裸足で、焼け焦げた町に降り立つ。
足は熱に燃え、見えない敵と戦いにすらならない抗いを続けている。

ここに、一体どんな罪があったのだろう。
これは、一体どんな罰なのだろう。

人を愛し、
...
永久ニさんざめく
ハラカラのこえ
桜ちるちる
やらわらかいツチ
きせつはハジマリソシテ過ぎ行く
ハラカラ忘れえず
我ほころばせ
とんぼはまっすぐ飛ばなくて
上へ下へ
ゆるいカーブをえがきつつ
さがしてるのかな
自分の道を

空は高いばかりじゃないけど
人と同じ場所に
なぜいるのとんぼ

地面にくっついてる
...
買い物の帰り道
道端に植えてあるように人参が置かれてる
空を見ると夕日で赤くて、視界の端からも赤い

タイムセールの時の自分は
白いレシートと一緒に捨ててきました
店員さんの顔を見れば、そ ...
最後の夏をいたずらに過ごすだけ
細い腕を太くしたのは自分の首を絞めるため
か弱く装って
しわをつけたたんぱく質
に管をとおして、
ビデオを返しにいくあいだに
血をすわせる
わたしでもなく、
だれかでもない、
しょざいない命にたちむかう
そんなことができるかどうか

...
 壁も天井も床も、何もかも白い部屋の真ん中に、白いテーブルが置かれ、テーブルの真ん中には白い籠が置かれ、その中に、白い林檎がピラミッド状に積まれている。
 白い部屋には他に家具はなく、窓もない。ドア ...
プラヌラスキフラストロビラエフィラ
呪文のように覚えているのは
予備校の先生が絶対にこれだけは
おぼえておいて損はないぞと言った
生物の秘密兵器

必ず出題されると信じて
歩きながら
...
かつて夏の日に幾千万の蝉たちが空へかえった 
その日の灼熱はすべてを焼き尽くした 八月の焦土

大きな鳥の影が空を覆いポトリと卵を落とした
破壊と悲惨の卵 子供たちを奪い去った卵

何の大 ...
夢だと思った 
君が僕のそばで笑ってくれることが
 
夢だと思った 
掴んだと感じた瞬間が幻だったことを 

夢だと思った 
君が僕の隣で歌を口ずさんでいることが 

夢だと思った  ...
空想と物質の描写を迷いながら進む コンセプトプラグ ブレーカー叩く

蝋燭のピラミッドが透明な団扇の凪と戯れる

部屋は暗く テレビの受け付けない障りの触覚が伸びる

気取りに傾く45度  ...
いまは何一つ好きにはなれない

しろい夏に鳴き終えて落下する少女

夏は夏らしく振舞うことで時を虚ろにする

日に焼けたこどもたちよ

謎が謎でなくなる未来

夢に見たものの本 ...
夜の光沈黙の歌冷たい道

お月様風にながれて一人旅

ふち子さんちょこんと座るマイコップ

愛しさを花びらにかえて月の夜

宇宙の種をはこんでくるのか流れ星

空虚なる心を照らす月 ...
空には
なみだが
すこしうつっていた

みぎ側が夜で
ひだり側が朝だった

きみに 僕がすこしうつっていた
鮮明な足跡ばかりでは
海岸の砂に
鮮やかさは埋もれてしまうから

懐かしい写真の
色褪せた部分が
きみの記憶にしか
残っていないことは

きみにはもちろん
やがて消えてしまう
僕 ...
まだ、たった五文字の言葉を伝えられない…。

明日
僕は生きているだろうか

愛する人に伝えられない
「ありがとう」
明日には 僕は{ルビ同胞=はらから}に刺されて死んでいるかもしれない ...
基本 気の利かない 女のパラレルな空にどうか

