すぐ近くで 笑っていると分かっていると
それだけで強くなっていくようだった
それは私の特別だったと気づいた
一人でいるのはやっぱり辛いので
傷付いてもまた会いに行こう

時間を持て余して
...
レジで働く
バイトのおねえちゃんに
あなたも100円ですかと聞くと
私を安く見ないで!って
怒られたので
100円ならどこまでですか?
と聞き直したら
意外とかなりの線まで
出来ること ...
電車のおとが絶えたころ
ひとりで眠っている
わたしは砂になり、シーツのうえにさらさら
零れていく
ラピスラズリの砂です。

あの人の声とともに
ゆめがせなかに打ち寄せて
やわやわと脚に ...
雨が止んだら 
この小さな島を出よう

雨が止んだら
引き潮の今 この瞬間から 過去の陸を心で強く強くするんだ

雨が止んだら
娘の湿った日記を もう涙で湿らすことのないよう 前へ前へ進 ...
蝶の羽が一枚道端に落ちている

綺麗なもようを残したまま

朝の光りを浴びて

薄暗い夜になったら眠る

ぱっと目をあけたらここはどこだろう

いつの時代なのだろうかと

宙を ...
幸せだというくちびるがひび割れていて
わたしの手の甲をなでるあなたの指は痩せて、かたい
アルコールのにおいが立つゆるんだ皮膚
蛇のように絡まる指、その言葉


女になんて産まれて何もいい事 ...
見て、見ぬふり
敢えて、口にしない
知っているけれど、知らぬ顔

なんて静かな世界なのでしょう
今日もとても平和です。
思う、
考える、
短くため息、
ポテトチップスをかじる、
続ける、
恋をしている、
わたしはシマリスより忙しい


離れていく、指先から徐々に
枝分かれして漂う
時間の波はいつ ...
化石の心が取り憑いた
寝苦しい夏の夜だ
眠りも目覚めも始まらない
首吊り死体みたいな時間だ
脳味噌には粘土が詰まっていて
こねくり回される夢ばかり見る、そうさ
朝でも昼 ...
池の縁
額紫陽花の青い花片
咲き誇る菖蒲の盛り過ぎ
梅雨晴れの中 君と歩く

池の中
花睡蓮の白い蕾
亀の波紋と蛙の声
梅雨晴れの池の縁 君と歩く

去年の今頃も二人訪れた
城址 ...
笑え、笑え
この世の下らぬ嘘を
全部笑ってやれ

その嘘で人を騙す者を
笑ってやれ

その嘘を信じ抜く者を
笑ってやれ

その嘘を愛する者を
笑ってやれ

その嘘に一生を賭け ...
走りながら汗をかく電車の車窓から
おれは膨らみきった雲と真向いになる

なんでそんなに大きいんだ
思いを小便のようにためこんで 
我慢しているのか
まわりの雲は白いのに
おまえだけ灰色で ...
困難のトンネルを這い
産まれて
同時に
死がひとつ立ちあがる

混沌のうちから
産まれて
言葉にまみれ
詩がひとつ立ちあがる

墓場さえない
うたは埋もれて
読み人知ら ...
  
「はい」その一


はい!はい!はい!はい!はい!

はいは一回!


{引用=はい}



「はい」その二


はい、はい、

はいは一回!


{引 ...
平静を装っています昭和さん 梅雨空を突き刺すサーチライトかな 青梅雨やサーチライトが雲を突く バスガイドが吹雪いている 寝る前はハッピーエンドだった 夜が朝を連れてくる冬が花を咲かせるように 淡い光があたりを満たしている そういつもそうなんだ 違った世界
瞼の裏の光景さ 気にするほどでもない そうさ海をゆく

失速してストンと墜ちる そんなことを繰り返して生きている まあいいさ
光 ...
雲が夕暮れる

風の跡に色がついている

山の斜面にふたりがいる

ぶらんこを揺らすふたりがいる

幸福はここにもあるし

みらいにも

こんな夕景のようにあるだろう


僕はハッピーエンドな男だから ...
眉間に触れるか
触れないかのところまで
人差し指をもっていくと
不快でイラッとするけど
そのイラッと感は
ないわけよ
何せ
完全に突き刺さっているわけだから
嫁さんの投げた包丁ね
最 ...
 -嫌いじゃないんだよ-

