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流れた声は言葉で
かたちになる
明確に息な
風船のなかみのこと
君はそれでも空気だという
ああいえばこういうっていう、もうスキルというより法則みたいなもの‐あれなんな ...
うそつきな服を着た少女たちがすべってゆく表通り
中華料理店の裏口の窓に三度高く上がった炎
路面電車の停車音が精神異常者の断末魔の叫びを中和するダイヤグラム
ボサノバ気取ったニュー ...
その昔人間の
手付かずの丘だった
僕の街には
タテハ蝶がやって来る
その中でも特に
僕の家の玄関の
植え込みの低木に
イチジクの実のように
群れてじっとしている
彼等が悲しい ...
まだ続く冬の路
の途上にて
たずねれば
あなたはそのままに
墓標が伝える
笑顔
この冷たさに
凍えもせずに
思い悩んでいる
わたしあて
何かを
言いたそうに
視得るのは
ただ ...
誰も知らないんじゃないんです
知られたくないから言わなかったんです
その、
次の台詞までは考えないままに
息もせずに眼も開けずにただ
立ち尽くしていた時間はいったい
どのくらいだったのだろ ...
昨夜は、本を抱えたまま眠る人だった
活字は描いた
夢の中へ浸水するやいなや
なめらかな黒髪の毛先を
屈強な体躯の背中を
雨露でできた葉むらの中の
縦笛のようなフクロウの響き
カミナリ ...
「苦しさと祈りと聖書」
苦しみを受くることありましてこそ楽しき時は喜ばむや
人にとり祈りに委ぬときこそいと優れし折りなからむや
聖書とは極めて個性ある書物神はひとの像にこそあらめ
私たちは
どこからかやってきては消えていく
エスカレーターの途中の段の上で
足踏みしているに過ぎない
もしくは
ミシン針のように
足踏みしているに過ぎない
時間は
未来から過去へよ ...
闇に紛れなければ
手を繋いで
歩くこともできない
それでも
あなたをいつも
探している
私にはあなたが
大切な心の拠り所
たった一言の言葉で
抱き締める力強さ ...
あさねこです。
よるから
あさに
くるくる〈う
あさねこみそうになりましたが
うすらめあけて
うすいひかりをいただきに
おはようございますのあさねこまいったり
まよったり
まいりました
く ...
棒が一本あったとさ
葉っぱかな
葉っぱじゃないよ カエルだよ
カエルじゃないよ ミカエルだよ
ミカエルじゃないよ カエサルだよ
カエサルじゃないよ アウグストゥスだよ
...
防波堤喜怒哀楽と朝ぼらけ 窓から吹き込む日本海
本心とトランクルームを見せたくて シートベルトをスッと外す
「トランクにジュースがあるから取って来て」 おねがいだからおねがいだから ...
好きな女の子や男の子を見ると
胸の鼓動が高まり感情を知らせる
科学雑誌には心臓の機能は事細かく載っているものの
この私の気持ちについては載っていない
それでも人は「ノー」と言うから
...
ブランコを漕ぎ出す勇気が持てなくて胸のあたりで冷める合鍵
爪を噛む癖ができてしまってはオアシスのない旅が始まる
瞼までお湯に浸かって忘れたい崩れた月の訳も記憶も
...
明かりのない道を歩いている
幸せではないがどこか安心できる
昼間の歩幅からは想像できないほど
短く摺り足で進んでいる
確実な一歩のイメージとは遠く
でも進んでいる
目的地はあったのかも ...
森のなかにひかりの妖精が住んでいることをアーヤは知っています
見たことはないけれど知っています
森のなかに足を踏み入れると辺りはほの暗くなりました
アーヤはうえを見上げます
木漏れ日がちらちら ...
アーヤは森を眺めるのが大好きでした
森の甘い匂いがアーヤの鼻を撫でています
森のうえでは雲がぐんぐん姿をかえてゆきます
とうとう青空だけをのこして雲は見えなくなりました
森のやわらか色の緑はず ...
君はいつも笑顔だね。
君はけっこう考え込んでるね。
君はたいてい一人でやっちゃうよね。
ねぇ。
がんばり過ぎんなよ。
たまには休めよ。
私が ...
あなたって優しいけど、ずるいね。
あなたって鋭いけど、無知ね。
あなたって良い人だけど、ダメな男ね。
あなたって、あなたって、あなたって。
それでも愛してたのよ。
彼女は生まれつき右手に銃を握っていた
やがて彼と出合った彼女は
左手で彼の手を握り
右手で彼の心臓を打ちぬいた
彼の体を突き抜けた弾丸は
二人の暮らす小さな部屋の
白い壁に黒い歪を残し ...
