肉付きの薄い足はぺたぺたと
鏡張りの感情を踏みつけている
言ってはいけないことばが多すぎるから
覚えたての星座の名前を忘れていく

ユートピアの玄関口で
警備員に渡したのは虹色の砂
これ ...
胸に隠したこの言葉を

風がこっそりとさらってしまった

「I love you」よりも切なくて

「I need you」よりも悲しい

この言葉を運んで行った

届かぬはずの君 ...
あの、 ちょっと、 
冗談だって言うことは、
分かっている、つもりなのですけれど、

ちょっと、しんどいです
ちょっとダケ ですよ?

忘れた筈の 上目使いを 続けた 炎天下
目薬も  ...
鉛色の雲から垂れ下がった針金が
くにゃくにゃと編みこまれて
人間の子供の形をなして
歩道橋の上で行進していた

若くて錆付いていない彼等は
大人のように太くは無かった

やがて階段を下 ...
消えない過去、死してなお終わらない未来
人生とは人の中身そのものである

うぬぼれなんかじゃない
誰かから褒めてもらった喜びを
いつまでも失いたくないだけだ

不器用なんかじゃない
誰 ...
 そよいでみるか

 みどりのさくら

 みじかいはるに

 もやしてみるか

 みえないものの

 たゆたうながれ

 みえるようにと

 そよいでみるか

 そ ...
歩き疲れた僕たちは

陽だまりのベンチに座って

辺り一面を覆った白詰草が

蜜の香る風に揺れているのを見ていた


君の目はいつの間にか四つ葉を探していて

僕はそのうちに花を ...
秋が過ぎ
必ずソレが来るように

此処にいる意味なんて
君が其処に在る意義なんて

辞めちゃえよ
詰まらないだらけなら

ソレが過ぎ
必ず秋が来るように

意味 ...
つらいことがあったとき
じぶんを切り離して
平気を装い
大人っぽいとされる理想の姿で
元気にふるまってしまう癖
やめたほうがいい
つらいときはつらいって
あまえられる
真実を受け止めな ...
灰色の湖畔に立ち、白い天の彼方から響いてくる子供達の無邪気な声を聴く。
太い筆で描いたような黒い山々の稜線は、物思いに耽る印象画家の傑作だ。
立ち尽くす事しか出来ない自分は、息をひそめ、その光 ...
秋は突然やってきた。
夏の香をそっと窓辺に残して。

港の公園通りにさらさらと降る落葉。
赤茶色の絨毯。過ぎ行く人々。

微かに残る横浜の匂い。
東京には無い匂い。古き時代の匂い。
...
森の小さな狩人はいつも獲物を探してる。
木立に身を潜め、狙うのは人間。
狩人の血族はけっして絶えることがない。
この世に人間が存在する限り。

森の小さな狩人は常に冷静で、その澄んだ瞳は ...
部屋の真ん中にテーブルを置いた

部屋の真ん中のテーブルは僕の机

部屋の真ん中のテーブルは仕事場

部屋の真ん中のテーブルは食卓だ

部屋の真ん中のテーブルは大きい

部屋の真ん ...
ゆくすえは
どこまで見まもることが
できるのだろう

吃音のことで
それほど悩んでいたなんて
知らなかったけれど
親は子の悩みを
まるごと肩代わりすることはできないし
してあげたいけ ...
   
生まれてからぼくは
姿のあるものに名札をつけてきた

手に触れるものや 目に見えるもの
目に見えない小さなものにも
ぼくの周りの森羅 ...
迎火を囲む明るき家族かな 瑠璃色の夜明けの空や時鳥 悔い残さなきゃあかんやろ 元彼が良いこと言った ストーカーじゃない あれはFBI 雨が車窓をたたいています

