ベロニカ
君を裸にしよう
そのシャツのボタンをはずして
ブラのホックもとって
紙吹雪の様にまき散らしてくれ
この四畳半のアパートに
そのスカートを下ろして
ソックスも脱いで
倒 ...
忘れ物を取りに
真夜中
オフィスに向かう
追いかけてくる
警備の人を置き去りに
マスターキーで
ずんずん進む
いかめしい
暗証番号も
全部ぜんぶチャラにして
そうか
...
知っているか 心には本文があることを
もし君が嘘ばかりついていたら
君は自分でその嘘を信じて
君の顔は仮面そっくりとなって死ぬ
その君の死の時、ようやく仮面はゆっくりと剥がれ落ち
自然は自己 ...
生命が死ねば
そこに別の生命が入り込む
人が死んで遺体となれば
そこに細菌や虫が湧くように
この自然の中で
死んでいるものなど何一つない
あの広大な死の空間ーーー宇宙から
結局、我々が生 ...
向こうの空はもうすでに暗くなりかけている
太陽がビルの横顔をしゅ色に燃やしている
燃えかすの灰みたいな雲が
今日の寝床をさがしてただよっている
泣き出しそうな指先は
握りしめずに
どう ...
仲間意識?馴れ合いかも
良いところばかり誉めて
しあわせな気分にさせて
だってそうしないと
もう一緒にいられなくて
のけものにされるもの
アスレチックを潜り抜けて
椅子やベンチをバリケードにして
右へ回り込んで左へ駆け抜けて
追いかけまわった理由は何だったかな
120428
ムンクの本当の叫びを60億円で落札した
個人蔵だったから始めて見る人も多く
予想外にオークションは落ち着いていて
競合 ...
花体にもさくら{ルビ一片=ひとひら}にもさくら
一人にもさくら大勢にもさくら
木末にもさくら手のひらにもさくら
都会にもさくら陸奥にもさくら
野山にもさくら街ごとにもさくら
...
水面、生まれたての木漏れ日
酸化していく時計と
ミズスマシのありふれた死
導火線を握ったまま眠る
わたしたちの湿った容器は
身体と呼ばれることに
すっかり慣れてしまった
...
亡霊たちが
彷徨う
ニュータウン
とかつて呼ばれた
住宅街
日が経った
カレーは旨い
というけれど
一週間目は
さすがに飽きる
塗ってもいいし
...
安価な着色料で
染め抜いたような
オレンジの夕暮れ
粉末を飲み込んだ
雲を溶かすマグマ
アーティフィシャルな
世界が
夜に消える前の
アーティフィシャルな
この光景は
たぶん
...
明けない夜はないが
晴れない朝はある
止まない雨はないが
笑えない昼はある
暮れない一日はないが
つれない人はいる
そして夜
幾つもの夜を耐えて
人は強くなると言うが
ちびち ...
原発に反対したからといって
わたしたちの生活は
なんら
かわることはなかった
草はしげり
川はながれ
とりたちがよこぎり
かわっていくのはわたしたちの方
...
やぶれたのなら縫えばいいのだと
建前だけ述べて、いってしまう
小狡いと、言ってしまえば一言で
済んでしまうから、口をつぐむ
のたまって、
うちまわる、
よいよい、と、声の出ぬ口で
喘いで ...
どうやって心を偽ろうか…
そんなことをずっと 考えていた
私たちは 早すぎた向日葵
同時に
空へ伸びて行く思いが ある日
突然の雨に押し倒されるように
ふたつの心が右に 左に
ぶ ...
「 お前ほど
暇なやつなんてこの街にいるのか? 」
それほど暑苦しくもない関係性の渦で
それほど嫌味っぽくない表情で
言われるばかりの私だけれど
昨日
リビングにある
そこらじ ...
山合の温泉に浸かりながら雲間の月を眺めてこう考えた
明治の青年達はデカルト・カント・ショーペンハゥエルなどと西洋の哲人を崇め奉っていたものだ
だがしかしデカルト以前から倭国の民は我を持ち、我を ...
『見解は一致』
のいろーぜなんだって??きみ
おっしゃる通りですわ
こわいんだって?
そうですわ
でも元気なんだって?
そうです
やんちゃね
えぇ
だったらさ、パンダ動物 ...
並木道会話が上手く続かない紅茶を飲んで心温めたい
渋滞に巻き込まれてもかまわない君との時間貴重な時間
薔薇の花色んな色があっていい鮮やかに咲く自分の個性
雪解けと一緒に心の凍り ...
