「人の温もりがないと眠れないの」
と始まった添い寝生活

真夜中のチャイムが鳴らなくても
ヒールの音で君だってわかる

高鳴る鼓動、加速する想い
そしてドアを開ける

俺のTシャ ...
愛ってたちのよい錯覚ならばそれも素敵な贈り物だね

愛にも慈悲にも権威なんて要らないんだとふと思う

愛なんてなかったという君を思い出にする僕のわがまま

彼女はいつも体と心を売り渡し ...
運勢を
占うために
肉割れを
辿ってみても
未来見えない




痩せようが
クリームつけようが
何しようが
消えない肉割れ
デブの烙印
夢精した、全裸で煙草を吸いながら、パンツを洗濯機にかけていると、不穏な音、次第に加速し、やがて一定の間隔で、洗濯機が大きくゆれるようになる、傍の金属のラックが軋んだ音を立てる、きょうは電車に乗って、電 ... 小僧


一張羅

小僧はそんなものを着て

わくわくと
わくわくと

かあさまから褒められるのを待っている

かあさまはミシン工場でつつましく

漁でいない旦那の分も
...
意識の深く
奥深く
自覚しない
暗闇がある

神経の根っこが
闇を吸い上げ
心ならずも
顕在させる

それが
芽を吹き実となるか
狂気となるかは
風向き次第

意識の ...
「宇宙愛」
         木の若芽


海宇宙と木宇宙と光って揺れて波広がる
あの時の白い手再び降りて来てわたしをやさしく洗い始める
宇宙の海水で
光の手がわたしの魂を包んでやさしく ...
「神秘」
           木の若芽


祈りというたったひとつの道 星も通っていく
宇宙樹の幹の中心を貫いて
夜がくれば霊の世界へ

月のように地球を愛そう
宇宙のように愛する ...
人生は担保されない
しかし生きねばならない
窓の外には緑の木々
葉末葉末に光が舞う

人生は担保されない
しかし
「今」だけは担保できる
「希望」によって担保できる
希望さえあれば恐 ...
わたしがあなたの下着を干しているあいだ
あなたはわたしのために歌をうたっている

わたしがにんにくの皮を剥いているあいだ
あなたは二人分のコーヒーを落としている

わたしが玄関のタイル ...
見あげた鉄塔は
汗もかけずに
さむざむと鉄色をしている

足もとの濃い影が
すこしだけ揺れて
ふりむいたすべてはあかるすぎて見えない

あかるすぎて
見えないなかで
あなたがあ ...
オレンジの月を見ました。
「月が綺麗ですね」
そうあなたに言いました。

真っ青な太陽を見ました。
「とても素敵ですね」
そうあなたに言いました。

いつまでもいつまでも
隣にい ...
乞食

たった一杯のコーヒーを飲めずにのたうち回っている老人
その瞳の中には険しい眼差しとオドオドした炎のちらつき
言葉を無くした老人は襤褸を纏って道を彷徨う
ぶつぶつ世間への呪詛なのか
...
            120828

着いたのは午前3時の丑三つ時さ
母校の先輩に促され
待ち続けていた男をぶん殴る
バイト先の先輩だった
シチューの具にした子分どもは
あっというまに ...
冬の朝
ランドセルを背負う前に
背中にしんぶんしをおふくろが入れてくれた
と夫が言う
ホカロンなどなかった時代

結構あったかかったんだな、これが

しんぶんしはあったかいのか

...
ほら君君君は石のうえ砂のおふとん水水水浴びて魚はねる夢見る誘う腕腕あそぶおよぐ笑う七月月月中天今ど真ん中夜夜夜夜ねむる 足踏みをして
空気を送り込んで下さい
それが
おとになるのです
白い鍵盤の上でこどもが遊び
黒い鍵盤の上でスキップをする
電気もいらない単純でのどかな楽器
足と手さえあればあとはなんにも ...
 壁をつたうノコギリの八重歯に
 縦横斜めと深呼吸の刻みは触れ奮え
 傷つく運命のモーションは押し出される
 命は溢れこぼれ置き、傘の花咲く街の
 一時 生まれた子供たちの行列 ...
長く呪うような雨が好きだ、長く呪うような雨が降り続けば、それよりもずっと怖ろしいおれの心中はどこかに隠れていることが出来る。心情的な濡れ鼠と化しながら、おれはだらだらと夜の行く先を見ている ... 何のために
詩を書いているのか
僕にはよくわからなくなった
だけど 書いていた



