ピアノの純音が美しければ美しいほどその裏には胸の張り裂けるような悲しみがある。
人は誰しも悲しみを背負っている。それは白鳥の慟哭にも似て。
力強くシャウトする歌声の陰には壮絶な人生がある。
...
天空を羽ばたく鳥のように優美で大胆なインプロヴィゼーション。
限りなき才能の泉から清水が次から次へと溢れ出ている。
もはやとどまることを知らない感情の洪水は
我々の乾いた喉を潤し、大河へと流 ...
陽が落ちて寂しくない訳がない

夏の夕暮れほど影を堕とす醸し煙もない
闇雲に靄が浸透する

陰の陽を見抜けなかった愚かさに


ひたすらに問う

由縁を

故に縁を授かった定め ...
夜風に吹かれながら、一人街を彷徨う。
レディ・デイの幻影を求めながら。
街角に佇む店先からはぼんやりとした灯りと
きっと見知らぬ男たちの奏でるジャズが漏れている。

 
もうどのくらい歩い ...
鍵無くし玄関先で立ち尽くす離婚したこと後悔してる どろどろの社内政治や夏日傘 トラブルのたえない近所黒日傘 からっぽの部屋でパンクする お楽しみ会を楽しめないでいる キリストもわしの弟子じゃった 五百円のおこづかいで
夏休みがたのしかったのはなぜ?
一万円札をつめ込んで
旅がおもしろくないのはなぜ?
大人に夏休みがないのはなぜ?

つまんないからいらないのさ!
わた飴を頬ばる
浴衣の肩越しで
はちみつ色に ほころぶ
花のゆくえを
やさしく見つめている


ラムネ壜の底で
眠っている夏を
起こさないように
そっと
指をつなぐ
きみの輪郭 ...
月面が皮をめくったので ようやく続きが読める
少し片目くらいの 透き通ったグレイを添付した曙の空の色のページ

わくわくしながら好奇心を胸の中心に 持ち上げてゆく
決して極秘の大人には成れない ...
せみしぐれが 
      腕組みのまどろみを誘う 

青春時代の囁きは 
        追憶の底に沈殿し
壮年時代の呟きは
        回想のなかに溶解し
初老時代の轟きは
  ...
おれ牛乳屋のバイトしてたからさ
「ちょりース」つって
友達ん家周ったけども
誰もいなかったよね
ホントごめんね
ごめんなさい
水滴が垂れてるんです
壁の方で

「、、で、
へろへろ ...
珍しい生き物


エスの出現が
気分で異なり
日常的にはごはんを食べるくらいの
欲動しかはたらかなくなって

自我が
経てきた年月の
グラデーションを成して
言葉にあらわれる
...
嫁さんの脱いだパンツを嗅いでみる19年目の猛暑日の夕

コンニャクの臭いで何故か勃起する切なすぎるぜ俺の純情
その古い家には
ちいさなあかりとりの天窓があって
夜ふとんに入ると
その窓がいやに気にかかってたまらなくて
ぎゅっと目をつぶった

星も見えないようなちいさな天窓
月明かりだけはぼんやり ...
エタノールがちゃぽちゃぽと揺れてる
それは頭の中のできごと

ねばりけのある暗闇の中で想起するのはエーテル
エタノールとエーテルはにてるにてるてるてるてる
正確には"エ" ...
納期の迫った仕事に気持ちを せきたてられながら
ラジオを流していた

テレビ番組の「しろうと のど自慢」が
地球の裏側のチリで中継されていて
そこであなたは歌い始める

ブラジルやチリと ...
厳密に言うと元デブなんだな

デブは痩せても
デブの間ぱっつんぱっつんだった皮は
伸び切ったまま戻らないのね
だからその余った皮を利用して
滑空するってわけよ

スカイツリーから
東 ...
幻がにうい 現実がにうい 俺はどこだ 今はなんだ
新しい色が 視界の隅から蘇って他の色を消して白くなる
まっすぐ叫んでやろう 貴様を消すまで呪ってやろう
幻がにうい 現実がにうい

