真夜中に息をしていた。
 左の耳がどくん、どくん、とうるさかった。心臓の音はビートを刻んでいた。しんどかった。だがべゲタミンAは飲みたくなかった。以前は五錠飲んでも平然としていたが今は四時間後くら ...
七夕は梅雨空に終わり
宙で二人が会えたのかどうか
そんな話題は太古のものとなり
地上ではいよいよの夏の盛りとなった

皆が思い出作りのパズルに取り組み始め
わが子のためにと口実をつけ
案 ...
少年はカブトムシをつかまえた
兄が教えてくれた秘密の場所だった
早く少女に見せたくて走った
その頃、少女は黙祷をしていた
自分の汗が少し臭いと思った
生活というものは量であると
感じ始 ...
さよならをして
色々なものを通り過ぎて
思い出ばかりが綺麗で
現実の君の声に冷めていく
正体のわからないものが
ずっとここにあって

取り戻したいと思う私も
幸せになってほしいと願う私 ...
雨はアスファルトを強く打ち付ける
悲痛な叫び声にも似たあの音は
彼らの怒りだろうか

天に召され土に還る
人間も雨もむかしはひとつ同じものだった
裸足で
知らぬまに 遠くまできていた
虹色の汽車にのって帰ろうと想う
歩んだそこには、
軌道がしっかりのこっている
帰りは 来るときほどの苦労がないね
そんな声がする
ただ、さびしいあき ...
ロイター発
アラスカ、米国で
「人食いバクテリア」が
発見されました

病院関係者は5日に死にました

神もそれに感染しましたが
伝染の等級によって
心霊手術の後
内科治療を受け
...
さようなら。
またね。

彼女はとても美しくそう言って去って行った。

まって。
おいてかないで。

僕はいつもそう思って笑った。
悲しくて仕方なかった。

だって ...
安らいでいたいと思ったら
あの人のことは忘れてしまえばいい
なんてちょっぴり寂しい
食器棚からティーカップを取り出し
角砂糖をぽとんと落としてみれば
落ち着くところはやはり見えない心の底 ...
 「
 ta へ んかんのぅとき ;
 」のーまるしんぼりっく

 これまさにたいとるのぅとき、7(セブン)慰霊文
 「
 ta へ んかんのぅとき ;
 」
 微笑まアシ委 ― アア ...
歌誌よみて見れば向こうの妻しんぶんの束をめくりておりぬ

図書館の向こうの青き林にも何かゆめ見るきょうのわれらよ

妻の死を悔やむ歌からよみとれるそのひとと夫人の関係など

愛の詩集を手に ...
あした咲く朝顔は
雨の軒下でこうもり傘みたいに
とじています
あしたも雨なのかな
朝顔って、おかしな{ルビ花=ひと}だね
傘をもって
生まれてくるなんて

いちど咲いたら
もう、とじ ...
夏という透明な雫
空の匂いーーー光の中で
あなたはいた
少女は往年の片時を忘れず
中年は幼時の微笑みを忘れて
時は進む
「ガラスは砕かれた玻璃の名残りだ」と
誰かが言う
その言葉は乾い ...
みな
人の後ろを歩いている
いい人の
悪い人の
普通の人の

空から見たら
変わらない人となって

見られたい
ようには見られず

ひと固まりの雲が浮かんでる
まるで人の群れ ...
言葉もなく
確かな声もなく この
何もない日に
寂しい眠りに落ちていく


風が吹いていくばかりだ だけど
この街は 何故だろう 不確かに流れていく
詩を書くことに何も意味はないの ...
さっきまで立っていた足場のように全てのものごとは過ぎ去ってゆく

景色がハイスピードでじぶんを貫通していく

震える手で赤いボタンを押して

2分30秒の茶番は幕を閉じたのだ
南南西この夏の初遠花火

風の中こちらへも来よ遠花火

風の中ビルの狭間に遠花火

風の中少し歪んで遠花火

いついつか今際の際にも遠花火

頑張って高く上がれよ遠花火

背伸 ...
言い訳を探していたら1日が終わった
掃除して洗濯して買い物して
夕飯の支度して食べて片付けて
"明日は仕事だから、もう休まなきゃ"
目が覚めたなら月曜がおはよう

