見えてこなかった。真っ直ぐにならなかった。シフォンケーキをつついていた。あの朝の、私の皮膚。重ねられていた。スポンジ状の襞の集合。ケーキの隣のブラックコーヒー。ただ冷めていった。渦を巻いて。あ ...
なんという事だろう
青春の真っ只中にいるのに
それに気づかないでいたなんて
坂の多い街中で
君に出逢い
そして恋をした
君の瞳の輝きに
私は青春の閃光を見た
狂おしいまでの恋を
...
身軽に空を飛び回って
ふわりふわりと暮らすこと
ずっと夢見ていたけれど
あんまり気持ちいいものじゃないな
南の島や海の底
東京タワーのツノの上
ずっと行きたかったけれど
あんまり美し ...
簾越しに夏の太陽
舗装されていない通りの先
木造の橋をトコトコ渡る
爺一人
手ぬぐいを首に巻き
麦わら帽
やぁと挙げた掌に
いくらか赤みを帯びた顔の皺
...
どこかしらないところで
しらないだれかが
しらないことで
おこっている
どこかしらないところで
しらないだれかが
しらないことで
わらっている ...
人は
はぎとった他者に
記し
記してきた
鳥は記さない
慈しみあう
つがいの声は
白い森に響き
溶けて消えていくだけ
{ルビ草子樺=そうしかんば}は
カバノキ科シラカバ属 ...
だって降り注ぐからほしくなる
あの光も あの光も
イミテーション hahaha
だからなんだというの
たぶんあなたを愛したわ
だから本物でなくても
深呼吸。
そして、深呼吸。
泳ぐ、
泳ぐ、
溢れる言葉、心。
首を独自のメトロノームで振り A10神経が顔を出す
にやり してやったり フフフ
涙の感動を一つまみのCOOL A10神経が必須科目を埋める
莫迦正直で回らない 楕円なフォルムが魅力 ...
詩人が詩を書けば
そこには一つの表現が生まれる
余人はそれを見て
そこに何か、美しいものの根拠があるような
錯覚をするが・・・それは間違いだ
詩人が知っているのは僕達に与 ...
昨日一晩、あなたを思って泣きました。
到底手の届かないあなたをです。
願っていれば叶うなんて
嘘でしかない現実の中で
あなたを思って泣きました。
たくさん涙を拭ったので
今朝は ...
何にも浮かばない夜
思いうかぶのは例えば子どもの頃のこと
大人になったら思い出は何も残らないから
時が経つほど鮮明になる
あの夏の暑い日に
海の中で泳いだ日のことを
沈む夕日を見ていた ...
どうにも不安な夜がある――。
だいぶ前から、夜になると潮が満ちるように暗鬱な気分に浸るようになった。夜っていうのは、そういう孤独があるものだと、最初の頃は粋人ぶったりしていたが、最近はおびた ...
子供たちが野放図に電柱に貼っていった夢を剥がす仕事、時給700円。珍しい仕事に「これは」と思ったが、窓口へ持っていくのは辞めた。求人ファイルの分厚さは重複した内容によって水増しされている。目新しく新 ...
徒然なるままに たまってきた思いを
器に入りきらない 溢れてしまう前に
もうひとつ 形にしなきゃ 残しておかなきゃ
細部まで一片の 取りこぼしもなく
小さな細かい色合いから 消え ...
緑が濃くなる季節です
緑が影をふかくします
あじさい花火が青いです
あなたの温度を思います
抱き転げ回った草原です
緑が濃くなる季節です
緑が影をふかくします
やわらかくやさしく
つ ...
心には穴があいている
わざとあいているんだ
いろんなことを
おとしこめるように
わすれたふりで
ねむれるように
お風呂にはいると
それはぷくりと浮かんでくるから
そっと両手でな ...
小さな小さな箱の中で
僕は不快な虫になった
それはとても静かな箱だけど
時折川の流れの様な音が聞こえたから
多分、人が捨てた河原のマクドナルドの箱の中
僕は小さな虫だから
箱を開ける事 ...
あなたが
大切にしまっておいた
イスの肘掛け裏の
鼻くそ
とうとう見つかって
しまったよ
整然と等間隔で
並べておいた
焦げ茶の木に
群れる小さな深緑色の
虫達は
「あのバカ野郎 ...
ノンシリコンがパレードする そのシャンプーを自然乾燥させながら
果物を食べようか 考えている
柑橘のデカイやつ
足の指を開くやつ そろそろ洗わなきゃ きっと臭いだろう
寝支度は 控えめな独 ...
電気を消した森の
カラス
剃毛ブギウギ
無駄毛剃り剃り
心ウキウキ
チンポ立ち立ち
ワクワク
ありとあらゆる
オケケを
剃り剃りブギウギ
寂聴の頭が
僕らの望み
すべて
ツルツルピカピカ
中 ...
