ひとはどうしてさみしくなるのだろう
だれかといても
ひとりでいても
どうしようもなくさみしくなる
君がこの手に触れてくれたら
さみしさが消えるだろうか
私のこの手は
だれかのさみ ...
たった七日しか生きられないんだよぅ……
ミーン ミーン
蝉が鳴いている そういったら、君は「違うよ!」と言った
君は、「鳴いてるんじゃなくて歌ってるんだよ」と、どこか愁いを帯びたまなざし ...
未熟な目線を どうか伏せずに見つめて下さい
瑠璃濃く刻々と 裏返る程の直線の広がり 尚煙立つ
天分を受け取るかの如くの手のひらの菊の華
しゃくしゃくとその精華 馨しく立つ
...
冷房をきかせた部屋で、少しずつ冷めていくベッドのシーツを撫でながら、吐くように泣いた。体の中の悪いものが外に出たがっていて、こらえきれずに涙になってあふれた
白い布地に落ちた雫がブラックライトに ...
犬
モップの形をした……
砂塵はさらさらと舞い、
生活のひびに埋まっていった
きみの手は老人のように冷たい
きみの眼は翡翠のように冷たい
そ ...
ペンキで塗りたくったような空
ちぎって浮かべた雲は静止したままで
わたし本当は、地球儀の中で
生きているんじゃないだろうか
剥がれた雲のペンキの粉が
雪として降り注ぐのですか
...
黄緑色のタンクトップから
小麦色の胸の谷間が見えて
プルンプルン揺れている
汗が谷間を通じてボトムの方に流れる
指で良いから挟ませて欲しい
しかし触れてしまえば
揉まずにはいられないか ...
1
あまりもの近さから贈られてきた
体のかけらの数に対して
あまりもの遠さから贈られてきた
幾何学の無限の定理に対して
少しずつ土壌の水をくみ上げる
着実に四方へ向かう風を作り出す
...
空を滑り落ちた小鳥のように
翼をたたんで
ムクゲが地面に死んでいる
ぽとり
ぽとり
眼をとじ
命を閉じて
どこまでも拡がっていく夏空の下
次々に開く
新しい花達のふもと
...
落下傘背負った兵隊さん
山の向こうに落っこちた
毎度のことと知ってはいるが
待ち人 急ぎ 匍匐前進
リズム乱れて数こなす
森の真ん中狼煙立つ
満更嘘でもないらしい
町人 全部 足並み ...
清秋の流れ星が 陽だまりの弧を縁取り
初夜の刻
この色をもって橙に染める
現状の円らな出来事を 仕分ける
曼珠沙華のセカンドカラーに清めを求める
些細に複雑な絡みをそのまま 溶かして ...
「男女七歳にして 席 同じゅうすべからず」この精神に則って 国民学校と呼ばれていた現小学校の三年生からは男女別学になった。担任も女先生から 自らを在郷軍人と名乗って憚らなかい男先生になった。新学期にな ...
青いオートモビル
湖の岸に沿った道を
わたしたちの青い車は走る
空は澄み、とっても暑い日が
ずっと続いている
西武百貨店で
妻がワンピースを買った
黒い布に白の細かい模様
七 ...
好奇心膨らみ咲いた花たちがアサギマダラに化けて海越え
和解するシェイクハンドとみせかけてまた殴り合い生まれる絆
窓もない玄関もない俺の部屋
大人げないことを君にはこぼしたい
さみしくても死ねてない私はうさぎではないのでしょう
謝ってからしたオナラが予想を越えて臭う
怖いのは
うえを見上げて
その高さから落ちる事を想像してしまうから
下を見下ろして
今の場所から転落した時の痛みを想像してしまうから
だから
恐怖になるんだ
真っ直ぐ
真っ直ぐ
...
僕は君が誰か知っている
君は飲み会の席では
愛想笑いを振りまきつつ
一応の手拍子やちょっとしたそれなりの話をして
「盛り下がらない」程度の芸当はできるが
しかし、それも君 ...
たまごのあてさきは
今日も 運動会です
最後には 綱引きで終わるはずですが
お弁当を 食べたフリしている こも いるのしょうから
パン喰い競争は できたら はずさないでほしいです
...
いきかがり上
この焼けつくアスファルトを 歩かねば なりません
せみしぐれは しずかです
電気屋の扇風機売り場の せみしぐれとは ちがって
緑の影から にわかに飛び立った 蝉の翼の ...
日本中の貧乳を集めて
沿岸に配置し
他国からのミサイル攻撃を
阻止しようという構想が
政府内部で本格化しつつある
HMDS(貧乳ミサイル防衛システム)は
貧乳がブラジャーの中に何重にもいれ ...
