爪の先で立つ 淡々シャクシャクと 空気だけが音をたてる

そこまで 来ている 管楽器に含む息を切らしながら

シャンシャンを泡泡と連れて来る 蒸し跳ね返す 

そこまで 来ている シンバル ...
友達の結婚式が行われて
一緒に遊んだ記憶よりも
今が一番輝いている

今まで見せたことのない表情
成長した証のような表情

幸せが光の道を創り
歩いて行く姿に感動の涙が出た

六月 ...
ああ 地球には自然単位で
僕達を湿気と熱気で攻撃する為の
秘密組織みたいなものがあるのかもしれない
警察は何をやってるんだ

梅雨があんまりひどいと
そんな過激な思想にもなるよ
奴らは世 ...
雨粒が個体のように転がって撥水製の傘の斜面を

雨の街そこが始発の駅ならば待っているのはみんな雨人

家がない ただそれだけで蔑まれ
              ナメクジの這う赤いポストを
...
「あいつどこ行ったんだろ」
「ずっとオニやってたもんな」
「怒って帰っちゃったんじゃないの」
「あいつヘンジンだからな」
「もうそろそろ帰ろうか」
「帰ろ」「帰ろ」
「それじゃ」「また ...
城壁を 想像しながら
三途の河原では 有りませんと 
心の中で ゆっくり呟いた後で
石ころを 拾う

少しずつ 小さなものを 乗っけていかないと
崩れるって 言ったでしょう

教えられ ...
難しくなるのは
何日か経ったって

もどかしくなるのは
何年も経っちゃって
*壱*マダナイへの手紙

「あの猫の名前はマダナイっていうんだ」と、教えてくれた人がいた。
ああ うわさは聞いたことがある。
明治の文豪の家に 飼われていたという 噂だった。 ...
何故自ら受難者になる必要があるのか?
四度でも五度でも席を譲ればよいではないか!
そして今日は沢山の人を助けられてよかった、と
胸を張って夕焼けを見ればよいではないか!

満員電車の中
三 ...
いつか在る
火星の木々がそよぐように
火星の川がキラキラ光り流れるよう
今そこいる子どもたちが
我が星にて
笑顔で遊ぶ
火星のブランコ
火星の滑り台
火星のアスレチック
いつか訪れる ...
吐息
吐息
皮膚感覚
氷菓子

冷える
絡ませて
こぼして
濡らして
シミ
みしみし
脳の音
かき混ぜて
かき混ぜて
ぐちゃぐちゃぐちゃ
吐息
吐息
2人で独りで3 ...
天国という名の池で
死を釣り上げる人がいる
町の猫たちは真夜中に駈けだし
虹色に輝く死を銜えるために
釣り人の周りに群がっている

僕の猫は平成十四年、夏
朝ごはんを残して
そのまま帰 ...
朝には朝が来て
朝日が昇るだろう
ミルクは泡立てられ
電車は回転する
三角の頂点で
わたしを放り出して
もう食べられないよ、
一生許さない
ドーナツを買いに行く
嘘のない道をあるくと
からだが黒ずんでたまらない
空き缶を選別する女たちに二千円をくれてやる

銀色を左へ曲がると
すぐに目的地だ
つたの洋館も
給水塔も
とうになくなってしまった ...
ママを食べてそだちました
すこしずつ千切ってさ

さいごのひとかけらになった日
ママは,さびしいと言って
おんなじ気持ちだったから
いそいで飲み込んであげた

わたしも,(ママ,) ...
もっと酸素を寄こしやがれ、俺をないがしろにすることは許さんぞ、ぼんくら共が。これが脳の言い分。
おまえだけの面倒見てんじゃねーんだよ、だいたい、大した役にも立ってねーじゃねーか今、おまえ。これが心臓 ...
北鎌倉辺りの
神社仏閣巡りをしている
じいさんばあさんが
泊まる宿屋の
関係者だったら
密かに
北枕にしてやって
おまえが
お参りされろって
ほくそ笑むのに
それは夜空に間に合うために広がっていく感情たち
受け止めてきた数々の摩擦を銀紙の画板に敷き詰めるように
あちこちで火花をおこしながら流れていく

