B*

DEAR 絹子

 ねえ、絹ちゃん。今日も学校にこなかったね、せっかくお揃いのセーターを買って、一緒に着て行こうねって言ってたのに、お揃いの服をひとりで着るってこと以上につまらないこと ...
リコーダーの音色が遠くから聞こえる
折りたたまれた一日を鞄につめて
打ちひしがれた男が国道の端を歩いている
盲人用信号の機械的な音楽
リコーダーの音色が遠くから聞こえる
...
インスパイアを拾う頂く 奪う本能 アタシのもの
形成された思考回路に新たな道を工事している 音が煩い

タイヤが滑らかに唸る様に 道を削いでゆく 鍛冶職人の様に
未だ雷師の様な閃きはない 如是 ...
A*

 絹ちゃん、おはよう。元気ですか? 覚えていますか? さとみです。
 今日もいい天気ですね。五月を過ぎて、すっかり初夏です。今年は梅雨入りが遅くて、風の強い日が続いているような気がします ...
始まりは
四角である
下に続くはしごに
腰掛けながら
マザーテレサについての
本を読む

偶像崇拝を嫌う
あなたは
形あるものとして
正確に私の心に
像を刻んでいると
思いたい ...
ある日85さいのうそ美がトイレでうんこをしたらうんこが流れなかった

よく見てみるとうんこに糸がついててじぶんのこうもんとつながってた

糸をはさみで切ろうとするが糸が鉄のようにつよくて

...
スマホの画面を
大きくしたり
小さくしたり
する動作
あれって正式には
なんつうんだ?
親指と人さし指を
くっ付けたり
離したりさ
彼女の濡れ具合
確かめてんのかっ!
つくつく おほーつく

まずは食べるよ ぶた丼

おまけに食べる 貝柱

のとろこ さろまこ きたきつね

あばしり しゃりを通過して 

ついにきました 温泉うとろ

地の果 ...
これはロジックとして一つの完成みている。
言葉の二重性。完成してる。重言の極だ。
誰かこの極みに挑戦しようとする詩書きを。
詩は、本来、言葉への挑戦だ。
誰もその生涯から、逃れ、離れる事。
...
夏が庭先に 

   影を落とした



それを拾って 

   届けてやると



 落としたんじゃなく

    捨てたんです



そう言って夏は
...
古い山荘の天井から  
電球が外れたまま、黒いコードが
吊り下がっている 

あそこに  
寒村の夜をも照らす  
ひとつの明るい電燈の  
幻を視るのは  

霊の世界にいるひとと ...
在りし日の作家が住んでいた山荘に入り  
籐椅子に腰を下ろした旅人は瞳を閉じる。  

傍らの蓄音機から流れる古びたショパン 
のバラードと窓外で奏でる晩夏の蝉のコ
ーラスの二重奏に耳を澄ま ...
追分の池の周りの  
畦道は  
木漏れ日の光と影が交差して  
晩夏の蝉は  
静かにじぃ…と経を詠む  

くっきりと膨らむ雲は
絵画の空を、東へ移ろい  
池の向こうの緑の木々も ...
ときどき思うことがあるよ
君は全てを知っているんじゃないかって
僕らに今まで起きたこと
と これからの僕ら
が 君には見えてるんじゃないかって
そんなはずないって
頭では分かってるんだけど ...
近所に温泉があって
泥水のように濁った湯と
青みがかった透明な湯と

泥んこ温泉はホントに温泉らしくて
透明温泉は井戸水お風呂のようで
でもどちらも温泉

晴れた朝の風景を
...
かぶと虫になったわたしが
瓷に頭をつっこんで蜜を吸っている
西日も射さない土間の隅で
瓷の縁に手をついて蜜を吸っている
本当はこんなこと許されていなくて
惨めでたまらないのだけど
もうかぶ ...
民主党にはいれなかったけれど

民主党が圧勝したあと

ぼくは腹を決めて民主党を応援した

自民党にはいれなかったけれど

自民党が圧勝したあと

ぼくは腹を決めて自民党を応援して ...
逢うたび綺麗になってる君のピークはたぶん死ぬ間際 南瓜煮て生まれる命死ぬ命 台風やコロッケ揚げる鍋の音 君のために生きるから君のためには死ねない 暗証番号は君の誕生日にしてるから、全部持って行って良いよ 東京にいても 君を想っている

