その場所へは、けして女たちは近づけなかった
 淫らな忌避の場所をひらいて渡来のひとのごとく片足を立て、
 障子戸からこぼれた露わな月日に焼けて黒ばんだ太い柱に背を凭れ
 毛深き勇者は衆道の男ど ...
群衆がうごめく
光の中で
色々な人間と肩を合わせながら
僕は一人で考えている
それとも考えていなかったのか
わからないけれど
音が夏の日の波のようにやってきては
干上がっていくような ...
大阪生まれの
お袋は
昔からずっと
歩く放送禁止用語だ
テレビに映る
女性タレントの
顔の欠点を見つけるのが
得意技で
よく使うのに
横に広い顔の人に対して
なべみたいな顔やな
...
 
夜の町に少女がひとり

悲しい涙、うれしい涙、喜びの涙、いりませんか

あっ、きれいな涙だけはまだ心であたためているところです



 
雨がふるなら低気圧

だから鼻血

だから悪い夢

低気圧のせいだから

気にしないで

大丈夫だよ

安心して安らぐんだ


なんにも心配するな

ぼくがどうなろう ...
○の神様いてくれる

あたりを見回せ

世界は○であふれてる

休み場所は○だから

あたりを見回せ

みんなのぼくは○になる


○になれなくてごめんなさい

みんな○ ...
誰もいないこの世界が好きだ

ボタンひとつで誰もいない

みえない

みたくない

しらない

しりたくない

そんなことすべて置いていける


誰が僕を責めるだろう
...
... 恐ろしいほど
バカそうな小娘が
駅に溢れかえって
いるので
何事かと思ったら
近くのドームで
これまた
恐ろしいほど
バカそうな
男達のライブが
あったようだ
こんだけの
バカ ...
時鳥(ホトトギス)

挨拶の声

あなたなら
風がその日選んだ道は右だったので
程よい南風がその町を包んだ
路地裏にも行き渡り
仔猫が鳴いた

夜になって風も眠りたくて
考えて、左行きを寝床とすることにした
北向きの部屋が風を受け
...
愛想笑いで 発達した頬のマッチョが
高らかと その場しのぎのポージングを決める
黒光りした 死んでいるルーティンが わざとらしい 
だめだ だめだ だめだ
喉の奥に巣くう 真心が 胸焼けのよう ...
好きな人できてん
って、お前がゆうたとき、俺の心臓らへんかなぁ、もう少し下の方か奥の方か、なんやわからんけど、ズンッて、めっちゃ重たいもんが乗っかったっていうか、なんやろ、血の気が引いたって、正にあ ...
幼い虹が
水たまりを駆けてゆく
窓を流れ 昇る曇
誰かが何かを読む声が
水路の終わりに響いている


空に迷う鳥の声
白に降りる白の声
割れた渦にざわめく森
...
水の底で
むかいあっている



水草が
こちらを見ている



水面の陽はむらさき
月が 横切ってゆく














...
灰皿に捨てられた
飴玉のように
灰色に灰色に
笑っていた


青空の下
ひと山いくらのペット
焼き魚のにおい
轢かれた音楽


不親切な
海への道のり
...
埃を払う 埃は溜まる
僕はパソコンと睨めっこ


空いた壁は 怒りの過去
白い斑点は 劣等感の歴史


分からない 分からない 口癖だ
嘆いていないで 動けばいいのに


僕は ...
眠ってすごせれば楽しいかもね

男がうちに来たのです
「酢は入りませんか」と
ああ、
酢売りか...
そう思って
「入りません」
と言おうと玄関に行くと
男は
強引に入ってきました ...
漂う言葉海月
そうだ、お別れだ

ハリネズミの唄を歌ってよ

さよなら沈黙羊
どうか、笑ってね

ハリネズミの唄を歌ってよ
サヨナラの場面で打者がボンズでも俺の采配 代打カワトウ ジオングの足作る金あるならば税金さげろ福祉にまわせ 黄緑の赤の部分を切り出して君にデコピン肌にリコピン 君の影が動くと私の影も動く 笑い死にさせる方向の殺人鬼 ちくわの穴覗いて嫌なものを見た ──わしが死んでも
  この時計は捨てんでくれよ