想いたいことはたくさんあるくせに
掴めたのは ...
斜めに流れる傷が
浅くてホッとしている

壁紙を分けるような瞬間だった
カッターナイフがあるとは
思いもしなかった

いや知っていたはずだ
私は分厚いと
言い聞かせていた

何度 ...
電車の中での
周りの会話を
よく聞いてみ
すげえつまんない
ことを延々しゃべってるから
それに比べりゃ
俺の
長寿世界一のじいさんは
長寿世界二位のばあさんに
毒殺されたらしい
と ...
 五人の人間 ...            電柱の先端で
          おらを見下ろし
  しわがれたドラ声でわめいている
          グロテスクな鴉
「半生を懺悔せよ」と言わんばかりだ

    ...
奇数ばかりを並べる
偶数しか選ばない
そんなふうにおれらは生きてきた
奇数のあなたと
偶数のおれ


ショートカットが好きなんだよ こいつ

なんでおれと一緒になった? 
やられた ...
君と住むはずの街へと引っ越してyuriと名乗ってオンナに化ける 金曜は僕が作った夕飯を食べながら君ドラマ観て泣く 栗の花イランイランを焚いた嫁 おまえんちで幕府開いてやろうか 昨日が冷えて来る 避難訓練は満点が出ない 右から
左から
流れこんでくるfavorite
背中を駆けめぐり頭へ抜ける
溢れんばかりの眩しさと暖かさを受け止め

跳べる!


僕の心はグライダー
そうして
今日も
生きて ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
アントニオ・ヴィヴァルディの夏朝焼彩茜色自由詩713/6/15 17:30
結婚する夏川ゆう自由詩013/6/15 15:44
to youNeutra...自由詩6*13/6/15 14:57
雨模様そらの珊瑚短歌7*13/6/15 14:20
また明日nonya自由詩23*13/6/15 11:40
サザエ藤鈴呼自由詩0*13/6/15 10:34
褪せた色秋助自由詩1*13/6/15 8:37
あの猫の名前はマダナイっていうんだるるりら自由詩20+*13/6/15 5:49
名詩『夕焼け』の娘の感受性夏美かをる自由詩26*13/6/15 3:40
マーズスマイル秋也自由詩3*13/6/15 3:05
はあはあ自由詩013/6/15 2:27
あの猫の名前はマダナイっていうんだ、sample自由詩7*13/6/15 1:20
ドーナツその2はるな自由詩413/6/15 0:57
道路自由詩613/6/15 0:46
ふくろう自由詩213/6/15 0:29
言い分六九郎自由詩213/6/14 23:58
北鎌倉で北枕花形新次自由詩013/6/14 23:45
嘘つきケトルカマキリ自由詩213/6/14 23:39
やわらかな痛み木葉 揺自由詩313/6/14 23:28
長寿世界一花形新次自由詩013/6/14 23:07
俺は盲のSawney Beanだ、、、、、。TAT自由詩6+*13/6/14 22:51
密雲の燐光 ②信天翁自由詩213/6/14 21:59
殺す!草野大悟自由詩313/6/14 21:27
君と住むはずの街へと引っ越してyuriと名乗ってオンナに化け ...北大路京介短歌313/6/14 21:20
金曜は僕が作った夕飯を食べながら君ドラマ観て泣く短歌313/6/14 21:19
栗の花イランイランを焚いた嫁俳句213/6/14 21:19
おまえんちで幕府開いてやろうか自由詩1013/6/14 21:17
昨日が冷えて来る自由詩313/6/14 21:17
避難訓練は満点が出ない自由詩013/6/14 21:16
Magical Music Hour伊織自由詩2*13/6/14 21:15

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加筆訂正:
花のいのち/月乃助[13/6/15 8:48]
少し
4.47sec.