破裂した ...
喉元を過ぎた熱さは
記憶の端に刻まれることもなく
ボトル半分の濁り水とともに
朝焼けの彼方に消えていく

問題と解答を丸暗記するだけの
退屈な学習にも飽きて
何度も同じ過ちを繰り返し ...
手紙が送られてくる
まっ白い文面で
わたしはあなたの名を抱く
そうすると世界は痙攣しはじめる
 口ぐせもふせたまつ毛が濡れるのも汗ばんでたのも全部うそだよ

 痛いほどきらめきながら死んでいくさかなの群れは空を飛びながら

 結びめのきれいにできた関係を断ち切るはさみは錆びてかなし ...
ダメーレ村に
私こそは
神の子だと吹聴し
人心を惑わせている
男がいた
名をコダイモーソンと言った
タマンキは
この村に住む
弟子との
Lineのやり取りで知り
会って話をしようと ...
数十年前

別に嫌いだったわけじゃない 心からあなたを愛していた
ただ 一緒にはいられないんだろうなって
いつからだろう そう言い聞かせてる自分がいたんだ

 あなたの愛してるは寂しい…… ...
飛び降り自殺に失敗した
病室の僕 白い四肢
君は何も言わず 手のひらで
僕の頬を 打ちました

僕が生きている事実に
罪を感じたのは いつからだっけ
価値のない命 繋ぐために
他の命を ...
明日の夜は

ポケットに入ってる鍵は使いたくない

明日の夜は

いつもと違うシャンプーで髪を洗いたい

明日の夜は

この布団で眠れませんように

明後日の朝に

...
生きている

やさしいから

目につくことがある

傷つくことがある

こころが折れそうな

日々の機微を

吐き出したくて

みんなときどき意地悪になる

でも大丈夫 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
自分次第の人生ヒヤシンス自由詩6*13/7/28 3:08
精神の頂を掴む手自由詩3*13/7/28 3:07
凪ながら朝焼彩茜色自由詩2*13/7/28 3:06
Left Aloneヒヤシンス自由詩1*13/7/28 3:06
鍵無くし玄関先で立ち尽くす離婚したこと後悔してる北大路京介短歌413/7/28 0:19
どろどろの社内政治や夏日傘俳句113/7/28 0:18
トラブルのたえない近所黒日傘俳句013/7/28 0:18
からっぽの部屋でパンクする自由詩413/7/28 0:17
お楽しみ会を楽しめないでいる自由詩413/7/28 0:17
キリストもわしの弟子じゃった自由詩313/7/28 0:17
大人の夏休みsalco自由詩2*13/7/27 23:04
夏の夜/花のゆくえ佐東自由詩7*13/7/27 22:42
PaGe321朝焼彩茜色自由詩313/7/27 22:14
うすれてゆくなかで信天翁自由詩113/7/27 22:02
パラダイスはらいそまきしむ自由詩113/7/27 21:29
珍しい生き物はなもとあお自由詩213/7/27 21:06
純情短歌1花形新次短歌013/7/27 17:57
しょうけらのいる窓佐々宝砂自由詩9*13/7/27 17:38
本当はおろしハンバーグを食べていたい198910...自由詩213/7/27 17:20
「ふるさと」佑木自由詩1*13/7/27 15:59
滑空デブ花形新次自由詩113/7/27 15:50
十二支蝶自由詩113/7/27 13:28
回転木馬nonya自由詩20*13/7/27 12:39
痙攣はるな自由詩213/7/27 12:30
はさみ短歌313/7/27 11:58
アソコ伝 4.0章花形新次自由詩013/7/27 10:40
愛する人へ永遠を〜破壊される愛すべきもの〜創輝自由詩113/7/27 9:21
アンハッピードナーマン愛心自由詩113/7/27 8:16
おねがいなかうち ま...自由詩113/7/27 3:42
機微の唄吉岡ペペロ自由詩1113/7/27 1:12

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