故郷が二つもあると自慢する君を照らした夕陽が笑う
「幸せになれない」という君の声幸せの中にいるのに不思議
カタカナで書かれた文は読みにくい角が尖って冷たい印象
家の庭家族も猫も ...
2000年に入っても芸術や音楽の中では目立った動きを容易に見いだすことはできない。そのようなことを考えていたら、すでに2010年すら通過してしまっていた。恐らくもう、我々の前には我々自身の感覚を驚 ...
茎を切り取ると
キャベツは息を引き取った
葬儀は
スーパーかコンビニ
あるいは古風に
八百屋で
買ってきた
キャベツを刻むと
青虫の
お坊さんが出てきた
...
辿り着いた瞬間に 転げ落ちてゆく
上昇スピードに吊られて
重力は引き摺り下ろしてゆくのがお好きで
上手く
着地できてからが 本当の意味での勝負
穏かな下り坂なのか
断崖絶壁なのか
そ ...
思い出の国に目覚める眠り姫
映画を観たり、キスしたり、
その度、僕の胸はキュッと痛くなる
冬の雪夜を仕舞っている
夏の波濤を想っている
儚い薄い殻の外
ひとむれの皐月の襤褸
うぐいす色の花粉を肢に
マルハナバチ
咲き残りの蜜を尋ねて回る
それも昨日のピリカの国へ
曇天の ...
風が吹いている
為されるがままに立っている
貴女
は僕のことを見ていない
空は晴れている
在りのままを見ている
僕
は貴女に語りかけることできない
凪の海
水平線を見ていると ...
僕は石の上に座っていた
あたたかい石の上に
トンビがぴーひょろと鳴いた
どこか遠くで
僕は何かを待っていて
それはいつからだったか
雲の模様を読んでいると
しばらく曇って ...
資金集めに
企画
人集めに
場所の確保
会報に
郵送
勉強会
相談
個人的付き合い。
アンケート
説明会
総会
結構大変なんです。
死の淵に落ちた札束を
俺は拾いたい
恍惚の光る目を持つ同志を出し抜いて
汗を吸って生を吸って重くなった紙幣に己の欲望を託す
全てを失っても胸を張って歩く
愛を ...
くらやみのなかを
めざすところが
ここ
ちいさなあかりを
はっする
ここ
きみがたどりつこうとして
さむさあつさふりきるように
向かうのが
ここ
かえってくるということ
その ...
あなたの想いは雨音よりも美しすぎて
愚かになれないあたしがいる
宝物を守るような指先で触れないで
唇を噛み千切るくらいの強さでいい
傷跡の数を確かめ合うように
体中をひとつひとつ解いてい ...
陽のかたまりが
荒れ地の斜面を流れ落ちる
何もない場所が
何もない拍手に華やいでゆく
指に沈む 爪の長さ
雪でできた肉厚の葉に
花は無い 花は無い
多 ...
疲れはてた
きみの小鼻に
浮かぶ皮脂
吸った紙
燃やし
今日が終わる
ぼくのうなぎさん
うなぎさんは気まぐれ
うねうねうごいて知らんぷり
油をいっぱい吐き出す
海の中をおよいで
しらんぷり
ばんそうこうを貼ったらうなぎさんに
はがされた
どんなに釣り糸を ...
おれは殺風景
がらんどうで埃濛々
だから昼の檻に閉じ込められた
オオミズアオなんか見つけると
こんな錆びついた工具のような手をしながら
そっと 捕まえてみたくもなるものさ
...
私がその色を好きなのではなく、
その色が私を好いているから画面で美しく輝いてくれるのだと
そういう自惚れた考えかたをしていた10代の頃
私とその色とが共鳴しているのだ、と思っている今
...
ちかい
言えなかった言葉が余りに多過ぎて
溢れようとする言葉で喉が詰まる
失わなかった愚かさが余りに多過ぎて
嘔吐を覚えるほどに胃がせり上がってくる
落としてきたのものが余りに多過ぎて
どの ...
スパイラルの踊り場を形成している
郊外の台地にたたずんで
黴臭い俯瞰図をひろげたとき
ベートーベンの交響曲第六番こそ
漂ってはこなかったが
青い無窮の虚空に飛翔 ...
霊安室に母が椅子を並べている
「みんな死んだのよ」
いつこの仕事に就いたのだろう
死んだ体を扱うように
丁寧な手つきで並べていく
手伝おうとすると
「いいのよ、毎日、お仕事、 ...