彼女が好きで
授業中いつも見ていた
ぼんやりと
なぜだろう

何のためなのか
誰の ...
いつから声を出さずに
泣くようになったのか
赤ん坊の私は
なににも遠慮せずに泣いただろうか

夜だけが変わらず
くらいままにそこにある
明るい朝を
体内に隠しながら
すべてを覆って
...
ようやく晴れた日曜日に詰めこんだ洗濯機の中は
ストッキングやブラジャーよりも
免責事項がプリントされたブラウスが9割を占めていた
ごうんごうんとだるそうに
唸りをあげているので
それなんてハ ...
ファネーチカ
発音が響く
茶色い地味な装丁の教科書
やわらかいO(オー)とЯ(ヤー)
教室の端と端
長いすにかける
座り姿が美しい
ハラショー

鳩は飛び立った/極寒がやってきた/車 ...
{画像=120827231158.jpg}


BF1に深く息するぼくら
階段を降りて行くと
下界は白く霧が架かって
謎の大陸に降りて行くみたい

色々な生き物が
棲息する謎の大陸で ...
『お客様は神様です』が口癖の歌手を
ずっとぼくは揶揄もし馬鹿にもしていた

しかし彼がシベリア抑留者だと知ったとき
餓死・凍死・狂死・刑死・自死で亡くなった同胞と
同じにならず瀕死の想いで
...
心に残る風景

根によって地に繋がっているような、血によって不可視の掟に縛りつけられているような、そんな感覚が、今にして思えば、20代の前半くらいまでは確かに、一種の生存感覚としてあったことは憶え ...
内惑星であったはずのあなたが
みえなくなって赤いあかい水玉
があたりいちめん増殖するみた
いに私の喉を覆っていってイン
タラクティブ・アートつまると
ころ免責事項であったはずの前
提がわた ...
股ずれで
ズボンすべてが
ダメになる
肥満児の世界
を知っているか




冬乾燥
夏は湿気で
股ずれの
休まるときは
一日もない
週に一度だけ深夜、君が一度目の眠りについた後そっと部屋を抜け出し
近くの公園で煙草に火を点ける

今日までの一週間を整理するために僕が壊れないための一服

愛おしい君を救えない非力な僕
い ...
  あいするひとよ、
  ほんとうの
  きみのその気持ちは
  とうめいな廊下になって



  蜘蛛の巣がからまったような
  きょうの丸い月にむかって
  ひたむきに伸 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
官能ラプソティー乙ノ羽 凛自由詩2*12/8/28 18:32
ただ愛のために梅昆布茶短歌1112/8/28 18:30
肉割れ短歌1花形新次短歌012/8/28 18:24
自動二槽式マキナ魚屋スイソ自由詩7*12/8/28 18:00
小僧田園自由詩212/8/28 17:43
意識の奥シホ.N自由詩212/8/28 17:20
宇宙愛木の若芽自由詩112/8/28 17:08
神秘自由詩112/8/28 17:01
葉末渡辺亘自由詩112/8/28 16:58
抱きあう動物はるな自由詩512/8/28 16:07
鉄塔自由詩312/8/28 15:45
きみのてを自由詩3*12/8/28 14:19
不安不安……とある蛙自由詩12*12/8/28 11:58
思想線に乗り遅れたりしてあおば自由詩5*12/8/28 11:53
しんぶんしそらの珊瑚自由詩16*12/8/28 10:05
『納涼』自由詩112/8/28 9:38
おるがんそらの珊瑚自由詩12*12/8/28 9:32
月にハシゴなロマンヨルノテガム自由詩112/8/28 4:27
がらくたくだりホロウ・シカ...自由詩6+*12/8/28 2:16
不要な言葉番田 自由詩312/8/28 2:14
ねむりの粉朧月自由詩512/8/28 0:11
四つ打ちプロトタイプ否々自由詩112/8/28 0:01
ファネーチカ(orインタラクティブ)メチターチェ...自由詩3*12/8/27 23:44
地下帝国の住人 / いつものスターバックスは暗い洞窟に続いて ...beebee自由詩21*12/8/27 23:07
『お客様は神様です』HAL自由詩8*12/8/27 22:40
根と血、うつほ、プレーローマるか散文(批評...112/8/27 22:36
Planetことこ自由詩5*12/8/27 22:22
股ずれ短歌1花形新次短歌012/8/27 22:22
螺旋階段の案内人乙ノ羽 凛自由詩1*12/8/27 22:04
あいするひとよ草野春心自由詩812/8/27 22:03

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