白い舟
白い砂
触れに来る
見えない淵


白い波
白い音
常に来る
辺を探す


白い地平
白い弓
指で指をひらくように
空へ嫁ぐように歩いてゆく

...
光では消える
だから 灯りを

照らすという意志が欲しい
だから 灯りを

ともすという力が欲しい
だから 灯りを

暗いものが見えるだけでも
心の灯り

たきつけているのは  ...
涙は乾くか 浸みこむか
空のみえない水無月を
二十の指で抱き込んで
いつか色づく紫陽花の
あわれな枝がしなしな切らる
寝がえりしなに打つ脈が
黒髪の海をゆらすとき
涙は乾くか 浸 ...
残雪の山脈遠く
天真の吐息深く
雲のむこう広く
忘れ去ることなし
今日も風に戦ぐ
雨上がり
      カランと氷が泣いたなら
      グラスの水滴なぞります
      なにが足りずに欠けるのか
      なにを足せば満ちるのか
      欠けた夜空の三日月 ...
ちりじりになった自分をまた集めそれも自分かと問う日々さ

大局の見えない眼でもね生きてきたでもねちりちりと良心が病む

風合いが善かれと思い探し出すこの懐の狭い生き様

無頼派に憧れ生きて ...
夜中に目が覚めて
屋上の鉄がさやさやと鳴り
滴りの下で
首を引っ掛けては結び
あやとりが永遠に
終わらないとしたら
どうする?
人かとも見える群れは腕を
どこまでも伸ばそうとして
川 ...

ねこ

まあるい
まあるい
まん丸い

ねこ

ひつじ
まーるい
まーるい
まんまるい

ネコ
ネコ
ヒツジ
マルイ
マルイ
マンマルイ
泣きたい時に 思いっきり泣けたら

どれほど 人は救われるでしょうか

だけども 人は 泣きたい時に泣けずに

ぐっとこらえてしまうのです。



死にたい時に 死ぬことができたな ...
今日という日は、
僕をおいて何処かへ
行ってしまう
別れの言葉も告げずに


今日という日は、
記憶の一欠片へと変わり
僕の前を楽しさが通りすぎ
寂しさという軌跡だけ

今日とい ...
 風に吹かれて空き缶が
 ゆるい傾斜を上って行く
 カンカラ転がり上っては 
 カラカラカラリと下りてくる
 あの風が止んでしまえば
 あとは 下りるだけ
 底の底まで落ちぶれて
 それ ...
浴槽の栓を抜く
しばらくは何事も変わらない水面
さざ波のそぶりさえない
今 渦中では
見えない引力に導かれ
出口へと
まさに水が
わあわあ殺到しているというのに

ことの始まりは
...
それは
草原の中にいきなり現れた扉のようで
開けた途端に怪物が流れてきた
怪物達はノブを回し
勝手に入ってきた

草原の中の動物達は驚き

綺麗な青で染まった空は次第に

開けた扉 ...
蟻が這ふ白き身体や不燃ゴミ 甲子園九回裏に出す扇子 通り過ぎていった人たちの口癖ばかり まだボケる余力がある たくさんのさよならのなかに希望さがしている あなたが 失くした ラインダンスは
素敵な楽曲と 共に 蘇らせる事が 出来るよ

天使の声がした
素敵な楽曲って 何だろう

夏になれば 蛙の輪唱が 聞こえたり
合唱コンクールが 開催さ ...
たまたま聞いていたラジオ

二日連続でべつべつの番組で

aikoのカブトムシがリクエストされていた

いちにちの面白い話を聞かせたくて

あなたに集中させてしまって

カブトムシ ...
人は覚える生き物


忘れたがり屋な面も見られるけど


それでも新しい何かを覚えようとする


後から覚えた物


先に覚えた物


重ね合わせると先に覚えた物の方が
...
コストパフォーマンスではない自分が欲しかった
でも生きるためにはある程度のコストがかかるが

父や母はその中からコストを僕にくれたんだっけ
愛情と共にねでも父はずるい
やっぱ女の子可愛いんで ...
わたしはわたしの中に
夜を溜める
そしてその夜を醸してゆく
深くなるように
やわらかくなるように

