帯がビーカーの液で黄色に変わり
青いリトマス紙に
夜な夜な試験にかけられる
女であったなら
明日の仕事勤めなんか考える必 ...
白い砂漠を
透きとおるように走り
ドアを開けるひと
十字路から続く
道はあおく
どこまでも続いている
この土地に立つわたしに
何が見えるのかと聞く
見えるものは全ての風
見えない ...
わけもなく
おかあさん
と 叫びたいときがあり
私はどこへかえりたいのだろう
すべて夕焼けのせいと
いいわけをする
甘やかす
私に見せる
私のうらがわ
細くやわらかな毛氈が
鳥の道に触れてゆく
夜の上の朝
光にじむ日
猫の幻が五つ
壁の幻を視ている
街が眠るまで
会話はつづく
冬が招く冬の道を
影に刺 ...
Gが死んだのは寒風厳しい二月の末だと云う
ひらかれた掌からすべり落ちたグラスにこぼれるコーラの泡と
整列して空虚なペットボトル
黒い海鳴りがうまれた
坊主頭に、北からの光がきっとまぶしかったこ ...
痛みに耐えて目を閉じている
今日で臥して四日目になる
病室にはひかりがしみている
トイレに行くのも辛いから
あまり食事もとらないでいる
ひかりのなかにいる
風が ...
日付順文書リスト
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日付
一緒に
ジム・プリマ...
自由詩
3*
12/3/26 5:50
頂きます
一 二
自由詩
10
12/3/26 5:07
耳毛ふさふさ
灰泥軽茶
自由詩
10*
12/3/26 4:58
エアフハ
Seia
自由詩
1
12/3/26 2:53
待つ方法
ty
自由詩
3+
12/3/26 1:52
_
番田
自由詩
2
12/3/26 1:50
時計の音
吉岡ペペロ
自由詩
4*
12/3/26 1:38
美しい死
HAL
自由詩
4
12/3/26 0:56
私の未来の貴方に
ナツコ
自由詩
1
12/3/26 0:04
ユピテルの嘘
高原漣
自由詩
3
12/3/25 23:42
取り繕う
こうだたけみ
自由詩
2*
12/3/25 23:42
尊厳は人を手放しはしない
ただのみきや
自由詩
9*
12/3/25 23:29
ゆるし
因子
自由詩
2
12/3/25 23:28
冷たい指先/暖かい缶珈琲
kauzak
自由詩
4*
12/3/25 23:07
脈絡
salco
自由詩
28*
12/3/25 23:00
白日
吉岡孝次
自由詩
4
12/3/25 22:26
age32
たもつ
自由詩
4+
12/3/25 21:04
stony story
寿
自由詩
2*
12/3/25 20:53
消灯
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2*
12/3/25 20:52
一輪車
壮佑
自由詩
13*
12/3/25 20:49
マラソン大会
〃
自由詩
5*
12/3/25 20:49
幸福談
小川 葉
散文(批評...
3
12/3/25 20:43
色葬の部屋
吉岡ペペロ
自由詩
2*
12/3/25 20:14
友達へ —春だより—
加藤
自由詩
2
12/3/25 18:33
女装
乱太郎
自由詩
15
12/3/25 18:19
数
宮岡絵美
自由詩
4
12/3/25 17:08
ゆうやけの裏側
朧月
自由詩
2
12/3/25 16:51
愚者の庭
木立 悟
自由詩
6+
12/3/25 16:44
G
soft_m...
自由詩
7
12/3/25 15:25
春のひかり
吉岡ペペロ
自由詩
5*
12/3/25 14:27
3078
3079
3080
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