唄う
地方都市のサラリーマンが
心的外傷もなく
向精神薬を服用することもなく
休日には家族と公園であそび
給料日にはささやかな宴をひらき
母が「膝が痛い」と言えば病院に連れて行き
...
閉め切った部屋の窓硝子の温度差
水滴によって曇っている硝子表面
外界の寒さと此処は無縁の筈だが
独り曇った硝子窓を見つめている自分は
一匹の黒猫だ
雌なのか雄なのか去勢されてから
噸( ...
隣り合う湿ったカケラ
やせこけた舌でふさいだ
= = =
...
塾と聞くと
羽交い絞めにされた勉学生活を
連想してしまいますが
学校では教えてくれない 新しい常識や
豆知識や 雑学が 増えて行くと
人間としての幅が広がるから 良いことよね♪ っ ...
腰のつけ根あたり
すこしくぼんだところへ
くちづけが残ってしまって
あなたのことばかり考えている
雨だれが石を穿つように
すこしずつ気持はこぼれて
いつかこの星を壊すだろう
ま白にぬられた
ぬかるみに
私、
私は私を横たえる
差込む光も影も無い
360度ちょうどに
脈拍をならべ
赤はいつまでも
赤だった
たとえ色褪せても
嘘でも本当でも ...
どこかに出かけよう
色んなことをしてからもう一度 帰ろう
夢に見て憧れていた場所に
立っていることに気が付いた
飛行機が飛んで行くのを
どこに行くのだろうと 眺めていたあの日
頭の ...
もしかしたらだけれど
ほんとうにもしかしたらだけれど
ひとはひとを殺したいという
本能を持っているのかもしれない
でもこれももしかしたらだけれど
ほんとうにもしかしたらだけれど
ひとは ...
目が覚めて
唐突に
帰りたいと
思った
何時ものような
寝ぼけたような
気怠い午後の
客先での現調の帰り道に
持ち帰りとした
案件の書類を
精査している
鞄の中で
...
ドアを開けると 彼女の髪が
ベッドで上下に揺れるのを 見てしまった
ピンクの 薄いシャツを 照らしてた
あの 白い 部屋の めまいのする
真っ白な 日差し
君は タンクトップで ...
赤いものや白いものを吐き出して
人生は進む
少女の肌のにおいを
冬の空気が
標本にするとき
俺の口の中は砂漠になる
「どこからきたの そんな汚れた靴で」
と問いかける声が
8ビートにな ...
おおらかでよく笑い
どこを見ているのかわからない優しい女性のように
いつもどこかで遠くからでもわかるように
こちらかあちらを向いてじっと佇んでいます
知らない街を心細く歩いていても
いつ ...
その羽を広げるときが来たんだね
君の旅立ちを祝福するように
外ではほら
ほろほろと雪が降り始めた
君が忘れても
私は忘れないよ
その羽に包まれて
眠った毎日のこと ...
その夜半、電話が鳴った
冴え冴えとした月光の前庭を
一本の意図が貫いた時
女は不快な胃もたれの中で横たわり
じっと目を開けたまま
太陽の午後と雑踏の音楽を想っていた
女は喪服にアイロン ...
もし今
自分が百歳だったなら
その時代をどのように後世に伝えるか
その時代をどのように感じていたか
本当はその時代がどうあるべきだったのか
百歳の老人は
その時代を
そのよう ...
トータルでいうと
良くも悪くもないんだけど
タートルでいうと
やっぱちょっと平均より小さいっつうか?
そんな感じ?
そりゃあ
トータスでいっても
一緒よ
やっぱちょっと小さ ...
画家はさかさまの
恋人たちを描いた
恋人たちは
地に足が着いていないから
ということで…
となりに黒ヤギがいた
絵をさかさまにした
地に ...
腹にタップリ
脂肪を蓄えているのは
ちょっとした
飢えや渇きに
耐えられるように
元々なっているからであって
たまたま砂漠に住んでいないとか
たまたま飽食の時代に生きているとか
私の預 ...
行っちまった
ふりかえりもせず
ヤツにしか歩けない道を
その道は苦難の道
荊の道
長く曲がりくねった道
しかしヤツは行くだろう
ヤツの決めた道を
苦しみが待っていても
ヤツは行かねば ...
不思議だ!
なぜか洗濯物をベランダで干していると
詩作のアイデアが浮かぶ
わたしの詩の神様は
物干し竿にぶら下がっているのだろうか?
わたしの長所は頭の悪いところだ
そのお ...
波打ち際で、
旅人はイルカと話す少女を見た。
少女は前の日も、その前の日も、
イルカと向かい合っていた。
「イルカと何を話していたの?」
旅人は訊いた。
少女は強く頭を振って、 ...