わたしはわたしの身体に
花を鳥を
風を月を沁みこませる
わたしの中の夜が
やさし ...
人生において僕は様々な役を求められて来た今もね
もちろん卒なくこなせる人間ではもちろんないその対極だろう

何かと何かをアジャストすることで随分磨り減ってしまった感性を想う
アウトサイダーにな ...
僕は確かに水中から青い空を見ている。
きらきらと輝く太陽がゆらゆらと屈折しながら僕の体をかすめる。
僕は普段と変わらず透明な水の中で呼吸をし、鳥の声を聴いている。
水の中でも大好きな森の息吹 ...
透き通る白い羽を雄大に扇ぎながら一羽の白鳥が湖面に波紋を広げる頃、
薔薇園で真っ赤な薔薇が一輪咲いた。
 
蜜蠟が滴り落ちそうな天空を見上げる。
深呼吸すると芳醇なワインの庭 ...
大草原の中、一人仰向けになり雲を見ていた。
青空にぽっかり浮かぶもの、地平線からもくもくと湧き上がるもの、
風と共に流れてゆくもの。一つとして同じものはない。
我々人間と同じだ。

どこ ...
最近疲れがとれない。
なんだろうこの疲労感は?

運送業なので確かに休みの少ない職種ではある。
もともと凧みたいなフーテン振りで妻にも離縁された駄目男ではあるが
以前はもうちょっと覇気があっ ...
【暮れかねる】

ある日 冷蔵庫の中のものが
すべて 薔薇の花になってしまった
五月が さえざえと冷蔵庫の中で咲いていた

ばら肉は どこへいったのだ
薔薇が ここにはあるだけ ...
みなさん、こんにちは。
いつもお世話になっております。
今回、みなさんに読んでいただく
「悪い花」という作品はたいへん
美しい現代詩となっております。

そして今回に限り、
悪い花(希 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ノート(   のほうへ)木立 悟自由詩113/6/2 10:14
ふける 朝焼けに砂木自由詩18*13/6/2 9:36
はるな自由詩413/6/2 8:39
ある涙こしごえ自由詩1*13/6/2 4:39
子守唄石田とわ自由詩15*13/6/2 4:07
風合い梅昆布茶短歌313/6/2 3:21
メルヘン春日線香自由詩313/6/2 2:38
出たでた秋也自由詩013/6/2 2:26
貧乳ちゃんと涙と悲しみと。元親 ミッド自由詩613/6/2 1:45
今日という日は、ムウ自由詩213/6/1 23:59
カラカラただのみきや自由詩24*13/6/1 23:45
うずそらの珊瑚自由詩22*13/6/1 23:25
血液の中にスライム状をぶちこむ最都 優自由詩113/6/1 21:23
蟻が這ふ白き身体や不燃ゴミ北大路京介俳句0*13/6/1 21:12
甲子園九回裏に出す扇子俳句113/6/1 21:11
通り過ぎていった人たちの口癖ばかり自由詩313/6/1 21:11
まだボケる余力がある自由詩413/6/1 21:10
たくさんのさよならのなかに希望さがしている自由詩313/6/1 21:10
ちょっとダケ スキップ藤鈴呼自由詩1*13/6/1 20:56
aikoのカブトムシ吉岡ペペロ自由詩113/6/1 20:39
人は覚える生き物owl自由詩113/6/1 20:37
コストパフォーマンス梅昆布茶自由詩513/6/1 20:19
夜を溜める塔野夏子自由詩18*13/6/1 20:09
調整中梅昆布茶自由詩613/6/1 19:44
再生ヒヤシンス自由詩2*13/6/1 19:25
平和自由詩1*13/6/1 19:23
成長すること自由詩1*13/6/1 19:22
ある親父の日記梅昆布茶散文(批評...613/6/1 19:13
暮れかねるるるりら携帯写真+...10*13/6/1 18:54
悪い花左屋百色自由詩8*13/6/1 18:38

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