朝の近くで
鳥はそうそう、何ごともなかったように
空の下 奏でている
わやくちゃになった己こころ
沈めたいともがきつつ
ただ座っている
朝が近づく
やっと明ける不安からのかいほう ...
今週の『サザエさん』は一家で福島に旅行する話だったそうだけれど、具体的にはどんな内容だったのだろう? あいにく私はいま異邦人として暮らしているので日本のテレビを見られない。しかし福島第一原発の原子炉 ...
若手漫画家の登竜門としてCOM並びにガロはぼくらの教科書だった。
その女流の中でも異彩を放っていたのがこのやまだ紫氏と岡田史子氏だったと記憶する。
やまだ紫さんはもともと詩人だった ...
「ねぇ、この本の表紙知らない?」
彼女は読み終えた本をわたしに見せる。
その顔にはどうしてないのかわからない、不思議でならないと
いった表情がありありと浮か ...
風も雲もタバコの煙も全て過去にある
はるか後方で私の影にまとわりついている
確かめることはないけれど
過去の恋にときめくは片足立ちのフラミンゴ
檻の外から見ていると老人に肩 ...
ラッキースター
暗闇にまぎれて 人知れず夢を見る
誰にもバレなきゃいいやと
喋らないで終わらせる ひっそり心の奥で
勝手に決着をつけて
後に残るものは空しさだけ それが積み重なって
...
駅前の連絡通路では南米のバンドが花祭りを歌いながら民族楽器
ケーナとかを売っている
大宮は今日もサンセットFMNAC5でグルーブする街並みは
ソフマップのあるアルシェビルから発信され ...
混沌とした水が透けるとき
言葉を釣り上げる喜びといったら
あぁ、まだ詩をやめられそうにないよ
四月
夜来の雨が軒を叩いて
やんだかと思うと強まって
千の靴音を撒き散らすと
再たふと空のどこかに引っ込んで
猫のように耳を澄まして
南の果てから吹く風の
雄々しい声を聞くようで
...
陸では息継ぎも困難になり
私は海に潜ったのです
息の詰まる人波を泳ぐには
シュノーケルでも心許なくて
長湯に逆上せないようにと
私は冬を選んだのです
ふやけた心臓は張り切って
蹴り出 ...
吐き出した言葉が
気泡になって
無人のブランコを揺らす
目を瞑ると
魚たちが
瞼を触りにやってくる
部品を捨てながら
自転車は走る
ただ一つの
点になるために ...
55くらいの女の人がかわいくみえるのは
30年前だったらかわいかっただろうという
がんぼうが主成分である気がするが
ひかえめなところがかわいい
飛車角と香車桂馬も落とすから将棋盤でもう殴らないで
遠距離も親の反対も歳の差もベリーロールで飛び越えていく
海賊もティンカーベルもいないけどユーキャンフライ冒険に出ろ
放課後の女子が ...
気づくとオレンジだった
前に買ったタオルも
その前
の前もオレンジ
幼い頃
オレンジジュースが飲めなかった
みかんはたくさん食べたのに
飲もうとすると必ず吐いた
不可解な体質が産ん ...
ふわふわした組織に包まれて
昨日の涙を食べていた。
しょっぱい。
小さなかけらを
手につまんで
遠くの海の音を聴いていた。
それは昔の話・・
暑い 眠らない 強くて 大きな ...
重大な任を負うときがある
ひだりひらめは
にらみます
どうしてこんなぐつぐつと・・・
しんぱいするな
くってやるから
ねっとうをかけたじてんで
うんめいはきまっていた
...
私を置いて幸せになっていく
体力なくて三途の川渡れないでいる
日替わらないランチ
花曇集中力が続かない
ワクチンを売るためウイルスばらまいた
密談の海を冷酷にすすんでいた
感情の海に難破船がゆれていた
黒雲がわれ光の束がさしている
嵐のあとの静けさは自由だった
終わりが始まる
裏切りと
切実が連環する ...
時々、訳もなく泣きたくなる。
今日がそんな日だった。目に映る何もかもが煩わしくて、それでいて、執拗にそれらに触れたがっている、もう一人の自分がいた。放っておいて欲しいのに、見捨てられたくない ...