だから明日そちらは雨でしょう

月曜の深い夜のさびしさに

ぼくは子供の頃を思い出します

てるてる坊主ゆれています

灰の心が雨にたたかれています
...
零れる光の碧(みどり)の中を
お散歩するわたしは
待っていない



もう、
不安や警戒とは
距離を置いたのだ



「森林浴の効能」なんて詩
書いたっけ

...
ああいうふうにはもうできないね
春の去り際
白いスカート
透明に固まっていく桜の樹液

陽が沈んでから
夜が訪れるまで
うす青紫に浸された世界
君の眼差しが
ふるえるように未来を ...
誰も ほどかなかった

包んでいる紙は しわができて
セロハンテープも 古くなり
リボンも 色をなくし

誰も ほどかれなかった

空にも風にも 雨にも土にも
できない事

今日 ...
鉄条網の針を越え、
肉体の中へ世界が群がりやってくる
便所の鏡に向かって
拳銃を向けるポーズをとった老人にひっかかり
おれは両手を上げ、
挨拶する。
やりたいことは
できなかったね
ほしいものは
誰もくれなかったね

いい人生だ
こういうので
苦しいのが
当たり前になって

たのしいって
どんなことなのか忘れたよ

そ ...
わたしはピクニックがしたかった

母にきくと
いいよと言った
ためておいたおやつを
バスケットに入れて
母が貸してくれたゴザを持ち
野原に行った
靴を脱いで
ゴザの上に座った
飴を ...
きみが泣いている

まっすぐに前を向いて
瞳に光をたずさえて

きみが泣いている

頬を伝うしずくを
きらきらと輝かせて

きみが泣いている

そんなきみにぼくは
夏に焦がれ ...
湿の音が始まった 毎時 初めたい新鮮に
こだま雨音 サイレンの様に感知する 

 湿の知らせ
 虫の知らせは近寄らない 誰も無言で死んだりしない
 そう 信じたい

湿の音が美しく そう ...
夢にやぶれて
行き場を なくした
俺は自分を 見失ってた
そんなとき
おまえが
俺のために
流した 大粒の涙
無駄にはしないって
心に誓った
阿奈留
おまえは か ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
くずのすみかカマキリ自由詩413/5/29 20:29
言葉文字綴り屋 ...自由詩113/5/29 20:06
ツバキ姫藤鈴呼自由詩0*13/5/29 19:25
コネクト和田カマリ自由詩2*13/5/29 19:12
無題Neutra...自由詩3*13/5/29 18:55
素粒詩骨詩ただのみきや自由詩15*13/5/29 18:53
白詰草中村 くらげ自由詩1*13/5/29 18:30
彼女の旅路秋助自由詩0*13/5/29 18:20
かなしみのうけとめ方についてはなもとあお自由詩313/5/29 17:26
音楽ヒヤシンス自由詩4*13/5/29 15:55
自由詩2*13/5/29 15:53
美しき狩人の唄自由詩1*13/5/29 15:50
真丸い相棒・・・tamami自由詩213/5/29 15:23
ゆくすえそらの珊瑚自由詩21*13/5/29 13:36
消えた名前イナエ自由詩5*13/5/29 11:42
迎火を囲む明るき家族かな北大路京介俳句4*13/5/29 11:35
瑠璃色の夜明けの空や時鳥俳句213/5/29 11:33
悔い残さなきゃあかんやろ自由詩313/5/29 11:32
元彼が良いこと言った自由詩113/5/29 11:31
ストーカーじゃない あれはFBI自由詩613/5/29 11:31
明日そちらは吉岡ペペロ自由詩813/5/29 11:22
碧(みどり)鵜飼千代子自由詩14*13/5/29 1:59
さりぎわはるな自由詩713/5/29 0:50
踏む砂木自由詩10*13/5/29 0:12
[:objectプテラノドン自由詩213/5/28 23:55
光あれ竜門勇気自由詩113/5/28 23:10
ピクニック (詩人サークル「群青」五月の課題「緑」から)Lucy自由詩17*13/5/28 21:34
夏のひかりゆず自由詩113/5/28 20:39
湿昇り朝焼彩茜色自由詩5*13/5/28 20:19
阿奈留花形新次自由詩213/5/28 20:13

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加筆訂正:
ピクニック (詩人サークル「群青」五月の課題「緑」から)/Lucy[13/5/29 0:24]
後半を大幅に修正しました。
5sec.