海の前で生命について考える
そこには、揺れる欲望の波がある
水の中から這いあがる命よ
自然からはじまり自然をおさめよ
砂にまみれて
つくり出された意味を問え
...
ひどく風の ある日
ひとの顔ほどもある木の葉が
ぬいんぬいんと おおきく
円を えがいたり
突然 すさまじい勢いで 遠くに
流れてゆきます
空は ごろごろと 唸っています
ひと ...
ふるさとのゆめ
ゆうべ夢みた
山奥の
ああ、あのころは
あのころは
ちちははも
住んでた
故郷の家
みんなはしゃいで
窓のそと
何かうれしく
車で走る
水辺の草も
...
大人は凪いでしまって
虹が七色に見えなくなって
子供は泣いてしまって
虹の始まりを知らなくなって
脱ぐかといったら脱がない
深夜の湿度を保った風に揺られながら
海辺をきみと歩く
曖昧なことを
ことばで表現したがらないので
わたしの質問はいつも夜の闇に消えていく
星々だけ ...
きょうさびしいとか言ってごめんね
ごめんな
もう言わないからあんしんしてな
わかるから悲しかった
そらなのにありがとう
きょうさびしいとか言ってごめんね
ご ...
使い古されたこたつテーブルにCDや本を平積みにして、それらのもたらす光彩に自然な無関心で向き合い、もはや暑苦しいだけで役目を終えたこたつ布団のひそかな熱に足を包んで、私はいつもの部屋にいつもの姿で座っ ...
泳ぐ人々の
夢で見られた
歌の練習をした廃屋に
きみの写真が飾ってある
と言ってくれたっけ
でもそうやって
憧れているわけにもいかない
細かな雨をまとった電車は
地面の下に
郊外を滑 ...
梅雨の雨に打たれても
冷水のごとく頭を冷やしてくれるでもなく
ただじっとりと皮膚細胞の表面を融解させていくだけなので
五月雨には稀塩酸が溶けている。
猫は命が九つあるというが
命を七つく ...
夜中、雨音で目が覚める
キッチンテーブルで煙草を一本吸う
暗闇にたちのぼる煙に
一匹の黒い魚が遡ていく
勇ましいその魚影は
たぶんマラッカ海峡で
海賊たちと渡り合い
インド洋に出て行くの ...
浅い眠りから覚めて
声を聞いた
ようやく橋を渡りきったんだ
そしてあなたが待っていた
片手には宝石を
もう片手には駐車券を
その瞳にはあふれんばかりの
頑なな愛をたずさえて
溶 ...
薄明かりの中
手を取り合う
ゴツゴツした手
細い指をした手
淡い影が
カーペットに写る
影が一つになり
カーペットの影は
揺れながら
高みにのぼる
白んだ空を迎えるまで
...
厳密なる言葉は鋭く深く真実を抉っていきます
しかし鋭ければ鋭いほど
真実の的中率は下がっていきます
曖昧なる言葉は広く優しく真実を包み込みます
しかし優しければ優しいほど
真実を覆い隠し ...
どうぞ、おきにめすまま、とおりすぎてください。
ふたこぶラクダには好かれたく、ありません。
砂漠をすらすらあるいて、Oasisをみつけたら、カプチーノをひとつ注文しましょう。
棒はいっぽん。
...
ゆらゆらと
洗面器に貯めたぬるま湯
三日間
布団で眠る事が出来なかった髪の毛を洗う…。。
(普通が何なのか、解らない日々…。。)
ゆら・ゆら・ゆらり・ゆら・ゆらり…。
...
ほどよく生きる 風にまかせて
古木のように悠然と大地に根を深くはりめぐらせて生きれたら
若木のようにしなやかにすっくりと空をめがけて伸びれたら
どんなに素敵なことだろう
でもいまの自分のう ...
ともだちが予言してた、エリちゃんは爪が割れたらAV女優なるんだよって、それ、ほんとうだった。
教室でエリちゃんの爪が割れてほんのすこし血がにじんだ、エリちゃんは痛くないですよって顔をして ...
ほんとうに必要なとき
声
そんなことあるのかな
声ひとつ
さいしょから
いつでも覚悟していた
それくらい
練習のつもりで
声欲しくて
きょうさ ...
ラララァ〜ララララル〜ラララルララァ〜ララ〜
真っ赤な太陽が地上から立ち去ろうとしている。すべての風景は陽炎に揺らめき、無数のラクダのシルエットが地平線をゆっくりと移動している。乾いた風が砂 ...
バーカウンターで一人呑んでいると
ひとつ空席を挟んで 右隣のサラリーマン風の男が言った。
「どうせ俺は会社の、一つの歯車に過ぎないからさ」と。
おいおい、冗談じゃない ...
のろわれたように
あらがいがたいねむりのむこうに
しょうじょがすなはまのすなのうえにすわり
くるぶしのかたさを確認するように
くつしたをぬぎ
くつしたのともぐいが心配ね
立ちあがってぱっぱ ...
