何を書こうとしたのか忘れてしまった
私はお風呂の中で
或いは教室で、バス待ちで
ふと詩を思いついたのに
それを脳みそに留めたはずなのに
今こうしていざ向かい合うと
うっかり何処かへ ...
めぇいっぱいのかなしみを
ちいさなかばんにつめてたら
ほころびからおちていった
あたりまえだ
ふゆのあおぞら
ふゆのあおぞら
かぜがふいた
ほころ ...
夜ごと女は白面を貼りつけ
コラーゲン、ヒアルロン酸、レチノール誘導体
スクワラン、高麗人参エキス、丁子エキス
零芝エキス、甘草エキス、陳皮エキス
当帰エキス、真珠エキス
面皮が乾くと浸透の幻 ...
禁忌だ
書かれてはならないフレーズだ
書かれることによって瞬間に
なんと矮小化するんだ
猥褻だ
文字で無く
生成する物、聞こえぬ音
秘密の力だ、力が
真空のような宙に流れる ...
夜に紛れて逢いました
指の先から次々零れるシャボン玉
幸せな夜のコーヒー
眠くない
コインロッカーの陰で
階段下の倉庫脇で
立ち止まる
進めない
雨が降っていて
目の前をたく ...
きょうの朝は、
灰色の水にひたされている
人びとは鈍い眼をしてさがしている
ありもしない排水溝や
冬の葉のかけら、
あるいは大切なひとの
い ...
まよっているのでもなかろうに
ふらりふらりカラスの舞い
寒空の下
獲物もいなくて
ふらりふわり舞ってる
手持無沙汰にみえて
とまる高い電柱の先
空にはとどかない
たったひと ...
音楽の意味を一粒ずつ穿つように地にかぐわしい穂を落とす稲が
暁の薄明かりのなかで
その明るさの意味に傾いた憫笑を預けながら
東洋の一都市の一角を仄かな優しさで染めている
まだ幼い光が飛沫の ...
産み落として出て行ったことがのこす
さびしさは
得たものの位置には
勝てない
深夜の一人舞台
とわかってはいても
そのまばゆさを
感じてしまったことがあるのなら
あなたもでしょ ...
北野武がカンヌやベネチア映画祭で評価される理由は、彼がフランス映画とイタリア映画をきちんとリスペクトした上で、オマージュしている作品を出品しているからだと聞いたことがある。
これは例えれ ...
彩る夏の夜に僕は
大切なことを忘れそうになる
なんつーか……
やっちゃったあとの
やっちまった
感じ?
どこからかほのかに香る
線香花火の匂いは
壊れそう
だからってねえ ...
プシュケーのプレイリスト
箱の猫がかすれた声で歌う
聴かなくてもいいような夜
指先のスピーカーから漏れる
夢のベロシティは弱く弱く
大人の足を生やした雛は
へたなスキップで転ぶ
触れ ...
剥がれないようにして走る
名前を失った
低い温度のままで
足元を照らす僅かな灯りを
希望と呼ぶこともなくなった
脆い身体は既に
言葉の繰り返しとなり
穏やかに壊れ ...
いい天気
賃金労働者は
今日も朝から
堪へ難きを堪へ
忍ひ難きを忍ひ
小便器に抱きついて
Fuck
Fuck
Oh! my God
時間給労働者は
苔のむすまで
堪へ難きを堪 ...
みつめれば、みつめるほど
世界は語る本となり
行間の道で草花の囁く秘密は
旅人の背に、託される
鍵をかけた秘密
ガラクタの木箱
*
テレビの闇
...
星を 造る
真っ赤がほしいと思ったのは別にあなたが好きだからじゃなくて
きっと子供たちに分かりやすいから
まじないの よう
なにも変わらない距離と
なにも変わらない距離と
なにも変わらな ...
中年女はふと、
鏡の中に昔の自分が映っている事を願った
駅前でビラを配っている男は
トイレで小水の切れが悪くなった事を嘆いた
若年の我々は
ただ ...
選べと問い詰められたとき
できれば“Oui”を選ぶ人間でありたい
長い影に午後が暮れるのを知る
ミラー、ミラー、ミラーと暗がりの壁にかかった鏡を見る
鏡の中に映った私は閉じ込められたよう
映った姿の後ろの世界にたどり着きたいと思った
たとえそこが大きな監獄で ...
風が吹いたなら バラード
君のまつ毛に触れた歌を
そして君の唇からこぼれた吐息が
空になって雲になっていつか
明日へと届く (耳をすませている)
風が吹いたなら バラード
君の頬にそっと触 ...