振り回されないで 困った顔で金縛りの細い男

基本 気の利かない 男

種は持っていてもその種は持ってないのだから いじけないで

逞し ...
蝉の声がする

静寂の中
遠くに
蝉の声がする

頭の奥
他には何もない
ただ
ただ
蝉の声がする

僕はここだ
と言わんばかりの
切ない
蝉の声がする

近く来 ...
精神分析


耐えられない、いたみ
それが自我から乖離する
統合されない
わたしをつくる


くりかえし見る夢
怒っているのに出ない声
声の出ないシーンばかりが
反復される
...
求めている手が鳴り響く
その音が始まる前の凍結した国で
欠落は欠落として満ち足りていた
土の表面は華やかに彩られ
予言はいくつもの囲いを検索していた

鳴り響く手に初めて巻き付いた風は
...
別の娘の名前を呼んで夏終わる いつまでも深く愛していていいですか君の代わりは誰もできない 君の髪僕に切らせてくれないか美容師にさえ触らせたくない 眩しい女がいて花が霞んでいる ケーキを食べるためについている口だ 雷が落ちそうな棒を持っている 駅前に
アーケードの架かった商店街がある
八割方の店舗はシャッターが下りた状態のまま
今やその役目を
郊外型の大きな店舗に奪われてしまった

下野薬局の前の
排気ガスで煤けてしまっている ...
左腕につけている腕時計は朝の9時過ぎを示していた。下り電車は平日でも人がまばらで、出勤中の制服組はほぼ見当たらなかった。彼が乗車した駅を発車しようという時、電車は何らかの些細なトラブルで数分駅 ... おびえてはくりかえす
このあしもとから
このそんざいから

ふるふるして
わたしをまもる
にちじょうから
ときおり
かたちのない
たましいだけ
でてしまう

からだでおさえ ...
いやなことも
疲れてたことも
全て忘れさせてくれるような日

明日は久しぶりにあなたと
会える

キレイになった
って言ってくれるかな
痩せたね
って言ってくれるかな

最高の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
町の罪 (8月9日より少しして…)創輝自由詩013/8/9 11:46
我ほころばせ田園自由詩213/8/9 11:24
とんぼをのせた花朧月自由詩313/8/9 10:30
或る主婦の憂鬱北橋勇輝自由詩3*13/8/9 9:32
88ボトルシップ自由詩013/8/9 2:40
血をすわせるはるな自由詩413/8/9 1:39
白い林檎済谷川蛍散文(批評...013/8/9 0:58
ミズクラゲの一生Lucy自由詩26*13/8/8 23:26
八月の子供たち梅昆布茶自由詩1813/8/8 23:18
刹那文字綴り屋 ...自由詩013/8/8 22:39
映像との夜朝焼彩茜色自由詩3*13/8/8 22:25
何一つ好きにはなれないただのみきや自由詩18*13/8/8 21:29
真夜中の句集梅昆布茶俳句113/8/8 21:25
はるな自由詩313/8/8 20:39
写真花形新次自由詩5+13/8/8 19:22
たった五文字 ありがとうを、僕は言えない創輝自由詩213/8/8 19:19
男 基本と本来朝焼彩茜色自由詩7*13/8/8 17:04
蝉の声hiroto...自由詩6*13/8/8 15:07
精神分析はなもとあお自由詩213/8/8 14:48
葉leaf自由詩313/8/8 14:36
別の娘の名前を呼んで夏終わる北大路京介俳句313/8/8 11:05
いつまでも深く愛していていいですか君の代わりは誰もできない短歌113/8/8 11:04
君の髪僕に切らせてくれないか美容師にさえ触らせたくない短歌113/8/8 11:04
眩しい女がいて花が霞んでいる自由詩113/8/8 11:04
ケーキを食べるためについている口だ自由詩513/8/8 11:03
雷が落ちそうな棒を持っている自由詩413/8/8 11:03
涼をとる佐東自由詩513/8/8 9:57
どうでもいい事シリーズ兎田 岳散文(批評...013/8/8 9:29
「いんりょく」玉兎自由詩313/8/8 8:25
明日は。柚子音自由詩113/8/8 7:14

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