寂しいって思っていても言えない
あの時君は感じていたはずだから
今の僕よりももっと…
だから思っていても言えない
なぜ君の所へ走っていかなかったのか
そう悔やんでも君は戻らない
...
集団で
鶴見駅前のパチンコに行く途中の
東鶴見川大学ラグビー部員の列に
チクワを持った男が乱入し
チクワを振り回しながら
「真ん中の穴に
キュウリを入れて
簡単なツマミにしたろか!」と
...
曲線がマーブルに沿って腕を放り投げるように
湾を描く 描く
何色をもカウントし訓え 重ね叶える 想いの色才の芽生え 生き
生まれながらの 棘のない 美しい美しい 香りに伝う
光を身ごも ...
あい色ごしに赤をみて、
まばたきごとに星が降った
あんなにとおい星どうしが
かちかちと鳴りあうのも聞こえたよ
草は草なりに濡れ
砂はひと粒ごとに熟れて
笑いあうのが世界だね
...
考えまいとする私に考えよと云う
考えさせようとする貴方は何処に
どれ程思考したらよいのでしょう
どれ程苦悶したらよいのでしょう
そのことにより何処まで辿りつけ
何処に辿りつくというの ...
雷師の不完全燃焼の稲妻にさえ 鳥肌が立ち 怯える
五大四季の一つに 終わりを打つ 生温い稲妻の出し切らない感情
雷師の感情は こんなものではないと 滑稽な想いを抱く
雷師の心を久しく感じられ ...
酷い話だ
身内が横たわっていても
涙一つ出やしない
酷い話だ
悲しくならなければいけない
と自分で言い聞かせても
涙一つ出やしない
酷い話だ
死に顔をじっくり見ても
とて ...
あたしはしがないティーバッグ だれもあたいなんか見向きはしない
男に飲まれ味あわれて生きてきた 昔は跳ねっ返りなんて呼ばれてたっけ
あたいの味は出尽くしてしまったの 悲しいけれど もう恋もでき ...
開高健の《輝ける闇》について三島はこう批評している
“ただ在ったことを見たものを書いただけじゃないか”と
もちろん言っておくが
三島文学を否定しない
開高文学を否定しない
三島も愛す ...
朝
けたたましい山羊の蹄が頭上を通過する
夕べの取引先からのメールが
全て獅子唐に変わっていた朝だ
二、三日前から不穏な空気が送電線を伝って来て
この朝の微睡みの中
それは形づいていったん ...
黄昏の街を駆けて行く影法師
眩暈にも似た既視感に
いつまでも立ち竦んでいた
きっと夜はまだ遠い
*
退屈な雨の午後
迷宮のような街を眺めていた
陰鬱な気持ちを弄ぶように
霧雨が ...
雑踏の中に屹立する鋼のルサンチマン
辺り一面に広がる「私」の倉庫
風が一度たりとも触れることのなかった都市の特異点で
「あなた」の残響が整備された街路樹を埋めている
角度は徐々に水になり速 ...
どこにも居場所がないような
そんなどうしようもない気分の午前1時
返ってこない友達からのメールの返信を待ちわびて
何度も何度も送受信ボタンを押してしまう悲しい習性
笑っている人が羨ましくもある ...
どれだけ小さく微かに 遠く息苦しくどれだけ塞いでも
あんたのそばにいさせてくれませんか
清いも濁りもない俺の言葉 力がなくて文字に出来ない
心のなかのもやもやを
早く死ねばいいと自分を呪う言葉も
優しい風に揺らぐ草に 真実の瞳や嘘だけの顔や穴だらけの歌や
いやだいやだとなにもかも あっけない
ミキティの
ケロヨン顔が溢れんばかりの
笑顔になるのを見ると
女は強いのねって
思うケロ
相手が誰か言わないったって
子供が金髪碧眼で
名をナターシャとかいったとしたら
ははーん、モロ ...
なつが来た。
皮膚が湿気を吸って、すーはーすーはー、酸欠の金魚並みに汗をかく。
自転車をこぐ。
なつが来たんだ。
虫除けスプレーの薄荷の匂いが、さわやかで
冬の渇わいて縮んだ、ゴム皮膚の ...
草原を照らす月を眺めていた グレイハウンドバスはバーモントの月に似合っているし
僕に煙草をおくれよ まだポケットに残ってる筈さ ねえ君
僕たちは広いこの世界を放浪してきた 旅の終わりはいまだに ...