生きたまま肉体を裂かれ、湧き出た
痛みに勝った恥辱が顔を白くした。
アレルギー性の皮膚を爪が掻き毟って、
顔の裏に血を滲ませ
瞼の下に血を走らせ
口の中では、オブジェのような舌が
鶏冠のよ ...
嗚呼もう潰れてしまいそうだこの胸は
かみさま僕の残りはあとどれくらい?
ああそうかいまだこんなに鼓動を続けなくちゃいけないのかい
ねぇここまでどんだけ頑張ったと思う?
全部中途半端にしてきてま ...
ぞーぞーと押し寄せる波、脚冷たく。飛んだ帽子よ、黙って逃げるな。
白い肌 君が弾く手は葬送歌、頭の中がぼんやり霞む。
早朝の潮の匂いと、ただ濃霧。夢心地に 君、頬つねる
「飽きないの ...
いつかの時代のバンドマンが
「ドブネズミのように美しくなりたい」
と言っていたような気がするが
果たして、
下水を掻き分けて
文明の残飯を貪り食らう生き物に
鼻 ...
七つの海を越えて今年も夏が来ましたよ。
あなたとお別れしてから五年がたちました。
元気でやっていますか。
もうたくさんお友達もできたことでしょう。
そちらは過ごしやすいですか。こちらは猛暑 ...
この線路を真直ぐ歩いてゆけば僕らの夢に辿りつけるのだろう。
灼熱の太陽も、吹き付ける砂塵も、もはや僕らの敵ではなく、
熱く燃え上がる僕らの前には一本の道があるだけだ。
先人たちの偉大さをその足元 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
月影
朧月
自由詩
3
13/8/14 22:29
蝉の唄
創輝
自由詩
3
13/8/14 21:47
後夜刻の追願
朝焼彩茜色
自由詩
5*
13/8/14 21:36
Hotaru hotelのほとりで
木屋 亞万
自由詩
4*
13/8/14 20:16
似ていて、けれども違うこと
草野春心
自由詩
3
13/8/14 19:50
ソラゴト
茜井ことは
自由詩
2*
13/8/14 19:26
ゴミのような敗戦国民の末裔
花形新次
自由詩
0
13/8/14 19:24
労働
葉leaf
自由詩
2
13/8/14 17:50
「ムクゲの咲く朝」 (詩人サークル「群青」8月の課題「漠」 ...
Lucy
自由詩
17*
13/8/14 17:28
毟られる
こうだたけみ
自由詩
0*
13/8/14 17:19
初夜刻の祈り
朝焼彩茜色
自由詩
4*
13/8/14 16:44
フクロウと呼ばれた少年
イナエ
自由詩
7*
13/8/14 15:14
青いオートモビル
生田 稔
自由詩
10
13/8/14 14:09
好奇心膨らみ咲いた花たちがアサギマダラに化けて海越え
北大路京介
短歌
2
13/8/14 14:06
和解するシェイクハンドとみせかけてまた殴り合い生まれる絆
〃
短歌
2
13/8/14 14:05
窓もない玄関もない俺の部屋
〃
川柳
4
13/8/14 14:04
大人げないことを君にはこぼしたい
〃
自由詩
3
13/8/14 14:03
さみしくても死ねてない私はうさぎではないのでしょう
〃
自由詩
7
13/8/14 14:03
謝ってからしたオナラが予想を越えて臭う
〃
自由詩
6
13/8/14 14:03
エールエール
最都 優
自由詩
3
13/8/14 11:04
月光への誓い ーー君へーー
yamada...
自由詩
2
13/8/14 9:12
毎日が運動会
るるりら
自由詩
9*
13/8/14 8:27
いきかがり上
〃
自由詩
12*
13/8/14 8:22
貧乳ミサイル防衛システム
花形新次
自由詩
0
13/8/14 7:46
無題
すみきたすみ...
自由詩
0
13/8/14 2:53
_
優
自由詩
0
13/8/14 2:38
とある夏の短歌集2
ark-ey...
短歌
0
13/8/14 2:08
文明の残飯
ニワコ
自由詩
1*
13/8/14 1:48
お空の彼方にいる君へ。
ヒヤシンス
自由詩
11*
13/8/14 1:40
ONE WAY
〃
自由詩
3*
13/8/14 1:38
2571
2572
2573
2574
2575
2576
2577
2578
2579
2580
2581
2582
2583
2584
2585
2586
2587
2588
2589
2590
2591
2592
2593
2594
2595
2596
2597
2598
2599
2600
2601
2602
2603
2604
2605
2606
2607
2608
2609
2610
2611
4.41sec.