窓をあけると風が気持ちいい
晴れてはいないけれど清々しい
鮮やかなコンクリートには
空の模様が映しだされている
どこからか子供の声
くるくる舞っている
駆けだしてい ...
きょうもなんの予定もなく
ぼんやり居間のひとところを
みつめるでもなくながめていると
ターミナルのベンチがうかびあがる
そして・・・こんどは
うすっぺらのまぶたをとじてみると
なぜか・ ...
赤い女が
椅子に座っている
詩のような塵と
塵のような詩が
電子のように周囲をまわる
アーモンド
バームクーヘン
傷ひとつない夕暮れ
...
博士 オリンピックが終わって寂しいです。
あの感動は4年後まで 待たないと再び戻ってこないのですよね・
南君 勝ち負けを超えた 彼らのあの限界に挑戦する姿こそ 時代を作っていくのだ、しかしその ...
春の嵐が吹き飛ばす
取るに足らないことなどを
春の嵐が吹き飛ばす
明るい緑そよがせる
薄いひかりが雨粒たちが
明るい緑そよがせる
もいちどはぐくむ霊能が
...
みず色を捨てられぬまま成人し 春をうっては剃刀を買う
上等の夜と下着とかみそりは薄っぺらいほど ななめに刺さる
春の背に流れていたのが情でなくただのいつもの赤い血だったら
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
朝の近く
唐草フウ
自由詩
14*
13/4/8 5:25
漏出する汚染水のなかの『サザエさん』
動坂昇
散文(批評...
3
13/4/8 3:34
トリビュートやまだ紫 性悪猫
梅昆布茶
散文(批評...
9
13/4/8 2:37
彼と彼女の本棚
石田とわ
散文(批評...
11*
13/4/8 2:16
解離
佐々井
自由詩
1
13/4/8 0:11
ラッキースター
itukam...
自由詩
1*
13/4/8 0:03
大宮サンセット
梅昆布茶
自由詩
7
13/4/7 23:56
やめられそうにないよ
殿上 童
自由詩
26*
13/4/7 23:45
嵐
salco
自由詩
9*
13/4/7 23:26
おさかな おいしい
中村 くらげ
自由詩
2*
13/4/7 22:54
夕暮れは
たもつ
自由詩
12
13/4/7 22:49
2
6
自由詩
2
13/4/7 21:32
うたらば「飛」 8首
北大路京介
短歌
3*
13/4/7 21:15
オレンジバスタオル
三田九郎
自由詩
2*
13/4/7 19:59
決別
がぱ
自由詩
2*
13/4/7 18:36
パシリでも
HAL
自由詩
4*
13/4/7 16:45
につけ
ドクダミ五十...
自由詩
3*
13/4/7 15:58
私を置いて幸せになっていく
北大路京介
自由詩
2
13/4/7 15:27
体力なくて三途の川渡れないでいる
〃
自由詩
8*
13/4/7 15:27
日替わらないランチ
〃
自由詩
4
13/4/7 15:26
花曇集中力が続かない
〃
俳句
2
13/4/7 15:25
ワクチン
〃
川柳
0
13/4/7 15:24
難破船
吉岡ペペロ
自由詩
5
13/4/7 15:05
やさしい世界
まーつん
散文(批評...
2
13/4/7 14:02
はるのこえ
灰泥軽茶
自由詩
6*
13/4/7 13:35
おしくら 十
信天翁
自由詩
0
13/4/7 11:34
赤い女
草野春心
自由詩
3
13/4/7 11:30
ドウリンピック“北(ぺ)博士の野望”
ぎへいじ
散文(批評...
5
13/4/7 10:43
春の嵐
吉岡ペペロ
自由詩
2+
13/4/7 10:10
かみそり
はるな
短歌
5
13/4/7 10:08
2712
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2725
2726
2727
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2729
2730
2731
2732
2733
2734
2735
2736
2737
2738
2739
2740
2741
2742
2743
2744
2745
2746
2747
2748
2749
2750
2751
2752
加筆訂正:
彼と彼女の無口な食卓
/
石田とわ
[13/4/8 2:19]
題名変更
4.15sec.