「アイスコーヒーにシロップいれるとき、なんか綺麗だよね」
「……ごめん、わかんない。っていうか、その、」
「あ、マスミちゃん、シロップなんかつかわないか」
「うん」
「オトナだねぇ」
「 ...
どうしても転がってしまう
できそこないの
羊のぬいぐるみ
連れて帰って気がついて
でももう取り替えてもらうなんて
ありえなくて
きょうも昼間っから
転がってた彼女を
仕方ないなぁっ ...
いったいきみはどこにいったんだ
きみはぼくたちに愛想をつかしたのか
ぼくたちの背信に
なにも学ばない愚かなぼくたちに
なぜ消息を絶ったのか
なにも知らせずに消えたきみ
ぼくたち ...
聖バランタインにまつわる
一つの商業的まやかしの
祭りは過ぎて
巷にはカカオのかほりを
求めて彷徨うチョコレイト・ゾンビが
「くれ〜 くれ〜」と多数出現している
別 ...
自宅の向かいに
鍼灸店が新たにオープン
昨日の夕方
店主が挨拶回りでお菓子をもってきた
予報と外気の狭間で
悩みながら少し厚めのコートを着て
向った駅のコンコース
定期券売り ...
ぽっこりと
大きな顔のお月さま
長い夜が始まった
今夜は月とお話しましょう
暗い夜が明けるまで
七十億の人類と地球に取って
お月さまはたったひとつだけ
その灯りで世界中の町を照らして ...
ついこの間まで
アンチエイジングな歩き方というのを
こころがけていた
高い化粧品も買えないし
せめて遠めに若々しく見えればもうけと
良い姿勢には自信があるし
さっさっと足早に
目 ...
朝がやってくる
風がやってくる
音がやってくる
虫がやってくる
雨もふりかかれば
猫もやってくる
人がやってくる
外へ広く放たれた
寛容な空間だった
祖母が景気よくぞうき ...
次回予告なんて見なくても
展開を読み切れたドラマの結末
高度9000フィートの上空から
ポツリと言葉が降ってくる
それは
簡単な発音で
...
夢を残し
寿命を終える魂は
天へと帰って行く。
葬儀場を見下ろす魂は
愛する者達の傍らに寄り添うと
ありがとうを繰り返す。
横を見れば
生涯を捧げたアニメーショ ...
「もうすぐ、死にます。」と言われたら
誰に何を伝えよう。。
お父さん・お母さんには
「ごめんなさい。」
兄弟・姉妹には
「よろしくお願いします。」
友人・恩師・知人には
...
甘辛いモモ肉の中に、パイナップルを見つけた。。
(お主、何者だ!)
オレンジ色に染まるパイナップルを見つめ、一人ぼっちのにらめっこが始まる。。
(お主、何者だ!)
昼休みの教室 ...
種をまこう
名前も知らない種でいい
名前や理由なんてあとでいい
木を植えよう
太く立派になるかなんて
植えるまえから考えもせずに
今すぐにでも
今だからこそ
きっと ...
ふうせんのなかに
からだをいれて
おなかいっぱいで
ねむりこけているかんじ
眠るまでの時間が
ここ最近長くなった
ベッドの中で過ごす
意識の切れ端の中で
瞼の裏の僕は部屋の扉を開ける
ドアを開け
階段を降りて
ワインボトルを手にとった
飲みかけのボトル ...
道に通る自分の姿を見る影に似る自分
話す言葉が見当たらない
見出ると次第に解決するんじゃないかと
見つかる時に似せる嘘
時々しか見せない内心を探す誘い
今度いつかとなしか ...
江東区は
人であふれていた
広い公園
子供を連れた人たち
悩むことが
ちっぽけに思えた
平らだった
かつて連ドラで見たような
広場が 広がる
あの一場面のような世界
僕には関係 ...
自分が嫌いなように 君を嫌っていたのだろうか
僕はある日 落ちぶれて森へと逃げてゆく
森は少年の頃のように けもの道が続いている
その道をひとり 僕は進む
朽ちた枯葉は堆積した ...
あ な た
の 首 を
絞めて
押
し 花 ...
何を書こうとしたのか忘れてしまった
私はお風呂の中で
或いは教室で、バス待ちで
ふと詩を思いついたのに
それを脳みそに留めたはずなのに
今こうしていざ向かい合うと
うっかり何処かへ ...
めぇいっぱいのかなしみを
ちいさなかばんにつめてたら
ほころびからおちていった
あたりまえだ
ふゆのあおぞら
ふゆのあおぞら
かぜがふいた
ほころ ...
夜ごと女は白面を貼りつけ
コラーゲン、ヒアルロン酸、レチノール誘導体
スクワラン、高麗人参エキス、丁子エキス
零芝エキス、甘草エキス、陳皮エキス
当帰エキス、真珠エキス
面皮が乾くと浸透の幻 ...