朝起 ...
トラック/ブルーハーブ「未来は俺らの手の中」




柔らかくて湿り気のある赤ん坊の肌状の空間が薄いグレー。
空の成分について考える。

感覚と距離を体に叩き込む。
意味とかなんて全 ...
如何に生きた、尋ねる声がする

平和でした
知識と技術と民主主義の時代でした
学び続けています
誰かを助けたりはしませんでした
世間のひとすみで労働をお金に換え
蝸牛のような家を借り
...
すきなものがふえると
人はやさしくなれる
だってうれしすぎるもの

こころがくたくたになったら
うれしかったこと小出しすればいいや
キツイナがちょっとゆるむ

たましいがぱちぱちな ...
日本帝国海軍が開発した零式戦闘機は
零戦と呼ばれその航続距離・重武装・格闘戦闘に於いて
連合軍とくにアメリカ軍に取っては
最も怖れられた戦闘機であり数々のアメリカ軍を
空中戦によって大きな打撃 ...
自殺の相談をしたことはない

世界がどう見えたら

あした自殺してしまうのだろう

じぶんを責め

たにんを責め

たにんに謝り

じぶんを痛め

夜の街を見つめていた
...
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目の中でゴロゴロしてる

グリーンのコンタクトをつけて

それだけでお姫様になれると思っていた


風に前髪がなびいている

ピンクの髪留めをつけて

それだけで少女になれると思 ...
何十年も後
何十年も後の窓に
わたしの姿は映る
泣き腫らした目を 細い指で押さえて
赤い鼻の頭に 午後の光を落として
泣いた理由など忘れてしまった
それは何十年もむかしのはなし
太陽が窓 ...
まぁいいや














賽でも振ろう




...
張形を
10本立てて
ボウリング
力入れ過ぎ
きみはガーター




新体操
種目に
追加して欲しい
扇子の先から
水出るヤツ
人間は



人間様だ








動物を











一生懸命
...
メジロのことは しりとりで覚えた
目白のことは 目黒の次に 憶えた

メジロの姿は 
母さんからの写真で知った

とても 美味しそうな 鴬色だ 
なんて云っては

ホーホケキョ と  ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
別にどうだっていいこと榊 慧散文(批評...112/7/9 18:15
夏はじまるもっぷ自由詩412/7/9 18:00
ボーイ・ミーツ・ガールたもつ自由詩14*12/7/9 17:55
夏空ゆず自由詩3*12/7/9 17:15
かえりたいマフラーマン自由詩112/7/9 16:03
雑想月乃助自由詩21*12/7/9 15:57
ロイター発和田カマリ自由詩2*12/7/9 15:56
愛はあるから田園自由詩7*12/7/9 15:27
黒い角砂糖乱太郎自由詩21*12/7/9 13:33
ガザイ葉 文中のはじめ、潰れるイミモムシの官職。我が死肉。狩心自由詩112/7/9 11:40
図書館生田 稔短歌512/7/9 11:27
朝の日記 2012夏たま自由詩33*12/7/9 10:20
夏の匂いyamada...自由詩612/7/9 10:03
雲の行列朧月自由詩512/7/9 9:46
一つの流れを見つめている番田 自由詩112/7/9 3:16
無題きや自由詩0+*12/7/9 2:18
遠花火小池房枝俳句312/7/9 1:35
日々細川ゆかり自由詩312/7/9 1:03
ポイントいりません(絶望していろバーカ)モリマサ公自由詩712/7/9 1:00
自己申告2012木原東子自由詩13*12/7/9 0:29
センコウハナビじじ自由詩22*12/7/9 0:08
狂気HAL自由詩3+*12/7/8 22:57
自殺の相談吉岡ペペロ自由詩412/7/8 22:20
yoru反現代死自由詩312/7/8 22:09
裸眼で逢おう永乃ゆち自由詩9*12/7/8 21:59
窓結いAkari ...自由詩212/7/8 21:50
ダイスをころがせ 他TAT短歌212/7/8 21:47
スポーツ短歌19花形新次短歌012/7/8 21:43
死んだら釈迦か最低でもブッダにはなりたいTAT自由詩012/7/8 21:29
メジロのこと藤鈴呼自由詩2*12/7/8 21:26

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