どこで二人結び目を間違えちゃったんだろう
顔をあわせればいつも喧嘩ばかり
君の瞳はボクじゃない 何かを見てる
君の中の理想のボクを見てる
 
 -好きだから- ...
語ることなどできない
私はただ謳うだけ
生は歓びの生
死は歓びの死
生きる苦しみも
歓びを感じるための
必要なプロセス
生きる一瞬一瞬
それ自体が目的であり歓び
私は生まれた
私は ...
サッシュの窓といえども二十年もすれば、ひずみも出るし、隙間も出来る。
夫婦の間にもずれや、隙間ができる。
若い頃は埋めようと色々と努力して、かえって息苦しくなった。
年経て、諦めたのか、ゆとりが ...
齢45にして
心機一転
子供の頃からの夢だった
パンツィーデザイナーを目指して
先ずは下着泥棒になることを決意した
色とりどり、心うきたつような
パンツィーをたくさん集めて
デザインの参 ...
衣服は脱ぐために着るのだし、髪の毛は切るために伸ばすのだ。
時間も夢も思想もお金もじゃぶじゃぶつかうのがたのしいし、物ものの壊れるさまはいつもいっそう美しい。物事は終わり続けているし、始まり続け ...
北欧から来たアイスブルーの瞳を持つカモメがこの空を飛んでゆく。
氷川丸に群れている黒い瞳のカモメはそれを全く気にしない。
孤高のカモメがはるばるやって来たというのに。
彼らは群れてはいたが、 ...
森のひそやかな言葉を聞くとき、私は帰ってきたと実感する。
待ちわびた月日が私に深い瞑想の扉を開かせる。
鳥達よ、歌っておくれ。私は今ここにいる。
しかし私の傍らには今はもう誰もいない。

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
大切を見つけた加藤自由詩313/7/1 21:42
ダイソー花形新次自由詩513/7/1 21:06
凍湖自由詩313/7/1 20:37
雨が止んだら (椎名 誠より続編・敬意を込め)朝焼彩茜色自由詩713/7/1 19:54
朝になったら蝶になる灰泥軽茶自由詩513/7/1 19:01
やや自由詩2*13/7/1 18:51
静寂という暴力中山 マキ自由詩013/7/1 18:20
恋は宇宙的な活力である。あ。自由詩6+*13/7/1 14:43
生きる気持ちは歩く死体の中にホロウ・シカ...自由詩4*13/7/1 11:53
梅雨晴れ……とある蛙自由詩13*13/7/1 11:41
笑ってよ一 二自由詩313/7/1 10:24
雲よなぜ殿岡秀秋自由詩713/7/1 5:13
無名の人シホ.N自由詩613/7/1 3:48
「はい」三編殿上 童自由詩14*13/7/1 0:04
平静を装っています昭和さん北大路京介川柳7*13/6/30 23:55
梅雨空を突き刺すサーチライトかな俳句013/6/30 23:50
青梅雨やサーチライトが雲を突く俳句113/6/30 23:50
バスガイドが吹雪いている自由詩213/6/30 23:47
寝る前はハッピーエンドだった自由詩913/6/30 23:47
夜が朝を連れてくる冬が花を咲かせるように自由詩313/6/30 23:47
遠く離れて海をゆく梅昆布茶自由詩813/6/30 23:20
みらいの夕景吉岡ペペロ携帯写真+...613/6/30 22:03
アイスラッガー花形新次自由詩213/6/30 21:59
カラ回るもこもこわた...自由詩2*13/6/30 20:38
生死へのアプローチ渡辺亘自由詩113/6/30 20:17
隙間イナエ自由詩8*13/6/30 14:11
パンツィーデザイナー花形新次自由詩1*13/6/30 13:49
再生はるな散文(批評...513/6/30 12:25
群集の中の孤独ヒヤシンス自由詩8*13/6/30 12:20
紅の日自由詩8*13/6/30 12:17

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