幽かな明るさに涙落つ
生きとし生けるものの
輝きには限りというものがない
それは覆われて弱くなってる
つらいこと悲しいことは
われわれの内なる精神の何物も損なえない
全体を固い殻が覆ってい ...
今宵の半月は満月並な威力をしている

魂の座に脳天から入り込み 喉仏を通り
みぞおちと肋骨に絡み 股の下から足元に刺さる

シニスターが作動し始める
油じみたヒステリーなんてない

彼 ...
緑の庭の階段で 
座る少女に 
覆いかぶさる葉群から 
木漏れ日はふりそそぎ 

何かを両手に包む、少女は 
嬉しそうにこちらをみつめ 

テラスの椅子は
かたかたっ…と風に揺れ 
...
伝言はない 
ただそこに ティファニーのシャーベットグリーン

メッセージはない
ただそこに 蒼のレンズを外した 自分史の空の色

云わない
ただそこに オーラの触覚を挿したオパールの花 ...
暑中お見舞い申し上げます――  

越後湯沢の詩友から届いた風の 
便りには自筆で風鈴の絵が描い
ており、葉書の真中の空白から 
ちり〜ん
と風に靡く紙の下から密やかな
鈴の音が、鼓膜の ...
痛いのは生きているから

生きているから会えたんだ

痛いのは愛しているから

愛しているから欲しいんだ


手のひらに

お月さま

透かして見れば

あったかくって
...
蝉が鳴いていた

初めてかわした愛言葉の翌朝

声で愛言葉をかわした夏の朝

蝉が鳴いていた


こんにちは

こんにちは

たいせつにしようね

うん、

ねれたか ...
いちどついた嘘が

ほんとうになるまで嘘をつき続ける

そのほうが楽しい

ほんとうのことを

信じてもらえずに諦められてしまう

それよりも楽しい


さびしいよりも

...
太陽がぼくをひとりにさせた

ぼくを定点観測していたのだ

漂流は本当は淋しくなかった

全て終われば会えるのだから


あなたにいつか指輪を渡す

山の雫のうす曇りの向こう

手を繋いでいつか虹を渡 ...
1から10まで説明しない
3や7は自由に泳がせてみる
2や5はもう好き勝手に
現代詩だから、
夏休みの中学校から響く
ブラスバンド部の練習が
足を止めさせるのです
胸がはりさけて
現代 ...
上野発の夜行列車に乗り遅れた時から 不忍池のベンチで夜を明かした ホームレスの気分
元カノから会いたいという連絡あり やけ棒杭はいまさら火がつくのだろうか

かつては大好きだったのに冷めてしまう ...
美しい花が

季節にさらされている

永遠ではないものが

繰りかえされている

悲しいのはどっちだろ


美しい花か

それとも

愛のほうか


美しい花が

季節にさらされている

永遠ではない ...
緑の風が田畠に吹くのを

子供の僕が

子供の君と

それに目を凝らしている

誰も知らない

都会の谷間で

いまも目を凝らしている

子供の君と

子供の僕が

緑の風が田畠に吹くのを
 「所詮、世の中の連中なんて大した事ないさ。この程度だよ」
 と、酔ってきたツダは言った。ツダは、酔うといつもより三倍くらいは饒舌になる。
 「俺はさ・・・ゴッホのように死にたいんだよ。あるいはニ ...
久々に書いてみる
心無しか手が震える
緊張してるかと思ったら
タバコのすい過ぎで手が震えたみたい

外では子犬達がわんわんと集まり
ひっそりとお話をし
そしてゴキブリがライトをつけると一 ...
海の幸 鯛や平目を つまみ食い 貝は殻ごと いただきました 焼き餅がふくらむ朝や深呼吸 龍の玉七人だけの秘密基地 相手は運命と思ってない 間に合ってるが間に合ってない 残像に未練がある 夕方になっても
蝉が鳴きやまない

うちの玄関先にある蝉スイッチは
OFFにしといたはずなのに
いつの間にかONになっていた
(ヒグラシスイッチなら歓迎するけどクマやアブラは勘弁してほしい ...
夕暮れても
大地の熱は
冷めやらず