歯科衛生士とSMプレイしてるみたいな歯石取り
サックスの朝顔菅や半夏生
白黒の少女の写真ナボコフ忌
大きな庭より素敵な小さい花がある
君がいて人生が美しい
壊したくない腕に抱きしめられている
小高い丘に立ち、眼前の大海原を見つめる二頭の馬。
風になびくたてがみで呼吸しつつ、何故お前らはそれほどに発汗する。
水平線が地球のほんの一部を露呈してはいるが、
それさえお前らの足元を脅かし ...
過ぎ行く風物の色合いに必死に溶け込もうとする人々。
たなびく雲がうすれゆく月を地球の裏側へ隠す。
四方に鋭白の輝きを放つ太陽が抒情の扉を閉ざす時、
ある志を持つ者はその心底に広がる大海原で出 ...
ペットショップで
赤ちゃんを買ってきた
うまく育てれば二十年生きますと
ペットショップの人に言われた
赤ちゃんはかわいかった
けど次第におとなになって
すねたりして
おとなし ...
とある日曜の昼下がり
窓から白手袋の羽根を伸ばした選挙カーが
殺菌消毒された笑みをひるがえしながら通りを優雅に舞っていた
背後に見えるファーストフード店では
ドライブスルーのマイク越しに女が香 ...
梅雨の合間の抜けるような気候に責任はない
ただ
普段よりは眩しい昼下がり
向かい合うその人を連れ出したことには
ふわふわとした意図しかなく
上ずった笑顔と屈託のない笑顔を並べて
...
すすんでは後悔して
そんなくりかえしのための夜がある
空がまっくろでよかった
そんな風にいつも想う
みられなかったり
みえなかったりで
暗いのはいいね
あかりが目印になって
そ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
寂寞
文字綴り屋 ...
自由詩
0
13/7/3 20:59
通り魔事件
花形新次
自由詩
3
13/7/3 20:42
色彩を描く
朝焼彩茜色
自由詩
6
13/7/3 19:24
りょんちゃん、たべかすがついているよ
はるな
自由詩
9
13/7/3 19:20
先に在るもの・・・
tamami
自由詩
3
13/7/3 18:02
五大四季の中の雷師
朝焼彩茜色
自由詩
3
13/7/3 17:31
酷い話
……とある蛙
自由詩
20*
13/7/3 16:42
ティーバッグの悲劇
梅昆布茶
自由詩
11
13/7/3 15:12
傷
HAL
自由詩
3*
13/7/3 13:09
どろたぼう
佐東
自由詩
9*
13/7/3 12:49
ため息
未有花
自由詩
24*
13/7/3 9:10
映像
葉leaf
自由詩
6
13/7/3 8:40
LESSON 1
涙(ルイ)
自由詩
3
13/7/3 6:55
_
十二支蝶
自由詩
1
13/7/3 2:13
なにもかも
〃
自由詩
0
13/7/3 2:06
安藤美姫
花形新次
自由詩
1
13/7/3 0:54
なつが来た。
凍湖(とおこ...
自由詩
1
13/7/3 0:50
草原の月
梅昆布茶
自由詩
13*
13/7/3 0:43
歯科衛生士【都々逸】
北大路京介
伝統定型各...
5
13/7/2 23:56
サックスの朝顔菅や半夏生
〃
俳句
2
13/7/2 23:54
白黒の少女の写真ナボコフ忌
〃
俳句
2
13/7/2 23:51
大きな庭より素敵な小さい花がある
〃
自由詩
7
13/7/2 23:50
君がいて人生が美しい
〃
自由詩
4
13/7/2 23:50
壊したくない腕に抱きしめられている
〃
自由詩
4
13/7/2 23:50
現代詩とは?
ヒヤシンス
自由詩
7*
13/7/2 23:37
疼きこそ、その時.
〃
自由詩
5+*
13/7/2 23:35
天寿
小川 葉
自由詩
8
13/7/2 23:00
ちりぱっぱ
yuez
自由詩
6*
13/7/2 22:57
陽光
伊織
自由詩
6*
13/7/2 22:55
あかりをめざして
朧月
自由詩
5
13/7/2 22:37
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2567
2568
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2576
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2580
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2582
加筆訂正:
モンマルトルへの手紙
/
月乃助
[13/7/3 8:42]
誤字でした
4.37sec.