土星ではハンサムな顔ですよ
鬼はそと非通知
ドリフにたとえても知らない世代だったか
コーヒーショップに夏が来て
向かいの席の女子高生が
ブルーソーダを飲み始めた
青い液体をストローでチュー
コップの中身が減っていくにつれ
女子高生は足先から海になっていく
水位は下腿から太 ...
加齢の彼氏が
ライスカレーを頬ばっている
あぶら顔をさらして
席をへだてた 妙齢の彼女は
茗荷のてんぷらを注文している
涼しい顔を店主にむけて
しにせの大衆 ...
ケツはいらんかえ
プリップリの
ケツはいらんかえ
ほとんど
経験のない
ケツはいらんかえ
切れ痔ひとつしてない
さらさらの
ケツはいらんかえ
はい、いらっしゃい
毎度おおきに
...
四月の空が映える頃
君の魂は、君の言霊は、
淡く消えて淡く揺れて
新しい芽が萌ゆる頃
君の魂は、君の言霊は、
淡く褪せて淡く枯れて
今日は夏至
夜よりも昼のほうが長い
夏本番を知らせている
海や川の匂いが
夏を表現し始めて
一つの季節が動き出す
忘れた幾つかのもの
思い出し繋ぎ合わせるように
身も心も夏にな ...
1
ぬくもりを知ってしまったぶんだけ
喪失は獲得よりもいつも大きい
穴を塞いだところで
爛れたままの周辺が孤独を告発する
2
大木の幹の裂け目に光るどんぐりに
ひ ...
夢の扉の向こう側に
絹の衣装を纏ったあの時の
嬉しそうに君
幻になった
君の
優しかった歌
ユリの花束も抱え切れないほど
飾って置いた無傷な部屋
/海底に沈んでいった記憶の ...
ステゴザウルスの色
乾いて縮んだ脳が鳴る
十三本足打法
振って振って絡み付け
俊足のマネキン
カンザシフウチョウ
思い出した
私は色のないクレヨンだったのだ
青空とはそんなものではない
情緒とはそんなものではない
破壊とはそんなものではない
批評とはそんなものではない
真心とはそんなものではない
徹夜とはそんなものではない
植物とはそんなもので ...
れんちゃんは犬なのに
お手もできない
ある日
このぼくにできることを数えてみた
あれと、
これと、
それに、
三日数えても尽きなかった
それで
ふと、気づいて
そうだ
ぼくに ...
これは…
今年の六月のある日
高知県高知市の中央部にある
一件の古い住宅の中で
起こった出来事である…
「軽い気持ちだったんですよ。」
その家の住人、O氏(匿名 ...
鳥は
飛ぶ訓練をする
幸せでも
不幸せでも
ひそかに
ひそかに
夢をみるのだ
別の世界を
別の自分を
飛んでいる自分の羽が
風となる日を
朝 陽光と爽やかな風に気づいて
眼を醒ます
ふらりと入った喫茶店の
偏屈そうなマスターの淹れる珈琲がすこぶる美味い
擦れ違った女性の残り香は
懐かしい女性のディオリッシモ
他人 ...
連れてってというものたちは
刺をもつ
過ぎ行く時間のすそに
そっと
刺をさす
──エクサンチウム ストルマリウム
野山で遊んだ私たちは
君をくっつき虫と呼んで投げ合った
いつか ...
愛してる
人とはさよならしたけど
愛することとは
さよならできない
金がなくても幸せは
少しだけなら
買えたけど
金がいらないなんて
まだ笑えない
誰かといるのが
辛い時も ...
金が欲しい
宝くじでも、あたらないかな
そしたら安楽に一生遊んで暮らすのに
そんなことばかり考えている
金が入るという逃げを
最初から打ってしまっている
なんの当て ...
今は六時
光のうろこ
空の隙間
土からの声
風とおしの良い
泥の街だ
姿の無い
列車の音も聞こえくる
うなじに揺れる羽も尾も
すぎる翠の反対を向く
背中 ...
蛍光灯が明滅している
何度か取り替えても
変わらずちかちかしている
アパートの前にタクシーが止まり
客を降ろして走り去った
と思うと、降りた客が追いかけて
行きかけたタクシーをもう一度 ...
あの頃見てた世界はどんなだったんだろう
ずっと寝ていた
ずっと1人で
携帯片手に毎日を呟いて
ただ寂しくて
そして怖くて
気の毒なくらい重荷を背負ってて
誰も分かってはくれない
誰かに ...