禁忌だ
書かれてはならないフレーズだ
書かれることによって瞬間に
なんと矮小化するんだ
猥褻だ
文字で無く
生成する物、聞こえぬ音
秘密の力だ、力が
真空のような宙に流れる ...
夜に紛れて逢いました
指の先から次々零れるシャボン玉
幸せな夜のコーヒー
眠くない
コインロッカーの陰で
階段下の倉庫脇で
立ち止まる
進めない
雨が降っていて
目の前をたく ...
きょうの朝は、
灰色の水にひたされている
人びとは鈍い眼をしてさがしている
ありもしない排水溝や
冬の葉のかけら、
あるいは大切なひとの
い ...
まよっているのでもなかろうに
ふらりふらりカラスの舞い
寒空の下
獲物もいなくて
ふらりふわり舞ってる
手持無沙汰にみえて
とまる高い電柱の先
空にはとどかない
たったひと ...
音楽の意味を一粒ずつ穿つように地にかぐわしい穂を落とす稲が
暁の薄明かりのなかで
その明るさの意味に傾いた憫笑を預けながら
東洋の一都市の一角を仄かな優しさで染めている
まだ幼い光が飛沫の ...
産み落として出て行ったことがのこす
さびしさは
得たものの位置には
勝てない
深夜の一人舞台
とわかってはいても
そのまばゆさを
感じてしまったことがあるのなら
あなたもでしょ ...
北野武がカンヌやベネチア映画祭で評価される理由は、彼がフランス映画とイタリア映画をきちんとリスペクトした上で、オマージュしている作品を出品しているからだと聞いたことがある。
これは例えれ ...
彩る夏の夜に僕は
大切なことを忘れそうになる
なんつーか……
やっちゃったあとの
やっちまった
感じ?
どこからかほのかに香る
線香花火の匂いは
壊れそう
だからってねえ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
星雲シロップ
aria28...
自由詩
2
13/2/21 18:19
冬の終わりの彼女
もっぷ
自由詩
6
13/2/21 17:48
消息
HAL
自由詩
4*
13/2/21 15:35
生き死人(どっちやねん!)
ドクダミ五十...
自由詩
2*
13/2/21 15:22
春めいた街
komase...
自由詩
2*
13/2/21 11:32
【 月とお話しましょう 】
泡沫恋歌
自由詩
11*
13/2/21 10:48
アンチエイジングな歩き方
Lucy
自由詩
9*
13/2/21 9:51
縁側
そらの珊瑚
自由詩
16+*
13/2/21 8:32
シャットダウン
エスカルラー...
自由詩
2
13/2/21 5:44
∞
梓ゆい
自由詩
0
13/2/21 2:58
遺書
〃
自由詩
1
13/2/21 2:36
格闘
〃
自由詩
0
13/2/21 2:19
「この渇いた大地に」
ベンジャミン
自由詩
5*
13/2/21 1:55
ぷー
がぱ
自由詩
1*
13/2/21 1:48
次からはちゃんと
竜門勇気
自由詩
1
13/2/21 1:20
影
ダミー
短歌
0
13/2/21 1:09
履歴書と世界
番田
自由詩
1
13/2/21 0:58
森へ
佑木
自由詩
1*
13/2/21 0:42
押し花
川上凌
自由詩
5*
13/2/21 0:25
忘れてしまった
〃
自由詩
7*
13/2/21 0:18
ふゆのあおぞら
草野春心
自由詩
3
13/2/21 0:14
仏壇をんな
salco
自由詩
9*
13/2/20 23:49
力の沈黙
シホ.N
自由詩
3
13/2/20 23:45
逢った日
チアーヌ
自由詩
7*
13/2/20 22:56
灰色の水
草野春心
自由詩
4
13/2/20 22:30
似た者同士
朧月
自由詩
3
13/2/20 22:12
微笑みを 預ける時
るか
自由詩
2
13/2/20 22:09
歴史
もっぷ
自由詩
3
13/2/20 22:02
芸術における閉鎖性についての論考
小川 葉
散文(批評...
1
13/2/20 21:40
彩る夏の夜
にゃんしー
自由詩
4
13/2/20 21:29
2710
2711
2712
2713
2714
2715
2716
2717
2718
2719
2720
2721
2722
2723
2724
2725
2726
2727
2728
2729
2730
2731
2732
2733
2734
2735
2736
2737
2738
2739
2740
2741
2742
2743
2744
2745
2746
2747
2748
2749
2750
加筆訂正:
私は私に抱かれて眠る
/
夏美かをる
[13/2/21 5:05]
4連目更に“中で脈打ち続ける”にしました
私は私に抱かれて眠る
/
夏美かをる
[13/2/21 4:56]
3連と4連の繋がりが悪いように感じたので、4連に“脈打つ”を挿入し、3連末の“心臓”と繋げるようにしてみました。
5.03sec.