もうすでに
花も穂も枯れ
ただの茎となったすすきは
すとろうとなり
土に埋まる子らは
それを吸って
生き返る

一本であったら
孤独に揺 ...
わたしは夏の始まりに一粒の悪意を植える
純粋な胃袋が食傷をおこしてしまわぬように

そうして生まれた悪意の芽が
世界をひとつ食べ尽くしてしまう
食べ尽くして何もなくなったひと夏はとても
静 ...
雨上がりの風
始まりを冷やして逃げてゆく
行き交う唸り、進行方向は北

誰かの気配を知ろうともせずに

信号は赤から青に変わる


愛をください。


それは無差別に繰り返され ...
土砂降りの夜、億劫な足取り
だれきった仕事、荒れ果てた手

フラストレーションは底無し
穴の空いたバケツで水を汲むように

酒を飲んだって、女を抱いたって
腐った心は潤いを知ることはなく ...
(朝起きた瞬間から嬉しくって1日が始まる。
気付かなかった、チューリップも香りがするんだね。
空がこんなにきらきらしてることも。)

この寂しさは

(ある朝起きて、全部がつまらなく見えた ...
渇いた空
しなびた太陽

潤う水はダイヤモンドのように光り
あざ笑う

地を這う陽炎は消えては揺らぎ
現れてはおいでおいでと立ち上がる


正確な円い輪郭を、灰色に淀んだ空にくっきりと浮き上がらせる
午後の弛んだ日射しも少しばかり傾き始める
根深い霧がこの港町から抜けることはなく
ここでの昼とはほんの少し明るい夜のことを言 ...
三日続いた熱帯夜
夏の始まりの、花火。
高速バスの窓越しに
ぼうっと見つめてる

もう一度の 恋の始まり
嘘の予感と知ってても
夜空に輪郭を追ってしまう

汗に濡れた髪が
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
薄明かり杉原詠二(黒...自由詩2*13/7/16 21:31
魂の座朝焼彩茜色自由詩8*13/7/16 21:20
風のひと 服部 剛自由詩9*13/7/16 20:42
感覚折込朝焼彩茜色自由詩5*13/7/16 20:13
風鈴の絵 服部 剛自由詩9*13/7/16 20:10
痛いのは吉岡ペペロ自由詩213/7/16 16:38
蝉が鳴いていた自由詩413/7/16 16:30
いっぱい嘘をつこう自由詩413/7/16 16:14
海の道しるべ携帯写真+...213/7/16 16:06
123456789 ...左屋百色自由詩9*13/7/16 15:46
涙の連絡通路梅昆布茶自由詩1213/7/16 15:41
美しい花吉岡ペペロ携帯写真+...413/7/16 15:33
緑の風携帯写真+...213/7/16 15:23
僕の親友yamada...散文(批評...013/7/16 13:59
久々の詩、詩人と言う自分の死と史の狭間でペン太郎自由詩113/7/16 13:27
海の幸 鯛や平目を つまみ食い 貝は殻ごと いただきました北大路京介短歌1*13/7/16 11:33
焼き餅がふくらむ朝や深呼吸俳句3*13/7/16 11:32
龍の玉七人だけの秘密基地俳句113/7/16 11:31
相手は運命と思ってない自由詩713/7/16 11:30
間に合ってるが間に合ってない自由詩113/7/16 11:30
残像に未練がある自由詩413/7/16 11:30
蝉スイッチ佐東自由詩8*13/7/16 9:10
すとろうそらの珊瑚自由詩20*13/7/16 8:53
冷たい夏瑠王自由詩3+*13/7/16 4:39
愛をください。中原 那由多自由詩113/7/16 3:04
逃亡癖自由詩113/7/16 2:59
_なかうち ま...自由詩113/7/16 1:30
陽炎・・・tamami自由詩113/7/15 23:37
霧の町の断片飯沼ふるい自由詩413/7/15 22:37
もう一度の予感御笠川マコト自由詩113/7/15 22:35

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