満員電車の中みたいに
それぞれが違う方向を向いて
時々誰かは轢かれて
進んでいく朝7時の世界
どこにむかって?
悲痛な選挙演説に
立ち止まる時間など無かった
間違っていても
アメリ ...
ただあなたを見つめてる
ただそれだけで
溢れてくるの
瞳から零れる一滴
ただあなたに手を伸ばす
ただそれだけで
もう届かないの
私から離れてく存在(愛してる人)
ただあ ...
トーストに塗りたくる
ジャムのように
優しさを押しつけて
おいしいとほおばる君を
隣で見ていたかった
だけど君は満腹
恋人は去りました
恋という行為に
実は行為そのものに
恋をし ...
考えるのをやめていた
行き着くところはいつも
同じだから
ぼくはあなたのアボカドになる
あなたがアボカドから
愛だけを感じられるようになるまで
ぼくはあなたのアボカ ...
血はいらんかえ
栄養満点の
血はいらんかえ
糖分、脂肪分豊富の
血はいらんかえ
善玉悪玉両コレステロール
満載の
血はいらんかえ
あっ、いらっしゃい
毎度おおきに
ええ、ええ
...
空を見上げる
街に並ぶビルディングの上から
きいろい四角い看板たちが
見下ろしてくる
見上げている僕は憂鬱で
あの中に
住むことを考えてみる
□
今日も地上の人 ...
自分の意思で出ていくのだから
淋しさなんて
感じない
懐かしさなんて
かみしめている余裕はない
感傷に浸るかわりに
明日の夢を必死に数える
幸せになるため
一歩前へ進むため ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
土星ではハンサムな顔ですよ
北大路京介
自由詩
5
13/6/21 21:10
鬼はそと非通知
〃
自由詩
2
13/6/21 21:09
ドリフにたとえても知らない世代だったか
〃
自由詩
4
13/6/21 21:09
石狩挽歌
壮佑
自由詩
11*
13/6/21 20:54
破顔の片時 ②
信天翁
自由詩
2
13/6/21 19:59
売ケツ
花形新次
自由詩
0
13/6/21 19:38
花舞小枝
秋助
自由詩
1
13/6/21 18:46
夏至
夏川ゆう
自由詩
3
13/6/21 17:29
死に魅せられた女の顛末
茜井ことは
自由詩
1*
13/6/21 17:09
愛の夢 (リスト「愛の夢」を聴きながら)
乱太郎
自由詩
17
13/6/21 17:00
シンボル
有無谷六次元
自由詩
1*
13/6/21 15:39
クレヨン
〃
自由詩
1*
13/6/21 15:37
現代詩 [検索]
左屋百色
自由詩
4*
13/6/21 15:23
ぼくにできること
たま
自由詩
25*
13/6/21 15:21
地獄の闇ナーベン!! の巻
ホロウ・シカ...
散文(批評...
2*
13/6/21 14:34
小鳥の胸のうち
朧月
自由詩
3
13/6/21 14:04
ちっこい幸福論
HAL
自由詩
13*
13/6/21 11:41
さみしんぼう
そらの珊瑚
自由詩
14
13/6/21 11:11
タバスコペッパーにも朝日は差す
竜門勇気
自由詩
3
13/6/21 10:22
題「金が欲しい」
ジム・プリマ...
自由詩
0
13/6/21 7:12
ひかり めぐり
木立 悟
自由詩
6
13/6/21 3:09
蛍光灯
春日線香
自由詩
5
13/6/21 2:10
平成20年
夜行列車の少...
自由詩
0
13/6/21 1:37
そして僕らの人生が
番田
自由詩
1
13/6/21 1:27
ただそれだけで
ムウ
自由詩
1
13/6/21 0:25
恋人は去りました
マツオカシロ...
自由詩
1
13/6/21 0:15
考えるのをやめていた
吉岡ペペロ
自由詩
1
13/6/20 23:47
売血
花形新次
自由詩
0
13/6/20 22:29
四角い空
渡邉建志
自由詩
2
13/6/20 22:26
長年住み慣れた町を出ていく
Lucy
自由詩
11*
13/6/20 21:59
2571
2572
2573
2574
2575
2576
2577
2578
2579
2580
2581
2582
2583
2584
2585
2586
2587
2588
2589
2590
2591
2592
2593
2594
2595
2596
2597
2598
2599
2600
2601
2602
2603
2604
2605
2606
2607
2608
2609
2610
2611
加筆訂正:
ちっこい幸福論
/
HAL
[13/6/21 12:33]
少しだけ直しました。
4.83sec.