岩場の陰で
ひとりの少女が
ドルフィンの頭を撫ぜていた
頭を撫ぜて貰ったドルフィンは
後ろにのけぞるような
反転をして
海に帰って行った
明朝もやって ...
かくべきでない言葉を
のみくだせずにいる夜
また消化不良になって星をみる
あんな風に
あんな風に
その先の言葉もまた
のどの奥へながしこむ
底辺なんてありはしない
まるい世 ...
少女の氷結を希望する
その美しさは何ものにも替え難い
感じない
そんなものとっくに忘れてしまったの
感じない
そんなものとっくに忘れてしまったの
天候
午後からは快晴 ...
?
とある地獄のスーパー銭湯、小股の切れ上がったイイ男が、下半身をむき出しにして間欠泉を跨いでいた。強面の赤鬼拷問官に槍で脅されて、恥ずかしい格好を強制さ ...
語らなくても
語っても
離れていく
降り止まない雨、私は
唇が切れるようなキスをした
チャクチャクと
旅立つ
準備は
進みつつある
サラサラと
積もって
たまる
妙薬の瓶
ドクドクと
身のうちの血は
巡って
流れて
コツコツと
足音を鳴らせ ...
雪になれないミストの塊が降りてくる 桜の薄紅を水に溶き
私は筆の先端に任せ 続けている
墨のグラデーションを感覚に委ねる
発信源は心か魂か腹の底か 雪になりたっかたミストに尋ねる
陽だ ...
排泄物の孤独は常に掃き溜めに流され
何方かを呪うを躊躇いながら
深く息を潜めて
呪うべきは己だとつぶやくのだ
きらびやかなる星も
明るき月も
全てが汚濁の黄褐色 ...
もう戻れます
除きましたから、除きましたから
もう戻れます
洗いましたから、洗いましたから
白々しく
「安全」を呼びかけて
わかりやすいようで
わかりにくい数値を並べ立て
「 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
プロレタリアート落涙
樹圭介
自由詩
3
13/2/19 16:44
窓際の猫
……とある蛙
自由詩
9*
13/2/19 16:29
うさぎの星
北大路京介
自由詩
6
13/2/19 15:13
じゅくじゅくした思い
藤鈴呼
自由詩
0
13/2/19 10:37
雨だれ
はるな
自由詩
7*
13/2/19 9:44
ぬかるみ
〃
自由詩
3
13/2/19 9:27
このすべて
加藤
自由詩
5*
13/2/19 4:39
本能と遺伝子
HAL
自由詩
10*
13/2/19 4:29
きしゃ
ねなぎ
自由詩
1
13/2/19 3:39
服の選択
番田
自由詩
1
13/2/19 2:31
レールと荒野
藁谷 正太
自由詩
2
13/2/19 1:34
たばこの看板
灰泥軽茶
自由詩
11*
13/2/19 1:05
羽
ジュリエット
自由詩
1
13/2/18 23:47
喪服
salco
自由詩
10*
13/2/18 23:05
百歳
小川 葉
自由詩
3
13/2/18 22:21
トータルでいうと
花形新次
自由詩
1*
13/2/18 21:48
恋人たち
多紀
自由詩
18*
13/2/18 21:32
ラクダ論
花形新次
自由詩
3
13/2/18 21:29
道
渡辺亘
自由詩
2
13/2/18 21:27
【 軽くいこう 】
泡沫恋歌
自由詩
16+*
13/2/18 21:18
シーズンオフ
オキ
自由詩
2*
13/2/18 20:59
ドルフィン
〃
自由詩
3
13/2/18 20:52
星にたずねて
朧月
自由詩
6
13/2/18 20:43
外傷的処女神話
樹圭介
自由詩
1
13/2/18 19:42
シェフの気紛れポエム タモリタ風 アポカリプス仕立て
和田カマリ
自由詩
2*
13/2/18 19:35
人妻にキスした日
投稿者
自由詩
3
13/2/18 18:49
旅立ち
シホ.N
自由詩
2
13/2/18 17:09
進め春
朝焼彩茜色
自由詩
6
13/2/18 17:08
俺
ドクダミ五十...
自由詩
1*
13/2/18 17:01
除き、洗いました。
komase...
自由詩
1*
13/2/18 16:12
2713
2714
2715
2716
2717
2718
2719
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2726
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2728
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2730
2731
2732
2733
2734
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2736
2737
2738
2739
2740
2741
2742
2743
2744
2745
2746
2747
2748
2749
2750
2751
2752
2753
加筆訂正:
ポトフ
/
月乃助
[13/2/19 11:03]
少し
レールと荒野
/
藁谷 正太
[13/2/19 1:37]
当たり前ですが、列車事故はたとえ話で、事故を推奨するものではありません。
4.79sec.