水曜日のネコは
三日の過去と
三日の未来を従えて
アンニュイを転がしながら
モヒートを舐めている
三日の過去が未来となり
三日の未来が過去となることを
モヒートは気まぐれに教えてくれ ...
woo...
candy gun 拾った 甘いかおり
candy gun 落し物さ 誰かがきっと
candy gun おもちゃよりもきっと
candy gun おもちゃよりもずっと ...
赤い青い透明な そんなうみうしの声
ハローとは鳴かず それでも挨拶を交わす
やあ 調子どう 小さな貝殻とか
やあ 気分いいね さっきから さっきから
君はなにを見てるのかな ……
君 ...
幸せになりたい
くやしいときそうおもう
幸せの定義なんて
知ってて知らない
言葉にならできるとはおもうけど
私のそのときの幸せってきっと
言葉になれるものじゃあないんだ
言葉 ...
3ブロック先にある小屋の中で
きれいな天使たち ささやいてた
イマジンが大事らしい 笑ってる
俺はいらないね 自殺したい
カーラジオ聞きながら 焦燥
カーラジオ聞きながら ハンドルを ...
自分の死期を悟ったのか
男達は
走り始める
夜のアスファルト
一歩
一歩
重い脂肪を背負って
軋む骨格筋
あえぐ肺胞
追いつかない心拍
青ざめる前頭葉
なぜ彼は走るの ...
狩りは かかとで 踏んでから
継ぎ足す糸屑 齢にかけて
後の視 留守居に 枯草つむ風
狩りは 掛かりに 放らして
かりは かかとで ふみえ みち
あさのは ゆめのき なきわ こるいし ...
朝を告げる
鳥たちは
探してもまだどこにもいない
深い暗がりのなかを
どれぐらい永いのかもわからない
道のりを歩いてゆく
雨でもなく雪でもなく晴でもなく
どこにいるのかもわからずに
...
狂った世界に 独り。
誰もいないのだと この数年思って
生きてきたのだけれども
調子の悪いラヂオから
「 ・・だ・・か・・ いま・・・・か・・ 」
と音声のような ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
潮
はなもとあお
自由詩
2
13/6/13 13:04
me
るるりら
自由詩
10*
13/6/13 12:52
ふるさとのゆめ
生田 稔
自由詩
10
13/6/13 11:04
ロスト・レインボウ
秋助
自由詩
1*
13/6/13 10:28
海が知っていること
かんな
自由詩
6*
13/6/13 10:19
きのう
吉岡ペペロ
自由詩
3
13/6/13 7:32
血縁
葉leaf
自由詩
6
13/6/13 5:09
黒猫
春日線香
自由詩
3
13/6/13 4:50
わたしは猫になりたい。
凍湖(とおこ...
自由詩
5*
13/6/13 3:53
孤独
青園ルカ
自由詩
26
13/6/13 3:27
二十歳
アオゾラ誤爆
自由詩
7*
13/6/13 2:01
二人のための夜
小川麻由美
自由詩
2*
13/6/13 1:53
言葉の泉
かわぐちひろ
自由詩
2
13/6/13 1:09
へそ曲がり角の電信柱から角がみえ隠れしていますが
阿ト理恵
自由詩
8*
13/6/13 0:47
おバケ
梓ゆい
自由詩
3*
13/6/13 0:33
ほどよく立ち枯れる
梅昆布茶
自由詩
11
13/6/13 0:16
エリちゃんの六月
ざらざらざら...
自由詩
11*
13/6/12 23:48
必要なとき
吉岡ペペロ
自由詩
4
13/6/12 23:34
蜃気楼にて乾杯
済谷川蛍
散文(批評...
0
13/6/12 23:20
歯車とコレクター。
元親 ミッド
自由詩
10
13/6/12 23:10
銀河
とつき
自由詩
4
13/6/12 23:01
水曜日のネコ
草野大悟
自由詩
4
13/6/12 22:51
candy gun
黒田人柱
自由詩
1
13/6/12 22:50
umiushi
〃
自由詩
2
13/6/12 22:49
11本目の指
朧月
自由詩
4
13/6/12 22:48
天使たち
黒田人柱
自由詩
0
13/6/12 22:42
ランランラン
六九郎
自由詩
3
13/6/12 22:39
運命
砂木
自由詩
11*
13/6/12 22:24
足あとⅢ—夢の中で—
りゅうのあく...
自由詩
1*
13/6/12 21:46
狂った世界に 独りの男。
元親 ミッド
自由詩
1
13/6/12 21:23
2563
2564
2565
2566
2567
2568
2569
2570
2571
2572
2573
2574
2575
2576
2577
2578
2579
2580
2581
2582
2583
2584
2585
2586
2587
2588
2589
2590
2591
2592
2593
2594
2595
2596
2597
2598
2599
2600
2601
2602
2603
4.52sec.