そりゃあ
バターの生産で
有名は有名ですけど
北海道をバター県って
呼ぶことについては
いささか異論がありますよ
寂しいイメージが
強すぎるのではない?
第一
県じゃないし
犬好き ...
現代に於けるcrusadeは歴史の繰り返しなのだ
エルサレムを「平和の町」とする為に流された血は
無駄に大地に吸い込まれ「シャローム」は偽りと告げる
偽りの平和の達成を目論んで
...
130220
きいちゃんとは僕のことです
きいちゃん
{引用=
龍は問うた
ことばではなく
ことばにならないことばで
胸の暗がりで蹲るあらぶるものに
なぜ
龍の子は
ひとを殺めたのかと
水晶に映される
流血の惨劇は ...
在来線から私鉄へ
乗り換えるために
長い、長いコンコースを歩いていく
よそ見してると
すぐに人とぶつかりそう
さすが日曜日
老若男女がゴチャゴチャ
...
固く結んだ歴史の果て
柔らかな風を含んで君は花開く
大輪ではないが機知にとんだ
しっかりした花だ
空からやって来る言葉を迎えるために
僕らは産褥をしつらえねばならない
...
さみしいと
雪になる
凍えて咲く花になる
産まれて
すぐに旅立った
あの子の魂なのでしょう
てのひらで包めば
睦みあって水になる
笑って
消えてゆきました
健康を気遣ってくれるのは
ありがたいんですが
バターではなく
チーズにしたところで
カロリー的に
余分なものには
変わりないので
今の私には
やはりありがた迷惑と
言わざるを得ないで ...
ばぁちゃんの畑の相続に協力してくれてありがとう
叔母から感謝されて居心地が悪くなる
肝心な役割ができなかったと後悔しているから
故郷を離れて暮らす叔父から電話が架かってきたのは
お ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
忘れてしまった
川上凌
自由詩
7*
13/2/21 0:18
ふゆのあおぞら
草野春心
自由詩
3
13/2/21 0:14
仏壇をんな
salco
自由詩
9*
13/2/20 23:49
力の沈黙
シホ.N
自由詩
3
13/2/20 23:45
逢った日
チアーヌ
自由詩
7*
13/2/20 22:56
灰色の水
草野春心
自由詩
4
13/2/20 22:30
似た者同士
朧月
自由詩
3
13/2/20 22:12
微笑みを 預ける時
るか
自由詩
2
13/2/20 22:09
歴史
もっぷ
自由詩
3
13/2/20 22:02
芸術における閉鎖性についての論考
小川 葉
散文(批評...
1
13/2/20 21:40
彩る夏の夜
にゃんしー
自由詩
4
13/2/20 21:29
プレイリスト
机
自由詩
1*
13/2/20 21:12
地下鉄
たもつ
自由詩
10
13/2/20 19:27
プロレタリアート落涙2
樹圭介
自由詩
1
13/2/20 19:05
旅人の本
服部 剛
自由詩
6*
13/2/20 18:46
テレビの闇
北大路京介
自由詩
9
13/2/20 18:30
その夜
瑠音
携帯写真+...
2
13/2/20 18:30
神のコーラ
yamada...
自由詩
0
13/2/20 17:05
“Oui”か“Non”かを
HAL
自由詩
3*
13/2/20 16:15
鏡
黒髪
自由詩
3*
13/2/20 14:39
バラード
石瀬琳々
自由詩
6*
13/2/20 13:54
バター県
花形新次
自由詩
1
13/2/20 12:48
蹂躙
ドクダミ五十...
自由詩
1*
13/2/20 12:01
きいちゃん
あおば
自由詩
3*
13/2/20 11:58
神の前で
石川敬大
自由詩
8
13/2/20 10:44
数cmフユウ
komase...
自由詩
2*
13/2/20 10:38
君咲く春に
梅昆布茶
自由詩
21
13/2/20 10:11
むつのはな
そらの珊瑚
自由詩
13
13/2/20 8:56
チーズ人
花形新次
自由詩
2
13/2/20 7:45
逃げてしまった僕が感謝されて戸惑っている
kauzak
自由詩
10*
13/2/20 1:29
2693
2694
2695
2696
2697
2698
2699
2700
2701
2702
2703
2704
2705
2706
2707
2708
2709
2710
2711
2712
2713
2714
2715
2716
2717
2718
2719
2720
2721
2722
2723
2724
2725
2726
2727
2728
2729
2730
2731
2732
2733
3.85sec.