いろんな恋の末に
じゃがいもが
えらんだ相手は
いつも隣りにいた
にんじんで
...
去年のあなたの誕生日に贈ったのは
らくだ色の毛布でした
なににしようかさんざん迷ったすえに
一日の大半を布団のなかで過ごすあなたに
...
上諏訪のひんやりとした
澄んだ朝の空気に
俺って少し
思い上がっていたんじゃないかと
自分を見つめ直した
代官山のカリスマ美容師(無免許)
これが下諏訪だったら
こうはならなかったと思う ...
三十路 なのに やること なすこと いまだ ガキ
見えない 迷路に 迷いすぎ
ガキのころから かわらぬスタイル
輩にかんして プロフェッショナル
だから俺は 自由に生きる
...
それでも僕は
また君に恋をする
息をするように自然に
なぜという疑問も
どうしてという狂おしさも
君の瞳の輝きの前では色褪せる
穏やかな静寂
あの満月の鼓動まで聞こえてきそう ...
荒れ果てた夜を
隠された夜を
打ちのめされた夜を
くずおれた夜を
バラードがレクイエムのように
人気のない街角に流れて
霧に濡れた路上で
二度と開くことのな ...
まったくかまわないよ
世界が
思ったのと違ってても
新聞をめくると
新聞のにおいがする
あなたをめくると
あなたのあじがわかる
あなたがもし
いなかったら
かまうけど
かげろうみたいに
日々は
嘘になるから
それなら
特別うすく
上等のにしよう
むこうがわが透けてみえるような
いつでもそれが
透けてみえるような
肖像画の視線にパリの焦燥と倦怠を感じる。
日々の疲れが重くのしかかるように絵画の中の瞼がその眼光を弱めてゆく。
彼女の視線の先に映っているであろう私の顔はいつしか歪み、
誰に語る訳でもなしに ...
カリスマホストは
カリスマなので
金持ちオバハンや
ニュースに出るときは
何故か飲食店勤務となる
訳の分からんオネエチャンの
ご機嫌とったり
お酒注いだり
きめの細かい接客なんか
死 ...
にぎりしめていたこぶし
ノックすることも許さず
かたくなに
閉じられていた小部屋から
誰にもうちあけたことのないまま
幾重にも折りたたまれていた
願いが
決意のように
ひらく
...
僕が君にかけた言葉に
足りなかったひとつまみの愛
投げやりになって疲れ果て
忙しくってもこれにまさるスパイスはないんだ
わすれちゃあいけないひとつまみの愛
ありあまるものでは替え ...
ふと箸を落としてしまい
屈みこむと、床に米粒が続いていて
点々と拾いながら進んでいく
客間へ、座敷へ、縁側へ
いつしか古い蔵の脇を通り
門から出て、人通りの少ない裏道のほうへ
白く輝く米粒 ...
顔面蒼白で立ち尽くす日があるなら
泣き崩れて動けなくなる日があるなら
嗚咽が止まらず突っ伏す日があるなら
痙攣してパニックして憎み恨みする日が
あるならば
記憶なんてなくなればいい。
明け方から寒い風が吹いた初秋の昼すぎ
誰かが玄関に来て
こっそりと家人と話しをしている
いやな話しをしている
ガラス窓は水の色に曇って
庭の木が風で揺れるのも見えない
私はひそかに階段 ...
誕生日にひとつ歳をとる
それにぼくは一年くくられる
ぼくはなにかと似ているなあ
なんだったっけと考える
そうだ水だ
実体は変幻しながらも
本質を失うことのない
...
わたしの母は詩をかいていた。
いつもテーブルの上に無造作に置いて
あったのでたまによんでは見たけれど
それはよくわからないものであったよ
うに記憶している。そもそも小学生の
わたしにはよ ...
東京へゆくな
ふるさとの悪霊どもの歯ぐきから
おれはみつけた 水仙いろした泥の都
波のようにやさしく奇怪な発音で
馬車を売ろう 杉を買おう 革命はこわい
なきはらすきこりの娘は
...
目的を持って生きている
やること全てが豊かな自分に変えて
人生の階段を上り幸せになる
生きるという旅は続く
誰とも違う道を楽しむ旅
人に合わせても仕方ない
自分だけのオリジナルを生 ...