眼を瞑ると何が見える
瞼越しにLED照明の残像が
やや遅れて
大脳葉で知覚される
残像はしばらく漂い、すぼんで消えたあとは
赤黒い闇のスクリーンに
何かを見よ ...
顔文字っていっぱいありますよね。
んで、その顔がどんな顔かって説明しよう、というスレです。
狐につままれたような顔、とかいう説明です。
例
Σ(||゚∇゚)
どうした?そんなアンガールズ ...
心がしんどい時は同じ風景を見たとしても感じ方がまったく違ってくる
風景は目に映るもの
自分は風景に映るもの
ベンチの小さな青虫にゆっくり休んでって感じたのなら
風景があなたにゆっくり休 ...
いつのまにか
中心に据えられて
またいつのまにか
中心探しからは外されて
うん・・・・
ぼくは太陽のようだ
いや、太陽ほど影響力もないから
太陽の子供のようだ ...
「ここは入口ですか出口ですか。」
それすらわからないよ、どこかのミスター・ポリスマン?
君には俺なんかじゃ返事もくれないの?って訊きたいけどどうせ答えてくれさえしないだろうってだから詩を書 ...
もうどうでもいい
って
騙されていく
老いのうたじゃあるまいにさ、
一生懸命だってさ、
しょせんは声を出す程度の、
「その程度の懸命さなら、」
僕はすでに捨て去った!
まだ消え ...
水飛沫だけは一人前の
まるで推進力がないバタ足で
取り付く島を探し回る毎日
学校の水泳授業を
見学してばかりいたツケが
今頃回ってくるとは思わなかった
後輩の回遊魚達には
軽 ...
車に乗り込むと会社に向かう
いつもの出勤時刻
晴れた朝は 陽ざしがまぶしい
光を避けて 道路を走る
段々と 車列がのびていく
大きな車も小さな車も車間距離は同じ
列のスピードに合わせて ...
あてどない希望について語ろうか?
俺達にはもうとっくに失われた
その希望について
もう亡くした夢について語ろうか?
俺が少年時代に夢見た
そして今、その残骸だけを有してい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夕陽が笑う
夏川ゆう
短歌
1
12/6/18 8:54
終わっていく文化
番田
自由詩
1*
12/6/18 2:37
供養
小川 葉
自由詩
4
12/6/18 0:37
山岳進行
komase...
自由詩
1*
12/6/18 0:35
眠り姫
殿上 童
自由詩
20*
12/6/18 0:18
六月の卵
salco
自由詩
12*
12/6/17 23:58
貴女にはもう何も語り掛けられない
kauzak
自由詩
11*
12/6/17 23:57
あたたかい石の上で
euyih
自由詩
3
12/6/17 23:02
団体の長
ペポパンプ
自由詩
3*
12/6/17 22:51
ギャンブラー
青陽太
自由詩
2*
12/6/17 22:48
家
美砂
自由詩
2*
12/6/17 22:41
偽り
ku-mi
自由詩
0
12/6/17 22:39
未季明
木立 悟
自由詩
5
12/6/17 22:38
変態短歌92
花形新次
短歌
0
12/6/17 22:24
うなぎさん
パラソル
自由詩
1
12/6/17 22:11
光が煙のように立ちこめていた
ただのみきや
自由詩
17*
12/6/17 22:10
プルシャン・ブルー
aria28...
自由詩
3
12/6/17 21:54
_
十二支蝶
自由詩
0
12/6/17 21:44
FLUCUTUAT NEC MERGITUR
HAL
自由詩
3*
12/6/17 21:34
もしかしてある日(四)
信天翁
自由詩
1
12/6/17 20:39
名札
たもつ
自由詩
8
12/6/17 19:12
雨音
takano
自由詩
1
12/6/17 19:02
この顔文字、どんな顔?
会議室
12/6/17 18:03
Re:
ガマパックン
散文(批評...
3
12/6/17 17:36
太陽の子供
吉岡ペペロ
自由詩
7
12/6/17 15:49
Heaven.
榊 慧
散文(批評...
0
12/6/17 14:54
Soak
〃
自由詩
0
12/6/17 13:47
バタ足
nonya
自由詩
23*
12/6/17 13:26
光る車の窓
砂木
自由詩
13*
12/6/17 11:34
希望
yamada...
自由詩
0
12/6/17 10:33
2975
2976
2977
2978
2979
2980
2981
2982
2983
2984
2985
2986
2987
2988
2989
2990
2991
2992
2993
2994
2995
2996
2997
2998
2999
3000
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4.12sec.