ガラスの器作戦に供された天使の肉体は今や魂の移植を待つばかり。
のたくる電線
忌まわしくも膚にへばりつく電極
それらを仄かにてらす
青い交流電灯の光が
にじんだ虹彩に反射する。
ペン先を離したそばから
剥がれて散りぢりになる文字
左手でつかめたのなら
どんなにかいいだろか
だけれど左手は
体を支えるのに精一杯で

ペン先をつけたそばから
吸いついていく文字
...
宇宙

このアシンメトリーの所産

みんな

相殺されなかったから生まれた

ぼくがいる

きみがいる

犬があるく

雲がかかる

みんな

相殺されなかったから生まれた

このアシンメトリーの所産 ...
風呂の中でよんだ
詩集がすべてを語ってしまったので
今日の私を

ごしごし洗い流しました
もういらない

風呂まで汚れてる
気がした 分身で

水がうまれ
水になったように

...
濡れ髪と匂い立つ夜に猫の恋

沈丁の香にしのんで肌を舐め

海明にうかべる白い朝と夢
金星と木星に

月が挟まれていた

月のサンドウィッチ

星が二種類のパン

二種類のパンで挟まれたサンドウィッチ

食べたくなった


同じパンに挟まれたサンドウィッチより

安心感のある食感ではな ...
もぐわいという
いきものがいて
みずを
かけると
ふえて
その
ふえかたが
せなかから
まるい
けだまを
だして
ふえる

もぐわいという
いきものがいて
みずを
かけ ...
励まさずにはおれなかった

ひとりじゃないよ

僕もだよ

あのときあの部屋の片隅で

それを伝えてあげたかった


幸せなんだよ

惨めじゃないよ

恥ずかしいことなん ...
宇宙ぐらい叩き割ってやんよ!   #poem24



星々が金魚の餌に春宇宙   #poem24 #jhaiku #haiku

駅前の宇宙漂う螢烏賊    #poem24 #jha ...
あのころはたしか

周りとうまくやっていた

350円のランチ

淡々とみなで食べていた


午後からは

帰ることばかり

考えていた


あのころはたしか

周 ...
履歴書×面接=時給

少しでも 生き生きしたいと 動機に鼓動を乗せる

学歴にさほど左右なく 以上と記す


 何がしたいの?
 夢に近いの?遠いの?
 どちらにしろ 現状は近くにあ ...
 
 
今年も兄からお中元が届いた
かわいそうな兄
控除の申請をしている間に
モールス信号の打ち方を
すっかり忘れてしまった
昨年いただいた
魚介を模した玩具に躓いて
午後は三時五十 ...
わたしのため息は春風のとなりにまとわりついてあなた以外のすべてを吹き流してゆく
レゴブロック型の花びらが舞うようにやわらかく
ねっとりとした溶けかけのわたあめみたいに
脊柱から伸びている赤と ...
もう何年も昔のことで、そのために遠い背後に過ぎ去っ
てしまったように思えるのだが、それでも時おりこうし
て思い返してしまわざるをえないほどに、いまでもそれ
は私のすぐ隣にある。あの時、私は事実に ...
学校から帰ると
テーブルにロールケーキが
ふたつ並んでいて
チョコレートとバナナクリームの
2種類があって
わたしは弟に先に選ばせた
今日みた夢の中の
同じ風景は
すこしだけ大人になっ ...
春を追いこして夏のような
日射しを避けて
市内の茶屋で
みたらし団子を食べながら
足下の干涸らびた蛙に
水をもらってかけてやると
おどろいてちょっと跳ね
またノシノシと戻ってきた
残り ...
旅から旅のセールスマンだったカフカも



















...
君と手をつなぎたくて
君と手をつなげなくて
ポケットにいれてたんだ
僕の手冷えないように

なのにどんどん手は冷えて
だれの心も邪魔になって
最後に残った僕の心も凍らせたんだ

そん ...
私のもとへ下りてきた天使の君へ



私からいつまでもいつまでも変わらない愛を詠うよ



あなたがどれほど成長し私の手から離れても



思う気持ちは変わらない



...
夜になり
気温が下がると
子供たちの咳は
ひどくなった
地上から浸潤してくる氷水を
順番に舐めに行った
毛布が欲しかった
ただ死なない
それだけの私たちを
地下に閉じ込めて
外から ...
傷がある