教室ベランダ紫陽花と
舞い踊った校庭の砂
瞼を閉じてゆれる
きみの前髪
これは、
映画ではない。
実験ではない。
想像ではない。
ホラーではない。
時代劇ではない。
恋愛ではない。
物語ではない。
植物ではない。
永遠ではない。
真心ではない。
夕方 ...
先生が、いい子いい子言って
わたしのあたまをなでる。
土のにおいのする、ざらついた手のひらが
高いところから降りてきて
ちから強く、あたまをなでる。
いい子いい子、土人形よろしく捏ねられ ...
泥を沈めた水田が
澄んで
さかさまに写す
熊笹
イタドリ
蕗
ヒメジョオン
ミズナラ
ブナ
岳樺
胡桃
落葉松
槐
ヤチダモ
山はまだ若い緑で
ふんわりと盛り上がって ...
だいたい、おかしいと思うんですよ
市販されてるレシピ本なんか見ると、粉とか全部10グラム単位じゃないですか
本当にそれで大丈夫なのか、と
厳密に言 ...
「夏の空気が
彼の似姿になって
見えるものよりも
見えないものを覗かせる
夏は
懐かしいことも
哀しいことも
それから
思い出したいことも
呼んで来てくれる
彼と見 ...
その天使は
ふと忘れた頃に
清らかな翼で
僕を包んでくれる
この度は
辛くて仕方のない時に
やって来てくれたので
僕は一息つくことが出来たよ
けど
きたない僕に
その清らか ...
樹木のおそらく八割のみどりの葉と
そこの葉緑素もみかたしている影は
マチュピチュナスカシラクサといった
昔話にしか出てこないまちの
まひるの火事のようにじぐざぐしていて
彼女はきょくりょく手 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
例えば、私の。
方舟
自由詩
2
13/6/11 17:27
青春
渡辺亘
自由詩
0
13/6/11 16:16
ずっと夢見ていたけれど
中村 くらげ
自由詩
2
13/6/11 14:40
木の橋
……とある蛙
自由詩
14*
13/6/11 14:20
しらない
青井
自由詩
3
13/6/11 13:57
【草子樺】 詩人サークル群青 6月の課題『慈』から
そらの珊瑚
自由詩
20*
13/6/11 13:21
光らせたのがあなたなら それはほんとうに美しい光
瑠音
携帯写真+...
0
13/6/11 13:00
ワールドダイバー
秋助
自由詩
2*
13/6/11 12:15
A10神経
朝焼彩茜色
自由詩
4+
13/6/11 11:58
詩はやがて、現実の一部になる
yamada...
自由詩
9*
13/6/11 3:55
証
永乃ゆち
自由詩
4*
13/6/11 2:25
蒸し暑かった セミが鳴いてた
番田
自由詩
2
13/6/11 1:37
That's fiction bunny
済谷川蛍
散文(批評...
0
13/6/10 23:48
夕暮れのピンチヒッター
〃
散文(批評...
0
13/6/10 23:32
書き連ねる
もこもこわた...
自由詩
5*
13/6/10 23:23
あじさい花火
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
13/6/10 23:15
こころのあな
朧月
自由詩
5
13/6/10 23:05
箱
プル式
自由詩
7
13/6/10 22:56
鼻くそホジホジ
花形新次
自由詩
1
13/6/10 22:53
寝支度チチンプイプイプー
朝焼彩茜色
自由詩
1
13/6/10 22:14
crow in forest off the light
mizuno...
自由詩
1
13/6/10 22:00
剃毛ブギ
花形新次
自由詩
0
13/6/10 21:56
6月
mizuno...
自由詩
3
13/6/10 21:50
悪い花/劇場版(折)
左屋百色
自由詩
4*
13/6/10 21:45
わるい子の小道
凍湖(とおこ...
自由詩
4*
13/6/10 21:18
夏の稜線
Lucy
自由詩
18*
13/6/10 21:06
プロフェッショナル、かく語りき
伊織
自由詩
5*
13/6/10 20:49
トムソーヤー卿
ゴースト(無...
自由詩
4*
13/6/10 20:03
清らかな翼
和田カマリ
自由詩
2*
13/6/10 17:40
台風の前
とつき
自由詩
1
13/6/10 16:47
2566
2567
2568
2569
2570
2571
2572
2573
2574
2575
2576
2577
2578
2579
2580
2581
2582
2583
2584
2585
2586
2587
2588
2589
2590
2591
2592
2593
2594
2595
2596
2597
2598
2599
2600
2601
2602
2603
2604
2605
2606
加筆訂正:
書き連ねる
/
もこもこわたあめ
[13/6/10 23:27]
mixi投稿分より加筆、タイトル変更しました。
えんじのベレー帽
/
Lucy
[13/6/10 19:15]
タイトルと、最終連修正しました。
4.43sec.