小鳥にパンを投げてやる
あるかなしかのわずかのくちばしのために
この子らはやすやすと川をこえるのに
わたしはまだその手前で積木をしている
青田風篠田麻里子の指の爪 八寸の三枚歯下駄花魁草 真夏日のばんざいごろ寝哺乳瓶 弱音を吐け 俺が救ってやる 手に乗らないが籠の中 僕に良いことがなくても 君に良いことがあれば 今日は良い日 生まれて来なきゃよかったかな
うまい言い訳が思いつかずに
ポケットのなか言葉が砕けた

子供のままの気持ちは
今もあるのに
頭でわかることは
上手に扱えるのに

産んでもらってど ...
 消えた
 増えて爆発して透けて頭に何かピュンと出して
 今日とうとう消えた

 テーブルの上 虚空に浮ぶコーヒーカップ
 円を描くように回ってたのは香りを楽しんでたのね
 今ゆっくり傾い ...
首のないMを幾度も抱いた
いろんな場所で、いろんな服を着せて
街のホテルよりも野外での変態プレイが多かった
いつもボクがしたくなったときだけ利用した

首のないMの下着を勢い脱がして
柘榴 ...
やさしいひとの心は
きっと強くてまっすぐだ。
やさしいひとは
しらぬまにやさしいひとになった。


誰のためだったのか、
今はもう思い出せない。
レヴィナスのイリヤ


戦争がなにもかも無くし
あらゆる意味を剥奪し
無意味に残った
世界が〈ある〉

ある
ある
目を背けたくなる
醜さ、ばかりが、ある

喪失が
残され ...
もしも花形新次と言う詩人が「上を向いて歩こう」の替え歌で「下を向いて歩こう」を書いたなら 。
ただ「お金を拾う」というような内容の歌詩だけは書かないでほしい。
一度読めば人々の気持ちは薄暗い ...
プロパガンダに導かれた先は
いつだって綺麗なだけの蜃気楼
流行りの色を身に纏い

君の瞳の色を忘れた

足蹴なく通ったディスコに飽きてきたのは
そこで笑っていたのが
女ではなくて僕の膝 ...
広場に群がる野次馬多数
嘘と我慢で着飾って
空回ったのはいつの日だったか

拳を振り上げることに疲れ果て
仔猫と僕は屋根の上

色んなものが小さく見える
僕と仔猫は空の下

好きな ...
多くの祖父が
裂けだした
草原は
雨で
傘を開いた
祖母に
降り注ぐ多くの雨が
草原だった
水に浮かばないものを
買いに行く途中の
私たちが
遠い観測を望んだまま ...
          090401


この日に大事件が起きたら、困るな。
地震よ起こるな!

朝起きたら、眠くなった
美少年が
借金に困ったので
お米を誤魔化したと
ニュースは伝え ...
小鹿を狙う豹が 音を殺して忍び寄るように

卵を産み落とすために ウミガメが穴を掘るように

盗まれたフルートを 諦め切れない心のように

解れて余った糸を 鋏でそっと切り離すように 
...
小学生の頃
教師が
尊敬する人は誰
と聞いてきたとき
両親とかエジソンとか
シュバイツァーとか
みんなが答えるなかで
タイガー・ジェット・シンって
言ったら
元活動家の教師は
明ら ...
地面に足が着いていない気がして
ピンク色の体温計、コンマ2桁
もう何年も基礎体温など測っていないが
舌下に 滑らせる



短い電子音
微熱
横になるほどではない

正常ではな ...
{引用=
夏の陽に 焼かれながら
後ろ手の 信玄袋をけつの下に
揺らし


女の背は 凛とし
黒紋付の羽織で、振り向く{ルビ面=おもて}が艶やかだった


名は、定
床上手の 女 ...
アメリカの女優の
大半が
シリコンのお世話に
なっているとしたら
俺が
お世話になっちゃいけない
理由はないだろ
要は技術の問題だ
ずっと立ちっぱなし
という問題を解決すればいい
...
幽かな明るさに涙落つ
生きとし生けるものの
輝きには限りというものがない
それは覆われて弱くなってる
つらいこと悲しいことは
われわれの内なる精神の何物も損なえない
全体を固い殻が覆ってい ...
今宵の半月は満月並な威力をしている

