畑一面
麦の穂の
揺れるこがねの
波がしら

砂利道ごろごろ
足の裏
歩くリズムに
のるこころ

生きとし生ける
ものたちの
さざめきうごめき
満ちあふれ

青空 ...
帰り道

歌おうとした声が
切なくて

歌おうとした音が
次第に耳から遠ざかる

きっと酸素は心臓にまわっていない
故にハンドルを握る両の手指さえ

切ない
切 ...
いつもの道が
工場中の看板で通せんぼ

回り道は渋滞で
兎に角
太陽光を浴びている

今日は土曜日

私は私


回り道の見慣れぬ景色
眼下に広げた
沢山の屋根
...
  道ぞいの用水路に
  浮かぶ月影のうえ、
  きみの冷えた笑いがはじける
  おざなりな微熱もいま
  ぼくの胸から消えてうせる
  おわかれだね
  おわかれだ
  まるで ...
子に差しのべた腕からは
女の斬られた両腕からは
水が滴った
血でなく間断なく水が
滴り落ちた

空に差しのべた腕からは
男の斬られた両腕からは
樹が生えた
蛆でなく際限なく枝葉が
...
太陽が沈んだら

星が煌めくでしょう…

君の一番の夢が

消え失せても

違う光が見えるかも…



君の太陽は本当に

太陽だったの

...
一口にワタナベって
言っても
色んなワタナベがあって
簡単なワタナベもあれば
複雑なワタナベもあって
複雑なワタナベにも種類があったり
ワタベかなと思っていると
実はワタナベだったりして ...
穏やかな
朝の何処かで
キジバトが鳴いているけれど
耳で
探しかけてすぐやめる

どうでもいいじゃないか
そんなこと

美味しい
朝の何かが
芳ばしい匂いをたてているけれど
...
なんかもう
いいかなと
おもって
ねむいし
いいかなって
きのう
ぱーきんぐで
ちょっと
ねようと
おもって
ねてたら
ごじかんねたし
ねむいし
いきたくない
腕が切断されていく
苦痛にゆがむ口元
ぎりぎりと捻じ曲がる針金
漏れる息に混じりこむ声
椅子に座ったまま
ぐるぐると包帯が巻かれていく
皮膚が枯葉のようにがさがさになって
白い布の上に浮 ...
誰も知らないひと。

誰かが傍に居ることを知らないひと。

隣で話しているひとが誰なのか知らないひと。

周りのことを知りたくもないから、知らないひと。

自分が誰なのか知らないひと。 ...
アトムの水とか
いって
健康志向の
ジジイ、ババアに
売りつける
アイデアを
実現するために
電通の協力を
仰ぎたい
孤独が嫌いだから 優しさを愛した
孤独が嫌いだから 綺麗なキスは嫌い
孤独が嫌いだから 約束が欲しい
孤独が嫌いだから 憎まれていたい
孤独が嫌いだから 明日の話をする
孤独が嫌いだから き ...
空白に 呼吸をためてうたいだす この息がまだ白くあれば 病室が白いというのは比喩である。

実際、リノリウムの床は薄い青緑色をしているし、ところどころ日ざしに焼けて黄色く変色している。
また、6人部屋のベッドのひとつひとつを囲うカーテンも同じような褪 ...
休日の 朝日は今日も眩しくて 静かな時間に埋もれてゆく 「疲れた」と吐き捨てる言葉に僕は取り残される

言葉はゆっくりと空気に混ざり合い溶けて
また僕に「疲れた」と言わせようとする

カーテン越しに入る太陽の光に鬱陶しさを感じながら
テレビから ...
 トントントン
 コトコトコト

包丁でなにか刻む音
味噌汁や魚を焼く香ばしい匂い
いつもの朝の風景
ありふれている

それは
繰り返す風景である
そして
同じようでいて
...
僕は
犬になった
小さな声で
わん、と泣いて
僕は犬になった

犬の生活は
ことのほか難しく
僕にはうまく
泣いたり笑ったり
出来なくなった

ことのほか
難しい事の他は
...
水の上で鴨が死んでいた
鴨が死んでいた所に今日は
ラップで包まれた焼きそばパンが三つ
誰かが冬の川に
凍えたモノクロに着彩をする。

