そこは巨大ホームセンターだった。
「わたしは・シュレッダーを・さがしている」
近くにいた店員を必死の思いで捕まえそれから彼の耳元で三回も叫ばなくてはならなかった。
周りの喧騒は思った以上に激しく ...
錆びた炎 軋む月
夜の裂け目で澱んだ花が踊る
誰も居ない丘に枯れた時計が降りつもる
砕けた虹が撒き散らす痛みの音符は
捩れた星座と狂おしく共振する
仮面の支配者は巨大に聳え
その影 ...
河川敷の少年野球
バックネットにへんばりついていた
アロハシャツのオッサンが
グラウンドに入り込んでくる
小柄なオッサンは
ウェイティングサークルまでやって来ると
いきな ...
白いコーヒーカップが
モジモジしている様子なので
どこか痒いのかと思い
指先でひとしきり掻いてやった
すると紫色の煙が立ち昇り
ケータイの着信音みたいな
安っぽいファンファーレと共に
...
ほんものがほしい
出来れば触れられるもの
出来ればあたたかいもの
ほんものがほしい
あなたもそうだとおもう
ほんものですよ
そう言って触れてあげたい
なのに自信がない
ほんもの ...
花火の中に含まれる古い記憶は飛び散って
郷愁が終わり?
そうじゃなくて……遠い声がする
報いを抱え心の中では
子供がやわらかな表情をとりやってくる
それなら……もう一度思い返して
痛い ...
あちこちで物音がして
生まれたり死んだりしている
洗ったばかりの白いシャツ
でも、なんだか袖を通す気になれず
日曜日はいやなことから目をそらす
べ ...
つまり、詩を書いていることを
被害者に知られ
それをネタに揺すられると思い
殺害したんだな
はい・・・
だがな、花形、被害者はお前に会う前に
お前の詩を読むことについて
友人の元 ...
恐竜のいそうな島に着くと
そのままゴルフ場に向かった
ロッカーに着替えを突っ込んで
朝の涼しい湿りに芝を踏んでゆく
日本でしようが
海外でしようが関係のないはずなのに ...
詩人の方々
告白します
手元にある数十冊の詩集
八割以上は古本屋で買いました
おまけにほとんど百円コーナー
いくつかの本には裏表紙に
詩人のサインと送った相手の名前
生々しく痕跡本です
...
いつか
凪いだ海原にお月さまをみた
空にもお月さま
うさぎがお餅をご馳走している
海のお月さまには
お魚は何をご馳走するのだろう
と案じた
過去をわたしは持つ
早すぎる目覚めに
...
あなたのお花は なんですか
あたしはランタナです
あなたの動物は なんですか
あたしはネコです
あなたのけつえき型は 英型ですか
あ ...
逃げるために酒を飲んでる訣じゃない
逃げるために仕事に没頭してる訣じゃない
酒に酔って仕事に夢中になって
忘れられる程ひとの頭は
少なくてもぼくの頭は単純ではない
いつも打ち合わせをして ...
月見草カップヌードル待つ三分
羊草迷う一歩も一歩から
朝顔やきょうは素顔で銀座まで
渋滞は四十キロです走馬灯
ちゃぶ台の菓子盆かこむかき氷
百日紅鶴は ...
通っている喫茶室の中に
硝子張りの電話ボックスがある
おそらく四年ほど
通ってはいるのだが
まだ其れを利用している人は
見たことがない
また自分も
まだ利用したことがない ...
私は八月の夜、
声なき慟哭に揺さぶられた。
慟哭、ではないかもしれない。
声はかすれていたから。
だが、あれは「慟哭」だった。
だって声をあげようにも、
隣 ...
夏の果て負けるもんか負けるもんか
びっしりと瓢箪の中切った爪
所持品は瓢箪と駒だけでした
吐瀉物の中にダイヤやルビーやエメラルド
こっくりさんに乱入しよう
おばけ仮装大会で本物が2位
ケーキを食べ終えて
たどりついたベル・エア
あなたが歌ってくれる
やさしい
Rock and roll.
I can hear music playing on a glass record.
I ordered a hot chocolate from the coffee shop in the ...