...
こと切れる最期の瞬間まで
彼はひとりの少年だった

とっつきにくさは彼の持ち味だったし
時代を憂いても
希望を捨て去ることはなかった




そんな彼との接点
あったのかな
...
再び四季の変わり目に

生まれる春のベージュ色

邪気なし無敵の思考人か
無邪気の天使か 桃色に染める

ベージュ色にくっついて 離れぬ 七色越え

哲するに守る 袴姿の者から テレ ...
ベトナムに旅行するひとの
どの位のひとたちが

ホーチミン市がかつては
サイゴンと呼ばれた街であったことを
知ってるひとがいるんだろうか

中島みゆきクンが歌った様に
確かに時代は変わ ...
散文



ゆうらりと逢魔が時に立ち上がる
女は錯乱気味に
「ジユウ、ジユウ」
と叫んでいる
そのくせ尻をどっかり座らせ
介護されるのを待っている



...
昨日レンゲの花を踏みました
レンゲはわたしの足の下で
花びらを押し花みたいに広げて
首のところをぽきんと折って散りました
わたしは裸足でした
足の裏でレンゲの蓄えた冷たい水分がしゅんと染みて ...
早春

雨上がり湿りけのある畠には青草芽吹き目に映える

通り道雨の雫をつけし梅小ぶりの花が数多咲きいる

風もなく曇り空にはうす寒く今朝の大津の早春の道
ない、ない、ない
裸体ない
ない、ない、ない
エロがない
ない、ない、ない
だから出来ない
ない、ない、ない
起たない
ない、ない、ない
しごけない
ない、ない、ない
だから出せ ...
桜から漏れる儚さ文字になる詩歌になって日本を染める

ピアノから離れられない休日の日常の音楽器になった

繋いだ手離さないように愛込める見た目は美女と野獣だという

鏡には何でも映り ...
ゆうき
って君を呼ぶとき

ゆう
って君に呼ばれるとき

呼ばれたことは
まだ
数えるほどしかないけど

君と名前を呼びあうときが
いちばん
幸せ

君を近くに感じ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
完全なる魂の蔵高原漣自由詩1*12/3/27 1:21
足跡こうだたけみ自由詩4*12/3/27 0:33
アシンメトリーの記憶吉岡ペペロ携帯写真+...2*12/3/27 0:22
詩人と入浴朧月自由詩912/3/27 0:01
はるな俳句312/3/27 0:00
月のサンドウィッチ吉岡ペペロ携帯写真+...3*12/3/26 23:34
グリミアス,グリモイアス6自由詩312/3/26 23:21
あのときあの部屋の片隅で吉岡ペペロ自由詩3*12/3/26 22:54
#poem24 宇宙水槽北大路京介自由詩24*12/3/26 22:41
あのころ吉岡ペペロ自由詩1*12/3/26 22:38
コテコテ時給朝焼彩茜色自由詩212/3/26 21:39
age33たもつ自由詩312/3/26 21:10
サクラチルアウト否々自由詩112/3/26 21:06
事実岡部淳太郎自由詩412/3/26 20:57
ロールケーキmizuno...自由詩612/3/26 20:53
日陰自由詩612/3/26 20:39
カフカのビジネスホテルTAT自由詩412/3/26 20:34
封鎖された手朧月自由詩212/3/26 20:33
いつまでも桜 歩美自由詩4*12/3/26 20:26
地下400mizuno...自由詩412/3/26 20:18
バラライカTAT短歌112/3/26 19:09
Fish & Chips(時代少年)恋月 ぴの自由詩30*12/3/26 19:09
ベージュの春朝焼彩茜色自由詩212/3/26 18:22
時代HAL自由詩112/3/26 16:52
散文田園自由詩412/3/26 16:41
レンゲとんぼ自由詩512/3/26 15:39
早春生田 稔短歌212/3/26 14:05
NAI-NAI Sex scene花形新次自由詩012/3/26 14:02
詩歌夏川ゆう短歌012/3/26 10:04
名前を呼びあうジュリエット自由詩412/3/26 8:55

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