ねじられた
つぼみは
夜のさざなみに
ゆるゆると洗われて
空が
ほんのりあけるころ
星の形に開きます
命、うすむらさきに笑ってる
私の心も
ほどけてゆきました
盛り花ひとつ
妻の心は本当に強し
冬の寒さ
夏の激しきめげず
クリスチャン宣教なし
笑顔たやさず
ひとつの盛り花
今朝生けけり
かわゆげなる生け花
妻の口のごとく
品よき花 ...
赤い夜青い列車が空を飛ぶ風の香りは寂しい黄色
男装の踊り子簾名残かな
一筆書きで行けるとこまで行くつもりの眼をしている
言わないでいたダジャレを口にした奴がウケている
雪だるまは旅に出たことにしました
紙の鎖の端をにぎって
妹も姉もいないところで
父と母が編んだ赤い塔をゆく
らせん階段はきらいだ
古い日々を思いださせ
とにかく青い
ノ・ヴァ、きみが秋晴れだったころ
ぼくが立派な牡鹿 ...
本日は
絶好の洗濯日和
見上げる雲は
穏やかな光に浸されて
へたくそな君のハミングが
靴下とシャツの森で揺れる
色とりどりの洗濯バサミが
タオルと枕カバーの ...
心臓が動いている
シャツの上からも
鼓動が伝わる
血が動いている
身体中に回っている
エネルギーを吸収する
毒を吸収する
肘の裏も
指の間までも
皮膚が呼吸している
毛が逆立つ ...
――弱さも振りかざせば暴力。
「その言葉も弱者に対する暴力です」
――その主張だって、弱さを振りかざしているでしょ。イコール暴力。
「その言葉も弱者にとっては、以下略」
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
恋
石田とわ
自由詩
13*
13/9/22 2:30
抱きしめて眠るものたち
〃
自由詩
9*
13/9/22 1:49
上諏訪美容師
花形新次
自由詩
8
13/9/22 1:46
三十路 ライム
卍琉九卍
自由詩
1
13/9/22 0:59
眠れぬ夜
文字綴り屋 ...
自由詩
2
13/9/22 0:47
夜明けまでの闇は果てしなく
ホロウ・シカ...
自由詩
8*
13/9/22 0:02
かまう
はるな
自由詩
12
13/9/21 23:23
かげろうみたいに
〃
自由詩
2
13/9/21 23:19
狂騒
ヒヤシンス
自由詩
9*
13/9/21 22:37
カリスマ
花形新次
自由詩
1
13/9/21 22:34
風の花
Lucy
自由詩
15*
13/9/21 21:36
ひとつまみの愛
梅昆布茶
自由詩
17
13/9/21 20:32
道しるべ
春日線香
自由詩
3
13/9/21 20:23
日記
まきちぇり
自由詩
2
13/9/21 20:14
明け方から寒い風が
オイタル
自由詩
2
13/9/21 17:50
誕生日
吉岡ペペロ
自由詩
7
13/9/21 17:22
家族の散文
左屋百色
自由詩
21+*
13/9/21 16:57
谷川雁詩集 現代詩文庫を読む
葉leaf
散文(批評...
3*
13/9/21 15:04
生きるという旅
夏川ゆう
自由詩
2
13/9/21 14:35
ほしのはな
そらの珊瑚
自由詩
17*
13/9/21 14:29
盛り花一つ
生田 稔
自由詩
5
13/9/21 13:55
赤い夜青い列車が空を飛ぶ風の香りは寂しい黄色
北大路京介
短歌
9
13/9/21 13:40
男装の踊り子簾名残かな
〃
俳句
1
13/9/21 13:38
一筆書きで行けるとこまで行くつもりの眼をしている
〃
自由詩
8
13/9/21 13:37
言わないでいたダジャレを口にした奴がウケている
〃
自由詩
5
13/9/21 13:37
雪だるまは旅に出たことにしました
〃
自由詩
12
13/9/21 13:37
むこう
平井容子
自由詩
14
13/9/21 11:13
柔らかな影
nonya
自由詩
23*
13/9/21 10:21
若さゆえ
hiroto...
自由詩
2*
13/9/21 10:17
ループ
自転車に乗れ...
自由詩
5
13/9/21 9:54
2530
2531
2532
2533
2534
2535
2536
2537
2538
2539
2540
2541
2542
2543
2544
2545
2546
2547
2548
2549
2550
2551
2552
2553
2554
2555
2556
2557
2558
2559
2560
2561
2562
2563
2564
2565
2566
2567
2568
2569
2570
加筆訂正:
月を食む夢をみる鳥
/
りゅうのあくび
[13/9/21 15:59]
改題をしました。
4.34sec.