うらっかえして
溜まった汚れを
洗い流せるなら
洗い流してしまいたい
染み付いた
生活のにおいが取れるなら
取ってしまいたい
今までだって
望んで来たんだから
これからも
きっ ...
「身勝手に生きてきたんだ
大好きなものしか周りにおかないで。
自由に自由に 今日まで、生きてきたよ。幸せだったよ」
テレビで、誰かが死んだニュースが流れるたびに俯いて
自分の部屋にこもって ...
誰にも話せなかったことが
ずっと下にたまっている
ささやかなつみ重ねを
自分ですら見落としていた
時間がたつにつれ
ウヤムヤになっていく話を
ずっと気にしているままだった
以前あ ...
この悲しみに負けない。
そうやって生きる
そうやってずっと生かされてきたから
負けない
怒りに変えたり
憎しみに変えたりしたけど
そうじゃな ...
植木鉢を抱えている人が増えたね。
カミオは、トットに二杯目のワインを薦めた。このレストランで、一番の売れているワインだ。店が売り出しているということは、利益率が高いか、美味いかのどちらかだろうと ...
うつら、うつら
でも
鬱で、現で、眠れない
うつら、うつら
最後の日はいつだった
うつつで、うつら
眠れない
うずら、のたまご、は
今日も確実に生まれていて
でも ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
シュレッダー
マクベス
自由詩
1
13/8/11 22:17
Beautiful Dreamer
塔野夏子
自由詩
3*
13/8/11 22:05
愛と誠と福本豊
平瀬たかのり
自由詩
6*
13/8/11 20:46
The Wind Began To Howl
壮佑
自由詩
17*
13/8/11 20:46
真実の手
朧月
自由詩
5
13/8/11 20:26
古い記憶
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
13/8/11 20:11
勝手にしやがれ
草野春心
自由詩
5
13/8/11 20:09
砂の器
花形新次
自由詩
2
13/8/11 19:03
恐竜のいそうな島
吉岡ペペロ
自由詩
4
13/8/11 18:42
告白と言い訳
ただのみきや
自由詩
24*
13/8/11 17:12
さよなら
もっぷ
自由詩
6
13/8/11 17:08
「Thou」
朝焼彩茜色
自由詩
9*
13/8/11 16:43
或る命について
HAL
自由詩
7*
13/8/11 15:42
むちゃくちゃ夏六句+1
もっぷ
俳句
3*
13/8/11 15:37
お気に入りの席で
ニワコ
自由詩
2*
13/8/11 15:06
慟哭〜あるいはそれに近いもの
田園
自由詩
2
13/8/11 14:08
夏の果て負けるもんか負けるもんか
北大路京介
俳句
2
13/8/11 13:14
びっしりと瓢箪の中切った爪
〃
俳句
0
13/8/11 13:14
所持品は瓢箪と駒だけでした
〃
俳句
1
13/8/11 13:14
吐瀉物の中にダイヤやルビーやエメラルド
〃
自由詩
3
13/8/11 13:13
こっくりさんに乱入しよう
〃
自由詩
2
13/8/11 13:13
おばけ仮装大会で本物が2位
〃
自由詩
8
13/8/11 13:13
Summer nights, mid July.
mizuno...
自由詩
1
13/8/11 11:51
Time Travel Girl.
〃
自由詩
1
13/8/11 11:33
恥垢
花形新次
自由詩
1
13/8/11 10:03
身勝手な親友へ 死刑という殺人が行われる前に
創輝
自由詩
2
13/8/11 9:40
過ぎてもわからない
加藤
自由詩
1
13/8/11 3:18
負けない。
まきちぇり
自由詩
4
13/8/11 2:40
背負って生きられるのかね
影山影司
散文(批評...
1
13/8/11 1:47
うつら、うつら
かの
自由詩
1
13/8/10 23:48
2575
2576
2577
2578
2579
2580
2581
2582
2583
2584
2585
2586
2587
2588
2589
2590
2591
2592
2593
2594
2595
2596
2597
2598
2599
2600
2601
2602
2603
2604
2605
2606
2607
2608
2609
2610
2611
2612
2613
2614
2615
加筆訂正:
告白と言い訳
/
ただのみきや
[13/8/11 21:03]
何文字か修正しました。
4.22sec.