中途半端な知識は
無知に等しい
中途半端な愛は
苦しみを生むだけ
中途半端な覚悟は
言い訳の余地を残すため
何もない
風だけが 吹いていた
夜の食べ物が
遙か彼方から迫っていた
休みが欲しい
一日中日差しを 浴びたい
とても疲れていた だけど
そう思うのは 何故なんだろう
巨乳に触りたい
それが君の本当
耳を舐めたい ももを撫でたい
それだけ。
でも
でもじゃない、それが君の、リアル。
ありったけの、生身。
...
彼女の赤は優しかった
激しさの中にある
少女の純粋
目に優しいのだ
アクリル画は
なお
ピンクを孕んだ赤だ
長い闘いの中で 手に入れた
永遠に続く
才能と力も
きっと 生まれ育った ...
砂浜に咲いた花の下には
小さな世界がいくつもある
それは家族だったり友達だったり
恋人だったり恋人未満だったり
強い日差しを背中にうけて
パラソルはそんな小さな世界をつつむ
は ...
今まで震災後についての色々に何度となく触れてきたけれど
宮城県民として何かしらやはり言った方がいいんだろうなと思うので書きます
http://mainichi.jp/select/news ...
ひとりになりたい
全てを投げ出して外に出たい
窓を開け放ちたい
良い季節が来たことを実感したい
人の手が入っていない自然を捜しに行きたい
そんなものは無いよと告げられたい
それもそうか と ...
ニーラは{ルビ主人=マリック}の為に
四種のカリーを毎日作る
チキンのカリー 豆のカリー
マトンかさかな 野菜カリー
グジャラートは三人の女中に
朝昼晩を割り当てている
そうしてその日一等 ...
バスが来たと思ったら
ゴミ収集車だった
待っていたゴミを
ひとつ残らず乗せていく
収集されずに残されたわたし
ふたたびバスを待ってると
停車せずに走り去っていく
ゴミ収集車が ...
檻の外に
世界があると思っていた
檻の内側が
世界だと教えられた
気がつくと
道が開かれていた
ごめんなさい
お母さん
やっぱりここが
世界だった
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ウォー!!
さわ田マヨネ
自由詩
1
12/6/6 18:20
饒舌する不在(それが伝言板ならどんな言葉も読み取れることはな ...
ホロウ・シカ...
自由詩
5+*
12/6/6 18:06
帰郷
和田カマリ
自由詩
1*
12/6/6 17:43
ことづて
もっぷ
自由詩
5
12/6/6 17:28
描かれたものとリーディング
〃
自由詩
3
12/6/6 17:25
寝ぼけ瞼に張りついた詩
風呂奴
自由詩
3
12/6/6 15:03
「苦しさと祈りと聖書」
生田 稔
短歌
0
12/6/6 12:10
時間旅行
そらの珊瑚
自由詩
14
12/6/6 11:58
心の拠り所
日向なつ
自由詩
1
12/6/6 11:45
おはようございます!
阿ト理恵
携帯写真+...
8*
12/6/6 11:05
【かわいいコックさん】
つむじまがり
自由詩
5*
12/6/6 10:53
【続】もうすぐ夏ですね ちょっと気取ってみませんか
殿様が得る
短歌
0
12/6/6 10:13
告白
yamada...
自由詩
1
12/6/6 9:31
少年ということ。
永乃ゆち
短歌
1*
12/6/6 5:06
暗い道
marux2
自由詩
1*
12/6/6 4:48
(第2話)アーヤと森とふしぎなひかり
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4
12/6/6 4:48
(第1話)アーヤと森とふしぎなひかり
〃
携帯写真+...
3
12/6/6 4:42
君
永乃ゆち
自由詩
2*
12/6/6 4:41
あなた
〃
自由詩
1*
12/6/6 4:36
彼女には赤いドレスがよく似合う
只野亜峰
自由詩
1
12/6/6 4:18
中途半端
次元☆★
自由詩
4*
12/6/6 2:26
欲望は味方
番田
自由詩
2
12/6/6 2:24
トラック
まきしむ
自由詩
2*
12/6/6 2:14
優しい赤
森の猫
携帯写真+...
9*
12/6/6 1:15
「パラソル」
ベンジャミン
自由詩
3
12/6/6 0:51
何が見えてますか?
ブルーベリー
散文(批評...
1*
12/6/6 0:27
百行書きたい
水瀬游
自由詩
3
12/6/6 0:22
クリニズム
salco
自由詩
16*
12/6/5 23:59
停留所
小川 葉
自由詩
2
12/6/5 23:32
熊牧場
〃
自由詩
1
12/6/5 23:13
2989
2990
2991
2992
2993
2994
2995
2996
2997
2998
2999
3000
3001
3002
3003
3004
3005
3006
3007
3008
3009
3010
3011
3012
3013
3014
3015
3016
3017
3018
3019
3020
3021
3022
3023
3024
3025
3026
3027
3028
3029
4.28sec.