水鳥が笑う
夜のまぶしさに鳥が笑う
いや、命を考え ...
作品は君のこどもと同じ
君のものではないんだ

ときに厳しく
ときに優しく
かげがえのない日々を重ね
いよいよとなれば
厳しくも残酷に突き放すのだ

そわそわして落ち着かないかもしれ ...
心細いから影がいる
そう思って振り向かない

影が私の
前にきてくれるときがあるから

うつむきかげんで歩いてる
あの子にも教えたい
けしてひとりじゃないんだよ

どんな人だって
...
さようなら
ふしんはきえないし
うらみごとなら
たくさんある
だから
さようなら
あんごうかされた
ことばをあやつって
よくぼうで
どうぞずっとあそんでて
わたしはもうあいてしない ...
死刑だ
間違いない死刑だ
彼は死刑だ
人殺し
危ない奴
情状酌量の余地なし
何人殺した
ふてぶてしい
生きるな
お前は許さない
死刑
死刑
死刑
しゃべるな
しゃべれ
反 ...
人を嫌いだと言う、私が、
大好きな人達へ。

その存在が、生きる前向きさを
与えてくれて、
まだ踏ん張っている。

卑屈になり過ぎず。
生きてもいいと、勝手ながら自分らしく。

な ...
大きく見せる必要はない
かっこいい言葉
使いたい言葉
綴りたい言葉
伝えたい気持ち
衝動
恥ずかしさ
評価

できないことはできないし
やっていないことは埃を被ってそのままだ
...
仕事を終えて青梅街道を転がっているときに
ふと鯛で釣られた海老みたいな女の事を思い出した
あの女はガリガリのジロリアンとならラーメン屋デートでも怒らない女だった
思い出すと腹が立ってきて
シメ ...
物語
ベッドに抱いて眠る夜は静か
手垢に塗れて端っこは噛んでいる
それでもいいの
大切なものなのと
物語の夢を見る
星空がきっと
天井の向こうに広がっている

 *

君 ...
僕は軽くなりたいんだこれまでより軽くね
重すぎる心と身体はもう要らないさ小鳥になって遊ぶ
僕は何者だったというのだろうかそんなのかんけーねーってか
乗り過ぎはいけないがぶっとしていてもダメだ
...
あざみの花が咲いた
あざやかに 色づいた
笑い草が生い茂る藪の中に 野薊
たおやかな仕草で天につきさす刃の薊
白い卯の花の薫りの路に まごうことなく薊
どこまでも続く道のところどころに 負け ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
麦秋シホ.N自由詩313/5/27 0:12
3月。もずず自由詩013/5/27 0:11
土曜日自由詩113/5/27 0:09
月影草野春心自由詩313/5/26 23:44
再世記salco自由詩6*13/5/26 23:12
太陽と星多紀自由詩16*13/5/26 22:34
全日本ワタナベ会議花形新次自由詩013/5/26 22:27
小満 (しょうまん)nonya自由詩14*13/5/26 20:49
ワカメカットa自由詩113/5/26 20:24
まぼろし木屋 亞万自由詩2*13/5/26 18:59
知らないひと。瑠依自由詩313/5/26 18:51
汚染水花形新次自由詩313/5/26 18:00
隣に一酸化炭素自由詩113/5/26 16:03
白い息小林螢太短歌1*13/5/26 14:52
病室73自由詩413/5/26 14:06
静かな時間小林螢太短歌1*13/5/26 13:45
ダイアリー中村 ながる自由詩3*13/5/26 13:23
かさなってゆく風景小林螢太自由詩1*13/5/26 13:04
犬のぼくプル式自由詩313/5/26 12:29
命というカテゴリ自由詩313/5/26 12:28
作品かわぐちひろ自由詩2*13/5/26 12:19
朧月自由詩313/5/26 8:29
さようならはなもとあお自由詩413/5/26 4:48
死刑決定秋也自由詩3*13/5/26 2:50
大好きな人達へ。まきちぇり自由詩113/5/26 2:40
こんなんどうでっか私さん?秋也自由詩3*13/5/26 2:36
青梅街道の事はよくわからない虹村 凌自由詩213/5/26 2:23
それでも物語るうめぜき自由詩113/5/26 0:53
風に乗る梅昆布茶自由詩1213/5/26 0:45
のあざみるるりら自由詩13*13/5/25 23:16

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