親父はよくそう言っていた
死んでから
それがたったひとつの
遺言らしきものだったと思い当たる

祖父がやっていた
はんこ屋の店先に ...
四葉クローバーの芽が出て来た

ペットボトルに 100均でゲットしたフタつけて
ジョウロ代わりに パッシャパシャ

水をあげると 喜んで
暑さに めげずに 笑っているよ

左鉢が  ...
路上でトイレットペーパー
何枚も大胆に鼻をかんでいたら
チラシ配りの友人とばったり出くわしたから
全速力で逃げ出したんだ

抱えたトイレットペーパー
潰れたコンビニのゴミ箱に
放り込んで ...
大輪の薔薇の下で咲く雑草に語りかける者のはいるのか

せいいっばいに花の姿を真似て見ても
日陰に生きる陰湿な風貌にふさわしい飾りからの残酷な香りは隠す事は出来ない

ひと葉 ふた言、言ってく ...
不思議なんて忘れていた頃 ときどき肩をたたかれる 遊ぼうよ あの頃のように
あんたはどうせ枠にはまれないさ だったらいっそ逸脱の限り 尽くしてみたらいかが?

なにも担保にならない 自分さえも ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
殺しの記憶atsuch...自由詩5*13/6/17 0:19
区の境で番田 自由詩213/6/17 0:18
なべのような顔花形新次自由詩3*13/6/17 0:02
いりませんか殿上 童自由詩16*13/6/16 23:50
低気圧吉岡ペペロ自由詩313/6/16 23:41
○の神様自由詩213/6/16 23:20
証明中村 くらげ自由詩1*13/6/16 23:17
カブトムシとクワガタTAT自由詩613/6/16 22:08
テロテロりん花形新次自由詩013/6/16 21:56
沙羅双樹への想い1はなもとあお俳句013/6/16 21:45
風の気持ちたとえばこの風もっぷ自由詩413/6/16 21:42
共闘The Bo...自由詩013/6/16 17:38
手紙笠原 秋人自由詩4*13/6/16 17:24
こがね さまよい木立 悟自由詩413/6/16 17:16
ノート(二水)自由詩313/6/16 17:14
ノート(50Y.6・14)自由詩313/6/16 17:13
ビル自由詩013/6/16 17:10
夢か現か幻か初代ドリンク...自由詩313/6/16 16:55
C秋助自由詩1*13/6/16 16:52
サヨナラの場面で打者がボンズでも俺の采配 代打カワトウ北大路京介短歌013/6/16 10:44
ジオングの足作る金あるならば税金さげろ福祉にまわせ短歌213/6/16 10:43
黄緑の赤の部分を切り出して君にデコピン肌にリコピン短歌013/6/16 10:43
君の影が動くと私の影も動く自由詩513/6/16 10:41
笑い死にさせる方向の殺人鬼自由詩713/6/16 10:41
ちくわの穴覗いて嫌なものを見た自由詩613/6/16 10:41
親父の遺言そらの珊瑚自由詩1713/6/16 10:41
フタつけて藤鈴呼自由詩2*13/6/16 9:13
東京都吉狼区1486 1...自由詩013/6/16 9:07
修治(しゅうち)ぎへいじ自由詩18*13/6/16 8:30
不思議の杜梅昆布茶自由詩1413/6/16 8:15

Home 戻る 最新へ 次へ
2559 2560 2561 2562 2563 2564 2565 2566 2567 2568 2569 2570 2571 2572 2573 2574 2575 2576 2577 2578 2579 2580 2581 2582 2583 2584 2585 2586 2587 2588 2589 2590 2591 2592 2593 2594 2595 2596 2597 2598 2599 
加筆訂正:
Restaurant Saint Malo/りゅうのあくび[13/6/16 10:37]
改題しました。
花のいのち/月乃助[13/6/16 10:24]
すいません、変えました
アコライト/砧 和日[13/6/16 9:14]
修正しました。
4.38sec.