魂の座に脳天から入り込み 喉仏を通り
みぞおちと肋骨に絡み 股の下から足元に刺さる

シニスターが作動し始める
油じみたヒステリーなんてない

彼 ...
緑の庭の階段で 
座る少女に 
覆いかぶさる葉群から 
木漏れ日はふりそそぎ 

何かを両手に包む、少女は 
嬉しそうにこちらをみつめ 

テラスの椅子は
かたかたっ…と風に揺れ 
...
伝言はない 
ただそこに ティファニーのシャーベットグリーン

メッセージはない
ただそこに 蒼のレンズを外した 自分史の空の色

云わない
ただそこに オーラの触覚を挿したオパールの花 ...
暑中お見舞い申し上げます――  

越後湯沢の詩友から届いた風の 
便りには自筆で風鈴の絵が描い
ており、葉書の真中の空白から 
ちり〜ん
と風に靡く紙の下から密やかな
鈴の音が、鼓膜の ...
痛いのは生きているから

生きているから会えたんだ

痛いのは愛しているから

愛しているから欲しいんだ


手のひらに

お月さま

透かして見れば

あったかくって
...
蝉が鳴いていた

初めてかわした愛言葉の翌朝

声で愛言葉をかわした夏の朝

蝉が鳴いていた


こんにちは

こんにちは

たいせつにしようね

うん、

ねれたか ...
いちどついた嘘が

ほんとうになるまで嘘をつき続ける

そのほうが楽しい

ほんとうのことを

信じてもらえずに諦められてしまう

それよりも楽しい


さびしいよりも

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
つみ木はるな自由詩513/7/17 13:29
青田風篠田麻里子の指の爪北大路京介俳句113/7/17 12:36
八寸の三枚歯下駄花魁草俳句013/7/17 12:36
真夏日のばんざいごろ寝哺乳瓶俳句513/7/17 12:36
弱音を吐け 俺が救ってやる自由詩513/7/17 12:35
手に乗らないが籠の中自由詩213/7/17 12:35
僕に良いことがなくても 君に良いことがあれば 今日は良い日自由詩1413/7/17 12:34
SPEED UP竜門勇気自由詩013/7/17 12:10
インビジブルお父さん平瀬たかのり自由詩8*13/7/17 11:44
首のないMatsuch...自由詩6*13/7/17 9:57
やさしいひと。大西 チハル自由詩013/7/17 9:37
レヴィナスのイリヤはなもとあお自由詩413/7/17 6:53
こんな替え歌は在りなのかアラガイs自由詩2*13/7/17 3:45
老害中原 那由多自由詩013/7/17 3:14
素顔で自由詩013/7/17 3:12
_ズー自由詩1*13/7/17 1:11
萬愚節あおば自由詩5*13/7/17 1:03
質屋ビル自由詩313/7/17 0:56
タイガー・ジェット・シン花形新次自由詩1113/7/16 23:05
37.24℃伊織自由詩4*13/7/16 22:44
定・考月乃助自由詩8*13/7/16 22:40
豊チン手術花形新次自由詩013/7/16 22:03
薄明かり黒髪自由詩2*13/7/16 21:31
魂の座朝焼彩茜色自由詩8*13/7/16 21:20
風のひと 服部 剛自由詩9*13/7/16 20:42
感覚折込朝焼彩茜色自由詩5*13/7/16 20:13
風鈴の絵 服部 剛自由詩9*13/7/16 20:10
痛いのは吉岡ペペロ自由詩213/7/16 16:38
蝉が鳴いていた自由詩413/7/16 16:30
いっぱい嘘をつこう自由詩413/7/16 16:14

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加筆訂正:
定・考/月乃助[13/7/17 11:01]
少し
4.86sec.