ロンドンにいても 君を想っている

土星にいても 君を想っている

 君を想っている どこにいても
 君を想っている いつでも

 君を想っている ど ...
一人にやけて 窓ガラスに姿を映せない真昼間
一人企んでいる その後の人生設計を ニタニタ気味悪い
にやけているから そのままにして置く 放置プレイさ

 肉体が保っている間に 主演しなければ  ...
思考と感情機能



わたしが
ふたたび
世界をもつために
陥ってはならないことは
まとまらない衝動で
突き動かされてしまう前に
感情を別けて考えるのではなく、
感情を読み取り
...
ハレ渡る ケガレなき空 秋走る  友人ととも

風ふきて柳揺れつつゆく道の今日のドライブ友人ととも

長月の空はうす青三人してわたる湖橋夕陽さすなり

刈り入れが済んだ田もありまだの田も珍しからねど目を留にけり

遠 ...
精神を病んだ人間にも

花は花と見えるのだろうか?

ラファエロが見た世界を

今、私達はどのように感じているだろうか?

「目の見えない人に青空の青さを教える事」

・・・そんな ...
生前の祖父のことをよく覚えてはいない
祖父はわたしが物心つく前には亡くなっていた
抱かれた話を聞いても
、抱きおとされた怖さを聞いても
、色の剥げた写真に並ぶしわくちゃな姿だけが写る
...
鏡ばかりを見ていた
悲しかった 子供の頃の
寂しかった 思い出が
日没の玄関の彼方に


緑の芝の中で
埋まって そして 死んだ朝
あの頃は
女だった 時間を忘れられた


...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
Ex2*飛ぶ、しずむ、飛ぶ、飛ぶ。みけねこ散文(批評...113/9/11 0:04
キャッチ・ザ・スカイホロウ・シカ...自由詩2*13/9/11 0:00
思考回路工事中朝焼彩茜色自由詩513/9/10 23:59
Ex1*街頭の明かりが光り輝く夜みけねこ散文(批評...013/9/10 23:20
四角と平和まきび自由詩013/9/10 22:58
うそ美の心霊体験。がぱ散文(批評...4*13/9/10 22:36
スケベな振る舞い花形新次自由詩013/9/10 22:29
道東どらいびん2012自由詩3*13/9/10 22:02
馬から落ちて落馬するドクダミ五十...自由詩113/9/10 21:56
青井自由詩813/9/10 21:43
山荘の灯  服部 剛自由詩213/9/10 21:31
まほろばの声  自由詩213/9/10 21:24
風の手紙自由詩613/9/10 21:08
訳知り顔栗山透自由詩1*13/9/10 20:41
温泉水と詩イナエ自由詩6*13/9/10 18:17
かぶと虫になる春日線香自由詩4*13/9/10 17:16
誓い吉岡ペペロ自由詩513/9/10 16:33
逢うたび綺麗になってる君のピークはたぶん死ぬ間際【都々逸】北大路京介伝統定型各...813/9/10 16:03
南瓜煮て生まれる命死ぬ命俳句113/9/10 16:01
台風やコロッケ揚げる鍋の音俳句213/9/10 16:00
君のために生きるから君のためには死ねない自由詩1813/9/10 16:00
暗証番号は君の誕生日にしてるから、全部持って行って良いよ自由詩413/9/10 15:59
君を想っている自由詩213/9/10 15:58
酔いとボケの狭間に来てくれたら朝焼彩茜色自由詩4*13/9/10 14:37
思考と感情機能はなもとあお自由詩513/9/10 14:06
加速する秋和田カマリ俳句3*13/9/10 9:25
友人ととも生田 稔短歌113/9/10 9:16
私の思考宇宙yamada...自由詩013/9/10 2:58
青黄黒緑赤アラガイs自由詩18*13/9/10 2:26
昔の漫画の1コマに番田 自由詩313/9/10 1:24

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