戦いの痛みはこれからだ
分裂し妥協する
本当の意味を知る為に
甘い文言に酔い
本来を忘れ
彷徨いの果ての悲しみはあるか
諸君等の文言は素晴らしい
だけれども痛みと戦いを垣間見出来ず
一 ...
風をくらった灯りの中で 蚊はねむるように月をみあげる
蛍光灯にかぶさった 埃がうねりながら やさしくたねまると
だまっていたいのさ そう炬燵机が声を漏らした
怖い
普段行きなれてる場所が急に別の場所へと変わり
流れるような動作に躊躇いが混じり
瞬きでさえ信用できなくなる
部屋中の明かりをつけては影に怯え
聞こえる筈のない息遣いに硬直する
...
詩を書いた
僕は 一体何だろう
だけど 確かではないけれど
僕は思いを綴っている
そして 会社を辞めた
僕は 今 何者だろう
そんなふうにして 渋谷の街が 今日も
涙の色に暮 ...
タルトタタンをまっぷたつに割ると 忘れかけてた黄色い生地から
たくさんの見えない船旅が
競走馬のように水平線に向かって道をつくる。
水平線の向こうには大きなコップの頭が見えている ...
僕は、路上に寝転がっていたよ
空から雨が降ってくるから
口をあけて 流れ込むに まかせていました
猫も近くにいたよ 茶色のぶちの
かあいいやつね へへ
何を言ってるんだ 俺は
何をふざ ...
戸棚のクッキーが
食べられていた
何もないように
皿だけ残して
同じ大きさの
宇宙の皿に
ふたたび
クッキーが現れる
ぼくに
食べられるために
人は誰しも人生の主人公だとよく聞くが
私は私の人生においても脇役ではないかと思う
ヨークシャテリアのクィーンは未だに懐かない
(私が名付け親なのに!)
今日こそ告白するぞとお洒 ...
雨音が降り続く静寂に
薄暗い部屋
こんな日に訪れる人なんていないから
ベルはならない
炭酸水を手にとった
窓の景色はゆっくりと流れて
時計は止まってしまった
好きな雨の歌を
...
小さな花が散れば
ドイツは緑いっしょくになる
Hさんが支配していたころも
それは変わらない
露店に売られた花たちは
(旅人の目は耳になる)
にぎやかな影に歌を歌う
小さな花が散れば
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ベロニカ
まーつん
自由詩
6+*
12/6/5 23:06
マスターキー
uminek...
自由詩
8+*
12/6/5 22:41
仮面の下の心
yamada...
自由詩
3
12/6/5 22:24
生命が死ねば
〃
自由詩
3
12/6/5 22:24
陽が落ちたらおうちへ帰ろう
マフラーマン
自由詩
2*
12/6/5 21:17
仲良しだもの
ごみだめ
自由詩
0
12/6/5 21:06
かけっこのわけ
只野亜峰
自由詩
2+*
12/6/5 20:04
空のひだまり
あおば
自由詩
8*
12/6/5 20:00
さくらさくら
小池房枝
俳句
4*
12/6/5 19:55
湖畔
たもつ
自由詩
8
12/6/5 19:55
変態短歌78
花形新次
短歌
0
12/6/5 19:23
金星の夕焼け
和田カマリ
自由詩
2+*
12/6/5 19:21
ルフラン
nonya
自由詩
25*
12/6/5 19:08
そらへむかって (声/初音ミク)
モリマサ公
自由詩
5
12/6/5 18:50
繕う
数
自由詩
0
12/6/5 17:46
Sidebar
南 さやか
自由詩
1*
12/6/5 17:07
青になあれ
komase...
自由詩
0
12/6/5 16:05
漱石気分で
たにい
自由詩
1
12/6/5 15:45
見解は一致
まきしむ
自由詩
2*
12/6/5 11:07
並木道
夏川ゆう
短歌
2
12/6/5 10:08
提言
ドクダミ五十...
自由詩
2
12/6/5 8:05
みかん月
十二支蝶
自由詩
0
12/6/5 5:14
恐怖
marux2
自由詩
1*
12/6/5 3:03
誰かの詩
番田
自由詩
6
12/6/5 2:28
タルトタタンの詩
パラソル
自由詩
2
12/6/5 1:34
laundry
まきしむ
自由詩
2
12/6/5 1:31
月食
小川 葉
自由詩
2
12/6/5 0:16
脇役
永乃ゆち
自由詩
1+*
12/6/4 23:58
呼び鈴
ちゃむ
自由詩
2*
12/6/4 23:58
花が散れば
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0
12/6/4 23:29
2990
2991
2992
2993
2994
2995
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4.29sec.